メダカの飼い方と繁殖方法|メダカ屋が教える産卵から針子の育て方まで

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  • メダカが好きな色と紫外線を意識した卵管理
    紫外線を意識した卵管理とメダカが好きな色メダカたちが好きな色メダカには好きな色、好む色というのがありますメダカがもっとも好む色としては500ナノメーターnm付近の波長をもつ色と言われています。黄緑色や紫色に緑色といったこの辺りの色を好むと言われています。卵が付いているのが分かりやすいといった理由から緑色の素材が使われることが多いタマゴトリーナですが実はメダカが好む色でもあります。実はメダカが好きな色の一つ!またウォーターヒヤシンス、ホテイアオイなどの自然素材の産卵床にもメダカ達は沢山卵を産んでくれます。ホテイソウの根は卵付も良く、また根の色も紫がかっています。この辺りもずっと昔からメダカ愛好家の方たちに産卵床として利用されている理由の一つなのかなと思います。嫌いな色好む色があるということは逆に好まない色もあるということです。好まない色には赤色、橙色、藍色(だいだい、あいいろ)などがあります。たまにカラフルな色合いの産卵床を作られる方がいますが、見栄えは良いんですか、卵付が悪くなる可能性もあるかと思います。知っておけば産卵床を作るときに役立つかもしれません。紫外線を意識した産卵床と卵管理続いて産卵床を作るうえで注意したいのが紫外線を意識した産卵床作りです。産卵床に付けたままの状態で孵化させるといった方も多いかと思います。その理由としては卵の通水性だったり、あとは先日ご紹介した紫外線です。卵を孵化させるためにはある程度の水温が必要です。また微生物を沸かせるといった意味でも太陽光を当てることは屋外飼育においては非常に大切になってきます。太陽光も当てたい、でも紫外線も気になる。そういった場合に浮き輪が付いて程よい日陰になるような産卵床だったり通水性もよい黒のチュールキジが適度に紫外線から守ってくれたり産卵床にも良い面沢山あるかと思います。もっと最大限まで卵の孵化率を向上させる場合には卵の洗い方でご紹介したような卵を一つ一つに分けて管理するようなやり方もあります。ただ、こういった場合、より紫外線の影響を受けやすいので屋外管理においては僕はこのやり方はやっていません。紫外線を意識し過ぎて、太陽光を当てたらダメなんだ!と極端に卵を日陰で管理していると春先であれば水温が足りず孵化に至らなかったり、孵化後の成長にも影響してきます。光、太陽光が与えるメダカの成長についてご紹介した動画もあります。赤い波長を含む方が成長速度が早いといった側面もあります。太陽光のお陰でビタミンなど必要な栄養も生成されていきます。太陽光、紫外線による卵への弊害を意識し過ぎて、日が当たらないようにし過ぎると別の問題が生じてきます。適度に太陽光にも当てながら水温をコントロールしつつ適度に微生物を沸かせてあげるという具合に季節によって太陽光を上手く利用してください。
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  • 越冬明けのメダカの起こし方|春の最初の水換えの大切さ
    越冬から目覚めたメダカを起こす方法についてメダカの起こすとは?ずいぶん前にyoutubeにてご紹介させていただいた動画で「メダカの起こし方」といった動画があります。冬の間、メダカたちは代謝や活性が下がり実際に冬眠するわけではありませんが冬眠に近い状態で過ごしています。無事に春を迎え冬越しした越冬明けのメダカたちの年明け最初の本格的な水換えをしていく。こういったこと「メダカを起こす」といった言い方でご紹介しています。メダカを起こす理由長い冬が終わり、春が近づいてくると水温が上がってきます。冬の間は水温が5℃以下、10℃以下と低いため、水質は悪化しづらい状態です。ただ、春が近づいてくると徐々に気温が上がってきます。水温15℃を超えてくるあたりからメダカたちの活性や代謝も上がってきます。こうなってくると冬の間に蓄積された汚れが水温の上昇と共に一気に水質を悪化させていきます。アンモニア濃度の急上昇ろ過なしのメダカの屋外飼育において有毒なアンモニアが発生しやすい状態です。アンモニアは水温やpHの値によっても変化し、水温が上昇してくると共に一気に濃度が濃くなり毒性が強まります。屋外飼育においてこれらは気候で変化します。日差しが強くなってくると植物性プランクトンなど微生物の活動も活発になり、pHの値も上がってきます。水温の上昇とpHの上昇です。pHが7以下と低い値の場合、無害なアンモニウム(NH4)も、pHが上がってくる(7.0以上)ことによって有毒なアンモニア(NH3)へと変化します。春になり水温が上昇してくることでアンモニアの毒性が強まり、水質悪化へのトリガーになってしまいます。このトリガーが引かれる前にメダカを起こすための水換えをすることが大切になってきます。無害なアンモニアも有毒なアンモニアに変化します。どちらもないに越したことはありません。冬の間に底に蓄積された、老廃物や排泄物など除去しながら水換えすることが大切です。またそのための水換えのタイミングも大切になってきます。メダカを起こしていくタイミング同じ日本でも九州と東北、もっといえば沖縄と北海道ではまるで気候が違います。また、同じ都道府県でも平地と高地では全くと言っていいほど変わってきます。起こすタイミングはそれぞれの地域の気候に合わせて考えていく必要があります。遅くても3月上旬から4月上旬くらいまでには起こされた方が良い方が大半かと思います。参考までに当店では毎年2月中(2月中旬から下旬)に起こします。早すぎると言われることもありますが、起こし方やタイミングの問題であり、それさえ間違わなければ2月に起こしても全く問題ありません。※愛媛県松山市の当養魚場の場合の一例であり、地域や飼育環境、飼育者の技量によるため、一概には言えません。起こす上での注意点メダカを起こす上での注意点をご紹介します。メダカたちは厳しい冬を越したことにより免疫力や体力なども落ちています。また冬場は水面に氷が張るほど水温も下がってくるなど基本的に水換えなどがしずらい状況です。うかつに全換水などしてしまうとメダカたちは冬を越すことなく落ちてしまうこともあります。そのため、主に足し水や状況の応じての部分換水のみで春を迎えることが多いです。その間、容器の丸洗いなどもしずらく、冬の間に蓄積された見た目上の汚れと、水質面の汚れ両方が蓄積された状態です。こうした汚れも冬の間は水温が低いため、水質が悪化しづらく水も傷みづらいです。ただ、春が近づいてくると、これらの水質も変わってきます。メダカの起こし方の色々起こし方、水換えの方法についてはいくつかあります。・汚れた水を極力捨てる、8~9割がた新水に使うような換水方法。・極力少量の部分換水。1/5、1/4、1/3と徐々に換水量を増やしていく方法。いずれもメリット・デメリットがあります。①ほぼ新水にする全換水に近い方法でメダカを起こす場合、汚れた水が残りません。ただ、その分、一度に大きく環境が変わってしまうためメダカたちへの負担も大きくなります。②徐々に部分換水で起こしていくの場合、部分的に一部が新水にかわるものの古水、汚れた水の割合の方が多く残っています。水質の改善に時間がかかるものの変化が緩やかなためメダカたちへの負担は少なくなります。メダカの起こし方に関しては過去に色々と動画にしています。youtube動画の「メダカの起こし方」では、こちらの記事だけでは伝えきれない細かなニュアンスだったりも実際に起こしていく作業工程などもご覧いただけます。詳しくはyoutubeにて「媛めだか メダカの起こし方」で検索
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  • メダカの卵を沢山並べるための棚づくり|メダカの春飼育
    メダカの卵の管理用の容器を沢山並べる方法と屋外使用可能な錆びづらいメタルラック卵管理用の容器春先のメダカたちの卵の管理は100均のメガフードコンテナやパンケースがおすすめです。夏場は水温の関係で使いづらいですが、春先などまだそこまで暑くない季節であれば問題なく使用できます。春先など水温が低い季節であれば、小さな容器の方が水温があがりやすく孵化率の向上も見込めます。また春のようにメダカたちが沢山の卵を産む季節の場合、種類分けなどしていると沢山の容器を並べる必要が出てきます。そういった場合にもコンパクトな100均のケースは重宝します。卵ケースを並べるための棚いくら100均のケースが小さいとはいえ、沢山並べていると場所を取ります。平面、横に並べておける数には限りがあるため、縦のスペースを有効活用していくとより沢山置くことが出来ます。そんな時におすすめなのが、フラワーラック園芸用のガーデンラックや屋外使用が可能な錆びづらい屋外対応のメタルラックもおすすめです。通常屋外で使用していると、例え置いている場所が軒下であったとしても風や紫外線劣化など様々な環境要因で劣化していきます。雨が当たらなくても錆びやすい環境です。屋外に置く棚の場合は元々屋外で使用することが目的として作られた商品がおすすめです。例えば、園芸用のガーデンラックだったり、屋外対応の錆びづらいコーティング加工が施された屋外用メタルラックなどもおすすめです。メタルラックと同様の作りのため、耐荷重的にも卵管理用のケースくらいの水量であれば十分事足ります。また丈夫で頑丈です。【PR】ルミナス ガーデンラック 幅60 3段 屋外OK サビに強い 狭いからこその工夫必ずしもこういった飼育方法がベストだとは言えません。ただ、メダカを楽しむうえで、スペースの有効活用は欠かせません。メダカは沢山殖える魚です。また殖やすことが醍醐味の魚でもあります。だからこそ、狭いスペースを有効活用しながら楽しむ工夫も大切になってきます。youtubeでは狭いスペースでも有効活用しながら飼育するノウハウや、小さな容器でもメダカたちを早く成長させるコツなどもご紹介しています。是非一度、媛めだかchにもお越しください。お待ちしております。
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  • メダカの卵の取り過ぎに注意!少ない方が成長が早い?
    メダカの卵を取り過ぎがメダカたちの成長に与える弊害について卵の取り過ぎによる弊害春から秋にかけてメダカたちは毎日のように驚くほど沢山の卵を産んでくれます。卵を見つけると嬉しくなり、ついつい沢山の卵を採卵してしまいがちです。採卵をはじめ、数週間~1か月もすれば、あっという間に数百匹の針子たちが孵化してくれます。ここで忘れてはいけないのが数百匹の針子たちが何れは全て成魚になるということです。もちろん、これは上手く全ての針子を育てることが出来たらの話になります。では、全ての針子を成魚サイズに育てるにはどうすれば良いでしょうか?成長させていくには大きな容器や沢山の容器が必要となります。こちらの記事も合わせてご覧ください稚魚たちが成長と共に少しずつ減っていく理由小さな容器で過密な状態で飼育しているとメダカは大きく育ってくれません。いずれはその容器に適した数にまで淘汰されていくでしょう。容器には適正な数という物がありメダカの数が容器に対して多すぎると1匹1匹の成長が遅くなります。いずれはサイズ差なども出来てきて、一部のメダカたちは淘汰されていきます。沢山の数の卵を採卵し、沢山の数の針子たちを孵化させたとしても、結局のところ、スペースやお世話にかける時間の問題などもあり、その多くのメダカたちを育てることが出来ていない方が大半です。卵は少ない方が良い?逆に言えば、卵を取りすぎなければ、針子の数も少なくなります。容器に対する生体の数は少ない方が1匹1匹の成長も早くなります。メダカがなかなか成長しない沢山の卵が孵化し沢山の稚魚がいるけれど、なかなか成長しないといった場合、飼育環境(容器の大きさ、数など)や飼育に掛けられる時間(水換えなど)がキャパシティをオーバーしている可能性があります。くれぐれも卵の取り過ぎには注意しましょう。メダカ系にて登録者数日本一のYoutubeチャンネルも運営中。詳しくはyoutubeにて「媛めだか」で検索
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  • 夏になるとメダカの産卵が止まる原因と対策について
    産卵しないメダカたちの産卵を促す方法夏に産卵が止まる理由理由は簡単です。暑いから。高水温になってくると産卵が止まります。ここで誤解して欲しくないのが水温が高いからメダカが産卵行動をとらなくなる。とは限りません。水温が上がってくることによる水質の悪化、水質の悪化や病気の発症によって結果的にメダカ達が産卵行動をとらなくなることや、暑さに弱い昨年生まれの成魚たちの春からの産み疲れというのが正しい認識かなと思います。実際、メダカ達30℃超えるような気温においても若魚たちはバンバン産卵してくれます。ただ、水が悪くなると産卵しなくなります。有精卵(受精卵)が孵化しない理由元々無精卵の場合は致し方ありませんが、有精卵が孵化に至らないケースがあります。これは有精卵、受精卵が高水温によってダメになってしまっているパターンです。例えば、受精卵がまだ発生の段階です。無安定な段階で猛暑日を迎え水温が30℃後半付近にまであがり卵がダメになってしまう。こういったパターンも多い季節です。夏になると無精卵が増えてくるイメージがありますが実際には受精卵がダメになっている場合も多くあります。他にも水が傷み過ぎていて、卵がダメになるパターンもあります。対策方法真夏になり産卵が止まるのも受精卵、有精卵がダメになってしまうのも高水温が原因になります。ではどうすれば良いかというと、出来るだけ涼しい環境で、出来るだけ大きな容器で産卵させてください。真夏の時期の採卵は60ℓタライに1ペア、もしくはトリオを入れて、親抜きこれが最も簡単な対策になります。良かったら参考にしてみてください。こちらの記事のタイトルは「夏にメダカの産卵が止まる原因と無精卵が多い理由」です。Youtubeではより詳しく解説しています。
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  • 夏場のメダカ飼育で一番大切なこと~水換えの重要性~
    メダカの屋外飼育において真夏ほど水換えが大切な季節はない!四季において特別な夏夏場は日本の四季において特別な季節です。春はまだ、気温が安定しておらず三寒四温、寒暖差なども多い季節です。秋は冬に向けて気温が下がっていく季節。メダカたちの活性や代謝も下がっていく季節です。冬は活性や代謝も止まり、メダカたちも冬ごもり状態です。夏はとにかく、暑く、メダカたちの活性や代謝も最大限にまで上がっています。一方で水の痛みの早さも四季の中で一番早くなってきます。夏場ならではの全換水夏になると青水になりやすく、また青水のように富栄養化な状態の水は水温が非常に上がりやすくこの状態で猛暑日を迎えてしまうと簡単に35℃付近にまで水温が上昇し、アンモニア濃度なども上がって来てメダカ達の動きが鈍くなってきます。春や秋とは違い、夏場は全換水などしても水温がすぐに上がってくれます。全換水による病気の心配も少なくなります。むしろ、水温が上がり過ぎて、水が悪くなるのを押させるためにも積極的に定期的な全換水なども取り入れていきたいところです。夏場に中途半端な水換えしていても追いつきません。うなだれる様な暑さの日には積極的に水換えしていってください。夏場は冷蔵庫から出した状態極端な話、冬は水を冷蔵庫に入れているようなものであり夏は常にぬるま湯状態。熱帯夜、水温が25℃以下になることがない状態がやってきます。昼間は外気温が30℃を超えてきます。当然水温も30℃を超えてきます。四季において最も水の痛みが早い季節です。夏場は成長のチャンス真夏は簾などで遮光をしても外気温が高いので水温は必ず上がっていきます。冬場は良い意味で外気温よりも水温を温かく保ってくれる微生物たちですが、夏場は水温が下がらず、水温が外気温よりも高い状態に保たれてしまいます。水が古いと良いことがない。それが真夏のメダカ飼育です。逆に言えば、積極的な水換えによって代謝や活性を高めて一気にメダカ達を大きく育て上げるチャンスでもあります。水が良い状態であれば、メダカ達の動きも活発です。遮光だけでは、どうすることもできない真夏の高水温とそれに伴う水質の悪化。出来る対策はただ一つ。換水です。
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  • メダカの稚魚を早く成長させる方法
    メダカの稚魚を早く大きく育てる!早く成長させるための方程式屋外飼育は餌が溢れているメダカの屋外飼育の場合、餌を与えていなくとも春から~夏にかけて餌があふれています。風と共に舞ってくる花粉などの種子。夏になればユスリカや蚊、またそれらの幼虫(赤虫やボウフラ)から様々な微生物まで暖かい季節の屋外は針子から成魚まで天然のオートフィーダーとも言えるほどに餌にあふれています。成長のための方程式【メダカの成長】 水面積×高水温=スピードメダカの成長スピードは水面積と水温が大きく関係しています。特に夏場は日中になれば水温が30℃を超えてきます。こうした高水温は様々な微生物の発生を促し、水中に餌が溢れています。またメダカたちの活性や代謝も最高潮に上がってきます。ここで重要になってくるのが、水量です。日中30℃を超え35℃付近にまで水温が上がってくる。メダカの成長に必要な高水温でも水が傷まないようにするには水量も大切になってきます。もうひとつ大切なのが成長のために欠かせないのが水面積です。魚というのはストレスを感じると成長が抑制されます。メダカ達は針子の頃から喧嘩しています。生まれた直後から小競り合いを繰り広げているような魚です。だからこそ、1匹1匹のテリトリーをしっかりと確保できる水面積を確保することが大切になってきます。メダカを早く成長させるための方程式は広い水面積と高水温、またそれに伴う水質面も考慮した水量の確保です。【メダカの成長】 水面積×高水温=スピード夏だからできること水面積の広い容器はその分、水量も多くなります。ここで問題になるのが水温です。大きな容器で広い水面積を確保できたとしても、春や秋に水量が多い容器の水温を上げるのは難しいです。ところが、夏場は違います。真夏であればこうした大きな容器でも30℃以上の水温にすることが出来ます。成長が最も加速する水温あまりいうと勘違いや誤解を与えてしまいそうですが誤解を恐れず言うのであれば若魚を早く成長させていく上での適温は30~35℃位です。ただ、高水温は水が傷むから小まめな水換えも含め、良好な水質が保てればの話だよ。
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  • 稚魚たちが成長と共に少しずつ減っていく理由(夏場のメダカ飼育)
    夏になると春に生まれた稚魚の数が徐々に減っていくのは何故?質問です毎年、春から初夏にかけて沢山の稚魚が孵化しています。ただ、孵化したメダカ達が最初は順調に成長していたものの、成長していく過程でいつの間にか少しずつ減っていきます。秋を迎える頃には100匹近くいた稚魚たちが、わずか数十匹にまで減ってしまいます。どうしてでしょうか?こういった時に考えられるケースはいくつかあります。水質の悪化、病気、外部天敵、色々とありますが、今回は少し視点をずらした上で1つご紹介していきます。それが大きくなっていることを忘れてしまっている。といったケースです。仔魚(針子)の成長に伴う変化仔魚(しぎょ)、生まれたての針子の頃は全長僅か約4㎜~6㎜程度と非常に小さいです。稚魚の頃は体が小さい分、食べる餌の量もごくわずかです。人工飼料などで育てている場合も餌を与える量は親と比べると非常に少なくなります。※パウダー状の餌のため見た目上は多く見えますが、実際の量でいえば非常に少ない量になります。また小さな稚魚たちが出す排泄物の量は非常に少なく親個体と比べると水自体もあまり汚れづらい環境です。消費する酸素の量も体が小さい分少なくなっています。稚魚の頃は小さな容器で管理されることが多い比較的小さな容器だとしても針子にとっては十分なサイズであることも多く、こうした小さな容器で育てられていることも多いです。ただ、仔魚たちもいつまでも小さいわけではありません。次第に大きくなり10㎜、15㎜と成長していきます。仔魚から稚魚、幼魚、若魚と成長していく過程で彼らの排泄物の量も増え、また体も大きくなり運動量も増え酸素の消費量も増えていきます。私たちが与える餌の量も増えていきます。その分、当然水質が悪化するまでのスピードは早くなります。また時には酸素不足(酸欠)になることもあります。成長と共に排泄量、運動量、酸素消費量、食事の量、それら全てが変わっていることを覚えておく必要があります。容器に対して適正な匹数に落ち着く最終的には飼育者のお世話の仕方も含めた使っている容器での限界匹数に落ち着くいつまでも針子の頃と同じ感覚で飼育していると当然、徐々にその容器で飼うことができる適正量にまで数が減っていきます。飼い方にもよりますが、メダカの屋外飼育のように濾過器などを使わない飼い方の場合、おおむね容器に対しての適正な数に落ち着きます。例えば針子の頃は100匹いても狭く感じなかった容器も針子が大きくなってくると手狭になってきます。100匹の針子を全て成長させるには大きくなった分、容器の面積を大きくするか、または容器を増やし半分ずつに分けてみるなどする必要があります。何もしなければ、その飼い方、その容器で飼育できる数にまで減っていきます夏に減ることが多い理由夏になると水温が上昇します。水温の上昇と共にメダカたちの活性や代謝があがり当然稚魚たちの成長が加速します。急激な成長に飼育者側の対応が遅れると、前述したのような理由によってメダカたちが落ちていきます。補足メダカが落ちる原因、減っていく原因は複数あります。この記事ではそのうちの1つの例として、「見落としがちなメダカたちの成長」といった視点で記事にさせていただいております。ご了承ください。こちらの記事の内容はより詳しくyoutube動画でもご視聴いただけます。まとめ仔魚から稚魚・幼魚、若魚、成魚へと徐々に成長していく過程で体が大きくなり、水を汚す量も増えていきます。成長とともに水も汚れやすくなっていることを考え、容器を大きくしたり、容器の数を増やし分けたり、水換えの頻度を増やしたり、必要に応じてエアレーションなどを導入してみたりと、その都度、臨機応変に対応していく必要があります。
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  • メダカ容器の置き場所がない時の夏場の産卵と採卵
    メダカが殖え過ぎる繁殖方法|小さな容器で沢山の品種を産卵させる方法限られた飼育スペース多くのメダカ愛好家の方は限られたお庭などのスペースを利用してメダカ飼育を楽しまれていると思います。その中で、出来るだけたくさんの品種を繁殖・産卵させたいと思われるでしょう。各品種だけでなく、それらを掛け合わせることによる品種改良なども含めると繁殖用の容器はいくつあっても足りなくなってきます。この記事では、各品種の採卵や品種改良はもちろんのこと、とりあえず、少しだけでもこのペアで採卵しておきたい!そういった時にもおすすめの方法となります。初夏の採卵春も終わり、初夏が始まると、気温はどんどん上がっていきます。過度な水温の上昇によって小さな容器だとメダカたちは煮えてしまいます。春の間は小さなパンケース容器でも十分に採卵することが出来ていたとしても、夏になると難しくなります。そういった初夏の熱い季節でも小さな容器で採卵させる方法をご紹介します。湯煎式で産卵させる採卵方法は無数にあります。今回はその中の一つをご紹介していきます。それがこちらです。120ℓのタライに100均のメガコンテナやパンケースを浮かべるといったものです。室内など電源が確保できる場所であれば、この状態で観賞魚用ヒーターなどを入れ加温すれば湯煎式の採卵容器になります。今回は屋外のため、外気温や太陽光のみ、無加温になります。この方法であれば、これから夏にかけ水温が上がりやすい季節においても外側の容器の水量が大きいため、中の小さな容器が過度に熱くなり過ぎることはありません。※厳密にいえば、水面付近に浮かべているため遮光などしないと多少の水温差ができます。(パンケース部の方が水温が上がる)セット方法セット方法としては、まずは120ℓなどの大きめのジャンボタライに水を張り、その中に100均などでも購入できる透明または半透明のパンケースなどに産卵床とメダカを1ペア入れセットしていきます。産卵が始まっているペアがいればすぐにでも採卵が可能です。この時、中の容器は透明または半透明がおすすめです。太陽光による熱を集めるような色=黒などは使わないようにしてください。管理方法セット後、数日~長くても1週間程度で上手くいけば沢山の卵が産卵床や容器の底に落ちていきます。ある程度、卵がとれれば、親(ペア)を元の場所に戻します。いわゆる親抜きといった形になります。卵はこのまま孵化させていきます。注意点注意点としては容器が小さく水が悪くなりやすいため新水状態でセット後、数日から長くても1週間程度での採卵に留めてくださいあとは飛び出しにも注意が必要です。ただ、これに関しては飛び出す場合の多くはメスの受け入れ態勢が整っていなかったり相性が合っていない場合に多いためペアを変えられた方が良いかなとも思います。この記事はyoutubeの「媛めだか」chの動画からの一部抜粋となります。実際のセット風景など、もっと細かな部分については動画も合わせてご参照ください。動画youtubeにて「秘儀!小スペースで親抜きする方法」で検索、または「媛めだか 親抜き」で検索するとご覧いただけます。
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  • ダルマメダカの遺伝・産卵・繁殖・殖やし方について
    ダルマメダカの殖やし方~遺伝や越冬方法・転覆病ほか~【PR】下記の記事は「岩松 鷹司先生の著書 全訂増補版 メダカ学全書」を参考にしておりますダルマメダカの遺伝子※画像は媛めだか作出フルボディの鰭長ダルマ(熊猫)ダルマメダカはチヂミメダカとも言われています。このダルマメダカの形質は遺伝子よって発現します。ダルマの遺伝子には現在判明している時点で6種類ほどあります。チヂミ遺伝子(ダルマ遺伝子)は背骨の成長に異常をきたすことで背骨が癒着するような形で短くなり、それによって見た目がチヂミます。一種の奇形とも言えますが、その愛らしい姿からだダルマメダカとして多く流通しています。6種のfu遺伝子ダルマの遺伝子は潜性遺伝になります。仮に親個体であるペアがダルマメダカの遺伝子を持っていたとしても環境によってはキレイに発現しません。ダルマの遺伝子は癒合、溶和という意味のfused(フューズド)の頭文字から取り「fu遺伝子」とも呼ばれています。またドワーフ(小人)遺伝子と言われたりすることもありますが、これらはどちらかといえばネザーランドドワーフなど小動物として大人気のペットのうさぎで使用されることが多いため、ここでは分かりやすくダルマ遺伝子またはfu遺伝子としてご紹介していきます。fu遺伝子にもfu1,fu2と種類があり現在のところfu1~fu6まであるとされています。これらの遺伝子の癒着の仕方によって半ダルマ(はんだるま)、本ダルマ(ほんだるま)といった風に、同じダルマでもチヂミ遺伝子にも強弱があります。遺伝子が複数存在するということは同じダルマ同士でも対立遺伝子が異なっていた場合にはダルマにならないということでもあります。遺伝子の種類が多い分、累代が浅い段階だとダルマにならないこともあります。目には見えない遺伝子のため、同一系統にて累代を重ねながら固定率を上げていく必要があります。またダルマメダカを作出していく上で、最も大切なこととして環境によってこの遺伝子の発現の仕方が変わってきます。以下参照水温による遺伝子の発現を調べた実験fu遺伝子は複数あるため、必ずしもダルマ同士のメダカがダルマになるとは限りません。半ダルマ風の遺伝子もあれば、本ダルマ風の遺伝子もあります。また仮に同一のfu遺伝子だったとしてもダルマにならないことがあります。通常は同一のfu遺伝子であれば、ダルマになりそうなものですが、この遺伝子の発現には水温が強く関係していることが知られています。【PR】「岩松 鷹司先生の著書 全訂増補版 メダカ学全書」によると水温20℃の環境下においてダルマメダカの出現率が10~20%なのに対し、水温28℃ではダルマメダカの出現率は100%に近いとの実験結果が得られています。実際に試してみる実際に同一ペアにて採卵を試みたところ、春と夏では明らかに子の個体群のチヂミ率が変わってきました。あきらかに真夏に採卵した個体群はチヂミ、春先に採卵した個体群はチヂミ率が悪いという結果がでました。まさに岩松先生の著書の通りの実験結果となりました。誤解ここで誤解してはいけないのが水温が高いからダルマになると単純に思わないことです。これらはfu遺伝子を持っている個体においての話になります。fu遺伝子を持っている個体が、それらのダルマ体系になる遺伝子を子に形質として発現させるときに高水温が必要であるということです。fu遺伝子の発現に必要な水温fu遺伝子を発現させる上で、必要な水温があります。それが28℃以上です。これ以下の水温になるとチヂミ率、ダルマメダカになる確率が下がっていきます。ここで大切なことが、メダカの体は比較的早い段階で出来上がるということです。卵の段階、もっと言えば、産卵させる前からこのくらいの水温をキープしておかないとチヂミ率が低下します。この続きに関しては今後youtubeにアップ予定です。詳しくはそちらをご覧ください。
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  • メダカの梅雨時期の対策と雨でメダカが死ぬ理由
    メダカの梅雨対策と雨でメダカが死ぬ理由は溢れるだけじゃない!?雨でメダカが流れてしまう雨によって水が溢れることでメダカたちが流れて死んでしまった。という方は下記の記事をご覧ください。メダカの雨対策|溢れ対策についてメダカの容器に穴をあける方法|雨の溢れ対策メダカ容器の穴のあけ方|オーバーフロー加工&おすすめのパイプセット梅雨にメダカが死ぬ理由雨は本来はキレイ雨自体は天然の蒸留水であり本来は非常にキレイな水です。雨が汚くなる理由天然の蒸留水でありpHも中性付近の最高にキレイなはずの雨が汚れた雨になることがあります。大気中の硫黄酸化物や窒素酸化物、二酸化炭素が溶け込むなどして水質が汚染されpHも酸性に偏りがちの雨=酸性雨になることもあります。また雲が出来る過程において酸性物質が含まれた状態で雲が出来てしまうとその後の大気がキレイだとしても酸性に寄った雨となります。特に降り始めの雨は大気中の汚れと共に降り注ぐため良くない雨になることも多いです。メダカへの影響実際には酸性雨などは多くはありません。通常多くの雨はキレイでありメダカたちにとっても恵みの雨となります。ただ、雨が降ってくるまでの過程や降ったことによって起こる水質・水温などの変化によってメダカが調子を崩しやすくなります。雨による水質変化雨が青水等の富栄養化な場所に降り注ぐと水質の急変が起こります。青水等の微生物が豊富な場所は水温が新水と比べて高くなっています。水温が比較的高い場所に雨が降ることによって水温・水質が一気に変化し容器のなかの微生物が死に沈殿してしまいます。よく雨が降ってもメダカは死なないから大丈夫という方がいますが、雨が降ったからといってメダカがその日に死ぬわけではありません。メダカ自体は雨に耐えることが出来たとしても小さな微生物は雨に耐えることが出来ないことが多いです。このことによって容器の中の水質は急変し、結果としてメダカたちへ悪影響を及ぼすことがあるという話です。良い雨と悪い雨雨の直後、メダカたちの動きが活発である姿を見たことがないでしょうか。これには2パターンがあります。微生物が雨に耐えてくれた場合例えば、真夏に富栄養化によって濃くなりすぎた飼育水が雨によって適度に薄まった場合、水温が一時的に下がりメダカにとって過ごしやすい環境になります。微生物が死に沈殿などしなかった場合にはメダカ達の活性があがり恵みの雨となるでしょう。微生物が死んでしまった場合雨による微生物の死は様々な水中への変化をもたらします。例えば、青水であれば、それまで植物性プランクトンが光合成によって供給していた酸素が供給されなくなります。また微生物が死に沈殿したことによってアンモニア濃度が上昇し、メダカ達が水面付近に逃げ、鼻上げ行動したり、逆に怯えたようになることもあります。アンモニア中毒のような状態に陥ると、くるくると狂ったように暴れることもあります。また、雨によって沈殿した微生物の死骸が、その後、晴れ間が差してきた時の水温の上昇と共に一気に腐敗し急激なアンモニア濃度の上昇によりメダカ達は落ちてしまうこともあります対策蓋をする方法梅雨時期の雨による水質悪化の対策としては複数あります。一つは蓋などをして雨が入らないようにする、または軒下に容器ごと移動するという対策です。雨上がりの急な晴れ間の注意点良くある誤解として、波板をしていると雨が上がり晴れてきた時に水温が上昇し煮えるから蓋も遮光も何もしないと言われる方がいますが、実際には何もしないよりも半透明の波板が遮光代わりになり水温上昇が抑えられます。蓋をしていないと冷たい雨が入るため、それによって水温が下がります。比較すると蓋をしていた容器の水温が上がっているように感じます。ただ実際には風などがない場合においては波板をしていた方が水温上昇を抑えられることもあります。ただ、通常のスダレなどでの遮光対策と違い、風通りが悪いため、酸欠面などで注意が必要です。蓋が向いている人梅雨時期の雨の日の対策としてフタや軒下への移動は、お仕事などによって急な水質変化に迅速に対応できない方や、容器の数が少ない方などにおすすめの方法といえます。雨上がりに水換えする方法雨が入って水が悪くなったとしても雨が降っている間は雨が自然の足し水となり、また水温も比較的下がっているため水が悪くなることは少ないです。(オーバーフロー対策必須)注意しておきたいのは雨上がりの晴れ間です。雨による水質・水温の急変によって青水などの植物性プランクトンが死に沈殿した状態から晴れ間が指してくると水温が一気に上昇します。この時、一気にアンモニア濃度が上昇していきます。そうなる前に水換えする必要があります。逆に言えば、その前に水換えすることができれば雨が容器の中に入っても基本的には問題ありません。雨上がりの水換えが向いている人この方法は比較的、時間に余裕があり、急な雨にも対応できる方、急遽水換えが必要な場合でも対応できる方におすすめの方法と言えます。雨が降る前に水換えしておく例えば、今日は天気が良くて水換え日和で明日から雨が数日続くなといった場合には水温など見ながら事前に水換えしておくのも一つの方法です。過剰に濃い青水などになっている場合、雨による微生物(植物性プランクトン)の沈殿は免れません。ただ、事前に水換えなどしながら微生物の含有量を減らしておけば、雨が降っても微生物が少ない状態なので微生物の死、沈殿による水質悪化も起こりづらくなります。一つ注意しておきたいこととしては古水(飼育水)から新水になることによって水温が下がりやすい状態になっていることです。雨による水温の低下が拍車をかけないように、春先や秋口など少し肌寒くなってくる季節においてはおすすめできません。夏場であれば、こういった事前の換水もおすすめです。事前の換水が向いている人この方法も比較的、時間に余裕があり、雨来る前に事前に水換えをする時間が作れる方におすすめの方法と言えます。まとめどれか一つだけに拘ってしまうとふとした時に失敗してしまいがちです。お仕事や私用などによって、いつも同じ対策が出来るとも限りません。その都度、臨機応変にこの辺りを上手く使い分けてみてください。「雨が入ると良くないよ!」という方もいれば「雨が入っても大丈夫だよ!」という方もいます。それぞれよく見てみると飼育環境が全然違います。飼育環境や飼い方、使っている容器一つをとっても水というのは変わってきます。大切なのはもっと本質的なところになります。
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  • メダカと酸性雨~遠く離れた場所から来る雨~
    ごく稀にあるメダカの屋外飼育における酸性雨の危険性入れて良い雨入れない方が良い雨雨にも色々と種類があります。メダカの容器に入っても問題ない雨もあれば、問題がある雨もあります。雨は天然の蒸留水。水温を極端に低下させなければ問題のない雨の方が多いとも言えます。では問題のある雨とはどういったものでしょうか?酸性雨極端な例ではあるものの、悪い雨の代表例とも言えるものに酸性雨があります。例えば極端な例で言えば2000年7月8日に三宅島の大規模噴火が発生しました。その後、断続的な噴火が起こり、大量の二酸化硫黄が放出され関東付近で8~9月にかけて異臭騒ぎがあったそうです。この時、約1,200㎞離れた札幌市内で臭いの影響はなかったものの同年9月の調査では、一時的にpH4.0程度の雨が観測されたそうです。この酸性雨は三宅島の噴火の影響であると考えらえています。火山の噴火、直接的なその地域の被害ばかりが注目されがちですが、このように遠く離れた地域においても噴火の規模によっては一時的に酸性雨の原因になることもあります。また噴火直後ではなく、しばらく時間が経過したのちの話でもあることから、酸性雨はいつ降り注ぐか分からないものとも言えます。pH4の雨はさすがに飼育下のようなすぐに水が入れ替わってしまうメダカの容器においては、かなり危険な雨と言えます。こういった場合はもちろん、蓋などして対策する必要があります。身近で火山の噴火や工業地帯において常に大気中に汚染物質がある可能性の地域においては雨に注意が必要です。
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  • メダカの台風対策|夏と秋に多い台風が上陸する前にやっておきたいこと
    メダカの台風対策で気を付けたい塩害について当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。台風による塩害台風は通常、海で発生します。海で発生後、海水などを巻き込みながら発達し、台風の進路によっては、いずれ日本へと上陸します。この時に吹く強風や雨は海水が混じっており、塩分濃度が非常に高くなっています。大気中の汚染物質なども同時に巻き込んでいるため台風の海水交じりの風や雨はあまりキレイなものではありません。海水交じりの風や雨がメダカたちの容器の中に入ることによって思わぬ弊害をもたらすことがあります。台風対策は人命第一台風対策については限界があります。出来れば蓋などで雨などが入らないようにすることが出来れば、溢れ対策はもちろん、水質変化、水温変化など抑えられます。ただ、それが難しいのが台風です。蓋などはしていても風が強すぎると飛んでいきます。よほど頑丈に対策しないと台風による強風は想像以上に強く色々なものが飛ばされていきます。もし台風対策でメダカ容器に被せていた波板などが飛び人に当たりでもしたら大変です。台風の日に出歩く人は少ないでしょうが、ご近所の車などに当たる危険性もあります。注意しておかないと違う被害が出てしまいかねません。人命優先で対策が難しい場合は無理せず溢れ対策のみにしておきましょう。メダカ容器の穴のあけ方|オーバーフロー加工&おすすめのパイプセット台風後の対策雨が入った場合には台風が去った後に水換えすることでご対応ください。屋外コンセント周りにも注意普段は雨でも大丈夫な場所が風が強いので思いもよらない角度で雨が進入することもあるためコンセント回りなども含めご注意ください。
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  • 梅雨続きで不足するミネラル?メダカの屋外飼育における天然の蒸留水
    キレイすぎる雨とミネラル不足|メダカたちにも大切なミネラルについて当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。自然界では雨が降ると山から川へと地中なども通りながらある程度のミネラルを含み最終的には海へと流れていきます。その後、太陽熱などによって蒸発した水蒸気が雲となり、また雨が降ります。おおよそこれらが繰り返されています。キレイすぎる雨とミネラル雨は天然の蒸留水であり本来はキレイな水です。降り始めの雨は大気中の汚染物などを含んでいることもありますが、降り続ける雨は非常に綺麗です。ここで問題が生じます。降り続ける雨がキレイ過ぎるんじゃないか問題です。通常、水道水を使い、ガラス水槽で観賞魚を飼育していると、ガラス面に白いカルシウムが付着します。室内飼育をされない方であれば、お風呂の鏡をご覧ください。あれらも水道水に含まれるカルシウムなどのミネラルです。温泉などだとミネラル分も豊富のため、よりミネラル分の付着が多くみられます。メダカの屋外飼育においても長く飼育していると容器に白い塊カルシウム分などのミネラルが付着してくることがあります。これは普段水道水で水換えしているため水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルによるものです。淡水用RO浄水器以前の記事でR.O水(純水)についてお話させていただきました。そちらも記事も合わせてご覧ください。メダカ飼育における浄水器の選び方~人間用の浄水器の水は入れても大丈夫?~上記の記事でも記述しているように浄水器においてもRO水のように完全に不純物を取り除いてしまうと淡水魚の飼育水として向かない水になってしまいます。そのため、淡水用のRO浄水器においては、あえて少し不純物を残すものがあります。そのくらい、水の中に含まれるミネラルというのは大切なものになります。雨のミネラル分では雨はどうなのか?雨は天然の蒸留水、要するに純水です。降り始めの雨は大気中の多少の汚染物を含んではいるものの連日降り続くような雨の場合、それはほぼ純水に近い水です。要するにミネラルが含まれていない水ということになります。これが魚に取って良いのか悪いのか?結論から言えば淡水魚の飼育においては向いていない水です。観賞魚の飼育において調整剤というものがあります。そういった商品の中にはビタミンやミネラルが添加されているものも多く、また餌の中にも灰分、ミネラルが添加されています魚に取ってミネラルは必要不可欠な存在です。魚種に必要なミネラル魚類の場合は14種類のミネラルが必要だと言われていますカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、リンなど必要量は微量ながらもミネラルが不足すると様々な欠乏症が発生します。梅雨時期に連日雨ばかりが続く場合、水はキレイに保てたとしても水温の低下だけでなく、ミネラルの不足を招くおそれもあります。もしかすると梅雨時期のミネラル不足による弊害もあるのかも?何事も過剰にとらえない雨が入るとミネラル不足になる!と過剰に過度に意識する必要はありません。当店の記事やyotuubeでの動画は色々な知識を元にした考え方をご紹介しております。正直言えば、メダカほど簡単に飼える魚はいないため普通に飼育していれば、何ごともなく飼育することができます。そのうえで、こういったことを考えながら飼育するのも楽しみ方の一つです。ちょっとした豆知識程度に覚えておいてください。雨に関することをまとめた「梅雨時期のメダカ飼育」といった動画もあります。youtube動画の方も合わせてご覧ください。「媛めだか 梅雨」で検索ミネラル不足なメダカたちにはコレ!・ヨウ素が産卵繁殖に適した水に調整・水道水に不足するビタミンB群や各種ミネラルを補給・8種のビタミン・ミネラル含有(ビタミンB2,B3,B5,B6,B7,B12,マグネシウム、ヨウ素)テトラ (Tetra) メダカ産卵繁殖用水つくリ
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  • メダカを早く大きくする方法!成長が止まる理由について
    メダカを早く大きくする方法|成長が遅い?止まる?何日で大きくなるの?当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。メダカの成長が遅くなる理由メダカたちが徐々に成長していく過程でメダカの数が過密になっていきます。例えば、はじめは10ℓに30匹の針子が入っていても針子たちにとっては十分広い容器と言えますが、メダカは日々成長しています。次第に狭くなり過密な状態となり、どこかのタイミングで成長が阻害され遅くなったり止まったように感じるでしょう。狭い容器や過密な状態でも成長を早めるには?メダカを早く成長させるのは簡単です。下記の記事も合わせてご覧ください。メダカの稚魚を早く成長させる方法上記は大きな容器が容易出来る場合の話になります。ただ、ご自宅の飼育スペースの都合上大きな容器を置けない方も多いと思います。小さな容器でもメダカを早く大きくする方法はないの?あります。小さな容器で過密な状態でも飼育方法次第で早く成長させることが出来ます。新水の刺激で成長促進新水にはメダカたちの活性や代謝をあげ成長を促進する効果があります。毎日、少しでも良いので足し水感覚で水換えするだけでもメダカは急成長していきます。逆に言えば容器が大きくても水が悪いとメダカの成長は鈍化していきます。おすすめの水換え方法毎日の水換えというと面倒に思われるかもしれませんが、やり方次第では非常に楽に水換えできます。ここではおすすめの水換え方法をご紹介しておきます。例えば、テトラのじょうろでキレイメダカ鉢を使えば、まるで花や木に水をやるような感覚で水換えすることが可能です。水換えの大切さが学べる容器です。是非、試してみてください。早ければ僅か30~40日で産卵真夏などであれば孵化後、生後1ヶ月~40日程度で産卵が始まることもあります。※極端な例のため、通常は約2ヶ月は見ておきたいところです。テトラのじょうろでキレイメダカ鉢毎日足し水感覚でメダカの新水の刺激を与えながら飼育できる画期的な容器「テトラのじょうろでキレイメダカ鉢」は水換えの大切さが学べるおすすめの容器です。色やサイズも色々とあり好みのサイズと色が選択できます。【PR】テトラのじょうろでキレイメダカ鉢
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  • メダカが夏になると死んでしまう方に多い失敗例・原因について
    夏になるとメダカが死ぬ理由当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。夏に死ぬ原因直射日光春から初夏にかけては育成や繁殖の源とも言えた太陽光ですが、真夏になると少し邪魔存在になってきます。真夏だけに限って言えば、この強い太陽光によって水温が上がり過ぎたり、水が過度な富栄養化になり過ぎるなどの弊害が出てきます。夏場は出来るだけ遮光対策をするか、日陰で飼育した方が調子よく飼育することが出来ます。夏にメダカが死ぬ原因として水換え不足や水質悪化、病気の発生、メダカが煮えるなど色々とありますが、その原因を作っているのが太陽光による過度な高水温とも言えます。高水温に強いメダカメダカは非常に高水温に強い魚です。今年の春、暖かい季節に生まれた若魚たちであれば、なおさらです。30℃を超える水温、35℃近い高水温でも元気いっぱいなことも多いです。ただ、昨年の生まれの成魚は一度、寒い寒い冬を経験しています。2~3℃という低水温から春が来てあっという間に夏になり水温が30℃を超えるところまで上昇していきます。僅か半年ほどで30℃以上の水温変化を経験することになります。成魚ほど暑さへの順応が遅れ、高水温に弱い一面があります。※より詳しくはyoutube動画をご覧ください。高水温に強いメダカが夏に死ぬ理由夏場こそ、飼育者の技量が試されるところです。水づくりの上手いベテラン飼育者は夏でもメダカを死なせることはありません。逆に初心者の方や水への理解が足りていない方ほど死なせてしまいます。高水温で死んではいないここで大切なのは高水温でメダカが死んでいるのではなく、高水温に伴う弊害で死んでいる!というところです。春と同じ感覚で飼育していては、上手く飼育することはできません。水温の違いによる水質悪化の違い春と夏とでは水温が全くと言っていいほど違います。水温が上がることによって、水が傷みやすくなっています。また水温が高くなってくることで水中の酸素の量も減り酸欠になりやすくなったり、水温やpHの上昇によってアンモニア濃度も上昇しやすくなっています。フラフラとしたり、くるくると突然暴れたり変な泳ぎ方をしている子がいませんか?そういった子たちは高水温も伴うアンモニア中毒などの可能性があります。高水温による病気の発生高水温によって、カラムナリスなどの病原菌が増殖し、また水質悪化によってメダカたちはストレスを感じ病気にかかりやすい状態です。菌や寄生虫に感染することで、ヒレなどをたたみ、やせ細っていきます。過度な高水温に良いところなし高水温に伴う、水の富栄養化・水質悪化、病原菌の増殖、ストレス、過度な高水温良い所は一つもありません。下記の記事にて水換えの重要性についても今一度ご確認ください。夏場のメダカ飼育で一番大切なこと~水換えの重要性~病気になった場合それでも病気になってしまった場合には治療が必要です。病気は放っておくとドンドン進行していきます。特に水温が高いと進行も早くなります。基本的には病気の種類に合わせた薬を使う必要がありますが、多くの方はこの病気の見極めが難しい方が多いようです。そういった場合にはハイブリッド型の薬というのがあります。【PR】※amazonアソシエイトリンクを使用しています動物用医薬品 観賞魚用 グリーンFリキッド 200ml上記の薬は真菌性の病気や細菌性の病気、両方に効くタイプの薬になります。※細菌性の病気に対しての効果は少なめなので、細菌性と分かっている場合はグリーンFゴールドなどの専用のものがおすすめです。
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  • 秋の繁殖!メダカの屋外飼育で秋に卵が孵化しない理由
    孵化することができない卵を孵化させる方法孵化しない卵たち卵が発眼後、数日も経てば孵化期に入ります。夏にかけて水温が上がってくる春や暖かい夏であれば、ほおっておいても孵化してきます。ただ、秋の場合は孵化できないことがあります。これは孵化のきっかけとなる刺激に理由があります。卵の中のメダカが孵化するにはキッカケが必要です。いくつか理由がありますが、おもに水温や光の刺激です。太陽光が当たることによる光の刺激、また太陽光が当たることによる水温の上昇、もっといえば酸素が減ることも孵化のきっかけになると言われています。他にも新水に入れた刺激で孵化することもあります。孵化する時、メダカ達は卵膜を溶かすために必要な酵素を分泌させメダカ達は勢いよく卵から飛び出てきます。通常、夏に向けて日差しも強くなり気温も上がってくる春や元々日差しも強く水温の高い夏であれば何の問題もなく孵化してくれますが秋は違います。秋の卵気温は下がり気味、日照時間も減り、日差しも優しくなる季節です。いつもの間隔で孵化させようとしていても孵化してくれないことがあります。例えば、夏場であれば大きめの容器に入れておいても強い太陽光と高水温によって孵化してくれます。ただ、秋だと光の刺激も足りず、水温も足りず、孵化までいかないケースが増えてきます。孵化させる方法水温が上がりづらい季節は小さい容器の方が太陽光を利用して水温を上げやすく孵化させやすい一面があります。発眼卵が孵化期に入っているのに中々孵化してくれない!そういった時には光の刺激、水温の上昇、この辺りを意識した容器選び、飼育場所選びをすると孵化させやすくなります。最後にこちらの動画と合わせて見ていただきたい動画として「メダカの産卵行動と卵が受精し孵化するまでの流れ」を解説した動画や「孵化するまで必要な積算温度/適正水温について」「孵化に必要な積算温度/適正水温」「産卵しないメダカを産卵させる方法」「メダカの卵にパンケースを使う方法」などの動画もあります。全部通してみていただけるとより理解が深まるような構成になっています。
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  • 全換水でメダカの成長が抑制され遅くなるケースについて
    秋口に全換水することでメダカたちの成長が遅くなる理由新水ほど成長が促進される本来、水は水温が同じであれば新しい程、刺激などによって活性や代謝も上がるため水換えすることで成長が促進されます。ただ、秋になると全換水により成長が抑制されるケースがあります。夏の全換水と秋の全換水の違い夏夏場は連日のカンカン照りの太陽光によって水の富栄養化が過度に進みメダカ達の成長も抑制されやすい季節です。全換水や部分換水など小まめに水換えすればするほど新水による刺激によって代謝や活性も上がりメダカの成長は加速していきます。秋通常、水というのは飼育水、古水の方が微生物の影響もあり水を温かく保ってくれやすいです。ただ、全換水すると、微生物などもいなくなり水温が古水よりも少し低く保たれやすくなります。秋になり水温が下がってきたところで越冬に備え全換水や丸洗いなどすることによって水温が下がり活性や代謝が下がりかえって成長が遅くなってくることがあります。また秋は季節変化もあります。太陽光、日照時間が減ってくることによる微生物の減少などもあります。
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  • メダカの秋の飼育に対する考え方~秋は季節が逆行していく~
    メダカの秋の飼い方~春とは違う飼育方法への考え方~南中高度で変わる太陽光夏よりも秋の方が日差しがまぶしく感じたことはないでしょうか?地球は太陽を中心に1年かけて1回転しています季節によって太陽の位置 、南中高度が変わってきます。例えば愛媛であれば、夏至の頃には約80度ほどの位置に太陽がいます。ところが、これが秋分の頃になると約50度の位置に硬度が下がってきます。これによって、夏よりも秋の方が高度が低くなった分、太陽光が横から射してくるため朝方や夕方の日差しがまぶしく感じれます。季節で変わる水の変化夏から秋に変わる今の季節。太陽の高度が引くなりまた日が昇る位置も若干、変わってくることによりメダカ達の容器、飼育環境が変わってきます。これは夏から秋に変わるときだけではありません。秋から冬、冬から春、春から夏と常に季節の変化とともに太陽の位置も変わってきています。太陽の高度、高くなったり低くなったりまた太陽が昇る位置が少し変わってきたり他にも太陽光が光自体が強くなったり弱くなったり日本の四季に合わせて色々と太陽も変わってきます。秋になり冬に向け水温が下がり、活性や代謝が下がってくることもあれば、季節に逆行するかのように置き場所によってはむしろ夏よりも水温が上がって来ることもあります。いずれも太陽光が容器全体に与える水温・水質への影響を考える必要があります。
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  • メダカの屋外飼育で越冬前にリセットする理由~容器の丸洗いで変わる水~
    冬前にリセットする理由~秋のメダカの冬越し準備~冬越し準備でリセットする理由①ヤゴ対策春から秋にかけてトンボが沢山卵を産んでいます。一度も丸洗いなどでリセットしていない容器の場合、秋を迎える頃には沢山のヤゴが大量発生していることがあります。仮に網などを張って対策していたとしても、トンボは打空産卵するような種類もいるため少しの隙間でも産み落とします。ヤゴたちも冬場は水底で暮らしているため、冬越し中のメダカたちは格好の餌となってしまいます。それらのヤゴを一網打尽に駆除できるのも秋の容器の丸洗い(リセット)になります。②蓄積された汚泥の除去リセット(丸洗い)などせず飼育していると春から秋にかけての汚れが容器の底に蓄積されています。冬になると水換えなどしづらい状況になるため、そのままでは春まで水が持たないことがあります。完全な冬を迎える前に冬前にリセットなどしつつ水を作っていく必要があります。③微生物の耐性もう一つが季節による微生物の耐性です。例えば、夏場に湧く微生物たちは高水温に強い耐性を持っています。こうした微生物たちは季節の変わり目の朝晩の冷え込みに弱く水温が下がったところで死んでしまうことも多いです。夏場の微生物は低水温に弱い傾向にあります。逆に寒暖差が厳しくなってくる秋口に発生した微生物たちは寒さ、寒暖差にも強い傾向があります。冬に向けて秋の間に冬の低水温にも強い、冬を越せる水づくりをしていくことが大切になってきます。水を知ることの大切さ他にも、水というのはそれぞれ、特徴があります。必ずしも青水でないといけない、クリアじゃないといけないということはありません。青水ならこうしていく、クリアならこうする、濾過を付けるなら、ソイルいれるなら。それぞれ、何を目的としてやっているのかを考えながらやっていく必要があります。青水で越冬させようとしているのにソイルを入れる、これだとあべこべ過ぎて何がやりたいの変わらない状態になります。ソイルを入れると青水になりづらくなるので、ソイルのを入れるのであれば青水とは違う微生物を意識して飼育していく必要があります。クリアウォーターで主体となる微生物と、青水で主体となる微生物は違います。フライパンとメダカまた容器の素材や色でも水の出来は変わってきます。先日の動画で新しい容器と使い古して古くなってきた容器で水の出来方が変わってくるという話をしましたが、卵焼きを焼く時のフライパンのようなものです。買ってきて間もない、フッ素コーティングテフロン加工されたような少しお高めのフライパンであれば、油を殆どしかなくても焦げ付きません。かといって、使い続けていくと加工が剥がれてきて焦げ付きやすくなったり、逆に鉄板のような素材のフライパンなんかだと初めは焦げ付き易かったものが使い込めば使い込むほど油が染み込んで使いやすい、フライパンになってくることもあります。容器も同じです。素材や色、経年劣化でそれぞれ、水の出来方が変わってきます。その容器に合わせた作りやすい水というのがあります。クリアウォーターに拘り過ぎずまた青水にも拘り過ぎず今その場所その容器で作りやすいメダカ達にとっての最適な越冬に向けての飼育水作りしていってください。
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  • メダカは寒暖差に注意!繰り返される植物プランクトンの増殖と死滅
    三寒四温によって繰り返される植物プランクトンの増殖と死滅微生物の増殖と死滅の繰り返し秋の終わりや春先など季節の変わり目は朝晩が冷え込む日が多いです。季節の変わり目は三寒四温なども伴い、気候が不安定になります。日中は暖かく、夜は寒い。こうした季節に起こりやすいことに水質変化に微生物・植物プランクトンの増減があります。寒暖差による水温変化秋から冬や冬から春になるといった季節の変わり目は気候が安定しません。暖かい日が続いたと思ったら今度は寒い日が続くこともあります。(三寒四温)また、日中と夜間・朝方とでは気温大きく違うこともあります。(寒暖差)こういった時、水中の水温は乱高下を繰り返しています。小さな小さな細菌(バクテリア)や植物プランクトンや動物プランクトンなどの微生物たちは、この変化に耐えることが出来ず、死んでしまいます。もちろん、変温動物(水温≒体温)であるメダカたちにとってもストレスとなります。植物プランクトンの場合例えば、微生物の一つである植物プランクトンを例に挙げると彼らは日中の暖かい時間帯には光合成などをしながら増殖していきます。逆に夜間になり急激に寒くなると今度は死んでしまいます(沈殿)気温が不安定な季節には注意が必要です。対策方法これらの対策としては単純に寒暖差による水温差を抑えてあげることです。例えば、夜間、朝方に水温が過度に下がらないようにしたり、逆に日中に過度に水温が上がり過ぎないように遮光してみたりと色々とあります。「メダカの屋外飼育は微生物の増殖と死滅の繰り返し」といったYoutube動画でも解説しています。合わせてご覧ください。
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  • メダカの寒波対策|水温変化や水質悪化を抑えるためのスダレの活用法
    現代の気候変動を意識したメダカの屋外飼育10年に一度の〇〇観測史上最も〇〇な異常気象昨今、毎年のように聞く言葉となってきたように感じます。この10年に一度の寒波や10年に一度の猛暑はもはや普通になりつつあります。メダカの屋外飼育においても今後はこういった異常気象や気候・天候が不安定なことを考慮した飼育方法も大切になってくるでしょう。三寒四温に伴う水温差季節の代わり目の気温は常に不安定とある日の気温を見ていきます。日付最高気温最低気温12月15日23℃12℃12月16日12.4℃7.7℃12月17日7.8℃1.3℃12月18日8.3℃1.9℃12月15日 最高気温23℃ 最低気温12℃だったものが僅か2日後には1.3℃にまで下がっています。メダカの屋外飼育において気温=水温ではありません。水温は太陽光や風などにも左右され、外気温に遅れて反映されていきます。また直射日光下においてはあっという間に外気温以上に水温が上昇することも少なくありません。例えば12月15日日中の最高気温が23℃直射日光が当たる場所で比較的小さな容器で飼育していた場合、水温は簡単に30℃近くまで上昇します。30℃近い水温の元、夏気分だったメダカたちに、わずか2日後に1℃という気温にまで下がってしまった場合水は3.98℃が一番重いという点を考慮したとしてもメダカたちが棲む容器の水温は4℃以下に迫りメダカたちの負担は計り知れないでしょう。振り幅でいえば25℃近い水温の急変。これで調子を崩すなという方がおかしな話です。冬の簾等による遮光の意味冬場でもスダレなどで遮光するメリットの一つとして三寒四温や急な気温の急変を緩やかにするという点があります冬場の日照時間はとても短く、仮に最高気温が20℃を超えるような日でも遮光さえすれば水温の上昇を簡単に抑えることができます。例えば、ずっと温かい日が続いた状態で、来週以降寒くなるのがわかっているのであれば、数日前からスダレをして意図的に過度に水温が上がらないようにしておくことで、寒さが近づいてきていることをメダカたちに知らせることができます。よくある勘違い冬場でもスダレをして水温を上げない方が良い!?これは間違いです。水温が上がらない方が良いわけではなく、過剰に水温が上がることを抑えるというのが正しい考え方です。もともとスダレなどによって遮光をしなくても水温が10℃以下になるような場所にスダレをする必要はありません。冬場はいくら天気がよくとも朝・晩になれば気温が下がり、当然水温も下がります。仮に毎朝水温が5℃以下にあるような飼育環境にもかかわらず、日中に水温が20℃以上に上がってしまう場合にスダレなどで遮光を取り入れ、過剰な水温の乱高下を抑えようというのが本来の意図であることを忘れずに!太陽光の大切さ誤解してはいけないのは太陽光を遮った方がよいというわけではなく、過度な水温さを抑えようという点です。仮に水面が凍るような厳しい環境になった状態、寒波明けであれば、しっかりと太陽光をあてて氷を溶かしてあげることも大切です。水温をコントロールする過度な水温上昇は遮光することで抑え、過度に低水温になりすぎているようであれば上手く太陽光も利用していく。メダカの屋外飼育においてはこれらを飼育者側がこれらを上手く利用することで水温をコントロールすることができます。水質面でもスダレ(遮光)は有効的遮光対策はなにも水温を抑えるという点だけではありません。遮光をする主なメリット微生物の過剰な増殖を抑えることにもつながります。水温のコントロールなどがあります。微生物が増えることは悪いこととは限りませんが、過剰に増えすぎてしまうと水の富栄養化につながります。また冬場や季節の変わり目など気温が乱高下しやすい季節においては日中に増殖した微生物が寒波の到来とともに夜間・朝方になると死に沈殿してしまうことがあります。負のスパイラル日中に増えすぎた微生物が翌朝死に、また日中に増えた微生物が翌朝死ぬ。沈殿した微生物の死骸が日中の水温上昇と共に腐敗し、水質の悪化。まさに負のスパイラルです。こういった記事はすべて動画でも実際に見てご視聴いただけます。詳しくはyoutube動画をご覧ください。
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  • メダカの冬越し準備での餌切りのタイミング|水質悪化と消化不良
    メダカの餌を切るタイミングと切る上で大切なこと冬になるとメダカたちは餌を食べなくなる?餌を切るタイミングで一番大切なことって何?メダカの屋外飼育において大切な餌を切るタイミング冬に餌を切る理由消化器系などの働きの低下に伴う消化不良の問題不必要な水質悪化を抑えるためメダカの消化不良についてメダカは胃がない魚=無胃魚です。無胃魚は有胃魚に比べて、比較的小さな餌を主食としています。肉食魚のように消化に必要な器官なども少なく食道から直接腸につながっています。同じ無胃魚として有名なところでいうとサンマも無胃魚です。サンマは餌を食べた後30分もすれば消化、排出されてしまいます。そのため調理の際にもサンマは内臓を取る必要もなく、内臓事まるごと焼いて食べられるという方も多いと思います。メダカもサンマと同じ無胃魚日中の暖かい時間帯である程度水温もある時間帯に与える餌であれば、そうそう消化不良になるということはない。メダカたちが水面付近に上がってきて餌をねだる素振りをする場合、水温は低いといってもおおむね10℃前半から15℃近い水温であることが多い。このくらいの水温であれば、まだ緩やかながら代謝も止まることなく、そもそもメダカたちが餌をねだり食べるような環境下においては問題なく消化吸収されると思ってもよい。遅すぎる餌切りによる水質の悪化餌を与えるということは、その餌をメダカたちが食べるにしろ食べないにしろ水質は徐々に悪化していきます。排泄物だけでなく、食べ残しが多くなってくると餌は次第に沈殿し容器の底の方で腐敗していきます。メダカたちが餌を食べてくれないのにも関わらず継続的に餌を与え続けるのはリスクでしかありません。餌を切るタイミング餌を切るタイミングが分からないという方へもっとも簡単なタイミングをご紹介します。メダカたちが動いている(活動)間はエネルギー消費しています。と同時にエネルギーを必要としています。メダカたちが水面付近を泳いでいたり、餌を与えると水面付近に上がってきて食べているこの場合はまだ切らなくて問題ありません。逆に言えばメダカ達が底の方で暖をとるように縮こまってくると餌を与えても、上がって来ず餌を食べなくなってきます。餌を食べないのに餌を与えると残り餌は腐敗し、水質が悪化しメダカ達にとって水質面が良くない環境になってしまいます。仮に餌が残ってしまった場合は残り餌は除去してあげてください。(餌切りのタイミングともいえます)餌を食べなくなるタイミングは色々容器の置き場所、色、種類によって水温などの飼育環境が大きく変わってきます。それらも含め餌を食べなくなるタイミングは色々です。それ以外にも比較的小さな幼魚や成魚に近いサイズになってきた若魚と完全に成魚になった状態とでも全く変わってきます。若魚のように若いメダカたちは活動も活発でガツガツとしており餌をよく欲します。逆にXXLサイズの成魚になってくると非常にゆったりと泳ぎ、サイズとは裏腹に人間同様、老化と共に食も細くなっていきます。魚は水温や環境に応じて呼吸数、代謝、また魚の月齢などそれらに伴うエネルギー消費が冬に向けて最小限に抑えられていきます。若魚たちが餌を食べているからといって他の容器の成魚や老魚たちも同じように餌を食べてくれるとは限りません。一番大切なのは水質を悪化させないことです。越冬中、餌を食べていないと心配になると思います。餌を食べなくなり餌を切ったはずのメダカ達につい出来心的に餌を与えてしまい、水質が悪化する。仮に餌を食べたとしてもそれこそ消化不良の原因になります。これが一番ダメなパターンです。まとめ地域によって、また季節、その年年の気候、天候によって変わってくるメダカの屋外飼育。これが何よりメダカ飼育の醍醐味で楽しい部分だと思います。気候で変わる飼育場所ということもあり飼育方法の具体例というよりは水に対する考え方や天気によって変わる考え方の部分。この部分を大切にして欲しいと思い日々動画配信しています。ものすごく寒い冬もあれば、とても暖かい暖冬の冬もあります。その年その年で切るタイミングというのは違います。これはメダカの屋外飼育全ての事柄においていえることです。言葉として覚えるのではなく、もっと根本的な部分=考え方の部分をしっかりと身に着けていけば、どんな飼育環境にも順応して臨機応変な対応が出来るようになります。<PR広告>消化不良等を意識した秋から冬にかけての低水温下にも最適なメンテナンスフード
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  • 冬でもメダカの水換えをした方がよい理由|冬場の換水(水替え)について
    冬に水換え(水替え)をした方がよいタイミングについて|三寒四温による水質の悪化「冬に水換えするなんて非常識だ!」「冬に水換えしたら死んでしまうよ!」これらは間違いです。冬と夏で違うこと夏夏場はメダカたちの活動も活発でまた水温も高いため水の痛みも早くなります。水温が高い状態で活動が活発になるのは何もメダカたちだけではありません。微生物の増殖も活発になり、良い意味でも悪い意味でも水の出来が早い季節です。冬一方で冬場は水温がずっと低い状態に保たれているため水の痛みは最小限に抑えられます。メダカたちの活動も止まり、水が汚れる要素がほとんどない状態です。ずっと寒い日が続いている間は水が劣化するということが少なくなりますこの場合は下手に水換えなどせず、春を待つと良いでしょう。冬に水換えが必要となるケース逆に言えば、水温が上がってくるようなことがあれば、冬場でも水換えが必要になります。三寒四温と冷蔵庫のお茶水をお茶だと思ってください。沸かしたお茶を一度冷まして冷蔵庫にいれます。しばらくは飲めると思います。ただ、一度常温に戻して温めてしまうと、すえたような味、酸っぱいような臭いになってくると思います。じゃあ、それをまた冷蔵庫に戻したら元に戻るかというと戻りません。飼育水の場合、バクテリアなどもいるためその部分で、水を綺麗に戻してくれる場合もありますが冬はバクテリアの活動だって低下しています。バクテリアにとっても水温の乱高下は厳しい環境です。濾過あり、雨や雪などの天候による水質変化がない室内飼育の考え方とは少し違います。池くらいの大きさがあり、水温が安定していればいいですが、大きなタライだったとしても、実際屋外のような気温変化が激しい場所においては小さな容器です。冬場の普段の日が冷蔵庫で冷やされた状態の新鮮なお茶だとすれば、突如訪れる温かい日はそのお茶を冷蔵庫から常温に戻すようなイメージです。一度冷蔵庫からだされ温められ劣化したお茶は冷蔵庫に戻したとしても新鮮になることはありません。お茶が腐る前に=飼育水が腐る前に、水換えしてあげる必要があります。全換水がダメな理由であれば、全部キレイな水にしてあげたらよいのでは?と思われると思います。ただ、ここで注意が必要なのが新水は飼育水と比べると微生物がいない分、水温が下がりやすいです。この時期のメダカ達にとっては水温が下がりやすい水というのはストレスになります。全換水すると微生物が過剰に減りすぎて、病気が出やすい、不安定な水になってしまいます。厳密にいえば少し違いますが沢山人がいて人の熱気で温まった部屋が飼育水だとすれば人が一人もいない冷え切った部屋が新水だと思ってください。ちなみに青水に限らず、クリアウォーターでも同様です。水がクリアだから微生物も何もいない訳ではありません。透明なクリアウォーターにも沢山の青水とは違う微生物が存在しています。見た目だけで水質の良し悪しを一概に測れないのと同様です。冬場でも必要に応じた水換えが必要となるケースがあります。また冬に水換えしたらメダカが死んでしまったという方もいるかと思います。これに関しては下記の記事をご覧ください。メダカ飼育Q&A「水換えしたら死んでしまいました。水替えしない方がよかったのでしょうか?」
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  • メダカ飼育における冬場の足し水と水槽チェック
    冬の足し水の大切さと欠かせない水槽チェック水槽チェックとは熱帯魚屋さん、ペットショップなどで朝一番にする作業があります。それが、水槽チェックです。落ちている個体のチェック、死骸のチェックです。この作業とても大切な作業です。魚が死ぬことを落ちると言いますがもし、メダカが落ちていた場合は取り除いてあげてください。死んでいる個体をそのままにしておくと、当然、腐敗して、水が汚れていきます。この時、もし水面に氷などが張っているような状態であれば無理に割ったりはせず、雪解けしてからで大丈夫です。冬場は水温が低いため、夏場ほど腐敗するスピードが早くはないのでそこまで焦る必要はありません。足し水の必要性と目的冬場、寒い季節には気圧などの影響もあり風が強くなりやすいです。風が強いため、水面が氷やすくなったり、蓋などをしていないと水の蒸発も早くなります。そのままだとどんどん水位も下がっていきます。水位が下がるということは、水の水量も減っていっている状態です。水の量は多ければ多いほど、水の汚れも軽減され、また水温も安定しやすいです。水位が減ってきた場合には水を足してあげ元の水位まで戻してあげることが大切です。足し水する上で注意したいことまず、水の足し方ですが、暖かい季節であれば一気にドバっといれても問題ありません。ただ、冬場は例外です。越冬態勢に入ったメダカ達のことを考え出来るだけゆっくりと足し水してあげてください。まず、足し水の水温について足す側の新しい水を、今現在メダカたちがいる飼育水の水温に合わせてあげる必要があります。飼育水が仮に10℃であれば足し水の水温も10℃にしてあげてください。とはいえ、まったく一緒にするというのは難しいこともあります。そこで、多少温かいくらいでも問題ありません。1~2,2~3℃くらいは高くても問題ありません。一番ダメなのは飼育水が10℃なのに足し水が5℃とかだと水温が下がってしまうのでもちろんよくありません。足し水側の水温が飼育水と同じ水温であれば時間帯は午前、午後いつでも足し水してあげて大丈夫です。他にももっと細かく言えば注意点がいくつもあります。詳しくはYoutubeにて。
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  • メダカの稚魚の冬越しは可能なのか?針子の越冬について
    どのくらいの大きさ・サイズがあればメダカの稚魚の冬越しは可能なの?1㎝でも越冬できる?稚魚の越冬は可能?結論から言えば、条件付きではあるものの皆さんが思っている以上に冬越しすることが出来ます。西日本・東日本例えば、西日本のような温暖な地域であれば、こういったサイズ感の稚魚たちでも十分越冬することができます。当養魚場(愛媛県松山市)においては厚み5㎝程度の氷が水面に張るような寒さが厳しい冬においても、これらの稚魚が越冬することが出来ています。最小サイズでいえば、ハウスなどを使わない雨ざらしの飼育環境においても1㎝程度の個体群の稚魚たちが冬越しに成功しております。東北方面温暖な気候の地域であれば、稚魚たちの冬越しも問題ありませんが、東北方面の場合は難しい場合も多くあります。例えば北海道には野生のメダカが生息しておらず、いくら寒さに強いメダカとはいえ限界があります。北海道まではいかなくとも東北方面でも地域によっては北海道に近い寒さになることもあります。人為的な断熱などの保温対策を施さない限り、稚魚においては越冬が難しい地域と言えます。最低限の対策の有無とはいえ、何も対策なしで稚魚たちが冬越し出来るかというと飼育環境によっては難しいこともあります。稚魚の越冬成功のポイントこれは成魚と同じで、水質が過度に悪化しないように注意することと、水温の変化を緩やかにすることです。急激な水質の悪化、急激な水温の変化などが少なくし、出来るだけ大きめの容器で越冬させるとより冬越ししやすくなります。他にも過密飼育にならないようにすることが大切です。いくら微生物などを添加しようとも、それらには限界があります。大切なのは1匹あたりの水量を多く確保することです。微生物は自然と湧いてくる量で十分に賄うことが出来ます。真冬になれば水が氷るほどの寒波が必ず訪れます。この時、水が凍らないような対策も大切ですが、急激な水温変化が起こらないようにすることも大切になってきます。それが出来れば、例え水面が凍ろうとも氷の下で稚魚たちは元気に雪解けを待ってくれます。※水面が凍るような状況が連日1週間以上にわたり続くような場合にはこの限りではありません。サイズだけで判断しないサイズのみで判断しないことも大切です。メダカは生まれてすぐの段階ではまだヒレさえもまともにありません。泳ぐことすらままならない状態です。産まれて1週間未満のまだつたない泳ぎの1㎝程度の稚魚もいれば見た目のサイズよりもしっかりとしている生後1か月程度の1㎝の稚魚もいます。メダカの状態メダカたちが越冬態勢に入るタイミングのメダカたちの状態によっても冬越し出来る出来ないが変わってきます。そのあたりも考慮しつつ、屋外で越冬させるか、より安全な室内などで越冬させるかは飼育者自身の判断になります。
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  • ビニールハウスでメダカを飼育するメリットとデメリットや放射冷却について
    メダカ飼育におけるビニールハウスのメリット・デメリットと冬に注意したい放射冷却当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。ビニールハウスのメリットビニールハウスは雨や風など天気に左右されにくく真冬でも20℃を超える位にまで温度を上昇させることができます。また、加温設備などの導入を行えば、通年を通して育成・繁殖させることが出来るため、年間通して常時生産することも可能になります。ビニールハウス内の温度が上昇する仕組み太陽光がビニールを透過しハウス内にある物質の温度を上昇させていきます。地面や容器、水、選別ケース、網、メダカボウル等、あらゆるものの温度が上昇します。これらの温度が上昇した物の熱の伝達。熱伝導によって空気も徐々に暖まっていきます。本来であれば空気は常に動いているため空気の熱は通常は拡散され一部の空間に留まるといったことはありません。ただ、ビニールハウスの場合は、この空気の動きがビニールによって外部に放出されることを抑制されているため、太陽光が当たれば当たるほど様々な物の温度が上昇することによって、熱伝導で温められた空気もビニールハウス内に留まってくれます。暖かくなったビニールハウス内の空気・熱は囲われたビニールによって拡散されるのが抑えられ、暖かさを保っています。簡単に言えば、これがビニールハウスが暖かくなる理由ですビニールハウスのデメリット夏場など台風が来た時などに倒壊の恐れがあります。また、ビニールハウスは私たちが住んでいるような断熱性や気密性に優れた断熱材入りの住宅ではありません。いわば薄っぺらなビニールが一つ張られているだけのものです。そのため、日中は暖かくても、夕方になり太陽光が沈んでくると外気温の低下と共にビニールハウス内の温度はあっという間に下がっていきます。特別な加温設備を導入しない限りは温度を保つことは難しいです。いわゆる温室をイメージしてしまうと少しがっかりしてしまうことがあります。ビニールハウス飼育の最大のデメリット放射冷却また、ビニールハウス飼育において注意しておきたいこととして放射冷却という現象があります。簡単に言うと温度が高くなっている物体が熱を外に放射して冷えるという現象です。お風呂のお湯が冷えていくようなイメージといえば分かりやすいと思います放射冷却の流れお風呂のお湯が冷えていくのと同様に、ビニールハウス内の空気は暖かいと上へ逃げていき、逆に冷たい空気は重いため下へ留まりやすくなります。部屋の暖房付けている時に上の方は暖かいけど足元が寒いのと同じです。冷たい空気は重いため地面近くに留まります。昼間は太陽光によって温まった物質の熱によってハウス内の温度が上昇太陽が沈むとハウス内の熱は逃げていき一気に冷たい空気に天気予報でも「良く晴れた日の夜は放射冷却で冷え込みが激しくなる」と言われることがありますが、あれも地面から放射される熱が空・宇宙空間へと放射されるため冷え込みが厳しくなります。逆に雲が多い夜はあまり冷え込まないと言います。地面から放射された熱が雲によって遮られるため宇宙へ戻りにくくなるためです。メダカ飼育における放射冷却のデメリットビニールハウスを使っていると天気の良い日には真冬でも日中になると20℃以上に暖められ、水温も10℃後半近くにまで上昇します。水温の上昇と共に植物プランクトンが沢山湧いて良い感じと思っていたら、放射冷却によって夜間・朝方には5℃以下に。冬場のビニールハウス飼育はこんな寒暖差が起きてしまうことも多いです。寒暖差による微生物の増減、それに伴う水質悪化、寒暖差によるストレス=病気の発症の悪循環をもたらしかねません。媛めだか流のビニールハウスの使い方当店ではビニールハウスを透明の屋根として雨や雪除け代わりに使っています。当養魚場がある愛媛松山では雪はパラパラ降る程度のため、雪でビニールハウスが倒壊することもありません。冬場も越冬態勢に入ってくれた方が個人的には楽なので冬場でもビニールで囲うことはしません。これが意外と使い勝手がよくて個人的には重宝しています。本来のビニールハウスの形にしてしまうとメダカの活動も活発になり、寒暖差による微生物の増減や水の劣化など、管理が面倒になることもあります。必ずしもビニールハウスの導入で冬が楽になるとも限らないので、これからビニールハウスの導入を検討されている方はその辺りも覚えておくと良いと思います。
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  • 良い青水と悪い青水の見分け方|メダカの青水飼育
    冬の足し水の大切さと欠かせない水槽チェック青水の良し悪しを見分ける方法良い青水と悪い青水を簡単に見分ける方法をご紹介します。慣れてくればパッと見で分かってくるようになりますが始めのうちはなかなか分かりづらい方もの。一見すると全て同じように見えてしまうことも。ここでは、だれでも見分けることが出来る方法を紹介するよ。泡エアレーションの泡切れから青水の鮮度を知ることが出来ます。青水に限らず飼育水の状態が悪くなってくると泡切れが悪くなってきます。主な原因は3つ・富栄養化富栄養化とは水の中の栄養分が過剰に増えた状態です。富栄養化になる原因は餌の食べ残しや排泄物、死骸など、植物プランクトンが多い環境下ではたんぱく質性の汚れが多くなってきます。・微生物の死骸メダカの屋外飼育において、動物プランクトン、植物プランクトンなど微生物が発生しやすい環境です。微生物が増殖しやすい分、死骸も発生しやすくなります。これらの死骸は油膜などの発生にもつながるタンパク質性の汚れが発生します。・粘膜や粘液釣りなどをされる方であれば、釣った魚が異常な粘膜や粘液を出すことがあるのをご存じだと思います。魚たちはストレスを感じるとこういった粘膜(粘液)を出します。水質の悪化それに伴うストレス。またメダカ屋などであれば頻繁に網などで掬うことによるストレス。こうした時にも水の泡切れが悪くなります。これら3つ共にいずれの場合も根本的には水質の悪化によるものが原因です。同じ青水でも水の良し悪しで泡切れが全く変わってきます。網水の通り方で良い青水か悪い青水かを判断することが出来ます。具体的にはこのような少し目の細かい網を使います。メダカの網は目が粗いので使えません。観賞魚用の目の細かいタイプのフィッシュネットを使いましょう。良い青水は比較的サラッとしています。良質な青水であれば細かい網目の網でもスッと通り抜けてくれます。逆にあまりよくない青水はトロっとしており細かい網目の網を入れると水通りが悪く、アオミドロなどの藻が発生していることも多いです。トロっとした悪い青水は水が網目を通ってくれません。アオミドロなどの藻が水中に浮遊しているような状態になりメダカ達もどこか泳ぎづらそうで、動きが鈍くなること多いです。この場合、アミを洗う際に散水シャワーなどで無理やり網目から通そうとしても通りません。具体的な水の様子などはこちらの記事元のYoutube動画で実際の様子をご覧いただけます。詳しくはユーチューブにて【媛めだか 青水 見分け方】で検索。良い青水とはご自宅の青水は魚にとって良い青水になっていますか?泡切れの悪い古い青水になっていないか。そもそもちゃんとした青水なのか。ただのアオミドロまみれの水になっていないか。そのあたりも含め、良い青水を作っていってください。良い青水とは簡潔に言えばサラっとした水通りのよい緑茶色の青水です。
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  • メダカの容器の種類で変わる水の出来方|メダカ飼育容器の選び方
    容器は色や形・容量だけでなく経年劣化でも水質に影響を及ぼす?メダカの屋外飼育の肝とも言える飼育用品の一つそれがメダカたちにとっても家ともいえる容器ですメダカたちにとっての大切な住まいの違いを見ていきましょう。容器で変わる水温変化容器の水深で変わる水温メダカ容器の水深が深いか浅いかでも水温などが変わってきます。その理由の一つが太陽光によるものです。浅い容器であれば、主に上面からの影響のみとなります。一方で深い容器の場合であれば横からの太陽光の影響も受けやすくなります。容器の色で変わる水温深さだけでなく容器の色でも水温が変わってきます。簡単に言えば、真夏に白いTシャツを着た状態と、黒いTシャツを着た状態では全く変わってきます。メダカの飼育容器においても同じことが言えます。太陽光は、物体の色によって反射される割合が異なり、白色の物体は、ほとんどの光を反射するため、熱を持ちにくい色です。一方で黒色の物体は、多くの光を吸収するため、熱を持ちやすくなります。※ただし、容器の素材や形状によっても熱の伝わり方は異なるため、色だけでなく、素材や形状でもまた変わってきます。変わるのは水温だけはない?容器で変わるのは水温だけという単純なものではありません水温が変わるというだけで水中の微生物の増減量が変わってきます。またそれだけでなく、それらに伴う水の痛み方も変わってきます一つの事柄だけでなく、その多くがリンクしていることが多いのもメダカの屋外飼育の特徴です容器の特徴をつかんだ水づくりの大切さ浅い容器であれば、水量が少ないわりに水温が上がりづらい一面もある点や、深い容器であれば水量が多い分、水温変化は緩やかではあるものの置き場所によっては横からの太陽光による水温の上昇なども意識する必要があります。水温の上昇で変わる微生物の増減率水温だけなく水質も変化する水温が上がるというのはただ単にメダカたちの活性や代謝が上がるだけではありません。メダカたちの活性や代謝が上がり産卵活動が活発になるのと同様に微生物たちの増殖も活発になります。水の出来が非常に早くなり、あっという間に針子なども自然と育つ水ができやすくなります。一方で過度な富栄養化になりやすい一面もあります。色や形だけはない容器の劣化の意識容器が劣化することで変わる水の出来方魚たち、メダカたちにとって最適な水になることを「水ができる」といった言い方をすることがあります。水ができる、良い水を作るには良い飼育環境が必要となってきます。メダカの屋外飼育においてはその一つは容器の「色や形」、それらの特徴を利用した「太陽光の当て方」にあります。またそれだけでなく、媛めだかが注目する一つとして容器の劣化にあります。これらは容器の素材によっても変わってきます。古く使いならしていくことで水の出来がよくなるような容器もあれば、屋外での永続的な飼育を意識して作られていないジャンボタライのような安価な価格帯の容器では劣化によって水の出来方が大きく変わってきます。どちらかといえば、後者であれば水の出来が非常に悪くなっていきます。中途半端に青水になりづらくなったり、時にはプラスチック部分の劣化によって粉を吹いたようになり水の濁りが早くなったり、水づくりのコントロールが難しくなり、不安定になりやすくなってきます。容器の劣化で水の出来が変わることを知るこうした容器の劣化で水の出来方が変わってくることもしっかりと抑えたうえで、水づくりをしていくことも大切になってきます。いつものように水づくりが上手くいかなくなった・・・。そんな時には容器の劣化なども考慮した飼育用品の買い替えの検討が必要な時期化もしれません。まとめ単純に容器の色や形・容量だけでなく、容器の劣化でも変わる「水の出来方」このあたりを意識した水づくりをしていくのもメダカの屋外飼育の醍醐味ともいえます。この部分がしっかりと理解できていればどんな容器でも、その容器の特徴に合わせた飼い方を実践でき上手くメダカを飼育できるようになります。<PR商品>珍しい黒色タライ
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  • メダカ飼育におすすめの浮草について|遮光対策や水質浄化など産卵床以外の役割も!
    産卵床だけじゃない!水質浄化や遮光対策にもなるメダカにおすすめの浮草たちたらいに水とメダカ産卵・繁殖目的のメダカの屋外飼育においてすこし味気なくも感じることも!?そんなときには浮草ひとつでメダカの屋外飼育が一気に華やかに!浮草の浄化作用浮草が水を綺麗にする流れ浮草は水質浄化作用が非常に高い植物の一つでもあります。浮草から水中に伸びた根。その根は水中の養分(メダカたちとって有毒なものも含む)を吸収したり、二酸化炭素(CO2)を吸収し酸素(O2)を供給したりと魚たちにとって棲みよい環境にかえてくれます。水をきれいにするだけはない浮草の利点浮草をメダカ飼育に用いる利点は水質浄化作用だけではありません。メダカの屋外飼育において、浮草は過剰な日光を遮ることで過度な藻類の発生や植物プランクトンの異常増殖による水の富栄養化を抑えてくれます。また浮き草は時に、メダカたちの産卵床となったり、小競り合いの多いメダカたちの隠れ家にもなります。鑑賞面からもメダカ飼育に彩を加えてくれます。おすすめの浮草丈夫で安価なホテイソウ小さな株で根も伸びすぎないサルビニア各種(画像は上サルビニア・ククラータ、下ホテイソウ)増えすぎてくると水面を覆いつくし酸欠につながるため、小まめな間引きが必要です。メダカ飼育にスイレンが不向きな理由大きすぎる睡蓮たち睡蓮は他の浮草たちと同様に簡単に増えすぎてあっという間に水面を覆いつくします。一般家庭で使われているメダカの飼育容器において睡蓮は少し大きすぎる水辺の植物といえます。あっという間に葉で覆いつくされた水面は酸素の供給を阻み酸欠へとつながります。上手く花を咲かせ共存させるには思っている以上に大きな容器と本来はメダカたちとって不要は肥料(養分)、また小まめな葉の間引きが必要となります。※浮草の場合も水面を覆いつくし酸欠にならないよう間引きが必要です。土壌の問題睡蓮で使われる土はメンテナンスなどがしずらく、汚泥の蓄積に伴い酸性に偏りがちな土壌です。ヤゴや水質面を踏まえた定期的なリセットなどメンテナンスが行いづらい一面があります。メンテナンスを考慮した植え方容器の中に鉢植えなどで植えることでメンテナンスの際に引き上げることができ掃除が容易になります
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  • メダカの産卵・繁殖に適した餌とは?卵の孵化率向上方法
    メダカの産卵率や孵化率などを意識した卵の育て方についてメダカの産卵産卵が始まると毎日のように卵を産み続けるメダカたち。毎朝のように繰り広げられる産卵行動。卵を毎日生むという行為。これがどれだけエネルギーを消費するかは想像がつくと思います。卵はタンパク質で出来ている卵は非常にタンパク質が豊富です。蛋白質が豊富な卵を毎日生み続けるメダカたちにとって良質のタンパクや脂質は必要不可欠です。栄養が不可欠なのは、メス個体に限った話ではありません。提供:ピクスタ必要な栄養素タンパク質が必要なのはメス個体に限った話ではありません。オスの精子も亜鉛や良質のたんぱく質が大切になってきます。産卵シーズンのメダカ達は常に高蛋白で高脂質な餌を求めています。メダカの餌に高蛋白な餌が多いのには産卵を意識したところがあるといえます。100均などの餌だと小麦主体のものが多く栄養面で不足しがちです。出来る限り飼料メーカーさん、観賞魚メーカーさんが出しているような栄養価が高く吸収率の高い餌を使ってあげてください。卵に含まれる油滴しっかりと栄養を取ったメスたちから生み出される卵。これらのメダカの卵の中には油、油滴(ゆてき)と呼ばれるものがあります。顕微鏡などで拡大して見てみると最初はこの油滴のつぶつぶが沢山見られます。その後、一つにまとまり大きくなっていきます。卵の比重が軽いのもこの油滴によるものだろうと言われています。この油滴が卵の中のメダカの栄養分になっていきます。油滴の成分は主に中性脂肪なので、蛋白だけでなく脂質も大切になってきます。メダカの餌が高蛋白、高脂質である理由が見えてきたかなと思います。金の卵が生まれやすい環境良い卵を産んでくれやすい環境とはどういったものなのか。逆に卵に負担がかかりやすい環境とは?※黄金の卵の作り方太陽光(紫外線)が与える影響産卵シーズンとなる春から夏にかけて太陽光も強くなり高水温になっていきます。水質も悪化しやすくなり、それに伴いメダカ達がストレスを受けやすい状態が続きます。ストレスは産卵率の低下や孵化率の低下にもつながります。過度な高水温によってオスたちの精子も活発さも失われていき、奇形の発生や産卵数にも影響する可能性が出てきます。ここでポイントなのが活性酸素の除去です活性酸素身近なものでいうとオゾンがあります。酸素=O2、オゾンはO3。3つの酸素原子からなる不安定な酸素、これらは活性酸素の一つとされています。オゾンなどの活性酸素は不安定な状態のため他の物質に酸素を与えて自らが安定しようとします。その時に酸化していきます。オゾンなどの活性酸素は紫外線によって生み出されていきます。厳密にいうとややこしいので簡易的にいうと、酸素分子O2が紫外線によって2つの酸素原子(O)になり酸素原子(O)と酸素分子(O2)が結びつくことで活性酸素(O3オゾン)ができるといった感じです。こういった活性酸素は紫外線の多いメダカの産卵シーズンに多くなってきます。紫外線で変化する孵化率例えば、ヒラメの卵において孵化率は紫外線量によって変化することが分かっています。具体例でいうと以下のようなものがあります・ヒラメの受精卵に紫外線を照射すると正常な生殖腺がない不妊化個体が生まれてくる・一定の紫外線量において卵の発生が阻害され、孵化率がほぼ0になる・紫外線の量を孵化出来る量にしたとしても紫外線によるDNAの損傷など半数が奇形になる他にもUV照射量が大きいほど孵化までの死亡率が高くなったというような実験結果も報告されています。こういった紫外線、またそれに伴う活性酸素も当然、メダカの卵へも悪影響も考えられます。油滴の酸化や卵質の低下へとつながる可能性もあります。サケの卵が赤い理由突然ですが、皆さんサケやマスの卵、イクラなどの魚卵が何故赤いのか?ご存じでしょうか?サケは産卵期を迎えると河川を遡上しオスとメスがペアを組み、砂利を尾鰭ではねあげて窪みを作り、産室作りを始めます。その後、そこに卵を産みオスはメスのそばで精子を出し卵と精子が結合して受精卵になります。メスは卵を守るために砂利で蓋をしていきます。産卵を終えたサケたちはやがて死んでしまいます。その死骸が孵化した稚魚たちの餌になります。※産卵で疲れ果てたサケこのようにサケたち非常に浅い浅瀬に卵を産んでいます。砂利で蓋をしているとはいえ、紫外線の影響を非常に受けやすい環境といえます。サケの卵が赤いのには実は秘密があります。この紫外線から卵を守ってくれているのが赤い色素アスタキサンチンです。このカロテノイドの一種であるアスタキサンチンは強い抗酸化作用を持っています。サケたちは産卵のために川に戻るときに筋肉にアスタキサンチンを蓄えて活性酸素を消去し、疲労を防ぎます。産卵の準備が始まるとメスは卵にアスタキサンチンを移すことで、紫外線による卵のDNAの損傷を防いでいます。アスタキサンチンは紫外線によって発生する活性酸素に最も威力を発揮する抗酸化成分とも言われています。サケやマスなどの魚卵が赤いのは紫外線から卵を守っているアスタキサンチンが含まれている為です。青水の魅力ここで出て来るのが青水。「媛めだかといえば青水」2018年にyoutubeを始めた時、当時、らんちゅうなど金魚もやっていたため金魚飼い方をそのままメダカ飼育用に少しアレンジを加えてご紹介していました。当時、古い考え方をお持ちの方たちにメダカは金魚じゃないと酷評されたこともありました。ただ、金魚の世界馬鹿にしてはいけません。金魚屋さん、金魚の世界の人たちはいわば、屋外飼育のスペシャリストです。メダカ業界の人たちのはるか上をいく飼育技術や経験をもっています。この辺りを取り入れたのが媛めだかの青水飼育。屋外飼育、必ずと言っていいほど、日が当たる場所で飼育していると青水になります。否が応でも青水になってしまう時があるのがメダカの屋外飼育です。であれば、青水のメリット・デメリットを知り、青水を上手く利用していこう。これが僕が2018年当初、最初にご提案させていただいた青水飼育になります。青水にも含まれカロチノイド実はこの青水の中にいる植物プランクトンにもアスタキサンチンが含まれています。屋外で青水飼育していると自然と糞が緑色になります。植物プランクトンを吸収しています。食べているのか食べていないのかよく分かりませんが、糞を見る限り、体内に入っているのは分かると思います。自然と青水飼育になる屋外個体が黄色の卵を産むことご存じでしょうか。これ室内飼育をしていると無色透明になりやすいです。屋外だと黄色、室内だと無色透明。ここまで記事をしっかりとご理解していただいた方であれば、もう分かると思います。卵や糞の色はその個体が食べている餌に含まれている成分で変わっていると考えれます。抗酸化成分を含むアスタキサンチンを多く取り入れられる青水飼育のような環境下での卵は抗酸化成分が活性酸素より酸素を奪うことによって活性酸素を除去し、強く孵化率の高い卵になってくれている可能性があります。アスタキサンチンなどの抗酸化成分がサケの卵と同様にメダカの卵にうつってくれ強い卵になっていると考えられます。ただ、青水のままで卵を管理していると青水の質によってはカビなどが生えやすくなるため以前お伝えした卵の管理方法、塩素を含む水道水での卵管理これも併用すると良いかと思います。屋外飼育、青水飼育だと強く黄色い卵になることは分かった。では、室内だったり屋外でクリアウォーターで飼育している場合にどんな餌を与えていれば黄色の卵にすることが出来るのか?そこで出て来るのが産卵を意識したフードです。最近はメダカ業界も良質のフードが増えてきたので特にこれがということはありませんが、ここではあえて今回の話にも最適な商品を一つご紹介させていただきます。メダカの繁殖におすすめの餌<PR広告>ニチドウ めだか膳 メディメダカ繁殖アップフードメディメダカ繁殖アップ※こちらのリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。メディメダカ繫殖アップに含まれる有効成分こちらの餌に含まれる成分をご紹介すると、例えば、活性酸素から守ってくれているものにはアスタキサンチン以外にも色々とあります。植物などの場合だと光合成することで酸素を出します。この時に活性酸素が植物を傷つけてしまいます。これを守っているのがポリフェノールです。こちらのフードはアシタバが入っているフードですが餌を与えていると卵黄色くなりやすいです。アシタバに含まれる抗酸化成分であるカルコンが卵を黄色くしてくれていると思われます。サケのアスタキサンチンが卵に移行するように、アシタバのカルコンがメダカの卵に移行し紫外線からも卵を守ってくれるのではないかなと思われます。こちらの餌、アシタバだけでなく亜鉛酵母なども含まれているのでオスの精子も強くなります。他にもストレスに強い抗酸化成分であるトルラ酵母なども含まれています。養殖のフグに与えた場合、ストレスでかみ合いをしやすい養殖のフグのかみあいが少なくなり、ストレスの軽減につながるともいわれているものになります。他にも各種ビタミンやミネラルなど孵化率、受精率の向上につながる成分が多く含まれています。こういった餌を使われても良いかと思います。<PR広告>ニチドウ めだか膳 メディメダカ繁殖アップフードメディメダカ繁殖アップ※こちらのリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。もっと詳しく説明したyotuube動画もあります。詳しくはyoutubeにて「媛めだか 強い卵の作り方」で検索※20分にわたって詳しく説明したとても有益な動画になっております。是非合わせてご覧ください。
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  • メダカ飼育における汚泥除去の大切さ
    メダカの屋外飼育における汚泥除去の重要性~青水の沈殿および食べ残し、デトリタス他~汚泥とは魚を飼育していると様々なものが容器の中に蓄積されていきます。それらの堆積物・蓄積物はひっくるめて汚泥と呼ばれています。メダカの屋外飼育において言えば、植物プランクトンの死骸やメダカの糞、食べ残しの餌など色々なものが底に溜まり蓄積されていきます。こういった微生物の死骸や排泄物などの有機物などはデトリタスといった言われて方をされることもあります。このデトリタスなどの汚泥は水に溶けること水中を浮遊しながら、やがて容器の底の方に沈殿、蓄積されていきます。この汚泥の中には硝化細菌、硝化バクテリアなどの良い菌もいれば、病原菌などの悪い菌も含まれています。通常の観賞魚飼育においては濾過などによって濾過槽内に蓄積されていきそれらの汚泥が水中に舞い上がることはありません。メダカの屋外飼育の場合、これらの汚れは容器の底に蓄積されていきます。これがあまりよくありません。この蓄積された汚泥は屋外という不安定な気候・天候によって水質を悪化させていきます。例えば、急な雨などによって水質バランスが崩れたり、過度な水温の上昇とともに水の腐敗が始まります。水質を綺麗にするバクテリア達汚泥に含まれる菌の中にはメダカたちにとって良い菌もいます。例えば硝化バクテリアなどの魚たちにとって良い細菌(バクテリア)たちです。彼らは本来、水を浄化してくれるバクテリアたちは好気性です。酸素を沢山必要とします。屋外のろ過なし水槽では酸素などはもちろん、本来定着するためのバクテリアたちの棲みかとなる濾過槽も存在しません。底床材(砂利や赤玉)を敷いていたとしても、屋外においての微生物の増殖と死滅は過剰なほどに多いものです。次第に底床材は詰まり限界を迎えます。水槽ろ過ありの熱帯魚飼育のような水質浄化を屋外の彼らに期待し過ぎないようにしてください。天候や気候に左右され微生物の増殖と死の過剰な繰り返しに影響されるのがメダカの屋外飼育です。これらのバクテリアに頼るといった飼い方自体が不向きな環境です。ましてやメダカ飼育で使われているような小さな容器に室内飼育のイメージを求めるのは間違いです。仮にはじめは上手くいっていたとしても、それらは束の間、年間(シーズン)通してみた時に継続的に水質維持していくことは困難でしょう。メダカ業界では必要以上に微生物を添加するのが流行っていますが、屋外のように微生物が自然と湧く環境下においては過剰な微生物の添加は不要とも言えます。どちらかといえば、必要なのは微生物の添加ではなく、十分な量の水量です。メダカ1匹あたりに対する水量をゆったりと確保し、必要な時に水換えを行い、不要な時には水換えを控える。これらが最も大切になってきます。微生物はある程度の水温があれば自然と湧きます。逆に言えば自然と湧くことができない程の低水温下に微生物を添加してもそれらは死ぬだけです。生物の死は水の腐敗へとつながります。過剰な微生物のすすめ熱帯魚屋・アクアリウムショップなどであれば、水槽に餌、濾過槽、数百数千という各種熱帯魚。販売するものが無数にあります。ただメダカの世界においてはメダカ屋はメダカ以外に「売るものがない」という一面があります。またメダカ屋自体の多くが一般の愛好家の副業であることも多いです。そういったメダカ業界特有の背景から毎年流行りを作り販売されている一面もあるかと思います。少し過剰なまでに微生物を含む商品がごり押しされることがあります。正直趣味の世界でなければ全否定したい商品も中にはありますが、あくまでも趣味の世界のため愛好家自身が自ら選択し楽しむ分には好きに使われても問題はないかと思います。メダカの屋外飼育がどれだけ微生物が湧きやすい環境下であるかも知っておく必要があります。ただ、もしその商品を使う目的が単にメダカを殖やしたいということであれば、参考までに私自身はメダカ屋でメダカで生計を立てていますが、「人工飼料のみで特別なことは何もせずともメダカを殖やし生活できるほど販売し、それでも余ってしまうほど殖えるのがメダカ」であることも知っておいてください。汚泥由来による酸欠話は戻りますが、メダカだけでなく、容器の中にいる生き物は基本的には全て呼吸しています。場合によっては汚泥由来による溶存酸素量の低下とともに酸欠になることもあります。硝化バクテリアなどの酸素を必要とする好気性細菌を含む活性汚泥などは豊富な酸素が供給されていない場所では活発に働くことができません。汚泥の中には沢山の微生物が存在しているため水質を浄化してくれるという一面もあります。ただ、これは適切な処理、環境下においての話です。メダカの屋外飼育のように日々微生物が増殖し死滅し沈殿しているような環境下において、汚泥の蓄積は水質浄化というよりもそれらが過剰に蓄積されることによって有害な菌も蓄積されていき病気の温床になったり、水質の悪化へとつながっていきます。また汚泥が過剰に蓄積されていくと嫌気性条件下で硫化水素が発生していることもあります。屋外の場合、雨などによって撹拌されることで急激に高濃度に硫化水素ガスが発生することもあります。水に溶けやすいので、魚の呼吸器障害、酸欠のような状態になり突然死を招くこともあります。雨に限らず、強風などで汚泥が舞い上がるなどして、良くないガスが発生する場合もあります。いずれも稀なケースではありますが、屋外のような気候・天候が不安定かつ水温なども安定しない環境下においては汚泥由来の良くない毒素が出て来ることがあります。真冬や季節の変わり目を除けば、これらの汚泥は小まめに除去していくことが非常に大切になってきます。ではなぜ真冬や季節の変わり目を除くかというと、微生物も少なからず必要なためです。夏場であれば、あっという間に微生物が湧き水が出来てきます。メダカたちの活性や免疫や代謝も高いため、積極的な水換えでも問題ありません。ただ、季節の変わり目や冬場に同様のことをしてしまうと問題が出てきます。水が温かく保てているのは微生物のおかげでもあります。水が出来づらい季節の変わり目や冬場に全換水などしてしまうと、水温が下がり、メダカたちも免疫力も下がり、病気の発症へとつながります。より詳しく分かりやすくイラストなど踏まえ動画でも説明しているので興味がある方はそちらもご覧ください。こちらの記事の動画タイトル「メダカ飼育で汚泥を除去することの大切さ」動画では実際の汚泥の取り方や別動画でバイオフィルムについても解説しています。合わせてご覧ください。
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  • メダカの青水飼育~いかすもころすも愛好家次第!青水ってどんな水?
    メダカの青水飼育|青水ってどんな水?メダカの屋外飼育は気候・天候に左右されます。私たち人がどんなに工夫しようとも環境次第で青水になります。メリットも多く、またデメリットも多い青水。だからこそ上手く利用していくための知識が大切になってきます。これまでYoutubeにて青水に関する動画だけでも数百本と上げてきました。ここでは大まかな青水の特徴や青水飼育への考え方を記述させていただきます。青水って何?植物プランクトンにはミドリムシ藻、緑藻、藍藻、珪藻、黄色鞭毛藻、渦鞭毛藻、褐色鞭毛藻、これらの仲間たちと沢山の種類がいます。青水とはこれらの植物性プランクトンの仲間たちが含まれた水です。植物プランクトンは葉緑素という色素を含んでいる為、それらによって水が緑に見え、それを主に青水と呼んでいます。一言にプランクトンといっても、様々な種類が無数に存在しています。オキアミひとつをとってもプランクトンです。原生動物、単細胞生物。これらは簡単にいうと体が1つの細胞から出来ている生物もいれば他にも独立栄養生物、微細藻類(びさいそうるい)などがあります。微細藻類のように葉緑体をもち光合成をする藻類もいます。(独立栄養)植物プラントンが作り出す有機物は食物連鎖の出発点といえます。水中に棲む魚たちにとって、この出発点を作ってあげることも大切です。水が緑だから、透明だからというのは単に見た目上の話であり水質の良し悪しを測るものではありません。青水の中の微生物は限定的プランクトンといっても、どれだけの種類がいるかは分かっていただいたと思います。では青水の中にそれら無数の微生物が存在しているかというとそうとは限りません。水草の場合例えば、水草や植物の場合、自然界では同一種が一つの個体群として群栄しています。多種にわたる水草が同じ場所に混合して自生することは少ないです。特定の水草が群生し、別の水草が侵食してきた場合には既存の水草が淘汰されていきます。このように同じ環境下、同一箇所で複数の植物が混合して自生していることは少ないです。水草レイアウト水槽のように多種多様の水草が混合して自生していることはまずありません。多くの場合は1種類または数種程度で群生し繁茂し、他は淘汰されていきます。青水の場合これを青水に置き換えてみてください。青水から徐々にクリアウォーターに変わっていく時があります。雨などによって一気に植物プランクトンが死に沈殿してクリアになる場合とは違います。植物プランクトンが死ぬわけではなく、徐々に青水がクリアになっていくケースです。この場合の一つの例としては植物プランクトンを食べる動物プランクトンなどの微生物が増えてくるためです。植物プランクトンが多く含まれていた状態の青水の中に植物性プランクトンを餌とする動物性プランクトンが殖えてきた場合には水を緑色に見せている植物プランクトンが減り(淘汰)、飼育水がクリア(透明)になっていきます。気候・天候により植物プランクトンが死に沈殿しクリアになる青水とは違い、自然とクリアになる青水は動物プランクトンや硝化バクテリアの方が優位に立ち増えた状態と言えます。クリアになったからといって微生物が居なくなったわけではありません。これを無理に青水に戻す必要ありませんいい意味で、食物連鎖が行われている証拠であり、微生物も豊富な状態と言えます。水質面同様に微生物の有無も見た目だけで判断してしまうのは禁物です。青水のpHとアンモニア青水の場合、少なからず一定のアンモニアが検出されます。アンモニアがあるから青水になる一方で青水は天然のろ過フィルターでもあります。詳しくは青水とアンモニアこちらの記事をご覧ください。不思議な青水また青水はpHが高くなりやすい水でもあります。例えば青水が高濃度になってきた場合、pHの値は10近い数値を示します。pHが過剰に高く、また一定数のアンモニアがあるという一見魚にとって最悪な水ともいえるはずの青水。にも関わらず、飼いやすい一面も多い、これが青水の不思議なところです。その理由は青水の本質的なところを見ていくと自ずと見えてくるかと思います。アンモニアなどの養分があるから青水になり逆に言えば、それらを養分としてメダカ達が生存できるラインでキープしてくれているのも青水です。青水のメリット・水あたり(刺激)が優しい・良い意味で成長を抑制し鱗並びが綺麗になる・運動量が減るため、肉付きがよくなる・色艶、色揚げ効果がある・成長が緩やかになり老化を遅らせる・微生物が豊富なため、稚魚の餌が豊富で餓死が少ない・天候による沈殿さえなければ水質管理が楽・色やとろみ、泡切れで水質の良し悪しがわかるため水換えのタイミングがわかりやすいクリアウォーターの場合植物プランクトンがアンモニアなどを養分とし光合成などで有機物を作り出す一方でクリアウォーターの場合は植物プランクトンとは違う形の微生物、バクテリアたちがソイルや容器の壁面や底の汚泥等に潜みアンモニアなどを酸化させ比較的無害な形、硝酸塩などに変化させてくれます。バクテリアの水質浄化作用に関してはYoutube動画「メダカとバクテリア」をご覧ください。(yotuubeにて「メダカとバクテリア」で検索)※ただ、メダカの屋外飼育の場合、多くは濾過器などを使わないため自然と青水飼育になっていることが多いです。室内飼育が難しく感じる理由室内飼育が難しく感じる理由としても青水があります。メダカの屋外飼育においては自然と否が応でも青水になりやすい一面があります。飼育者が水をコントロールし管理しているつもりでも、実際には自然が水をコントロールしています。この自然に魚にとって良い水づくりが室内飼育になったときに出来ていない方は室内飼育が難しく感じます。これに関してもyotuubeにて動画にしています。様々なプランクトンたち節足動物の仲間タマミジンコ、ミジンコ、カイミジンコ、ネコゼミジンコ、オカメミジンコ、ゾウミジンコ、マルミジンコ、ノロ、シカクミジンコ、ヒゲナガケンミジンコ、ケンミジンコなど鞭毛藻の仲間ユーグレナ、クリプトモナス、ウログレナ、ファクス、ケラチウム、ディノブリオン、ペリディニウム、ギムノディニウムなど原生動物の仲間アメーバ、ゾウリムシ、ツボカムリ、ツリガネムシ、ハルテリア、コドネラ、ラッパムシ、ボド、ブレファリスマ、エピスティリス、チンチニディウム、パラディレプタス、ラフィディオフリス、アクチノスフェリウム、ディディニウム、トコフリヤ、コレプス、ブルサリヤ、アントフィサ、ストケシア、ペラゴディレプスタスなど藍藻の仲間ミクロキスティス、アナベナ、コエロスフェリウム、オシラトリア、メリスモペディアなど珪藻の仲間コメツブケイソウ、カスミマルケイソウ、フナガタケイソウ、アウラコセイラ、クチブルケイソウ、イタケイソウ、オビケイソウ、ハリケイソウ、クサリケイソウ、イトマキケイソウ、ホシガタケイソウ、コバンケイソウ、ハダナミケイソウなど緑藻の仲間ボツリオコックス、ボルボックス、クロミドモナス、テトラスポラ、スタウラストルム、ミクラステリアス、コエラストルム、セネデスムス、コスモクラディウム、オーキスチス、クンショウモ、コスマリウム、クロステリウム、アンキストロデスムス、ユードリナ、ディクチオスフェリウム、アオミドロ、ミクラクチニウム、アミミドロ、ヒザオリ、テトラセルミスこちらの記事は媛めだかchのyoutube動画「メダカの青水飼育完全攻略」の冒頭の数分部分になります。本編の動画では1時間40分に渡って青水を説明した動画があります。イラストや実際の映像をふまえ詳しく解説されています。完全無料でご覧いただけるので気になる方はそちらをご覧ください。
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  • メダカの寿命(月齢)で変わるアンモニアと水温耐性
    メダカを購入するときの注意点!老化で変わるアンモニアや水温への耐性メダカ達も我々人と同様に老化していきます。その過程で変わっていくことがいくつかあります。今日はそのことについて記事にしていきます。魚たちの寿命と価格観賞魚には大きく分けて2種類あります。寿命が長い魚と短い魚です。寿命が長い魚の場合であればある程度仕上がり大きく育ってきた方が価格が高くなります。鯉などがそれにあたると思います。植物でいえば、樹齢何百年といった盆栽なんかも高かったります。ただ寿命が短い魚の場合だと若魚の頃の方が価値が高い傾向にあります。これはメダカのように寿命が短い魚において産卵に向いている時期、若魚の期間が短いためです。年老いたメダカは産卵してくれません。この点からも本来は若魚の方が価値が高い魚といえます。とはいえ、メダカの世界ではメダカ達が1才から2歳くらいを迎える頃が一番キレイとも言えます。見た目的には一番仕上がってはいるものの既に産卵が止まり卵生みの悪くなった個体が販売されていることが多い世界でもあります。初心者の方ほどLサイズの仕上がったメダカを欲しがりますが、実際に価値があるのは若魚ですおすすめなのは若魚メダカが寿命の短い魚であり、産卵を意識した時に買い時と言える期間が短い理由については分かっていただけたかと思います。では具体的にいつくらいまで許容範囲といえるかについてお話していきます。春の購入春先から初夏にかけてであれば越冬個体の販売がほとんどなので1才前後の個体が多くなってくると思います。越冬個体であれば、冬の間に代謝が止まったような状態のため、月齢以上にまだまだ若く、春から夏にかけて沢山の卵を産んでくれると思います。今がまだ春先から初夏であれば、選択肢としては昨年生まれの成魚たちになってきます。夏の購入初夏を過ぎるころには今年の春生まれの子たちが売り出され始めます。この時、初心者の方はまだ小さいから産卵しないと思われる方が多いですが、メダカは生後1か月から産卵します。育て方にもよりますが、春に生まれた子は夏には卵を沢山産み始めることが通常です。今が真夏であれば迷わず今年生まれの個体を購入しましょう。秋の購入越冬に向けた季節です。来年度の繁殖に使えない年老いた昨年生まれの個体の購入は避けたいところです。メダカには卵核という卵の元になるものがあります。一生のうちで産める卵の数がある程度決まっています。卵を産めなくなった寿命間近な2年、3年を迎えようとしているメダカは避け、今年生まれの元気な若魚の購入をおすすめします。老化に伴う変化本来年老いた個体というのは見た目は仕上がっていて綺麗に見えるものの老化に伴いアンモニアや水温への耐性も弱くなってきている部分も多く、老魚と若魚の飼育難易度の違いメダカたちも我々ヒト同様に老化しています。購入される時は1年2年3年と育っていく中でメダカたちの寿命が近くなっていることをしっかりと覚えておいてください。人間でも20の頃と40過ぎてからだと傷の治りが遅かったり風邪を引いても長引いたり、ありとあらゆる面で弱くなっていることを感じると思います。メダカも同じです。年とともに夏の暑さ、高水温にも弱くなり、またアンモニアなどの水質悪化への耐性も弱くなってきます。寿命が長い魚であれば成魚の方が体も大きくもちろん強いです。ただ、メダカは短命の魚です。寿命が短い魚は成魚の期間も短いです。メダカにとっての1年は私たち人にとっての30年くらいに匹敵します。例えば2歳を過ぎたメダカと生後3か月の若魚、飼育難易度が圧倒的に変わってきます。若い頃は少しくらい無茶な飼い方、過密でも高水温になりやすい場所でも全く問題ありません。ただ、年齢が1才を超えてくるあたりからは体が大きくなっている分、排泄物の量も増えてきています。少しずつ容器のサイズにもゆとりを持ち、高水温にも注意しながら飼育するなどしていく必要が出てきます。メダカは寿命が短い魚であることをしっかりと把握したうえで、今後のメダカ購入時の注意点としてお役立てください。
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  • メダカとグアニン~虹色素胞・グアニンの増やし方~
    メダカの虹色素胞に含まれるグアニン層の増やし方虹色素胞・グアニンとはメダカの場合は主に鱗に黒色素胞(こくしきそほう)、黄色素胞(おうしきそほう)、白色素胞(はくしきそほう)、虹色素胞(こうしきそほう)といった色素胞があります。その中の一つ虹色素胞は細胞の中にグアニンと呼ばれる結晶、グアニン層が集まっています。グアニンがメダカを輝かせるグアニンは光を反射する性質があるため、ラメ入りのメダカの鱗がキラキラと輝いて見えたり、体外光と呼ばれる光輝く外光もグアニンによるものと言えます。またヒレ先に集まったグアニンが青白く輝き、フサヒレと呼ばれるようなフリル(ヒレ先)が輝いて見えるものもグアニンによるものです。このグアニンが沢山ある個体ほど、人の目から見たときに反射によりキラキラと光輝き綺麗なメダカとして判断されています。イメージとしてとらえると蛍玉や蓄光石をご存じでしょうか?蛍玉はガラス職人さんが作った工芸ガラスであり、とんぼ玉の一種です。光に反射にキラキラと光る姿はまるでメダカ達の体外光やラメなどのグアニンを彷彿とさせます。一方で蓄光石は太陽光や室内灯の光を吸収し暗闇でも光り輝いてくれるものです。メダカのグアニンも似たようなところがあるなと思っています。夕方のラメ系のメダカ達、やたらとキレイだと感じたことはないでしょうか?日中に燦燦と光輝く太陽光を浴び、まるで光を虹色素胞、鱗にため込んだかのような輝かせてくれます。厳密にいえば違いますが、イメージとしてとらえたときにグアニン層はまるで光を蓄え放出しているかのように感じます。グアニンと太陽光蓄光石やとんぼ玉の話をしましたが、これらはあくまでもイメージの話であり実際には異なります。ただ、実際に太陽光などがグアニンの増殖に影響していることも確かです。基本的に魚は水温の上昇と共に活性や代謝が上がってきます。適正な高水温下においてメダカたちの活性や代謝が上がると同時にグアニンの発生も活発になると考えられます。屋外飼育において、太陽光が当たることでメダカたちの棲む水槽内の水温は上昇します。これらもグアニンの発生に太陽光が一役買っているといえます。周囲の環境によって変化するグアニングアニンは周囲の環境によってダイナミックに変化することで知られています。メダカにおいて、まだ厳密にはっきりとは分かっていないことも多いですが、明らかに育てて方で変化します。これまでの経験則で言えば薄い色合いの容器で容器の中からも光を反射させ、他の色素胞よりも虹色素胞を優位にし、高水温などによってグアニンの細胞分裂の発生を積極的に促していく。私はそういったイメージを持ちながら育てています。虹色素胞に含まれるグアニン層は非常に面白く謎めいています。光に支配されるメダカたちメダカたちは光によって様々な変化を私たちに見せてくれます。分かりやすい機能でいえば、保護色機能があります。いわゆる背地反応です。メダカたちは目から入る光で情報を得ています。体色をつかさどる色素胞もまた同様です。容器の色によって、メダカたちの目から入る情報が変化します。その後、色素胞は拡散したり凝集したりしています。この拡散と凝集によって例えば、薄い容器から濃い色の容器に移動したときに素早くその容器の色、背地に適応したように色素胞を変化させます。これが目から入った情報による拡散、凝集という生理現象です。この現象には2つのタイプがあります。それが生理学的体色変化と形態学的体色変化です。これについてはメダカの背地反応・拡散と凝集をご覧ください。色素胞の減少と増殖のコントロールこれらのことをしっかりと理解できていれば、色素胞の減少と増殖のコントロールが可能となります。例えば、白い容器にメダカを入れていると徐々に体色が薄く変化していきます。これが比較的短期間で変化する体色変化=生理学的体色変化です。そのまま、さらに長期間の間ずっと白などの薄い容器にいれて育てていると色素顆粒が凝集した状態が続きます。次第に黒色素胞の数が減少し、個々の細胞も退縮し体色がより顕著に白くなっていきます。もちろん、また黒容器に入れると逆に拡散され濃くなっていきます。この時間をかけた変化を形態学的体色変化と定義づけ動画の方ではお話させていただいております。※画像は白容器で飼育していたメダカを黒容器に入れ1か月飼育した場合の実際の様子です。説明とは逆パターンの事例になります。最も大切なのは遺伝的な要素ここまでグアニンの増やし方への考え方をお話してきましたが、一番大切なのは遺伝です。幹之(みゆき)メダカの歴史皆さんご存じの幹之メダカですが、昔は点ほどの光でした。(点光)その光(グアニン)が改良と共に伸びていき今のようなフルボディと呼ばれるような口先までびっしりと光輝くメダカへと変化しました。仮にこういった遺伝子が入っていないメダカ=例えば野生のメダカをいくら育て方を工夫して育てたところで、全身が光輝くメダカにはなりません。※キタノメダカ(原種)がフルボディになることはない×最も大切なのは遺伝です。フルボディの親で採卵(繁殖)させる仔だからこそ、フルボディの遺伝によって光輝くメダカが生まれてきます。この部分が基本であることをしっかりと覚えておく必要があります。グアニンの申し子と言われる魚たちグアニンが多い魚といえば、真っ先に思い浮かぶ魚はなんでしょうか?私は真っ先に太刀魚(タチウオ)が思い浮かびます。海水魚であることと、鱗がない点から比較対象としては不向きではあるものの、そのグアニンの多さは、食べすぎるとグアニン多量摂取によって腹を下す原因(グアニン中毒)になるとまで言われています。それほどまでにグアニンが多い彼らが棲むのは水深200mを超えるような深海です。日中は100~350m付近で生息し朝夕、夜間になると表層付近に餌を求めて活動しています。日中は太陽光が当たらないような深海で生息し、メダカ飼育におけるグアニンの伸ばし方とは全く逆ともいえる環境で生息しています。それでも彼らの体は常にフルボディのグアニン層に包まれています。まさに鱗の代わりとも言えます。逆に表層付近の暖かい場所に生息している浮き魚(うきうお)とも言われている、こちらもグアニンの代表種ともいえるサンマのような魚もいます。このことからも分かるように基本的には遺伝(その魚が元々もっているDNA)が何よりも大切というのが分かるかと思います。その中で、メダカのように育て方によってグアニンの乗り方(見え方)が変わるのもまた事実です。育て方で変わるグアニンは遺伝に影響しない?ここまで読み進めていただいた方はグアニンは育て方で細胞分裂の発生が促され、環境によってダイナミックに変化することがあること。また基本的には遺伝が何よりも大切であることがご理解いただけたと思います。その中で仮に育て方が上手くいかず惜しくもフルボディにならなかったスーパー幹之くらいのメダカがいたとします。では、その親から子を取ったときに仔の世代でフルボディにならないかと言われると、育て方次第で仔を全てフルボディにすることもできます。もちろん、点光の親の仔をフルボディに育て上げることは難しいですが、少しの違い程度であれば、育て方で伸ばすことが出来ると考えられます。こちらの記事の内容はyoutube動画からの一部抜粋です。より詳しく知りたい方は【媛めだか グアニン】で検索。
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  • メダカの喧嘩と相性!ケンカ(小競り合い)が絶えないときの予防対策について
    病気の原因にもなるメダカの喧嘩を抑えるための予防対策喧嘩が多いメダカたちメダカは非常に喧嘩の多い魚です。針子から成魚に至るまで喧嘩の絶えない魚です。野生下では1匹1匹のテリトリーを確保できる広さがあるため、喧嘩は少ないです。飼育下ではそういった広さもないため、どうしても喧嘩が起こりやすい環境です。仲良く群れで泳ぐメダカたち針子の頃から幼魚、若魚、成魚とずっと飼育していると仲良く群れで泳いでいるように見えますが、実際にはいじめられっ子が淘汰され愛称の良い個体同士が生き残っただけとも言えます。メダカたちの相性メダカには相性というものがあります。相手の色味を見て判断していたり、同系統の個体に惹かれたり、ヒレの長い♂に惹かれたりと、メダカは相手の顔を覚えています。普段見慣れた相手に愛着が湧き惹かれやすい傾向があったりもします。品種改良による拒絶品種:ラパス品種改良をしていると他品種同士で、ペア組することも多く、そういった時には互いが拒絶反応を示すこともあります。この辺りの話は「メダカの相性」といった動画にて詳しく解説しています。産卵床は最高の隠れ家メダカ飼育の醍醐味ともいえるものの一つに産卵・繁殖があります。多くの場合、余計なものを入れると卵を取りづらい、採卵しずらいため容器の中には産卵床のみといった場合も多いです。いじめられっ子の特定例えば、2ペアで飼育していた場合で1匹いないなと思った時は産卵床を除けて探してみてください。喧嘩がある場合、おそらく産卵床付近に隠れているはずです。特定の個体が特定の個体に追い回された結果、容器の中で隠れる場所が産卵床しかなかった場合は産卵床に隠れます。隠れる場所がない場合隠れる場所がないと追い回され続け、ストレスなどで餌も食べられなくなったり、追い回される時にヒレなどが傷みボロボロになっていきます。結果的にストレスなども伴い細菌感染による病気なども発症します。最悪の場合、追い回され隠れ家がない場合、逃げようと容器の外に飛び出すこともあります。メダカは本来、飛ぶということはあまりしません。ただ、他の魚に追い回され行き場を失ったときは別です。およそ15㎝ほどはジャンプします。過密飼育による予防過密飼育をしていると周りがメダカだらけのため、なわばり・テリトリーどころではなくなり喧嘩もなくなります。このことを利用し、観賞魚、特に熱帯魚などでは過密飼育で喧嘩を予防するといったことがあります。ただ、メダカの屋外飼育のようにろ過なしの上、気候の急変によって水質が悪化しやすい状態での過密飼育はストレスなども重なり不向きな方法と言えます。産卵床による予防メダカの屋外飼育は気候変動による水質悪化が顕著なため出来る限り簡易的で日々の水換えなどがしやすい状態で飼われることが多いです。そのため、ベアタンクでの飼育が多くなってきます。ベアタンクとは・・・砂利など容器の中に余計なものを何も入れない飼育タンクこうした事情があるため、水草なども入れたくない方も多いです。産卵・採卵のシーズンであれば、産卵床を入れてあります。これがちょうど良い隠れ家にもなります。ただ、採卵シーズンが終わると産卵床を除けてしまうため、メダカたちは隠れる場所がなくなります。メダカたちの喧嘩が始まった際の逃げ場、隠れ家として、採卵しなくても産卵床など入れておくと隠れ家がわりになり、いじめられっ子の特定も容易になります。いじめられっ子の隔離隠れ家があったとしても、そのまま飼育することは難しいです。ずっと隠れていては餌も食べられません。ストレスなども重なり次第に痩せてきます。もしも、いつも産卵床の周りに隠れている子がいる場合は隠れている子を別の場所に移してあげるか、その隠れている子を追い回しているちょっと気の強い子を別の場所に移してあげるなどする必要があります。メダカの喧嘩に関する動画や相性に関する動画もyotuube上にアップしてあります。合わせてご覧ください。「媛めだか 相性」などで検索
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  • メダカの盆栽飼育で成長速度をコントロール
    メダカの成長速度をコントロールする方法盆栽飼育とは観賞魚の世界には盆栽飼育という言葉があります。通常多くの観賞魚は水槽のサイズ、容器の大きさに合わせるように成長していきます。例えば、古代魚や大型魚においては奥行きサイズに達すると、それ以上には成長しずらいです。メダカの場合は?メダカの場合はメダカ自体が小さな小魚のため大型魚のように容器の奥行きがメダカよりも小さいといったことはまずありません。ただ、過密飼育をしているとメダカたちの成長は抑制されます。もっといえば、強い個体と弱い個体、または生まれた日の違いによって成長差が生まれます。この場合は、大きく成長した個体とまだ小さい個体を選別し、別々の容器に分けてあげることでそれぞれの成長が促進されます。小さな容器で個体数を多く飼育する沢山の卵を採卵し、沢山の針子が孵化し、その子たちが育った時、どこかのタイミングで成長が止まったように感じた経験はないでしょうか?成長が止まった時、それが、その容器での現状の飼い方での個体数の限界と言えます。そのまま飼育していても成長は望めません。成長の抑制と加速過密飼育をしていると、メダカたちはまるで盆栽のように成長が止まります。この時、暖かい季節であれば大きな容器にしてあげると今度は一気に成長が加速します。飼育者側の問題1ペアのメダカたちが僅か1~2か月で数百という卵を産みます。それらが孵化し、数百という稚魚たちが成長していきます。ここで現実的な問題に直面します。これらの稚魚たちを育てるだけのスペースを急遽用意する必要が出てきます。とはいえ、ご自宅のスペースには限りがあり容器が置ける数にも限界がある方が大半だと思います。そういった時に過密飼育、盆栽飼育をすることによって少しゆっくりと成長してもらうことができます。メダカたちには少し申し訳ないですが、こうして成長をコントロールすることも可能です。基本的には増やし過ぎには注意し、ご自宅のお庭のスペース、お世話にかかる時間なども踏まえ計画的に採卵していきましょう。
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  • メダカの卵の管理における付着糸・纏絡糸の取り方!
    卵管理における付着糸・纏絡糸の洗い方と取ることの意味について付着糸・纏絡糸とは画像のようなメダカの卵についた糸のようなものを付着糸や纏絡糸(てんらくし)と言います。この纏絡糸のお陰でメスのメダカは水草などの産卵床や水草、藻などに間隔を空けながら、糸を絡みつけながら、上手く産みつけていくことが出来ます。自然界において付着糸・纏絡糸は川の流れに流されることのないように安全な場所に卵を産み付けるために必要不可欠なものです。付着糸・纏絡糸を取る理由野生下、自然界であれば、卵を産み付けるために必要不可欠ともいえる纏絡糸ですが、飼育下においては少し違ってきます。メダカの屋外飼育において、濾過槽やエアレーションなども使われないことが多いです。これは卵の管理おいても同様です。飼育下においては水が澱(よど)みやすく、纏絡糸によって卵の通水性が悪くなることがあります。通水性が悪いと水中の常在菌である水カビなどが卵に発生しやすくなります。関連する記事としてこちらも合わせてご覧ください。「メダカの卵は水道水(塩素)で管理した方が孵化率が高まる?」加温飼育での腹からの採卵他にも例えば、加温飼育などで直接腹から卵を取ると付着糸によって必ず卵が塊になります。塊のままでは1つでも卵がカビた場合、残り全ての卵がカビに汚染される可能性があります。この時に纏絡糸(てんらくし)・付着糸を取ることで卵が個々に分かれてくれます。卵をひとつひとつに分けてあげることで孵化率が最大限まで向上します。付着糸・纏絡糸の取り方纏絡糸を取るのは非常に簡単です。まずは卵をガーゼの上に乗せ、後は指の腹で優しく転がしていきます。徐々に纏絡糸(てんらくし)が取れていきます。この時、卵が潰れてしまわないかと心配になると思いますが、基本的には問題ありません。発眼卵になる前の有精卵(受精卵)であれば非常に硬く潰れることはありません。※Youtubeにて実際に付着糸を取る様子を公開しているのでそちらも合わせてご覧ください。Youtubeにて「媛めだか 卵の洗い方」で検索この時、潰れる卵と潰れない卵があります。基本的には有精卵はつぶれず、無精卵はつぶれます。ただ、一部例外があります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。「メダカの卵は硬い柔らかい?つぶれる卵と潰れない卵」メチレンブルーを使う理由メチレンブルーを使う理由は、別記事「メダカの卵は水道水(塩素)で管理した方が孵化率が高まる?」でもご紹介した塩素と同様の理由になります。メチレンブルーなどの色素材を投薬することで雑菌や糸状菌類であるカビ等の発生を抑制することが出来ます。【PR】ニチドウ メチレンブルー水溶液 200ml具体例腹から直接卵を採る場合にメスが産卵し卵を腹に抱えている時などで仮に受精卵だったとしても産卵後、雄が精子を振りかけた後、卵が硬くなるまでにおよそ30分以上がかかります。産卵直後に卵をとろうとすると、まだ卵が軟らかいので、潰れてしまうことがあります。腹から採卵したり、卵を洗うとき、付着糸を取る時には産卵後30分以上経過してからにしてください。注意点孵化間近の卵の場合、硬かった卵が今度は孵化酵素腺からの酵素の分泌によって卵膜の内層が溶解し、外層のみとなり非常に軟らかくなってきます。簡単に潰れてしまいます。容器の丸洗いなどでアミで濾しとった卵などは時間が経過している可能性も高く軟らかくなっている場合も多いです。ご注意ください。yotuubeではより詳しく深く、2024年現在計600本以上にわたり、こういった動画を常時配信しています。詳しくはyotuubeにて「媛めだか」で検索の上、チャンネル登録もよろしくお願いいたします。
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  • メダカが好む水質pH(ペーハー)について
    メダカにとって最適な適正pHはいくつ?最適・適正pHとは魚にはそれぞれ好む水質があります。例えば熱帯魚であれば、ディスカス等だとpH(ペーハー、ピーエイチ)が6~6.5位の弱酸性の水質を好み。ワイルド個体であればもっと低い値の場所に生息していることも珍しくありません。逆に、アフリカンシクリッドなどだと弱アルカリ性~アルカリ性の水質を好みます。pHとは?水が酸性であるかアルカリ性であるかを数値で表したものになります。pH7を中心に中性とし、7よりも数値が低ければ、酸性、高ければアルカリ性になります。日本の水道水は地域によって多少違いがあるものの概ね中性付近に近い値を示します。参考までに愛媛県松山市の僕の自宅の水道水のpHは7.2前後の弱アルカリ性です。およそ28年前から変化していません。pHの変動pHは魚を飼っていると変動していきます。魚の排泄物などによって有害なアンモニアが発生します。通常の観賞魚飼育においてはろ材などに定着した硝化バクテリア、濾過バクテリアにより比較的無害な硝酸塩にまで分解、酸化されていきます。これらが蓄積されていくことによってpHは酸性へと傾いていきます。観賞魚の飼育に限らず、家庭菜園や農業においてもバクテリアによって蓄積された硝酸などによって土壌が酸性になってきます。極度に酸性化された土では植物も育ちません。これを矯正するために石灰などをまき中和するといったこともあります。観賞魚飼育も同じようなものです。ろ過サイクルによって蓄積された硝酸によって酸性化する水を水換えによって適正な水質に保っていく必要があります。また水草水槽などであれば、植物の光合成によってCO2の値などに伴い、pHも変化していきます。メダカの適正pHとはでは、メダカの場合はどうでしょうか?濾過なし、砂利なし、水槽内に何も入れない状態。所謂ベアタンク飼育が多いメダカの屋外飼育においては、この濾過サイクルが機能していないことも多いです。屋外飼育においては植物プランクトンなどがアンモニアなどを吸収し、天然の濾過フィルターの役割を果たしてくれていることも多いです。また植物プランクトンの光合成による作用などもあり、pHはアルカリ性に傾きます。本来メダカ達が棲む田んぼや池や川は日中はコケや水草、植物プランクトンたちが光合成しています。二酸化炭素を消費し、酸素を放出します。植物たちの光合成によってpHが大きく変動しています。日中は水中の二酸化炭素が減少し、pHがアルカリ性に傾いていきます。一方、夜になると水中の植物たちも呼吸をします。今度は二酸化炭素を放出します。田んぼなどであれば、元々たんぼの土はpHが酸性よりです。日中は光合成によってpHが9近い値を示していますが、逆に夜間朝方になると6くらいにまで下がっていることもあります。弱酸性を保ちやすい水草用のソイルなどを用いた水草水槽においても、そこまで極端ではありませんが、同じようなpHの変動が起きていることがあります。結論濾過バクテリアの作用による硝酸などの蓄積によるpHの変動とこういった植物の光合成によるpHの変動では理由が異なります。水質を単にpHの上昇、低下だけで見るのでなく、その理由も大切になってきます。結論から言えば、メダカにとって適切なpHは弱酸性~アルカリ性までかなり幅広い範囲で適応可能と言えます。pHが6近い酸性でも、pHが10近いアルカリ性でもメダカ達元気に生きています。ただ、それが適正とは限りません。基本的には水道水のpHである中性付近を基準とし、幅広い範囲で適応可能と言えます。こちらの記事はYoutube動画からの一部抜粋となります。ノーカットの本編はYoutubeにてご覧ください。「媛めだか pH」または「メダカの好む水質pH」にて検索
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  • メダカの集中濾過の作り方~テトラのじょうろでキレイメダカ鉢で集中ろ過システム作り~
    テトラのじょうろでキレイメダカ鉢を使った集中濾過システムの作り方テトラのじょうろでキレイメダカ鉢まずはテトラの「じょうろでキレイメダカ鉢」が必要です↓【PR】Tetra テトラ じょうろでキレイメダカ鉢 ※こちらのリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。テトラのじょうろでキレイメダカ鉢は元々オーバーフロー加工がされているため、DIYなどによる穴あけは不要です。必要なもの・テトラのじょうろでキレイメダカ鉢・塩ビパイプ・塩ビにつなぐホース・集中濾過で使うポンプ・濾過槽・水量調整のためのボールバルブ※ボールバルブはホームセンターなどで購入すると高額です。数が必要な場合は少し質は落ちますが、通販で安価な商品を消耗品感覚で購入された方が安上がりで作成できます。1つ200~300円前後で販売されているものが記事執筆時点では多いようです。例えば、こちら<PR>ボールバルブ※こちらのリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。室内でも使用可能ゴムパッキンがついているので室内でも安心して使用できます。オーバーフローシステムを理解できている方であれば、単にガラス水槽がサイドフローのメダカ容器になっていると思っていただければわかりやすいかと思います。じょうろでキレイメダカ鉢の仕組みについてはYoutubeにて動画にしているのでそちらをご覧ください。「媛めだか じょうろでキレイメダカ鉢」にて検索。作り方について配管の仕方などの作り方についてはお写真と文章のみではなかなか説明しづらい部分もあるため、実際に作成の様子を見ていただけた方が分かりやすいと思います。百聞は一見に如かずということで、詳しくはYoutubeの媛めだかch「メダカの集中濾過の作り方」をご覧ください。ユーチューブではこちらのように実際の配管の様子など動画と説明付きでご覧いただけます。
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  • メダカの腸内環境の改善のためにキョーリンのヒカリ菌
    臭いメダカは危険信号?腸内環境の改善で元気一杯メダカが生臭い理由メダカには臭いメダカと、臭くないメダカがいます。メダカが病気になった時または調子を崩している時に臭くなります。例えば、代謝が低下したことによって上手く毒素を体の外に出すことが出来なくなっていたり、他にもエロモナス菌などは体内感染もあります。体内=腸などからも感染していきます。メダカが病気になった時、体内にも菌が蔓延し体内の腸内環境はもちろん、代謝の低下などで上手く毒素を体の外に出すことも出来なくなっていると思われます。他にも浸透圧調節の調節が上手く働かなくなっている可能性もあります。代謝異常や腸内環境の異常、体内に蓄積された病原菌、悪玉菌、浸透圧調節が上手くいかなくなったりと、何かしらの理由によって調子を崩した時にメダカ達のニオイが変わってきます。臭いで分かるメダカの健康ぱっと見は病気の症状もなく餌も食べ元気に見えていたとしても網で掬った時に臭いメダカには要注意です。一度そのにおいを覚えてしまえば網で掬った瞬間に、あーダメな臭いだと。分かるようになってくると思います。人間の体調も臭いにでると言われていると思います。ニオイは健康を測るうえで大切な目安になります。腸内環境の改善メダカたちの腸内環境を善玉菌を優占種とさせることによって悪玉菌を抑制するような形で腸内環境の改善を!例えば、キョーリンさんのひかり菌などが含まれるような餌は腸内環境なども整えながら、エロモナス菌の増殖を抑える効果もあります。キョーリンさんは観賞魚用飼料のパイオニア的な企業で昔からこういった病気だったり、腸内環境の改善にも役立つような餌を販売されています。今回このメダカが臭くなるといったことを考えた時に病気の予防といった面でも、腸内環境の改善といった面でも、それらを要因とする代謝や浸透圧調節の異常などを予防するといった面でもキョーリンのひかり菌シリーズが真っ先に思い浮かびました。※こちらの餌に限らずHIKARIシリーズの餌の多くにヒカリ菌が配合されています。バチルス菌の一種であるキョーリンのHIKARIシリーズ餌に含まれているひかり菌が腸内環境を整えながらひかり菌が優占種となり増殖する過程においてエロモナス菌やシュードモナス菌、エドワジエラ菌などの魚病菌に対して押しのけながら増殖していきます。結果的に水中の悪玉菌を抑制していきます。ついでに善玉菌を殖やして悪玉菌をやっつけるメダカ達が排泄する糞自体、腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)も改善させていってください。アンモニア中毒アンモニアは水中でアンモニウムイオンとアンモニアの間を行き来しています。水中の濃度が高くなってくると体内からアンモニアを放出しても、そもそもの飼育水がアンモニアだらけなので中毒症状になってしまいます。メダカが臭くならないような飼育環境づくり。それは水質の改善でもあります。食べさせたい善玉菌善玉菌が大切。だからといって、むやみやたらに善玉菌を飼育水の中に入れたらいいという物でもありません。メダカ愛好家の中にはヤクルト等の乳酸菌を飼育水に入れる方もいますが、善玉菌も生きています。飼育水に入れた瞬間死んでいきます。特にメダカの屋外飼育のように水質が急変しやすい環境下においては注意が必要です。また体内で働かせるもののため食べさせる必要があります。効率的な善玉菌の取り込みに【PR】生きたひかり菌配合Hikari(ヒカリ) メダカの舞 コンプリート※こちらのリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。こちらの記事の本編はより詳しくyoutube動画にてご覧いただけます。「臭いメダカ 媛めだか」で検索
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  • 自作の台湾式底面フィルターでメダカの屋外飼育
    メダカと自作台湾式の底面フィルター台湾式の底面フィルターとは台湾式の底面フィルターは主にビーシュリンプの育成・繁殖において使われることの多いろ過フィルターです。底面フィルターとソイルとの相性を考慮し、更に台湾式ならではのメンテナンス性が重視されています。通常の底面式ろ過では水槽全体に底床材を敷くことからリセットなどメンテンスの際にソイルの交換が手間でした。一方で台湾式の場合は水槽の中にもう一つ小さな水槽があるイメージです。プラケースやアクリルボックス内にソイルを設置することで、ソイルの薄敷き厚敷きなど用途に合わせて微調整も可能となります。またビーシュリンプのようにソイルの栄養分を補給する際のソイルの交換も容易となります。メダカに飼育における台湾式100均のザルなどで作る方法もありますが、ザルを使うと全体に穴が開いているため水の流れが全方向からとなります。スポンジなどを使用するスポンジフィルターとは違い、底面フィルターの場合ソイルや赤玉などを使用するため水の流れ=ろ過において非効率的とも言えます。台湾式の底面フィルターを自作する場合はBOX状のものを使うことをおすすめします。自作方法台湾式の底面フィルターの自作は容易です。BOX状の器と対面フィルターのパイプがあれば簡単に自作できます。例えば、虫かご(プラケース)でも自作可能です。他にもこちらの場合は100均ダイソーの靴受けです。トロ舟のような水深が浅い容器において、ソイルを薄敷きで使用するときに等に使用する場合にしようします。通常の底面フィルターとの違い通常の底面フィルターと台湾式の底面フィルターの濾過の仕組み自体は同様です。細かな違いはあるにしろ、基本的な部分は同じになります。最も、違う点といえば、メンテナンスのしやすさにあります。以下のように台湾式の底面フィルター部分のみを取り出す、ソイルの交換・リセット、掃除などが通常の底面以上に容易に行えます。おすすめの台湾式底面フィルター【PR】チョイス F.cube エフ.キューブ プラス エアリフト式 底面フィルター※こちらのリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。こちらの記事の本編はより詳しくyoutube動画にてご覧いただけます。「媛めだか 台湾式」で検索
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  • メダカの自動水換え装置の作り方|水道代の節約に散水タイマー
    散水タイマーを使った自動水換え装置の作り方メダカの水換えに散水タイマー水の出し忘れ防止による水道代金の節約はもちろん、半自動で水換えを行うことができる散水タイマーをご紹介いたします。こちらのように蛇口に付ける 簡易タイマーを使えば自動で水換えすることが可能です。例えば5分間だけ水を出したい場合はアナログタイマーを捻っておけば5分後に自動的に止まります。タイマーを使わずに普段通り使いたい場合はマニュアルONにしておけば普段通り使えます。ご紹介したものは安価で簡易的な商品ですが、デジタル式のもっと高額なものになると流量、水量計つきのものもあります。例えば〇時〇〇分から100ℓ分水を出した後に水が止まる様にするなど細やかな設定ができるものもあります。貯水槽に水を貯める際の水の止め忘れ防止や。また下記のような足し水方式で水換えするときにもこうしたタイマーが活躍します。実際の自動水換えシステムの作り方はyoutube動画にて公開中です。詳しくはYoutubeにて【媛めだか 自動水換え】で検索。おすすめの散水タイマー【PR】セフティー3 散水簡易タイマー【PR】タカギ(takagi) かんたん水やりタイマースタンダード タイマー予約 自動水やり※こちらのリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
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  • メダカ飼育におすすめの散水ノズル
    ドイツに生まれの高級散水ノズルで日々の水換えが楽しくなる!メダカ飼育におすすめの散水ノズルドイツ生まれのガーデニングブランド「GARDENA(ガルデナ」止水用コネクターでワンタッチでノズルを変更できる優れもの。ノズルを用途に合わせて複数持っていれば、先端部分のみ着脱可能です。ガルデナの商品見ているとついつい欲しくなるガーデニング用品がいっぱいです。もちろん、メダカ飼育でも欲しくなる商品が沢山結構あります。愛用の散水ノズル当店でも愛用しているガルデナの散水ノズル3パターン散水ノズルもちろん流量の調整も可能です。ドイツ生まれのガーデニングブランド1968年ドイツ生まれの GARDENA(ガルデナ)は1968年にドイツに生まれたガーデニングブランドです。ガーデニングやメダカの屋外飼育において、毎日使う園芸ツールだからこそ、日々のライフスタイルを彩る美しいデザイン性と優れた機能性の商品で楽しみに華を添えてみてください。日々使うツールが少し高価になるだけで、水換えもなんだか楽しみになります。ドイツに生まれたガルデナは50年以上にわたり世界中の園芸愛好家に愛されています。「Realise Your Gardening Dreams ~ 夢の庭つくろう」byガルデナ今回ご紹介した散水ノズル【PR】GARDENA(ガルデナ) 散水スプレーノズル3パターン※こちらのリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
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  • メダカ飼育に市販のプールを使う!INTEXプールを大型容器代わりに
    市販の大型家庭用プールをメダカの屋外飼育容器にしてみようインテックス社プールとはメダカの屋外飼育において近年使われることの多い「INTEX(インテックス)社」のプールについて。インテックス社は世界最大のビニール製品メーカーで非常にアメリカンなビッグサイズの簡易プールを格安で販売されていることで有名です。こちら家庭用の大型プールで有名なインテックス社の中では比較的小型のプールになります。※大きなものだと3m以上のものもあります。こちらはサイズが122㎝×122㎝で高さが30㎝ほどになります。価格が購入した当時で2500円ほどでした。今は物価の上昇もあり、値段が上がっています。より大型のものになるとポンプをセットして鯉を飼われている方などもいらっしゃいます。一人でも組み立て可能組み立て自体は非常に簡単です。ただ、大きさが小さいとは言え大きいサイズのため一人よりは二人で組み立てた方がやりやすいかなと思います。10~20分もあれば組み立て完了。錆に注意錆びづらいようにコーティングがされたパイプが使われていますが全く錆びないわけではありません。特にこういったパイプは内部から錆びが広がることが多いです。特に雨ざらしで使用する場合、雨による錆に注意が必要です。イレクターパイプなどで使われる接着剤を使用しても良いのですが、バラすことが出来なくなります。そのため今回はシールテープとシリコーンを使い、錆予防をしました。※ジョイント部分はもちろん、足の部分も要注意です。水を入りそうな場所はシリコンで埋めて後は、接着するとばらすことが出来なくなるのでシールテープとシリコンなど使って予防しておきたいと思います。セッティング場所の下地間に砂利があってビニールが破れてもいけないのでゴムマットを切って挟んでおきたいと思います。本当はプールライナーなどでも使われているアンダーライナーというこういったビニールの下に敷くものがあるため、そちらもおすすめです。安く済ませたい場合は100均などでも販売されている子供部屋などでも使用するゴムマットなどを使用すると良いと思います。ビニールの耐久性(紫外線劣化)最後にこちらのビニールの耐久性ですが、こればっかりは使い方次第です。全く遮光しない状態と遮光された状態とでは劣化速度が全くと言っていいほど変わってきます。基本的には水につかっていない部分、こちらでいえば、パイプを通している部分(水に浸かっていない部分)から劣化が早くなります。その部分に例えば、パイプ用の保護カバーなどを使えば、より長持ちするかと思います。他にも100均などでアルミシートなどを紫外線劣化しやすい場所に巻いておけば紫外線劣化は少なく済みます。同様の大きさの専用のトロ舟などだと数万円はくだらないため、耐久性も含め、消耗品としてしようされても高い買い物にはならないかと思います。今回ご紹介したインテックス社の簡易プールはこちら【PR】INTEX(インテックス)ミニフレームプール ブルー 122×122×30cm※こちらのリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
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  • メダカ容器の穴のあけ方|オーバーフロー加工&おすすめのパイプセット
    メダカ飼育容器の穴あけ方法!オーバーフロー加工におすすめのパイプセットオーバーフロー加工におすすめのパイプセットいぶきのオーバーフローパイプ&キャップセット※楽天などで販売されています。Oリングもついており、またメダカ達が抜けていかないようにスリットが入ったキャップも付いています。キャップ部分の径が大きくなっているので水が排出される速度が軽減され目詰まりも起こりづらくなっています。斜めに入ったスリットによって渦を発生させながら排出させることで大雨の日でも水切れよく排出されていくような構造になっているようです。針子には注意小さな針子などであれば流れてしまう可能性もあるので、雨対策としては蓋などで対策する必要がある場合もあります。もしくは毛細管現象を使った対策が必要です。ただ、ある程度育った個体であれば問題ありません。穴のあけ方についてはドリルによる穴あけ方法をyoutube動画にて解説しております。また、ドリル等がない場合にはピンバイスを使った穴あけ方法もあります。メダカの容器に穴をあける方法|雨の溢れ対策穴あけ用ホールソー【PR】TRUSCO(トラスコ) ハイス貫通ホールソー22mm※実寸としては約21㎜?くらいですが、少し大きめの穴をあけた方が入りやすいです。24㎜くらいまでは許容範囲です。※こちらのリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
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  • 猫はメダカを食べる?食べない?防犯カメラの映像を元した検証結果
    防犯カメラを元に猫がメダカを食べるかを調査!養魚場の違和感サルビニアククラータ(浮草)が散乱。メダカの養魚場に違和感を感じたため防犯カメラの映像をチェック。早朝に現れた猫たち早朝の5時40分頃の映像です。明け方、養魚場の方に沢山のにゃんこたちが集会を開いていたようです。※別角度の防犯カメラでも確認したところ、合計4匹で遊びに来ていました。猫はメダカを食べる?猫は基本的にはメダカを食べることはありません。容器に顔を近づけていたとしても大体の場合が水を飲んでいたり興味本位で覗いいたりすることが大半です。金魚の場合ただ、絶対に食べないかと問われれば可能性としては0ではありません。私が子供のころ、祖母の家に池があるんですが、そこで金魚すくいで掬った金魚を飼っていました。小さな小赤サイズ(5㎝位)の頃は食べられることはありませんでしたが、徐々に大きくなり姉金サイズ(10㎝位)になった頃にいなくなることが多かったです。実際、捕まえ咥えて持ち去る所も見たことがあります。おそらくサイズが大きくなると捕まえやすくなったり、また捕食対象になる可能性があります。メダカの場合小さいメダカに関しては基本的には大丈夫なことの方が多いと思います。猫で心配なのは、どちらかというとおしっこの方です。スダレからのアンモニア臭稀にスダレからアンモニア臭がすることがあります。あきらかに猫のおしっこの臭いでした。もし簾のしたにメダカ容器があったら、またそのスダレを気付かず使ってしまい、そのスダレの上に雨でも降ってきたら。おそらく容器の中にアンモニアが入り、メダカ達は死んでしまいます。猫がメダカを守る予期せぬ場所、良からぬ場所をトイレとして指定されてしまうと困りものですが、悪いことばかりではありません。メダカの天敵でもある鳥などを追い払ってくれる番犬ならぬ、番猫(ばんびょう)、番猫(ばんねこ)になってくれることもあります。人間もメダカも猫も同じ生き物です。にゃんこ達とも程よい距離感を保ちながら、付き合っていきましょう防犯カメラ夜中でもまるで昼間。暗闇の使用でも高レベルに使える。ColorProナイトビジョン搭載の屋外用みまもりカメラ。【PR】TP-Link Tapo 屋外カメラ WiFi ネットワークカメラ 防犯カメラ 夜間カメラ 高精細※こちらのリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
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  • メダカ飼育における浄水器の選び方~人間用の浄水器の水は入れても大丈夫?~
    メダカ飼育に浄水器の水は使ってはダメという誤解と正しい浄水器の選び方について浄水器の水がダメだという誤解についてネット上には正しい情報もあれば誤った情報も多くあります。その代表例ともいえるのが「メダカ飼育に浄水器の水を使ってはいけない」というものです。これはある意味正解ではあるものの、この言葉だけで理解してしまうと間違ったものになります。正しくは人間用の浄水器の水を使ってはいけない=NG観賞魚専用の浄水器であれば=OKということです。浄水器にも色々な種類があり、その中には不向きなものもあります。一般家庭で使われているような蛇口と一体型のものなどだと塩素が完全に除去しきれていないような中途半端なものもあります。また人にとっては良くても魚たちにとっては良くない水質に変化しているものもあります。 メダカ愛好家ならではの誤解通常、アクアリウムの世界で浄水器といえば、マーフィード社のスタンダードなどの観賞魚専用の浄水器が真っ先に思い浮かびますが、メダカの世界では浄水器=人間用のものと思ってしまう方が多くいます。これも浄水器は良くないという人と、大丈夫という人、両極端な意見が現れる理由といえるでしょう。浄水器の水はメダカ飼育にとって安全!観賞魚専用の浄水器を使う分には全く問題なく安全な水です。むしろ、メダカなどの観賞魚を飼育する上で有害な水道水に含まれる遊離残留塩素の除去はもちろんのこと、鉄サビや有機物質など不要なものを簡単に取り除くことができます。また、観賞魚用でなくとも同様の目的、水道水の不純物を取る目的、水質改善、濾過目的のカートリッジであれば使用しても問題ありません。浄水器の選び方(おすすめ商品)観賞魚飼育専用の浄水器にも色々な種類があります。ここではメダカ飼育に最適な浄水器の選び方をご紹介していきます。マーフィード スタンダード・クラシックこちらは2つのフィルターがついている商品になります。コットンフィルター部分で水道水に含まれる鉄サビや5μ以上の異物を取り除き、カーボンフィルター部分で残留塩素(カルキ)や有機物質を取り除きます。観賞魚用の浄水器のエントリーモデル的な浄水器でもあります。水道とホースで繋ぎ、水を通すだけ毎分7ℓまで通水可能で、水温次第ではあるものの中和剤を使うことなく直接水槽に水を足すことが出来ます。※別途ホースが必要となります。マーフィード スタンダード・ネオ上記のスタンダードクラシックと同等の性能を持ち、かつホースと本体の接続がワンタッチでできるクイックジョイントが採用されています。ホースバンドで毎回接続する必要もないため、カートリッジの交換の際や、冬場の凍り付きによる割れ等を考慮し移動させるときにも簡単に取り付けも取り外しができます。メダカ飼育に不向きな商品R.O.水浄水器の中には塩素や有機物、鉄サビなどを除去した第1浄水にて生成された水を更に第2浄水するものがあります。いわゆる、R.O.水です。海水魚などで使用するタイプに限るとおよそ95%の不純物を除去した純水に近いものもあります。限りなく純水に近づけた水はミネラル分が不足しており淡水魚を飼う上では不向きと言えます。水中のミネラル浄水器の種類によっては本来、魚にとって必要なミネラルなどの栄養分まで取り除いてしまうことがあります。魚たちはミネラル分を餌からだけでなく水中からも取り入れています。体表や鰓からも吸収しようとします。ミネラルが少ない飼育水で飼育していると僅かなミネラルを取り入れようと生理機能をフルに働かせるため疲れやすい負担の大きな水になってしまいます。またミネラルは不足することで成長不良や骨格の異常にもつながります。淡水用R.O.水マーフィードのR.O.水の生成用浄水器の中には淡水魚専用のものもあります。主にカルシウムやマグネシウムなど硬度を硬水に傾ける成分を取り除き軟水に傾けたり、不純物の除去率も取り過ぎないように30~50%程度にとどめるといったものです。メダカ飼育におすすめの浄水器コスパや使い勝手などトータル的なことを考えるとスタンダード・ネオがエントリーモデルとしては最適だと思います。メダカにとって有害な塩素や鉄サビなどの不純物を除去し、必要なミネラルなどは程よく残したメダカたちの成長にも適した最適な水が蛇口を捻るだけで使用できます。【PR】マーフィード 観賞魚用浄水器 スタンダード・ネオ※こちらのリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
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  • メダカの餌フレークフードと顆粒タイプそれぞれの違い
    フレークフードと顆粒タイプの違い!メダカ飼育におすすめの餌はどっち?フレークタイプの餌の特徴フレークタイプの餌は見た目が紙の破片のような薄い形をしています。製造過程において水を加え液体状にした原料を高温の鉄板で薄く延ばし乾燥させることで作られています。フレークタイプの餌は形状からも分かるように浮上性が高く、水面に長く浮いてくれます。例えばメダカのように水面に浮かぶものを食べる性質のある魚の場合、見つけやすく、食べやすい餌と言えます。薄い紙の破片のような形状のため見た目の大きさよりも口に入りやすいと一面もあります。また指などで簡単に細かく砕くことができるため、魚のサイズに合わせて与えることもできます。成長も早く、成長過程においてサイズに差が出来やすいメダカ飼育においても、それぞれに適した大きさにしながら与えることができます。成魚や若魚はもちろん、少し大きくなった稚魚にも最適な餌といえるでしょう。消化吸収もよく、また水の汚れを抑えるような工夫が施された商品も多いです。注意点としては消化吸収が良い分、水に溶けやすいので残り餌が出た場合には早めに取り除く必要があります。顆粒タイプの餌の特徴顆粒タイプ、粒上の餌の場合、口当たりが柔らかく、嗜好性も高いのが特徴です。顆粒タイプの餌は口当たりが柔らかく、嗜好性も高いです。また栄養価が高いものも多く、1粒1粒がしっかりとしているため、与えるメダカのサイズに合わせ粒の大きさを調整することで、よりしっかりとした給餌することができます。フレークタイプと比較すると若干消化吸収しづらかったり、浮上性の顆粒タイプの場合でも、フレークタイプに比べると沈みやすい傾向があります。水面に浮かぶ餌や浮遊しているものを食べる性質のあるメダカにとっては完全に沈んでしまうと食べないこともあるため、その点で注意が必要です。フレークタイプと顆粒タイプで異なる体積顆粒タイプの餌とフレークタイプの餌では同じ重量だとしても体積で比較するとフレークタイプの方がずっと体積が多くなります。以下の画像はどちらも10gをしっかりと測った状態でガラス瓶に入れたものです。顆粒タイプでも浮上性と沈下性では体積が異なります。最も差が出るものとしては沈下性の顆粒タイプとフレークタイプの餌ですが、この2つを比較すると画像のように約4倍近くもの体積が変わってきます。餌の体積の違いによる注意点注意点としては、普段フレークタイプの餌を与えている方が、いつもの感覚で顆粒タイプの餌を与えていると、同じ量を与えているつもりでも極端な話、4倍近くの量を与えてしまっているということがあります。餌の与え過ぎは水の汚れにつながります。①フレークタイプの餌から粒タイプに切り替える方はいつもよりも少なめに与え。②逆に粒タイプからフレークタイプに切り替える方はいつもより少し多めに与えても良いと思います。エサの種類を変更した場合には、エサの量にご注意してください。与えすぎは悪メダカに関わらず、熱帯魚、金魚においても餌を与え過ぎている方が非常に多いです。ついつい餌を沢山与えてしまいがちの方はフレークタイプがおすすめです。しっかりと給餌量をコントロールし適量を与えることが出来る方は顆粒タイプをおすすめします。【PR】おすすめのフレークフードテトラ (Tetra) キリミン メダカ用おすすめの顆粒フードニチドウ 生体管理フード
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  • メダカと白点病|病気・寄生虫の治療法と対策
    事例として多くはないがメダカも白点病になりますメダカは白点病にならない?皆さん、メダカは白点病にならないと思っている方も多いと思います。実際にはメダカも多くはありませんが白点病になります。目に見えるほどの白点虫がつく前に死んでしまっていたりあまり横見で飼育することが少なく、またメダカの体色的に見えづらいため「気付いていないだけ」というのが正しい理解かと思います。ただ、なりづらいというのも事実です。これには飼育環境と白点虫のシストとメダカの特性の関係があります。魚が白点病にかかる流れ観賞魚の病気の定番でもある白点病。白点病を起こす繊毛虫類の一種である白点虫は水底や土壌の中など多数存在しています。彼らは魚の体表、実際には上皮内に寄生し栄養を摂取し成熟していきます。この時に魚達は細胞や体液を吸い取られてしまうため弱ってしまいます。十分に成熟した白点虫たちは、魚達の体から離れ、容器の側面や底、底床材を使っていれば砂利やソイルの上などでシストと言われる膜を形成します。その後、細胞分裂を繰り返しながら数百~数千の仔虫(しちゅう)を産生し、産生された仔虫たちはシストから飛び出し、それがまた再び魚達の体などに寄生し成長していきます。その後、また成熟し、また離れてシストを形成し細胞分裂を始める。これの繰り返しです。魚体に寄生→成熟し一度離れシストを形成→細胞分裂により数百・数千の仔虫を産生→再び魚体に寄生休眠シスト状態の白点虫たちはミジンコの卵のようなものと思っても良いかもしれません。乾燥した田んぼにある、ミジンコの耐久卵、休眠卵、水を張ると復活します。厳密に言えば、少し違いますが、白点虫の休眠シストも同じようなイメージをもたれると分かりやすいかと思います。白点病は休眠シストから放出された白点虫たちによって起こされています。暖かくなり生物の活動が活発になった状態から水温が急激に下がった時などに白点病が起こるのは、ちょっとした水温低下をスイッチとした休眠シストからの白点虫の放出とも言えます。水温の低下が病気を招く理由魚類の大半は体表が微量の粘液で覆われています。これらは直接的な外部刺激、病原性のある寄生虫などを抑制する役割でもあります。魚たち、メダカ達にとって水温が下がるということは私たち人間で言えば寒気がする、鳥肌がたつようなイメージです。水温の低下が招く病気への流れ・水温の低下による免疫力の低下・体液の分泌が悪くなったり、肌荒れしたような状態・体表の状態が悪くなり無防備になった状態白点虫などの寄生虫にとっては大チャンスと言えます。生き物というのは本当に良く出来ていて面白いです。このチャンスを狙ったかのように休眠シスト状態であった白点虫たちが一気に放出され、体に寄生していく。色々なケース熱帯魚などの場合、メダカよりもずっとシビアです。郵送中の温度変化、水合わせ中に袋を浮かべることでおこる元の飼育水に与える水温変化、これにより水槽内のシストの放出。こんなケースだって実際あります。小さな小型水槽に通販などで購入した少し冷たくなった水を水事ばしゃっと入れてしまうと簡単に温度変化が起こってしまいます。肌荒れ状態の魚達にシストの放出。水合わせ後の飼育水を入れないでと言われているような熱帯魚屋さんがいるのも、この白点虫のシストを考慮しているとも言えます。導入元の飼育水の水温、購入してきた袋の水温、どちらが高いか低いかでもまた変わってきます。飼育水の中には常に病原菌が常在しています。白点虫の休眠シストも同様です。新しい魚を導入して病気になったため病気を持ち込んだと思っていたら、もともといた休眠シストにきっかけを与えてしまった。そういったケースもあるかと思います。新しく導入した熱帯魚などの魚達が白点病にかかりやすいのは輸送中のストレスなど粘液の分泌が悪くなっていたり、人間で言えば鳥肌がたち寒気がしているような状態で寄生しやすいからとも言えます。白点病に限らず春先や秋口、季節の変わり目はもちろん梅雨時期に病気が多くなるのも、こういったメダカ達の免疫が落ちていると思うと納得しやすいかと思います。こうして考えると水合わせ大切さも分かると思います。メダカの場合は丈夫なので、大丈夫なことも多いですが熱帯魚など水温変化にシビアな観賞魚になってくるとより大切さがより実感できるかと思います。メダカが白点病になりづらい理由メダカが白点病になりづらい理由として水温変化に強い一面等はもちろん、他にも飼育環境があります。白点虫は高水温になると先ほど説明したシスト~成虫になるまでのライフサイクルが加速することで短くなり一巡までが早く薬効なども高まります。(詳細説明省略)夏場に高水温になりやすいメダカの屋外飼育においては白点病になりづらい飼育環境といえます。まとめひとつ誤解しないで欲しいのは白点病、そこまでメダカにおいては多い病気ではないので過剰に気にし過ぎないようにしてください。ずっとメダカは白点病にならないと言われてきましたが実際にはなることもあるよ。くらいに覚えておいてください。メダカにおいては見た目だけでいえばよく似たものにウーディニウム(コショウ病)というものがあります。これについても、また別の機会に記事にしていきたいと思います。この記事をより分かりやすく詳しく動画にしたものもあります。詳しくはyoutubeにて「媛めだか 白点病」で検索!<PR広告>おすすめのメダカの病気の治療薬薬動物用医薬品 病魚薬 魚病薬 メチレンブルー200ml
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  • メダカの病気の見分け方|横見で確認することの大切さ
    メダカの病気を見分ける上で大切なこと5選①餌食いの確認メダカに限らず魚は人間同様に調子を崩すと食欲が落ちてきます。昨日まで餌をバクバクと食べていたメダカたちが突然餌を食べなくなった時などには注意が必要です。こういった場合、急な水温や水質変化によってメダカたちがストレスを受けて入れる可能性が高いです。食べないのに無理に餌を与え残餌によって更なる水質悪化を招いてしまわないように注意しましょう。天候・気候によるものであれば、翌日以降にまた餌食いが戻ってくることも多いので数日様子を見て、餌食いが戻らないようであれば病気が発症している可能性もあるため横見での確認が必要です。②メダカの動き様子の確認日々さかな達を観察していると些細な変化にも気付くことが出来るようになります。身近な家族などが風邪を引いていると少しの変化で体調が悪いことに気づくと思います。メダカたちを日々よく観察していると、明らかにいつもと様子が違うことに気付くことが出来るようになります。こういった時、必ずと言っていいほど水中の飼育環境が変化しています。季節の変わり目でもないのに、突然メダカたちの様子が変わった時、高い確率で水質悪化を招いている可能性があります。換水はもちろんのこと、横見ケース等での病気の確認も忘れずに!③天候による水質変化に注意メダカの屋外飼育において気候・天候による水の変化はいつも突然です。人が急な寒波の日に風邪を引くように、メダカたちも急な水温変化や水質変化によって病気が発症します。例えば、寒い日(低水温)に底の方で縮こまることは通常です。ただメダカたちにとって適温にも関わらず底の方で縮こまっているような状態だと水質悪化や水温変化によってメダカたちが調子を崩しストレスを感じているといえます。非常に病気にかかりやすい状態のため注意が必要です。季節の変わり目の場合は水質や水温変化をいかに緩やかにしてあげるかが大切になってきます。また季節の変わり目でない場合も、真夏の猛暑、梅雨時期の雨、メダカの屋外飼育は日々水が変化しています。悪天候や異常気象の翌日以降には病気の有無のチェックも大切になってきます。④季節の変わり目の水温変化季節の変わり目は気温の変化が非常に不安定な状態です。秋から冬、冬から春など、季節の変わり目は三寒四温などを繰り返しながら季節が変化していきます。人同様に季節の変わり目はメダカたちも調子を崩しやすい季節です。特にメダカの屋外飼育においては病気が出やすい時期のため注意が必要です。⑤一番大切な横見での確認ここまでご紹介してきた上記、いずれの場合も病気になる可能性が高いです。メダカの屋外飼育においてメダカたちは必ず100%と言っていいほどに病気に感染しています。生まれてから死ぬまで風邪を引かない人がいないように、メダカも必ず病気に感染します。ただ、元々、日本の四季に順応してきたメダカたちは水温変化にも非常に強い魚です。また病気に感染しても人の風邪が自然治癒し治るように、メダカたちも気づかないうちに治っていることも多いです。とはいえ、病気が過度に悪化していくと死んでしまいます。死んだメダカの腐敗によって更に水質が悪化し、1匹のメダカたちが残っているメダカたちを連れて行ってしまうというケースも少なくありません。油断大敵どんなに強く強健な人でも、「たかが風邪だ!」と軽視し油断していると病状が悪化し肺炎などを拗らせ命の危機にさらされてしまうことだってあります。メダカも同様です。メダカの病気は必ずしも感染するとは限りませんが、1匹でも病気になるということは、その飼育環境自体が病気になりやすい環境といえます。病気の種類にもよりますが、おおむねその容器のメダカの過半数は病気に感染していると思って差支えありません。それらを放置していると病気の種類によっては大半が死に至ります。逆に言えば、早期に治療すれば、ほとんどのメダカたちを治療し治すことができます。この早期発見に一番大切なのが横見での確認といえます。具体的な病気の例下記の画像は分かりやすく見ていただくために極端に病気が進行した状態です。正直、ここまで病状が進んでしまうと治療困難といえます。卵巣・精巣が肥大化し、雄から雌への性転換をおこす突然変異体メダカをhotei(布袋)や過抱卵(卵詰まり)痩せ細り病と呼ばれるもの。発症したメダカの腎臓組織において寄生虫や抗酸菌(Mycobacterium科)と呼ばれる細菌の感染される。※ただ、注意したいのは大半の病気において重症化し餌食いが落ちてくると時間の経過とともに痩せてくることも考慮し判断したいところ。尾ぐされ病や近年のヒレの伸びすぎによる成長過程においてのヒレの癒着など腫瘍または上皮内の線虫類の寄生によるものと思われるエロモナス菌によると思われるもの(主に松かさ病、立鱗病、腹水病などと呼ばれるもの)他にも、一眼レフカメラなどで撮影しないと、写真ではわかりづらい、コショウ病(ウーディニウム)などもあります。これらの状態に至る前の段階があります。例えば・うっすらと体が膨れてきている。・少しヒレを畳んでいる・ヒレ先が僅かに溶けている。・よく見るとコショウを振りかけたような点々がある。・ヒレや体表の一部が赤く充血している。・えらが開いている。・体色がくすんでいる。もっと言えば、慣れてくるとこれらの明らかな症状が見受けられなくとも、病気になりかけているというのが分かるようになります。日々の観察、横見でも沢山のメダカ達の姿を日々見続けることで、メダカの様子、雰囲気だけでも面白いほどに状態変化が分かるようになります。おすすめの横見ケース僕が今まで使ってきた中で、もっとも使いやすく愛用しているケースがこちらです。めだか道楽さんのサイトで販売されているものですが、これまで使ってきた選別容器の中で軽さ、持ちやすさ、安定感全てにおいて最も使いやすい容器です。当店でも販売可能なので、ご希望の方は実店舗にてお問い合わせください。(通販不可)通販の場合は「めだか道楽」さんの通販サイトで購入できるかと思います。
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  • 季節で変わるメダカが病気になる理由|春夏秋冬で気を付けたいポイント
    春夏秋冬の季節で変わるメダカの様子!メダカが病気になる理由と対策変化する飼育水水道水自体には塩素なども含まれており、水道から出してすぐの状態の水道水は無菌に近く非常にキレイな水です。ただ、魚を飼育していくと、この水は徐々に汚れていきます。魚の排泄物によってアンモニアなどが発生し、それらがバクテリアによって酸化還元されていったとしても最終的には硝酸塩といった蓄積物が溜まっていきます。メダカの屋外飼育において飼育水には無数のプランクトン、細菌・バクテリアが発生しています。これらが含まれた飼育水は屋外の気候・天候によって水質が変化していきます。そのことを踏まえ下記をご覧ください。春に病気になりやすい理由寒かった冬もひと段落し次第と暖かくなる季節。三寒四温を繰り返しながら徐々に春に向け水温が上がっていきます。沢山の微生物が存在している飼育水を冷蔵庫にあるお茶だと思ってください。春は冷蔵庫からお茶を出した状態です。冬の間は冷蔵庫に入れられたお茶同様に低温の水は痛みづらい状態です。ただ、春になるとこのお茶(飼育水)が温められ始めます。今までは冷蔵庫に入れられたお茶同様に痛みが少なかった飼育水が春になるとともに冷蔵庫から出された状態になります。メダカたちにとって快適な水温に徐々に上がっていくと同時に水の痛みも加速していきます。冬の間に蓄積された汚れたちも水温が冷たい間は無害でも、水温の上昇に伴い有害なものへと変化していきます。三寒四温も伴い、微生物の増殖と増減(死)の繰り返しによる水質悪化へとつながります。水温変化、それ伴う水質変化、環境変化によるストレス。メダカが病気にかかる原因が沢山あります。冬から春への季節の変わり目は換水をしなくても自然の気候・温度変化によって水が変化していきます。この変化を踏まえ、部分換水なども取り入れながら出来るだけその変化を緩やかにしながらメダカたちを冬眠から起こしていく必要があります。このメダカたちを起こしていく作業について解説した動画もあります。詳しくはYoutubeにて「メダカの起こし方 媛めだか」で検索してご覧ください。※媛めだかの媛は愛媛県の媛です。夏に病気になりやすい理由夏になると春以上に水温が上がってきます。麦茶好きですか?私も夏場はメダ活しながら麦茶飲んでます。飲む度に、口を付ける度に雑菌が混入していきます。冬は常温でも傷みづらく美味しくいただけるお茶も、夏場は違います。夏場は放置しておくと半日もすれば酸化、雑菌の繁殖により臭いも出てきます。メダカ達の飼育水も同じです。水温が上がるという事は水が傷みやすくなるということです。メダカの屋外飼育をされている方の中にはエアレーションを導入されている方もいらっしゃるかと思います。エアレーション一つをとっても空気中の雑菌が入り込んでいきます。ろ過などを付けて頑張って水質管理した所で、真夏は水温が35℃を超えてくるような季節です。水を換えないと雑菌、悪玉菌が増えてきます。当然、水が悪くなり、水を換えないと病気になりやすくなります。秋に病気になりやすい理由冬から春にかけては水温が上がっていく季節で水の痛みが増えてくる一方で日照時間も増えメダカたち自体の免疫や活性、代謝も上がっていきやすい季節です。秋は逆です。日照時間も減り、夏から秋にかけて水温が下がっていく季節です。このメダカたちの免疫や代謝、活性が落ちていく季節にどのようにして上手くメダカたちの調子を整えていくかが越冬に向けた大切なポイントとなる季節でもあります。秋の管理が冬越しのすべてともいえます。秋は水温が下がっていき、メダカたちの活性なども落ちてくる季節のため、人が風邪を引きやすくなるのと同様にメダカたちも病気になりやすい季節でもあります。逆に言えば、それらの季節変化を出来るだけ緩やかにしてあげながら、対応していくことが病気への対策ともなります。冬に病気になりやすい理由冬場は氷の下で時には水温1~2℃という状態でメダカ達越冬します。代謝も止まり、殆ど動かず、春を待ちます。朝方は1~4℃、日中は10℃前後という水温の為水の痛みも少なく、活性も落ち、代謝も止まり、エネルギー消費を抑えています。メダカ達は水底でじっと春を待っています。メダカたちが上手く越冬体制に入ってさえくれていれば、本来は病気が出にくい季節とも言えます。ただ、冬でも急に天気が良くて水温が20℃近くまであがってしまうことがあります。水温が簡単に乱高下するため小さな容器で日当りのいい場所で飼育していると日中20℃近くまで水温があがり朝方はには4℃以下といったような状況になります。日中に微生物が増殖し、朝方になると死んで沈殿し水質がどんどん悪化していきます。そこへ水温低下、水温変化も重なり、病気が出やすくなります。こういった過度な変化を抑えるために冬でもスダレを上手く使っていく方法があります。詳しくはこちらの記事をご覧ください
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  • メダカの網を洗う意味!タモや網から病気がうつる?
    メダカの病気予防として忘れがちなタモ網のメンテナンス病気の種類について病気には色々な種類があります。大きく分けると細菌性、真菌類、寄生虫などがあります。・細菌性 エロモナス菌(松かさ病他)やカラムナリス(尾ぐされ)等・真菌類 水カビ病(わたかむり)等・寄生虫 繊毛虫類(白点病など)や吸虫類(ギロダクチルスなど)等※他にも様々な病気があります病気の確認メダカの屋外飼育においては横から見ることが少ないため、どうしても病気の発見が遅れやすい傾向にあります。仮に上見で確認できるほど病気が進行してくると進行度合によっては病気を治すことが難しくもなってきます。そのため、疑わしい兆候が見られた場合には網などで掬い、メダカたちを横見ケースなどに移して確認する必要があります。画像の個体の尾びれが赤くなっているのが分かると思います。エロモナスやカラムナリスなどの細菌性の菌によるものです。網の使いまわしの危険性そんな寄生虫まみれの網で僕を掬わないでよ病気のメダカを掬った後にそのまま網を使いまわしてしまうと病気の種類によっては他の元気な個体にも病気が感染することがあります。特に気を付けたいのものに寄生虫などがあります。繊毛虫類や、吸虫などが網を使いまわしたことによって他の容器にも混入してしまうと厄介です。網を洗う癖をつける病気のメダカに限らず、メダカを掬った後の網は屋外であれば散水シャワーなどで水洗いし、お日様に当て天日干ししてください。太陽光ほど殺菌消毒能力が高いものはありません。しっかりと洗ってお日様に当てて天日干しこれだけで、病原菌の他の容器への混入を防げます。網は極力使わない網で魚を掬うという行為は、病気の確認、選別作業、雌雄の確認など必要な時以外は極力避けてください。仮にタモ網がキレイな状態だとしても網で掬うという行為自体がヒレ等を傷つける可能性がある行為になります。もし万が一、ヒレ等に傷がついた場合には、その部位から細菌感染を起こし、病気の発症につながります。網で傷ついた粘膜を保護する方法網で掬った時にもおすすめの粘膜保護剤がおすすめです。粘膜を保護することで、粘膜にダメージを受けた魚に有効です。テトラのアクアセイフやキョーリンのプロテクトXなどがありますがここではプロテクトXをご紹介します。プロテクトXの特徴・魚の粘膜に近い成分である高分子ポリマーが網などによって傷ついた魚の体表を保護。・水道水の塩素の中和はもちろん、有害な重金属を無害化します。・池や川などで採取し粘膜に傷がついた魚にも効果的です。(※大容量の業務用タイプにはカルキ抜きの性能が付加されていません。)【PR】Hikari(ヒカリ) プロテクトX※こちらのリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています
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  • 水換えしたらメダカが死ぬ理由|水替えしないほうがよいの?
    メダカ飼育Q&A「水換えしたら死んでしまいました。水替えしない方がよかったのでしょうか?」魚にとって水は空気のような存在ですその空気を綺麗にするという行為。それが水換えです。正しい水換えにおいてはメダカが死ぬということはありえません。水への理解の大切さ水換えしたらメダカが死んでしまいましたこの原因大きく分けると2パターンあると思います。水換えのやり方がよくなかったこの場合は単純に水の換え方に問題があります。一言でいえば、水は浄化も悪化も急変させることでメダカたちにダメージを与えます。例えば、水温25℃の飼育水に水温10℃の冷水で水換えしたらメダカたちはストレスで病気になってしまいます。メダカは変温動物水温が25℃の時には体温も約25℃です。そこへ人の手によって仮に10℃の水が加えられると一気に体温が下がります。魚たちにとっての水温2~3度の変化は人にとっての5~10度の変化に匹敵すると思い水換えしてみてください。また水質に関しても同様です。水にはpHや硬度など水質と呼ばれるものがあります。水は浄化も悪化も急変させることでメダカたちにダメージを与えます。これらの水質も水温同様に急変するとメダカたちはダメージを受けます。比較的暖かい季節や、普段頻繁に小まめに水換えをしている容器であれば水換えがダメージになることは少ないです。ただ、冬場だったり、越冬明けの春先など、寒い季節やしばらく水換えしていなかった時などには注意が必要です。例えば、一度に1/2の換水をするよりも1/4の換水を2日連続で行った方が魚たちへの負担は少なくなります。10リットル換える予定であれば、5リットルずつ二日に分けて換えることで負担は少なくなります。水換えに耐えられないほどメダカたちが弱っていたこの場合は単に日ごろの管理不足、部分換水、ちょっとした水換えによる変化にすら耐えられないほど弱っていたということです。メダカたちは病気になり弱った状態でも、1か月~2か月と生きているほど強い魚です。ただ、だからといって健康な状態とは言えません。こういった状態で飼育されていたメダカたちは本来は耐えられるはずの水換えによる水質変化に耐えなれないほど弱っており、水換えによる僅かな変化で死んでしまうほどに魚を弱らせてしまっていた。といえます。この場合は日ごろの管理方法の見直しが必要です。
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  • メダカと洪水!屋外飼育中の大洪水や川遊びで注意しておきたいこと
    メダカの屋外飼育における洪水や川遊びに関する注意点について雨の日には水辺に近づかないこれは媛めだか養魚場前の川です。普段は膝まで届かないほどの水深ですが、大雨が降ると僅か数十分~数時間であっという間にこういった状況になります。川遊び中に川の間の陸地に取り残されることがあるのもこのためです。こうなってくるとどんなに泳ぎが得意な大人でも簡単に流されてしまいます。絶対に雨の日には川で遊ばない、水辺に近づかないことが大切です。天気が良くても安全を確保する普段遊ぶときも必ず大人と一緒に可能な限り、ライフジャケットなどしっかり着用した上で楽しく安全に川遊びできるようにしてください。安全に水辺で遊ぶための注意点注意点当日の天候はもちろん、天気が良くても先日までの雨の影響によって川の水位や流れが違います。それらを見つつ、強い流れや深い場所には近づかないようにしましょう。(必ず大人と一緒に遊ぶこと)川の流れは複雑で、緩やかであったとしても急に流れが強くなることもあることも覚えておきましょう。当日の天候変化にも注意が必要です。川が流れている場所は気候・天候が変化しやすい場所も多いです。急な天候変化による水位の上昇や川の流れだけでなく、川の水そのものの水温にも注意が必要です。川遊びに持っていきたいものライフジャケットライフジャケットは釣りなどでも使われ、水辺で遊ぶ時の必需品といえます。万が一の時に命を助けてくれるアイテムなので必ず着用しましょう。※体重に合った浮力を選も大切です。虫よけスプレー川が流れる場所は虫なども多くいます。特に川遊びで注意したいのがアブです。アブの仲間の中にはイヨシロオビアブやゴマフアブ、ニッポンシロフアブやキンイロアブなど人の血を好む種もいます。ちょうど川遊びが盛んになる7月~9月の夏場に活発いなるためアブ用の虫よけスプレーや薬を用意しておきましょう。虫よけだけでなく、転んでケガをした時などに備えて救急箱なども用意しておくとより安心です。マリンシューズ足場の悪い場所の場合には滑りにくいマリンシューズもおすすめです。ラッシュガードなど川遊びが盛んになる夏場は紫外線も強いです。紫外線は人から体力を奪います。ラッシュガードなどを上半身や下半身に着用していれば、紫外線対策だけでなく、万が一転んだりしても皮膚を守ってくれます。洪水で注意しておきたいこと洪水時の注意点・状況確認気象情報をこまめに確認し、洪水警報や避難勧告が出た場合はすぐに避難行動を開始してください。・避難場所や経路確認気象情報の確認も含め、避難場所や避難にあたっての避難経路の安全を確認しておく。・余裕があれば非常品の準備一番大切なのは迅速かつ安全な避難行動です。ただ、避難後のことも考えると十分な安全が確保できているのであれば、食料や飲み物の確保、雨具や救急用品、情報確保のためのスマホ(ラジオ含め)の確保と準備をします。メダカは二の次です。第一にご自身や家族の命を大切に行動ください。メダカに関して洪水におけるメダカ飼育に関する対策においては主に大雨における対策と同様です。詳しくは雨対策の記事をご覧ください。大雨対策で対策できない状況が洪水状態といえます。飼育場が洪水になった場合、対策することは困難といえます。人命第一に行動してください。【PR】ちょっとした雨であれば、毛細管現象を利用した雨対策。景観を損ねず使えるスドーの水位の見張り番※こちらのリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
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  • メダカ飼育において雨は危険?それとも大丈夫?どっちなの?
    雨の見分け方危険になるケースと安全なケース水を見て判断「雨は大丈夫だよ」と言われたから大丈夫!「雨は良くないよ」と言われたから良くない!ではなく今目の前にある容器の水が大丈夫か大丈夫でないかの判断をするのは皆さん自信です。「雨くらい大丈夫」、「雨はよくない」どちらも正解です。飼い方や管理方法によって雨全く問題ない事もあれば雨が降ったら必ず水換えなどしておかないと水が悪くなるような飼い方・飼育環境もあります。蓋をしても、しなくても、どっち良いんです。何故蓋をするのか。何故しなくても良いのか。何を目的としてやっているか。これが何よりも大切かと思います。繰り返しになりますが「雨は大丈夫だよ」と言われたから大丈夫!「雨は良くない」と言われたから良くない!ではなく今目の前にある容器の水が良い状態か悪い状態なのかを判断をするのは皆さんにしか出来ないことです。良い雨と悪い雨雨は天然の蒸留水、沢山降る雨はキレイです。おまけに夏の雨は暖かくて、むしろ少しずつ水を入れ替えてくれて水換え代わりになるから、降って欲しい。そういった場合だった有ります。逆に雨が降る場所の水の状態によっては水が悪くなるのが目に見えている為、蓋をしておいた方が無難なことも多いです。雨上がりに水換え等出来れば良いですが明日から仕事忙しくて、たぶん水換えできないよな。急な変化で水が悪くなって、水換えしないといけない状況になっても困るし蓋しとこうか。そういった場合だって多々あると思います。良い雨になることもあれば、悪い雨になることもあります。それを見極めるのが僕たち飼育者の技量が試されるところでもあります。水を見て臨機応変にご対応ください。メダカや水をダメにする雨極度に水温を急変させる雨は病気の源です。例えば季節の変わり目にメダカたちの免疫が落ちてきているような場所に雨が降ると一気に水温を下げます。急激な水温の変化によるストレスも相まって病気の発症へとつながります。慣れてくると今この場所に雨降ったら病気出るなとというのが分かって来るようになります熱帯魚やられている方であれば、急激な水温の低下が一瞬で病気を招くことご存じの方も多いと思います。季節の変わり目なども雨が降る季節やその雨が降るメダカ達の状態にも注意したいところです。分かりやすい例で言えばこちら前日までキレイな青水だった場所ですが、雨によって植物プランクトンが死に沈殿しています。雨によってメダカよりも先に微生物が死に微生物が腐敗し水が悪くなり、結果的にメダカへの悪影響につながる。この流れ覚えておいてください。この沈殿した植物プランクトンたちが雨上がりに水温が上がってきた時に腐敗していきます。仮にこの植物プランクトンの死骸を30℃後半40℃近い水温で温めると考えてみてください。アンモニアなども上昇し、食わせて植物プランクトンが死に光合成しなくなったことによる水中の溶存酸素量不足も伴い、メダカ達にダメージが加わっています。なので、沈殿したら必ず水換えを!または蓋をしておいて、沈殿しないようにしておくのもの対策の一つです。また植物プランクトンが死滅した時に起こる酸欠防止のためのエアーレーションも有効です。青タライ使っている理由の一つは、水の変化が見やすいためです。これがもし植物プランクトンでなくても汚泥、デトリタス的なものの場合でも同じですが出来るだけ舞い上げないように、吸い出してください。汚泥などは場合によっては病気の温床になる菌が大量にいるのでこういった大雨が降った時など舞い上がってくると病気が出やすくなることもあります。こちらのサイトの記事は全て動画からの抜粋となっております。冒頭部分のみや一部のみを記事にしているため説明不足な点も多々あります。水がどう変化しているのかそこをしっかりと理解できるようになると雨が大丈夫だという人と良くないよという人、両極端な人がいる理由が分かってくると思います。メダカ友達に飼い方など教えてあげる時も片方がだけ伝えてもどっかで、つまづくと思います。この部分への理解しっかり教えてあげてください。めんどくさい時にはこれらの事柄を動画で記事以上により詳しく丁寧に解説している媛メダカのchを見てみてください。【PR】ちょっとした雨であれば、毛細管現象を利用した雨対策。景観を損ねず使えるスドーの水位の見張り番という商品もあります。※こちらのリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
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  • メダカのおやつ?ミジンコ浮草にアブラムシは餌にしても良い?
    ミジンコ浮草やアブラムシはメダカに与えても大丈夫なの?ミジンコ浮草についてミジンコ浮草はミジンコといっても名ばかりでミジンコではありません。本物のミジンコほどの栄養価はなく、むしろ、どちらかというとデンプン質の種子植物なのであまり消化吸収がよくありません。雑食性の強い魚(金魚や鯉など)は炭水化物の消化吸収能力も高いため問題ない場合も多いですが、基本的には与えすぎに注意が必要です。×みじんこ浮草はあえて与える必要がないものと言えます。アブラムシについてホテイソウなどを入れていると自然とアブラムシが葉に発生します。ビオトープはもちろんのこと、メダカの屋外飼育において、害虫はつきものです。メダカたちはこうした、蚊やユスリカ、またそれらの幼虫(赤虫やボウフラ等)、時には花粉などの種子植物まで屋外メダカたちは自然と捕食しています。消化に悪いものもありますが、こういった昆虫類などが発生する時期は気温が高い時期です。意図的に主食として与えでもしない限りはさほど気にする必要はないでしょう。〇たまに自然と落ちてくるおやつ程度に考えておけば良いでしょう。
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  • メダカの旅行中の餌はどうする?留守中のお世話について
    メダカ飼育中に旅行などで留守にする時のお世話(餌やり水換え)について観光シーズン春夏秋冬、四季のある日本ではそれぞれの季節にそれぞれの良さがあります。コロナによる規制などもなくなり、旅行に出かけられる方も年々増えてきています。旅行などでご自宅を留守にする際にメダカたちはどうしたらいいのか?そういった方に役立つ記事になっています。最後までご覧ください。留守中に注意すべきこと餌留守中の餌の心配は不要です。魚は1週間程度であれば、餌を与えなくても全く問題ありません。古代魚、大型魚などになってくると1か月程度であれば食べなくても大丈夫な場合も多いです。メダカの場合はというと、メダカは無胃魚(むいぎょ)胃が無い魚ではあるため、他の魚種に比べると食いだめなどはできません。ただ、それでも1週間程度であれば餌を与えなくとも問題ありません。もっと言えば、メダカの様に屋外飼育されている場合何かしらの微生物や水面に落ちてくる虫など常に食べるものであふれています。留守中も数日~1週間程度であれば全く問題ありません。逆に留守にするからと出かける前日や当日に沢山餌を与えないようにしましょう。旅行前に水が汚れ、水質悪化によって調子を崩したり病気になってしまうことのほうが問題です。留守にする場合は前日までに普段行っている部分換水を済ませて前日は餌を少なめにするか、与えなくても良いくらいです。もちろん、出かける当日も餌は与えません。留守中は餌不足よりも水質悪化や水温変化にご注意ください。水質に関しては餌を与えなければ悪化しづらくなります。また、留守中、お天気が急に崩れることも考えられます。雨が入っても溢れてしまわないように溢れ対策をしたうえでお出かけください。過剰な対策には注意ここで、もう一つの注意点としては留守中に雨が心配だからと蓋などを被せたまま、出かけてしまうことです。天気予報はあくまでも予報です。雨の予報になっていたとしても、お天気に変わることもあります。もし蓋をした状態でカンカン照りのお天気になった場合、蓋をするものの素材やフタの仕方によっては水温が過剰に上がってしまい、高水温によってメダカが弱ってしまいます。留守中は雨が入ること前提の溢れ対策のみの方が無難です。また、置き場所によって普段、スダレなどで遮光対策している場所であれば普段と同様に簾をした状態で出かけれると良いと思います。普段上手くいっている飼い方のままお出かけください。その上で留守中の水質悪化を抑えるため餌は与えずご旅行楽しんでください。家族に頼む時の注意点もしご家族の方にお世話を頼む場合も注意が必要です。普段メダカ飼育されていない方がご家族にいれば問題ないと思いますが、仮にお世話を頼んだ家族の方が普段魚を飼育されたことのない方の場合、餌を与え過ぎてしまうケース非常に多いです。逆にある程度の注意点だけ伝えて餌はやらなくていいよ。くらいの方が無難かもしれません。結論健康で太っている個体であれば1~2週間くらいまでであれば大体の観賞魚は耐えてくれます。ご旅行されるといっても数日、長くても1週間くらいの方が大半だと思います。餌に関しては気にせず、出かける前日までには普段の水換えを済ませて様子を見ながら、留守中の水質、水温面に対しての対策をしてその上で、ご家族などに頼める場合は頼む相手がどの程度お世話できるかによってお世話を頼むか、頼まないか判断すると良いと思います。生き物なので、絶対これで大丈夫だといった方法はありませんが、可能な限りで無難に対策されると良いと思います。オートフィーダー例外として、オートフィーダーなどの自動餌やり器といったものもあります。個人的に旅行中に使用することはおすすめできませんが、一応参考までに載せておきます。お仕事などで日中留守にする方で必ず1日に1回はメダカの様子を確認できる方であれば、必ずしも悪い商品ではありません。【PR】(Tetra) オートフィーダー AF-3 タイムフィーダー 自動給餌器 ※こちらのリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
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  • メダカの卵は水道水(塩素)で管理した方が孵化率が高まる?
    卵の水カビ対策として水道水(塩素)を使った管理方法で孵化率向上水道水の弊害本来、水道水の塩素というのは魚たちに取って有害です。水道水がもたらす弊害については、こちらの記事をご覧ください。水道水の塩素は危険?アンモニアと塩素の化合物であるクロラミンについて水道水(塩素)のメリット古水(飼育水)の場合主なメリット:孵化後の微生物が豊富主なデメリット:バクテリアだけでなく汚泥などに含まれる雑菌なども多く、水カビなどが発生しやすいため、孵化率が悪い新水(水道水)の場合主なメリット:塩素などを含んだ水道水によって雑菌などが死滅し、卵の孵化率が向上する主なデメリット:孵化直前の卵の場合などは気をつけておかないと針子が塩素にさらされる。また孵化後の微生物は少なめ。カビの抑制につながる塩素とメチレンブルー殺菌効果があるのは何も塩素(水道水)だけではありません。水道水の塩素は紫外線や温度や曝気の有無にもよりますが、通常24時間も経てば抜けていきます。そこで登場するのがメチレンブルーなどの色素材です。主に水カビ病の予防などにも使われる殺菌消毒効果のある魚病薬。これによって卵のカビを抑制し、孵化率を向上させることができます。【PR】ニチドウ メチレンブルー水溶液 200ml
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  • 水道水の塩素は危険?アンモニアと塩素の化合物であるクロラミンについて
    アンモニアと塩素の化合物クロラミンが危険な理由について水道水の弊害水道水には塩素が含まれているため、基本的には魚には害があります。また塩素だけでなく、塩素とアンモニアの化合物であるクロラミンにも注意が必要です。塩素はエラや粘膜などメダカたち自身への直接的な刺激はもちろんのこと、他にもバクテリアなど水中に含まれるメダカ以外の同居人たちにも影響があります。アンモニアと塩素の化合物クロラミンまたメダカ飼育において生体を飼っている以上、必ずと言ってよいほどアンモニアが発生します。このアンモニアと塩素の反応により、クロラミンなどの化合物が生成されてしまいます。クロラミンはアンモニアの水素原子を塩素原子で置き換えた化合物であり、モノクロラミン(NH2Cl)、ジクロラミン(NHCl2)、トリクロラミン(NCl3)の3種があります。遊離塩素と結合塩素水道水に含まれる残留塩素を遊離残留塩素といい、それによって出来るクロラミンなどの化合物を結合残留塩素といいます。3種の結合塩素クロラミンクロラミンには以下の3種類があります:1. モノクロラミン(NH2Cl)アンモニアの水素原子が1つ塩素原子に置き換わった化合物でありアルカリ条件下において次亜塩素酸ナトリウムとアンモニアの反応によって生成されます。一般的にクロラミンというと、このモノクロラミンを指すことも多いです。モノクロラミンは魚にとって有害のため、水道水から取り除かなければなりません。水道水の塩素を抜かずに使用してしまうとアンモニアと反応して生成されてしまいます。モノクロラミンが魚に与える主な弊害としては呼吸の阻害です。遊離残留塩素や結合残留塩素でもあるモノクロラミンもメダカたちのエラを通じて体内に入ることによりメダカたちの酸素運搬機能を阻害します。その結果、メダカたちは呼吸が早くなり、動きの鈍りや更には呼吸困難を引き起こし、死に至ることもあります。またこれらの塩素は殺菌力のある消毒材として商品化されているほど殺菌力があるもののため、水中の微生物・バクテリア細菌などへも悪影響を及ぼす恐れがあります。2. ジクロラミン(NHCl2)アンモニアの水素原子が2つ塩素原子に置き換わった化合物です。クロラミンと塩素、次亜塩素酸ナトリウムの反応によって合成されます。ジクロラミンは不安定な化合物であり、単離することができない。そのため、これらがメダカたちに直接的に影響を与えるかは不明です。ただ、どのクロラミンにおいても有害と思っておいた方が無難でしょう。3. トリクロラミン(NCl3)アンモニアの全ての水素原子が塩素原子に置き換わった化合物です。モノクロラミン等と比べると有害性は低いと考えられます。ただ、一般的に塩素化アミン(クロラミン)はメダカたちににとって有害です。これらの有害な化合物を生成させないためにも水換えの際に塩素を除去することが大切です。クロラミンの中和方法クロラミンの中和には観賞魚用の水質調整剤がおすすめです。以下のような商品によって塩素やクロラミンを中和することができます。【PR】テトラ (Tetra) コントラコロライン 塩素やクロラミンの中和に※こちらのリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
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  • メダカをなつかせる方法|めだかが慣れて懐き寄ってくるようにする育て方とは?
    寄って来ないメダカを馴れさせ懐かせる方法メダカがなつかない理由水質の悪化水質が悪くなってくると魚は憶病になる傾向があります。水質悪化によって調子を崩したメダカたちは寄って来なくなります。低水温また、それ以外にも水温があります。水温が低くなってくるとメダカたちの活性が落ちます。活性が低い状態になるとメダカたちは憶病になり寄って来なくなります。良く人馴れするメダカメダカは非常に人馴れしやすい魚のため通常は普通に飼育していれば懐き寄ってくるようになります。その上で人馴れしやすい方法を下記となります。人工飼料人工飼料などを使用し飼育していると人を見ると餌を貰えると思い、メダカたちは人馴れします。次第に懐き寄ってくるようになります。メダカの数一般的には数が多い方がなつきやすいと言われています。ただ、メダカは人馴れしやすい魚のため単独飼育でも十分なついてくれ、寄ってくるようになります。あくまでも比較すると馴れるまでの期間が数が多い方が早いだけです。高水温水温が低いとメダカたちは憶病になりますが、逆に水温が高くなってくると活性があがり、積極性が増します。水温の上昇と共に人を見ると寄ってくるようになります。※極端な過度な高水温の場合はこの限りではありません。エアーレーションよくエアーレーションをすると懐き寄ってくるようになると言われる方がいますが、これは飼育環境によって異なります。エアーレーションによって水質の改善のほか、活性が上がったり酸素が豊富になりメダカたちの積極性が増すことがあります。通常、しっかりとした飼育が出来ていれば、エアーレーションがなくとも十分にメダカはなつきます。メダカの性格による差全く同様の飼育方法で飼育しても、どうしても寄って来ない、懐かない品種というのがいます。これは推測に過ぎませんが、こういった種は遺伝的に警戒心が強い系統だったり、もしかすると品種によって視力の良し悪しや、目の位置が若干違うことによりメダカ側から僕たちを見る景色が品種によって違って見えているためかもしれません。個人的には流線型で泳ぎが早く視力の良いメダカの方が警戒心が強いようなイメージもあります。
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  • メダカを放流するメリットはあるの?放流してはダメな理由と法律的に違法なのかについて?
    メダカを川に逃がす?放流するメリットは?放流してはいけない理由残念なことに検索エンジンにて「メダカ 放流」で検索すると連動ワードとして「メダカ 放流 メリット」にて検索されている方がいます。こちらの記事をご覧いただいている方の中にも、もしかするとそういった方がいらっしゃるかもしれません。メダカを放流する行為が如何にダメな行為であるか。以下の記事をご覧の上、思いとどまってくれる方が増えることを願っております。都合よく考えない人は何かに罪悪感がある時、自分にとって都合の良い理由を探し始めます。「メダカ 放流 メリット」こういったワードで検索されている方の中には、もしかすると思い当たる節がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。こちらの記事ではメダカたちを放流してはいけない理由についてご紹介させていただきます。行き場をなくしたメダカたちメダカブームが取り沙汰される昨今。ブームも限りを見せ始め、殖やされ過ぎたメダカたちが毎年行き場をなくしています。愛好家、副業メダカ屋、専業メダカ屋、何れの場合も必要以上に殖やし過ぎることには注意したいところです。また、急な引っ越しや、家庭の事情など何かしらの事情によってメダカを飼うことができなくなる方もいらっしゃると思います。放流問題近年、メダカの放流が問題視されており、過度なブームの弊害とも言えるでしょう。本来はいるはずのない、カラフルな改良メダカが水路や川などで泳いでいる姿が毎年多く目撃されています。こうしたメダカたちは誰かが飼いきれなくなり放流してしまった場合もあれば、中には意図しない形で流れ着いたメダカたちもいます。例えば、台風などの自然災害のほかに、水換えで飼育水を捨てる時に直接川につながった場所であれば卵や針子が流れていき、意図しない形で放流につながることもあります。放流してはダメな理由メダカは日本の魚なので放流しても問題ないのでは?と思う方も多いと思います。ただ、原種の野生のメダカと近年ペットショップやメダカ屋で販売されているメダカでは遺伝子が異なります。見た目は野生のメダカに見えても遺伝子的に見ると随分違っています。また、ペットショップで売られている所謂ヒメダカやシロメダカであれば見た目で原種ではないことが分かりますが、皆さんが野生種だと思っているクロメダカも実は原種とは異なります。これらは原種のメダカをベースとした一種の改良メダカです。販売されている個体としては、最も原種に近い存在ではあるものの完全な原種とは言えません。原種に限りなく近い存在であるクロメダカでさえ、放流してしまうと純血種の保全が難しくなります。まして近年の改良メダカにおいては言うまでもありません。原種でも放流してはいけないであれば自然の川や池から採取した完全な原種のメダカであれば良いのか?というと。これに関してもそう簡単な問題ではありません。キタノメダカミナミメダカ原種のメダカには2種類いますOryzias sakaizumii(キタノメダカ)とOryzias latipes(ミナミメダカ)です。これらは一見しただけではなかなか見分けが付きません。仮にご自宅にいるメダカが原種のメダカだったとしても放流することで混ざってしまうことがあります。水系の違い「この子たちは同じ川で採ってきたから大丈夫」と思っていても気を付ける必要があります。同じ川、同じ水系でも上流と下流でミナミメダカとキタノメダカが棲み分けていることもあります。もっと言えば、例えば、同じキタノメダカ同士だとしてもその川の下流と上流、支流などで遺伝子がその水域固有のものであることもあります。固有の遺伝子メダカたちは長い長い歴史の中で、自然と変化する環境に順応するかのように、その場所、その地域特有の見た目では分からない固有の遺伝子情報を持っています。都合の良い解釈これらに関しては以前Youtubeでも詳しく解説しています。是非動画も合わせてご覧ください。「飼えなくなったメダカの行方」または「媛めだか 放流」で検索。上記の動画を上げた際に各種SNSのDMなどでも色々なご意見をいただきました。「改良メダカ達は放流しても目立つから自然と淘汰されていくから大丈夫」といったご意見や、「大学の教授が繁殖させた原種の放流を推進している」といったものや色々とあります。放流肯定派も放流否定派も、それぞれに考えがあり、それらはそれぞれにとっての都合の良い解釈とも言えるのかもしれません。ただ、ここで一つ忘れてはいけないのは、ペットとして飼育を始めた魚を放流するというのは捨て犬、捨て猫の問題に近い行為であり、倫理的にも良くないことであるのは皆が理解しているかと思います。様々な理由をつけ放流するという行為を肯定するよりも、メダカを放流することでそれまで思いもつかなったような重大な生態系の変化が池や川に発生するかもしれないと、案じる気持ちの方がずっと大切だと思います。どうしても飼えなくなった時メダカは寿命の短い魚です。2~3年、4年の生きれば長寿です。長いようで非常に短い一生。出来る限り最後までしっかりと面倒をみていきましょう。それでもどうしても飼えない理由がある場合はペットショップなどに引き取ってもらってください。放流するくらいであればペットショップなどで大型魚たちの餌にされた方がまだましです。これに対して、「それは可哀そう」と思うのであれば、最後まで飼育してください。
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  • メスだけでもメダカは産卵するの?有精卵と無精卵の違いや見分け方について
    メダカの卵!有精卵と無精卵の違いと見分け方~メスだけでも産卵することもある?有精卵と無精卵の違いメダカ飼育を始めて間もない方にとっては有精卵と無精卵の違いや見分けがつかない方もいらっしゃると思います。百聞は一見に如かず、実際の画像を見るのが一番分かりやすいと思います。有精卵(受精卵)有精卵になると少し黄色味がかった色味になることも多いです。とはいえ無色透明だからといって無精卵とは限りません。産卵→受精後、数日も経つと目が出来、発眼卵となります。ここまで来ると無精卵と見間違えることはありません。また産卵→受精後30分も経過すると卵は硬くなり、孵化が近づくと今度は軟らかくなります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。メダカの卵は硬い?潰れる卵と潰れない卵無精卵無精卵は非常に分かりやすいです。受精卵のように卵細胞の減数分裂が進まないため硬くなることもなければ、発眼卵になることもありません。徐々に腐り始め次第にカビなども発生してきます。水カビなどの糸状菌類が有精卵に付着しないように無精卵は出来るだけ取り除いておきましょう。白くても有精卵アルビノの卵は目も白いため、発眼卵となった場合、無精卵と間違えやすいです。ただ、よく見れば明らかに無精卵とは違うため一度違いを見れば以後間違うことはないかと思います。メスだけでもメダカは産卵する?通常、メスのメダカは産卵行動の際のオスからの刺激によって産卵が誘発されるため基本的にはオスがいないとメスは卵を産むことが出来ません。オスがいないと過抱卵と呼ばれる卵が腹に詰まった状態になることもあります。ただ、例外として、メスだけでも卵を産むことがあります。メスのみ単独で飼育していても腹に卵をつけていることがあります。そのため、メダカは必ずしもオスがいないと卵を産まないとは限りません。この場合メスが腹に卵を抱卵していたとしても受精卵ではなく無精卵になります。
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  • 鰭の変異(pl)メダカの胸鰭(むなびれ)・胸ヒレがなくなる遺伝子について
    メダカの胸鰭欠失突然変異pectoral-fin-less(pl)について(ヒレの変異・遺伝子)新種?胸鰭がない不思議なメダカたちメダカの鰭の変異の一つに胸ビレが欠損する遺伝子があります。prctoral-fin-less=(pl)と呼ばれる遺伝子です。胸鰭欠失メダカplです。画像をご覧ください。胸ビレがないことが分かると思います。※実際の泳いでいる様子もあります。この記事の元ネタyoutubeの媛めだかchより動画でもご覧いただけます。【媛めだか 胸ヒレ】で検索この遺伝子plは染色体上の潜性の遺伝子です。野生の原種のメダカにおいても見られる遺伝子で、画像のような改良メダカにおいても見られます。胸ビレがなくても泳げるの?通常は前進・後退といった泳ぐうえで無くてはならない胸ビレですが、両胸ビレがなくても他のヒレがあるため元気いっぱいに泳いでくれます。改良メダカへの賛否こういった個体は通常ハネる個体になります。ただ、これらは人側の都合によって異なります。同じ様に背びれのないマルコ(背びれなし)は品種として確立されています。ダルマメダカも本来であれば奇形といえるでしょう。この辺りは人側の都合に左右され、可愛い、カッコいいといったことで需要があれば累代が進められていきます。魚に限らず犬の場合でも頭が大きすぎて帝王切開でしか子供を産むことができない品種改良されたブルドッグのような犬もいます。僕も飼っているミニチュアダックスフンドのように足を短く累代された犬たちもいます。皆さんが普段飼われている犬や猫たちも品種改良された子たちが大半です。こういった話は賛否両論あるかとは思いますが、個人的には批判的な気持ちはありません。ペット業界、こういったことを言い始めるとそのすべてが根本的に否定されてしまいます。自分勝手だと言われるかもしれませんがチヂミ遺伝子を持つダルマメダカのように全国のメダカ愛好家の方に愛されている僕たちに癒しを与えてくれるダルマメダカ僕は大好きです。私は観賞魚全般が大好きですが寿司や刺身も大好きです。釣ってきた魚を自分で捌いて食べることもあります。本当に人は自分勝手な生き物だなと思いながらも今日も奇形の変異メダカたちの改良を続けていきたいと思います。
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  • メダカの転覆病と浮袋|死んだ後に浮くメダカと沈むメダカの違い
    浮袋と転覆病について|死後に浮くメダカと沈むメダカの違いメダカの浮袋と転覆病魚は浮き袋が付いています。もちろんメダカにも。寒くなってくると消化不良などによって体内にガスのようなものが溜まってきて浮き袋をうまく調整できなくなることがあります。仮に特定の個体だけがいつも浮いている時は浮き袋の調整が上手くできなくなっている可能性があります。死後に分かる体内のガスの有無ガスが溜まってくるのは水温が低い時だけでなく、メダカ達が死んでしまった時にもガスが発生します。通常、魚は死んですぐは沈んでいきます。魚が生きている間は浮力を保つために鰾(うきぶくろ)と呼ばれる特殊な器官によって水中に浮かんでいます。ただ魚が死ぬと、この鰾(うきぶくろ)は機能を失い、メダカたちは重力により水底に沈むのが通常です。その後、体内の消化中の餌や内臓などの腐敗に伴い、体内にガスが発生します。このガスによって死んだ魚は水面に浮かんできます。※メダカの場合は、先に溜まったガスが破裂して沈んだままになるケースもあります。このように浮袋に異常のない個体であれば、通常、死後直後には沈んでいきます。ただ、稀に死んだ直後でも直ぐは浮いて来ないことがあります。死んだ直後から浮いていた場合には消化不良や何かしらの内臓疾患などの異常があった可能性も考えられます。無胃魚のメダカメダカの場合は胃がないので、ガスが溜まりづらいこともあり割と浮いてこずに沈んだまま腐敗していくことも多いです。カイミジンコなどがいると水底でメダカの死骸に群がっていたりもします。また真夏だと水温が高いので浮いてくる暇もなく腐敗していくことも多いです。沈みやすい死骸に注意死骸が沈みやすい魚であるメダカだからこそ死骸の腐敗による水質悪化に注意したいところです。消化不良を意識した餌効率的な善玉菌の取り込みに【PR】生きたひかり菌配合Hikari(ヒカリ) メダカの舞 コンプリート※こちらのリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
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  • メダカの撮影方法~メダカの撮り方・綺麗に撮る方法~
    メダカの撮影方法について~めだかの撮り方~こちらの記事のyoutube動画タイトルは「オークションみたいに綺麗に撮りたい撮影用小鉢と撮影方法★メダカ上見編★」です。※上記のコピーして検索していただけると出てくると思います。メダカの撮影方法メダカの撮影方法ですが、色々なやり方があると思いますが、一番手軽な方法だと100均にあるような小さめの器を使用する方法があります。器は光沢がない方が反射が抑えられて、撮りやすいです。光沢がある場合は動画でご紹介したようなアクリルスプレー(つや消しタイプ)などで光沢を抑えるとキレイに撮りやすいと思います。撮影する際には、屋外の太陽光を使用することで、メダカ本来の綺麗な姿を撮影することができます。ただ、太陽光の角度によっては水面が反射するため、100均などに売られているようなパネルなどで少し影を作ってあげることで水面の反射を抑えることができ、メダカもキレイに撮りやすいです。動画は随分昔に作ったものなので、少し見づらい部分があると思いますがご了承ください。
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  • メダカの養魚場~養殖場現場について~
    媛めだかの屋外養魚場のご紹介ですメダカの養殖場現在、当店の屋外飼育場では小さいものだとNVBOXの13から大きいものでジャンボタライの60型を主に80型~120型まで300以上使用して養殖しています。一般家庭としては広いスペースながらもメダカ屋としては非常に狭いスペースで飼育・養殖しています。当店での飼育方法は同業者の方に過保護と言われることがよくあります。容器と水とメダカと太陽光、これに水換えと非常にシンプルなものです。ここまでシンプルな飼育方法でさえ過保護だと言われるのはメダカが強健なためです。丈夫で強すぎるあまり、「水をあまり換えない」、「酸欠に強いからエアーレーションもかけない」「夏は水が汚れるから餌をあまり与えない」そういった方もいます。間違いなく言えることはメダカにとって「餌が豊富で、水質も良好、溶存酸素量も豊富」な状況で飼育するのと強健に頼った飼育方法とでは、成長の仕方が変わってきます。生きている=適切な飼育とは限らないため、当店では出来るだけメダカに寄り添った飼育方法を心がけています。ここまでシンプルな飼育方法でさえ過保護に思うのであれば、本来生き物を飼うこと自体向いてないのではないかなと思います。生き物を飼うということは少なからずお金と最低限の手間暇がかかることは忘れてはいけません。命をお金に換えている販売者側が大切に飼うことを否定しているような業界ではどうしようもありませんね。メダカ業界の歴史は観賞魚の世界では非常に浅く、まだまだいい加減な部分が多い世界でもあります。まずこのあたりを変えていくことが大切だと思っています。YOUTUBEの方では年間を通して出来る限り死なない、死なせない飼育方法をご紹介しておりますので、また覗いてみてください。
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  • メダカの繁殖方法|4月よりも5月が簡単な理由
    メダカの卵の管理は4月よりも5月の方が楽な理由について記事は簡易的なものとなっております。この記事のフルバージョンは上記にてYOUTUBEにて検索いただければご覧いただけます。4月に注意したい寒の戻り4月に入ると気温も20℃を超えるような日も増えてきますが、まだ気温が完全に安定していない時期でもあります。4月は突然寒さが戻ってくることから、ふ化率が悪い傾向にあります。またふ化したとしても寒の戻りによる急な寒さによって、生まれて間もない針子が落ちてしまうことも多い季節です。4月の採卵においてもし上手くいっていなくとも焦る必要はありまえん。5月以降になると気候も安定してきて孵化率もあがり、また自然と青水などの微生物が豊富な水も出来やすく針子・稚魚も育てやすくなります。採卵5月からがおすすめ植物を目安にすることのすすめ当店ではご近所さんに桜の木を植えておられる方がいらっしゃいます。この桜の木が満開を迎えたころにちょうどメダカたちの産卵が始まります。こういった植物をみて季節の移り変わり、タイミングを計かるのも一つの目安になります。ふ化に必要な積算温度メダカの卵が孵化するためには積算温度が250℃必要です1日ごとの水温の合計がトータルで約250℃必要ということになります。水温25℃で10日間管理するとトータルの水温が250℃になり卵が孵化します。水温が高ければ早く孵化し、低ければそれだけ孵化までの日数がかかります。当店で一番長ったもので約20日後に孵化した ということがあります。なので、水温が多少低くても孵化自体は可能ですが、その分、途中で上手く育てず孵化できずに死んでしまう卵も増えてきます。おすすめの卵の管理温度メダカの卵は25℃前後、20℃~30℃くらいの間での管理がおすすめです。高水温管理温度が35℃を超えてくると多くの卵が死んでしまったり、奇形なども生まれやすくなります。40度以上になると卵は細胞ごと壊れてしまい孵化することさえできなくなります。低水温逆に低水温の場合、10℃以下では発生が進まず卵が成長することができません。15℃以上あれば卵の非常に緩やかなスピードで成長することはできます。ただ、それ以下になってくると仮に成長出来たとしても成長不足な状態となり孵化することが難しくなります。卵の段階での温度は孵化後のメダカの体形などにも関わってきます。例)ダルマメダカなどそれでも殖やしたい時の4月の卵管理寒の戻り、寒暖差の多い時期でもある4月初旬。こういった季節でも増やしたい場合には出来るだけ水温を上げる必要があります。もちろん、ビニールハウスだったり観賞魚用のヒーターを使えば済む話ではありますが、今回は完全屋外で道具を使わずに水温をあげるには?、といった所でのやり方をご紹介していきます。容器の大きさ大きな容器を使っていると水量が多い分、水温変化は緩やかですが、水温は上がりづらい状態が続きます。水温が上がらないため孵化までの日数も遅く、成長できず孵化率が落ちてくることも多いです。そこでこの時期に採卵する場合は、小さめの容器に卵を入れて孵化させていきます。小さな容器は日中に水温が上がりやすく孵化までの日数を早くすることができます。また、ちょうど孵化する頃には自然と程よい青水になってくれます。ただ、このやり方は夏場には不向きです。季節が夏に近づくにつれ、水温が上がり過ぎることも増えてくるため大きい容器の方が良い場合もあります。メダカ飼育同様に卵の場合も季節に合わせて、色々と工夫されてみてください。より詳しくはyoutubeにて
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  • メダカの酸欠に注意|青水と春に酸欠になる理由
    メダカが春なのに酸欠になる理由!注意したい濃い青水について当サイトの記事は媛めだかchの動画より一部抜粋した簡易的なものとなっております。この記事のフルバージョンは上記にてYOUTUBEにて検索いただければご覧いただけます。春は水代わりの季節春は水代わりの季節です。自然界でも池や沼などで魚達の大量死が多い季節です。その理由の一つが酸欠によるものです。春になるとポカポカと暖かくなってきます。日照時間も増え、太陽光も次第に強くなってきます。この季節 水の中では富栄養化が進みます。温度が上昇してきたことをきっかけにプランクトンが大量発生します。植物プランクトンの異常発生です。大繁殖した植物プランクトンが飽和状態になると何故酸欠になるのか?日中は植物プランクトンが光合成しておりむしろ酸素は十分すぎるほど豊富にあります。この状態から夕方になり日が沈んでくると光合成が止まり酸素が供給されなくなります。植物プランクトンたちも夜間には呼吸しています。日中は十分すぎるくらいあった水中の酸素が夜間にかけて不足してきて、急な酸欠が起こります。急な酸欠によって植物プランクトンが死滅するとその数時間後には水面や水底(みずそこ)に緑色のふんわりとしたものが溜まってきます。これは植物プランクトンの死骸です。死骸なので当然、腐敗が始まります。時期を同じくして酸欠や腐敗臭、水質悪化を嫌った魚達が夜間に水底から水面に向けて泳ぎ始めます。ただでさえ酸素不足の水中で魚達が一斉に泳ぎだすため、運動量があがり余計に酸素不足になります。池や沼での大量死の原因の一つです。自然界と同じようなことが飼育下でも起こり得ます。もちろん、自然界の大きな池や沼とは違いさな容器のため、若干の違いはありますが、あまりにも濃い青水の場合には注意が必要です。悪いところばかりではない青水青水は残餌や糞から出るアンモニアだったり硝酸、リン酸などを吸収し増殖する働きがあります。青水は魚にとって有毒なアンモニアなどを養分として吸収してくれるメダカの屋外、濾過なし飼育においての天然の濾過フィルターであり日中運動量の多いメダカへ酸素を供給してくれる天然のエアーポンプともいえる存在でもあります。良質なタンパク、ビタミン・ミネラル・脂肪酸なども豊富なためメダカ達の骨格形成や色揚げにも効果があります。水温を温かく保ってくれるメダカの冬場の越冬にも最適な飼育水と言えます。夜間の酸欠対策夜間の酸欠対策としてはエアレーションがあります。エアレーションすることで夜間の酸欠を防ぐことができます。ただ、エアポンプを持っていなかったりコンセントが近くにないとエアレーションできないため難しい方も多いでしょう。そういった場合は青水が濃い状態だと酸欠になりやすくなるため、水換えして薄めてあげるだけで夜間の酸欠を防ぐこともできます。
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  • イレクターパイプでメダカの遮光対策
    イレクターパイプに遮光ネットを張って日陰を作る方法当サイトの記事は媛めだかchの動画より一部抜粋した簡易的なものとなっております。この記事のフルバージョンは上記にてYOUTUBEにて検索いただければご覧いただけます。イレクターパイプで骨組みを作るイレクターパイプは外側部分がプラスチックでコーティングされているため錆びづらくて長持ちします。単管パイプよりも安くてジョイントパーツなども豊富なため失敗してもある程度、修正も効くため柔軟に対応できます。各種ジョイントパーツを組み合わせて作っていきます。ジョイントの種類が色々とあるためホームセンターなどで見てみてDIYされてみてください。外側はコーティングされているため深い傷などが入り中身が露出しなければ錆びることはありません。ただジョイント部分は錆びやすいですプラスチック製のジョイントパーツをはめていても雨などによって隙間から水が入ると簡単に錆びてしまいます。そこで、専用の接着剤を使い専用のスポイトを使って接着液を注入していきますまんべんなくしっかりと注入することで樹脂が溶けながら溶着されます。接着液は塩ビパイプの様に先に付けるのではなくパイプをしっかりと奥まで入れた状態であとから接着液を流し込んでください。ジョイント部分はしっかりと接着しておかないと錆びてしまいます。骨組みに遮光ネットを張るイレクターパイプに遮光ネットを張れば完成です。遮光ネット、黒、白、シルバーと色々あるがそれぞれに違いがあります。こちらの記事では割愛させていただきます。(別途記事にてご紹介予定)お急ぎの方はyoutubeチャンネルへ
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  • イレクターパイプでメダカ棚(メダカ台)作り
    イレクターパイプでメダカの棚を作る当サイトの記事はyoutubeの媛めだかチャンネルより一部抜粋した簡易的なものとなっております。この記事のフルバージョンは上記にてYOUTUBEにて検索いただければご覧いただけます。イレクターパイプの特徴軽くて丈夫なスチール製プラスチックコーティングで錆に強い好みに合わせて塗装もしやすい好きなサイズに作ることができるパーツを買っていくと思ったより高く付く強度的な問題で本来は水槽台には向いていない専用工具でカットも楽々専用のパイプカッターを使えば比較的簡単に切ることもできます。切るときは増し締めしながら回していくと切りやすいです。パーツを切りながら進めていってもいいですし、作るサイズが決まっているのであれば切ってからパーツをつないでいってもOKパーツの組み合わせ次第で後から筋交いなど入れることもできます。こちらは室内での発砲スチロール容器での加温飼育を目的とした作りになっています。こちらは室内加温(発泡)用の特殊な作り方になっています通常のメダカ棚作りの場合には不向きな作り方である場合があります。ご了承ください。
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  • メダカと鬱病~季節性のうつ症状~
    メダカとうつ病~太陽光の偉大さ~この動画を作るきっかけとなった話この動画を作るきっかけとなった小話をひとつ。youtubeをされている方の中にはヒトの悪口を言ってお金稼ぎをしている方がいらっしゃいます。僕自身、一度もお会いしたことのない方、お話ししたこともない方に誹謗中傷された経験があります。メダカ愛好家を名乗るyoutuberの方がライブ配信にて特定の方に対して名指しで「あいつは鬱病だ」とそういったことを言われていました。僕のように何を言われても気にもならない人ばかりではありません。中には深く傷つく方もいるでしょう。本当にそういったことで悩まれている方からすれば、この発言自体、鬱で悩まれている方を見下すような発言で馬鹿にしているような感じでした。実際にそちらの動画を拝見したんですが、本当にひどい物でした。意見や感想とただの悪口は違います。この方のように大人でもそれが分からない人がいます。その方には、僕もずっと絡まれ約2年に及び嫌がらせのような風評流布、風評被害を受けていました。本当にしつこくて、こういった人に目を付けられると沼にハマってしまうので注意が必要です。法的に訴えることも可能な案件でしたが、家族もいるようだったので見逃してやりました。その時、ふと思ったのが「人では良く聞くけど、メダカもうつ病になるのかな?」ということでした。メダカの季節性のうつ症状についてメダカは冬になるとうつに似た症状になることがあるそうです。その一つとして、暗い場所を好み始めます。冬場になるとメダカたちは社会性が低下し不安要素が強くなっていきます。そういった中で落ち葉などはメダカたちにとって良い隠れ家になるようです。そういったメダカたちにセルロースを投与することで、うつ症状が和らいだそうです。こういった研究をもとに人の冬季うつ病への理解と創薬への貢献が期待されます。メダカとアクアセラピーアクアリウムの世界にはアクアセラピーという言葉があります。魚を鑑賞することで、心地よい水の音も含め鎮静作用、ヒーリング効果があると言われています。海から生まれた生命、ヒトはお腹の中でも羊水に包まれておりやはり、どこか懐かしさなどを感じるのかもしれません。心悩まれた時に少しでもメダカが癒しを与えてくれる存在であれば良いなと思っています。
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  • 秋に遮光を切るタイミング!スダレが必要ないメダカ飼育容器とは?
    メダカの屋外飼育において欠かせないスダレが必要ない容器とは?当サイトの記事はyoutubeの媛めだかチャンネルより一部抜粋した簡易的なものとなっております。この記事のフルバージョンは上記にてYOUTUBEにて検索いただければご覧いただけます。遮光対策の不要な容器スダレが必要ない容器とはどういった容器だと思われますか?大きな容器と小さな容器では根本的な遮光対策が異なります。100ℓを超えるような大きな容器の場合直射日光が当たるような場所であっても簾など遮光対策が必要ない場合があります。極端な話、コップ1杯の水と大きな湖では外気温や太陽光による影響の受け方は全くと言っていいほど違ってきます。小さな容器だと、水温はあっという間に上昇していきます。夏場、ペットボトルに水を入れ、直射日光の下に置いてみてください。あっという間に水温が40℃近くまで上昇します。逆に大きなバケツなどだと、水温が上がってくるまでに時間がかかります。これをメダカ飼育の容器に置き換えて考えていきましょう。朝方外気温も下がっているため当然、水温も下がっています。例えば外気温が25℃あれば、水温もそれに近くなります。実際には微生物などの影響により多少は外気温より温かくなることがあるため外気温が25℃であれば、水温は25℃以上の値を示します。仮に朝方の水温が25℃だとして25℃から日中にかけて外気温の上昇、太陽光の直射により水温の上昇が始まります。30℃超え、何もしないと35℃を超えてくるようなメダカたちにとって危険な高水温域へと到達してしまいます。これらを抑えるために、スダレなどで皆さん遮光対策されていると思います。この時、小さな容器、大きな容器で違うことがあります。同じ水温25℃スタートだとしても水量が少ないほど、外気温や太陽光の影響を受けやすくなります。コップと湖の違いです。NVBOXのような僅か10ℓ程度の容器とこういった100ℓを超えるような大きな容器では遮光対策に対する考え方がだいぶ違ってきます。もちろん、真夏の直射日光など大きな容器でも遮光が必要な場合もありますが、この部分知っておくことでより良い遮光対策ができるようになります。」遮光を切るタイミングが人によって違う理由遮光を始めるタイミングや切るタイミングは人によって言うことが違います。地域が違えば気候が違うため当然のことではありますが、同じ地域に住んでいる方の場合でもタイミングが違うことがあります。大きな容器で飼育している人と小さな容器で飼育している人の意見の違いです。どちらもそれぞれの飼育環境において、間違っていなくても、あの人の言っていることは間違っているという大きな誤解が生まれてしいます。根本的な部分での理解不足です。例えば秋の初めにうちは遮光対策もうやめてるよ。逆に日に当てた方が良い季節だよ。こういったことを大きな容器で飼育されている方たちが言っていたとしても、小さな容器で飼育している方の場合は注意が必要なことも多いです。まだまだ、残暑の厳しい季節の小さな容器では遮光が必要な場合もあります。広大な敷地で数百ℓの容器を使う飼い方と小スペースで小さな容器を使う飼い方とでは同じメダカの屋外飼育でも大切なポイントが異なることがあります。媛めだかのyoutubeチャンネルでは遮光対策に限らず、飼育方法に関してずっとこの考え方の部分をお伝えしてきました。この考え方の部分さえ理解していただければどういった場所で、どういった容器で、どういった環境下におかれても最適な飼育方法で飼育できるようになります。もしお引っ越しなどで全く気候の違う地域でメダカ飼育をすることになっても、上手く対応していける飼育技術を身に着けてください。
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  • メダカ飼育におけるブロワーポンプの適正容量
    メダカの屋外飼育におけるブロワーポンプの風量の選び方ブロワーポンプ1台で何個の容器にエアーを供給できる?ブロワーポンプとは浄化槽などでも使われている大型のエアーポンプです。観賞魚飼育においては昔から熱帯魚店などでは沢山の水槽にエアーを供給するために使われています。メダカの屋外飼育においても容器が20.30と沢山ある方の場合は使われている方も多いかと思います。ブロアーポンプの風量、20,30,40と色々とあります。こういった風量に対して何個の容器にエアーを供給できるかについてご紹介していきます。ブロワーポンプの場合、一般的な良く見るタイプだと小さい物でも30ℓ程度あり風量が大きすぎることから容器の本数が少ない方には不向きです。ここで、気になるのが風量の選び方だと思います。例えば、毎分40リットルのブロワーポンプで一体いくつの容器にエアーを供給できるのか気になるところだと思います。一般的な観賞魚、熱帯魚の飼育において60㎝規格水槽用で使われているようなエアーポンプでだいたい毎分、2L前後のものが多いため、毎分40ℓのブロワーでも容器20個くらいまでと思われている方も多いようです。ここで、メダカ飼育と熱帯魚などの飼育においてのギャップがあります。観賞魚、熱帯魚などで使用する時は底面フィルターや投げ込み式フィルターなどを使うことも多いです。1本あたりの水槽に結構な風量を使います。ただ、メダカの屋外飼育においてはそこまでの風量を必要としません。軽くエアレーションする程度であれば、もっと沢山の容器にエアーを供給することができます。具体的な本数で見ていくと僕のところでブロワーポンプ40ℓのもので大体100個の容器にエアーを供給しています。60ℓサイズのもので約150個ほど供給しています。実際にどのくらいのエアーの量を出しているかなどは動画にてご覧いただいた方がわかりやすいかと思います。是非ユーチューブ動画も合わせてご覧ください。当サイトの記事はyoutubeの媛めだかチャンネルより一部抜粋した簡易的なものとなっております。この記事のフルバージョンは上記にてYOUTUBEにて検索いただければご覧いただけます。ブロワーポンプの適正風量はもちろん、容器の大きさにもよるため一概には言えませんが、大体の目安として容器一つあたり、使い方によって1つの容器あたり毎分0.5ℓ~1ℓ前後例えば室内水槽で底面フィルターや投げ込み、スポンジフィルターなど使う場合には1水槽当たり1ℓ程度あった方が無難です。使い方、容器の大きさ、1つあたりの風量によって40ℓのブロワーポンプで40個~100個程度を目安にしておけば一般的な容器のサイズにおいては十分かなと思います。大は小を兼ねると良く言いますが、あまり余裕を持ちすぎるとポンプ側に負荷がかかり壊れやすくなります。その場合は空気を逃がす必要も出てきます。この辺りも含めブロワーポンプの分岐管の作り方や使い方を詳しく説明した動画もあります。合わせてご覧ください。エアレーションすることで水中にどういった変化が起こるのかただ単に酸欠防止だけではない理由もあります。そういった部分を詳しく説明しています。そちらの動画も合わせてご覧ください。もしエアレーションの導入を検討されている方は参考にしてみてください。
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  • メダカ飼育やビオトープの藍藻やアオミドロの対策・除去の方法
    ビオトープの天敵!藍藻やアオミドロの予防対策と除去する方法アオミドロについて藻にも沢山の種類があります。硬い藻もあれば軟らかい藻もあります。メダカの屋外飼育において言えば、硬い藻よりも柔らかい藻の方が問題になることが多いです。例えばメダカの屋外飼育おいてよく発生する軟らかい藻というとアオミドロなどがあります。一度発生するとあっという間に水中を覆いつくすほど殖えていきます。メダカたちは泳ぐスペースを奪われ、時には絡みついて動けなくなることもあります。富栄養化な環境、養分が過剰な環境にて発生しやすいため水質面でもあまり良い状態とは言えません。また人によっては藻が緑色で水中を覆いつくしていても青水だから問題がないと思っている方もいます。これらは良い青水、良いグリーンウォーターとはいえません。予防と対策少しでも残っているとすぐにまたあっという間に増殖していきます。予防・対策としては日ごろからの小まめな水換えが大切です。ただ、一度発生してしまった場合はリセットした方が手っ取り早いです。基本的には容器ごと丸洗いし、全換水することで撲滅することができます。ソイルなどの底床材を使用している場合は交換、砂利の場合であれば塩素などを使い完全に殺菌することで再発生を防げます。【PR】次亜塩素酸水 生成パウダー 50ppm 560リットル分 その場合、メダカたちがいる場合は別の場所に一度移しておくと安心です。藍藻について他にも薬品のような臭いがする場合、藍藻と呼ばれるシアノバクテリアが発生しているケースもあります。こういった藍藻はアオミドロ同様に一度発生してしまうとやっかいです。しっかりと除去したつもりでも少しでも残っているといつの間にかまた増殖していきます。薬品を使用した除去藍藻などの場合には洗ったつもりでも取りきれていないことも多く、また砂利などの石に絡みついてしまい取れづらい場合など洗いづらい場合には薬品の使用がおすすめです。魚・メダカを別の場所に移せる場合は、次亜塩素酸ナトリウム(塩素)の使用が手っ取り早くておすすめです。魚や水草がある場合は細菌性の魚病薬エルバージュやグリーンエフゴールド顆粒がおすすめです。藍藻(らんそう)は実際には藻ではなく、シアノバクテリアと呼ばれる細菌です。細菌性の魚病薬を使うことで撲滅することが出来ます。【PR】ニチドウ 観賞魚用 グリーンFゴールド顆粒 6gハイターの賛否よくキッチンハイターなどを使われる方もいますが通常のハイターには界面活性剤が入っています。また衣料用ハイターにも水酸化ナトリウムなど余計なものが入っています。シュリンプ系、エビなど水質に敏感な生体が入っている場所だとそれらの毒性が残り落ちてしまうことがあります。一方で次亜塩素酸ナトリウムのみであれば、しっかりと洗浄することで水中に残りづらいです。身近な商品でいえば、例えば赤ちゃんの哺乳瓶の殺菌などで使われる商品もそれにあたります。※魚病薬よりも強力なため、次亜塩素酸ナトリウムを使えば薬品臭のする藍藻・シアノバクテリアも簡単に撲滅することができます。この場合はもちろん、メダカやメダカなど生体がいない状態で使用する必要があります。天日干しの有効性他にも天気の良い日であれば太陽光などで天日干しするといった方法もあります。ただ、乾燥させるまでに時間がかかるうえ、真夏ぐらい強い太陽光でないと効果がないことも多いです。また藍藻にいたってはちょっとくらい天日干しした程度ではまたすぐに増殖し始めます。木酢液他にも木酢液などを使う方法もあります。主に水草水槽などでレイアウトを崩したくないときに使う方法です。ビオトープやメダカ飼育においてはじれったいので、先に示したやり方の方がずっと手っ取り早いです。実際の使用方法魚病薬を使う場合も次亜塩素酸ナトリウムを使う場合も適量を入れてしばらく付けておきます。魚病薬の場合は24時間程度、次亜塩素酸ナトリウムの場合は濃度にもよりますが、数十分から数時間で十分効果を発揮します。それぞれ、必要に応じて生体は除けておきます。具体的なやり方については文章や画像では説明しずらいため、動画にてご確認ください。Youtubeにて【アオミドロや藍藻などの藻を取る方法 媛めだか】←こちらのタイトルで検索いただけるとご覧いただけます。
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  • ビオトープの水草が上手く育たない時に注意したい水温について
    ビオトープの水草が溶ける?上手く育てられない原因=水温篇見落としがちな盲点=水温ビオトープで植物を育てる上で見落としがちな大切なポイントの一つに水温があります。ビオトープの場合、植物自体が簾代わりの様になり水面を覆い遮光してくれるため、またスダレなどを被せることが難しいため遮光対策などはしないことも多いです。ビオトープを作ってすぐの時はまだ植物が繁茂しておらず少ない状態です。こうした状態の場所に直射日光が当たり続けると真夏だと水温が簡単に40℃近くにまで上昇します。春であれば直射日光もさほど気にする必要はありませんが、真夏の猛暑日などには注意が必要です。40℃といえば普段入っているお風呂のお湯と同じです。こうした状況が連日続くと植物は腐っていきます。熱帯性の水草が溶ける理由メダカ飼育にて好んで使われることの多いホテイアオイやサルビニアククラータなどの熱帯性の浮草は高水温を好みます。本来、高水温にも強い水辺の植物になります。ただ、これらは野生下での話です。僅か数十リットルの水量しかない飼育下では対策などしていないと自然界とは比べ物にならないほど過度な高水温になりやすい環境です。猛暑日の直射日光によって育てていると煮えて枯れてしまいます。これを太陽光(直射日光)が原因だと思う方がいますが、実際には熱湯並みに上がった水温の問題であることも多いです。繁茂が繁茂を呼びよせる最初は上手育っていなかったけれど徐々に増えてきて浮草や植物が水面を覆う面積が増えてくると調子が良くなってきた。こういった経験はないでしょうか?理由は水質が安定してきた、水草たちが根付いてきた、環境に適応してきた。などいくつもの理由があります。その一つに植物が繁茂してきて水面を覆うことで、水中を遮光し過度な高水温になることを防ぎ植物にとって育ちやすい環境になるといった理由もあります。真夏にビオトープを立ち上げる時は植物はまだ根付いていない状態です。水草たちが根付く前の段階でこうした過度な高水温は弊害をもたらします。日陰でも十分育つ屋外室内で水草レイアウトなどをしていると、いかにライトが大切だということに気づきます。その状態から屋外でビオトープを始めると日向であることが必須だと勘違いしてしまいがちです。ここで注意したいのは室内の観賞魚用LEDライトと屋外の太陽光では天と地ほどの差があることです。光の明るさ表す指標としてルクスというものがありますが、太陽光は5万から10万ルクス曇り空でも1万ルクスを超えてきます。一方で一般的な60㎝水槽などで使用されているLEDライト1000~2000ルーメンのもので、ざっくりと2000~4000ルクス程度かと思います。ビオトープなどで使用されている水草などの水上葉でも5000ルクスもあれば十分に育てることができます。もちろん、植物の育成には光合成しやすい波長なども大切なためルクスよりも大切な光の三原則RGBが最も大切なため、単に光の強さで判断するべきではありませんが、それでも屋外であれば、多少日当りが悪くても全く問題なく水草は育成可能です。むしろ日が当たり過ぎてコケだらけになったり水温が上がり過ぎるような環境の方が植物をキレイな状態で維持していくには不向きと言えます。室内、水草水槽のLEDライトと太陽光では天と地ほどの差があること。雲越しの光でさえ、はるかに観賞魚用ライトよりも強い光であること。この辺りを忘れずに光を当てすぎて過度に水温があがり、水が悪くなったり、根腐れしてしまわないようにご注意ください。ビオトープの管理方法のテクニックなどもyoutubeにて沢山配信しています。興味がある方はyoutubeにて「媛めだか ビオトープ」で検索。
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  • 水草・水辺の植物の葉焼け対策と遮光対策は必要か?|メダカのビオトープ
    真夏のビオトープにおける遮光対策や水辺の植物の葉焼け対策について水辺の植物と直射日光基本的に水辺の植物というものは、その名の通り水辺に生息しています。山の中や熱帯雨林などとは違い、野生下においても直射日光が当たる場所に生息していることが多いのがビオトープなどでも使われる水草の水上葉なども含めた水辺の植物です。観葉植物など陰性の植物においては葉焼けなども考慮し遮光対策が必要となる場合もありますが、ビオトープ等で使われる水辺の植物においては遮光対策など必要ありません。必要な遮光対策と不必要な遮光対策前述した通り、基本的に遮光対策は必要ありません。その上で、高水温対策としての遮光対策は有効となる場合があります。詳しくはビオトープの水草が上手く育たない時に注意したい水温についてこちら記事をご覧ください。深い容器の遮光対策例えば、こちらのような比較的小さな容器であれば、スダレがおすすめです。くるっと囲ってあげるだけでも十分な水温対策となります。水面部分は水草が覆って日陰を作ってくれているので、必要に応じて側面を囲ってあげるとより水温上昇を抑えることが出来ます。トロ舟などの浅い容器の遮光対策プラ箱、トロ舟のような浅い容器の場合だと側面からの太陽光が当たる面積が少ないため先程ご紹介した側面の遮光対策よりも水面の遮光対策が大切になってきます。景観を損なわない水面の遮光対策このような場合には浮草もおすすめです。景観が損なわれることなく浮草が天然のスダレ、遮光対策としての役割を果たしてくれます。天気が良い日の日中。浮草があるのと、ないのでは水温が大きく変わってきます。浮草の注意点(酸素問題)浮草によって空気に触れる面積が減ると酸素が水中に溶け込みづらくなります。基本的には浮草が水面を覆っていると水中の溶存酸素量が不足しやすくなります。ただ、実際には少々複雑です。水温が上がると水中に溶け込むことが出来る酸素の量が減ります。逆言えば浮草によって水温を低く保つことが出来れば酸欠になりづらくなるとも言えます。水面の面積がいくら広くても、高水温になってしまっては本末転倒です。浮草による過度な過昇温の予防も大切になってきます。浮草の使用によって景観を損なわないように程よく遮光対策することで、ビオトープの魅力を保ちつつメダカ飼育も同時に楽しむことができます。おおむね浮草が占める面積が水面の半分から3分の2くらいまでであれば、問題ないことが大半です。
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  • ビオトープのトリミングと水換えテクニック
    ビオトープの水換えテクニック&トリミングについてトリミングの重要性水草たちが繁茂して来た頃にビオトープは一番の見ごろを迎えます。出来れば、この見頃を長く楽しみたいところです。ただ、ビオトープを長期間に渡って景観良く保っていくためにはトリミングが必要となります。お庭の草花や木同様にほったらかしだと、ワイルドな景観へと変化してしまいます。ビオトープの水辺の植物も放置しているとどんどん伸びていきます。単に景観だけの問題ではなく、繁茂し過ぎた水草はしだいに根本部分に光が当たらなくなり根本部分や古い葉が枯れてきます。伸びすぎたり、繁茂し過ぎた場合には枯葉を取り除いたり、葉を短くしたり、時には間引いたりしながらカットしていきます。根本部分の葉がなくなってからカットしてしまうと新芽が出てこず、そのまま枯れてしまったり、その後の成長が遅くなります。根本部分の葉が枯れる前に少し短くハサミなどを使ってトリミングしてあげてください。綺麗な状態でトリミングをするのは抵抗があるかもしれませんが、トリミングしてあげた方が新芽なども出てきてより一層綺麗状態を長期間維持することができます。ビオトープの水換えテクニック底床材を敷いた状態のビオトープの場合、足し水式の水換えがおすすめです。容器の適当な位置に穴をあけることで雨などが降ってきても、ちょうど良い水位に保つことが出来ます。また足し水式で水換えする時にも自然と穴の位置に合わせた水位を保ってくれます。「百聞は一見に如かず」、写真(画像)や文章よりも実際の映像を通してみることでより理解が深まります。是非、Youtubeメダカ系動画において国内NO1のチャンネル登録者数を誇る「媛めだか」chにも遊びに来てください。
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  • メダカの品種オロチ
    ハウスネーム|オロチオロチについて特徴通常のブラック系メダカは拡散凝集反応によって白い容器などで飼育していると色が薄くなってきますが、このオロチメダカは拡散凝集反応の影響を受けないタイプのブラックメダカになります。最高峰の最も黒いメダカと言えます。作出者飛鳥めだか:作少しずつ品種図鑑の充実を目指しています。更新まで気長にお待ちください。
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  • 媛めだか通販|当店のメダカの通信販売について
    メダカの通販|キレイなメダカを遠方の方へもお届け色とりどりの綺麗なメダカたち自宅に居ながら通販可能!※当店では厳選した個体を常時ヤフオクにて販売しております。上記ヤフオクにご参加の上、ご落札いただくことでご自宅へ発送させていただきます。現在通販可能な出品中のメダカはこちら以下、オークションを毛嫌いしている方へヤフーオークションは詐欺?危険?ヤフオク(ヤフーオークション)と聞くと騙されるんじゃないか?そんな風に思っている方がいます。これは実際にヤフオク内である卵詐欺(孵化し成長したら全然違うメダカだった)、写真詐欺(送られてくるメダカが全然違う品種だった)や病気のメダカが送られてくる、などがあるためです。卵などの場合、お届け直後には判断できないため、詐欺行為を働いていても評価に表されていないことも多いです。ヤフオクに参加する際にはお値段や評価だけで判断せず、そのあたりの見極めも大切です。ただ、これらはオークションが悪いのではなく、一部の出品者が悪質なだけです。実際には優良なメダカを手ごろな価格帯にて出品している出品者も沢山います。もちろん当店でも誠心誠意、しっかりと選別の上、良いものだけを出品させていただいております。ヤフーオークションの決済システムや取引システムは非常に有能で出品者だけでなく落札者にとっても非常に取引しやすい用に工夫されています。初めての方でも安心して利用できます。一度その手軽さを知ってしまえば、今までが食わず嫌いだったことに気が付くと思います。ぜひ当店のオークションにもご参加ください。
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