たらいに水とメダカ
産卵・繁殖目的のメダカの屋外飼育においてすこし味気なくも感じることも!?
そんなときには浮草ひとつでメダカの屋外飼育が一気に華やかに!
浮草は水質浄化作用が非常に高い植物の一つでもあります。
浮草から水中に伸びた根。その根は水中の養分(メダカたちとって有毒なものも含む)を吸収したり、二酸化炭素(CO2)を吸収し酸素(O2)を供給したりと魚たちにとって棲みよい環境にかえてくれます。
メダカの屋外飼育において、浮草は過剰な日光を遮ることで過度な藻類の発生や植物プランクトンの異常増殖による水の富栄養化を抑えてくれます。
また浮き草は時に、メダカたちの産卵床となったり、小競り合いの多いメダカたちの隠れ家にもなります。
鑑賞面からもメダカ飼育に彩を加えてくれます。
丈夫で安価なホテイソウ
小さな株で根も伸びすぎないサルビニア各種(画像は上サルビニア・ククラータ、下ホテイソウ)
増えすぎてくると水面を覆いつくし酸欠につながるため、小まめな間引きが必要です。
睡蓮は他の浮草たちと同様に簡単に増えすぎてあっという間に水面を覆いつくします。
一般家庭で使われているメダカの飼育容器において睡蓮は少し大きすぎる水辺の植物といえます。
あっという間に葉で覆いつくされた水面は酸素の供給を阻み酸欠へとつながります。
上手く花を咲かせ共存させるには思っている以上に大きな容器と本来はメダカたちとって不要は肥料(養分)、また小まめな葉の間引きが必要となります。
※浮草の場合も水面を覆いつくし酸欠にならないよう間引きが必要です。
睡蓮で使われる土はメンテナンスなどがしずらく、汚泥の蓄積に伴い酸性に偏りがちな土壌です。
ヤゴや水質面を踏まえた定期的なリセットなどメンテナンスが行いづらい一面があります。