メダカの鰭の変異の一つに胸ビレが欠損する遺伝子があります。
prctoral-fin-less=(pl)と呼ばれる遺伝子です。
胸鰭欠失メダカplです。
画像をご覧ください。
胸ビレがないことが分かると思います。
※実際の泳いでいる様子もあります。
この記事の元ネタyoutubeの媛めだかchより動画でもご覧いただけます。
【媛めだか 胸ヒレ】で検索
この遺伝子plは染色体上の潜性の遺伝子です。
野生の原種のメダカにおいても見られる遺伝子で、画像のような改良メダカにおいても見られます。
通常は前進・後退といった泳ぐうえで無くてはならない胸ビレですが、両胸ビレがなくても他のヒレがあるため元気いっぱいに泳いでくれます。
こういった個体は通常ハネる個体になります。
ただ、これらは人側の都合によって異なります。
同じ様に背びれのないマルコ(背びれなし)は品種として確立されています。
ダルマメダカも本来であれば奇形といえるでしょう。
この辺りは人側の都合に左右され、可愛い、カッコいいといったことで需要があれば累代が進められていきます。
魚に限らず犬の場合でも頭が大きすぎて帝王切開でしか子供を産むことができない品種改良されたブルドッグのような犬もいます。
僕も飼っているミニチュアダックスフンドのように足を短く累代された犬たちもいます。
皆さんが普段飼われている犬や猫たちも品種改良された子たちが大半です。
こういった話は賛否両論あるかとは思いますが、個人的には批判的な気持ちはありません。
ペット業界、こういったことを言い始めるとそのすべてが根本的に否定されてしまいます。
自分勝手だと言われるかもしれませんがチヂミ遺伝子を持つダルマメダカのように全国のメダカ愛好家の方に愛されている僕たちに癒しを与えてくれるダルマメダカ僕は大好きです。
私は観賞魚全般が大好きですが寿司や刺身も大好きです。
釣ってきた魚を自分で捌いて食べることもあります。
本当に人は自分勝手な生き物だなと思いながらも今日も奇形の変異メダカたちの改良を続けていきたいと思います。