春から初夏にかけては育成や繁殖の源とも言えた太陽光ですが、真夏になると少し邪魔存在になってきます。
真夏だけに限って言えば、この強い太陽光によって水温が上がり過ぎたり、水が過度な富栄養化になり過ぎるなどの弊害が出てきます。
夏場は出来るだけ遮光対策をするか、日陰で飼育した方が調子よく飼育することが出来ます。
夏にメダカが死ぬ原因として水換え不足や水質悪化、病気の発生、メダカが煮えるなど色々とありますが、その原因を作っているのが太陽光による過度な高水温とも言えます。
メダカは非常に高水温に強い魚です。
今年の春、暖かい季節に生まれた若魚たちであれば、なおさらです。
30℃を超える水温、35℃近い高水温でも元気いっぱいなことも多いです。
ただ、昨年の生まれの成魚は一度、寒い寒い冬を経験しています。
2~3℃という低水温から春が来てあっという間に夏になり水温が30℃を超えるところまで上昇していきます。
僅か半年ほどで30℃以上の水温変化を経験することになります。
※より詳しくはyoutube動画をご覧ください。
夏場こそ、飼育者の技量が試されるところです。
水づくりの上手いベテラン飼育者は夏でもメダカを死なせることはありません。
逆に初心者の方や水への理解が足りていない方ほど死なせてしまいます。
ここで大切なのは高水温でメダカが死んでいるのではなく、高水温に伴う弊害で死んでいる!というところです。
春と夏とでは水温が全くと言っていいほど違います。
水温が上がることによって、水が傷みやすくなっています。
フラフラとしたり、くるくると突然暴れたり変な泳ぎ方をしている子がいませんか?
そういった子たちは高水温も伴うアンモニア中毒などの可能性があります。
高水温によって、カラムナリスなどの病原菌が増殖し、また水質悪化によってメダカたちはストレスを感じ病気にかかりやすい状態です。
高水温に伴う、水の富栄養化・水質悪化、病原菌の増殖、ストレス、過度な高水温良い所は一つもありません。
下記の記事にて水換えの重要性についても今一度ご確認ください。
夏場のメダカ飼育で一番大切なこと~水換えの重要性~
それでも病気になってしまった場合には治療が必要です。
病気は放っておくとドンドン進行していきます。
特に水温が高いと進行も早くなります。
基本的には病気の種類に合わせた薬を使う必要がありますが、多くの方はこの病気の見極めが難しい方が多いようです。
そういった場合にはハイブリッド型の薬というのがあります。
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※細菌性の病気に対しての効果は少なめなので、細菌性と分かっている場合はグリーンFゴールドなどの専用のものがおすすめです。