メダカの屋外飼育の場合、餌を与えていなくとも春から~夏にかけて餌があふれています。
風と共に舞ってくる花粉などの種子。夏になればユスリカや蚊、またそれらの幼虫(赤虫やボウフラ)から様々な微生物まで暖かい季節の屋外は針子から成魚まで天然のオートフィーダーとも言えるほどに餌にあふれています。
メダカの成長スピードは水面積と水温が大きく関係しています。
特に夏場は日中になれば水温が30℃を超えてきます。
こうした高水温は様々な微生物の発生を促し、水中に餌が溢れています。
またメダカたちの活性や代謝も最高潮に上がってきます。
日中30℃を超え35℃付近にまで水温が上がってくる。
メダカの成長に必要な高水温でも水が傷まないようにするには水量も大切になってきます。
もうひとつ大切なのが成長のために欠かせないのが水面積です。
魚というのはストレスを感じると成長が抑制されます。
メダカ達は針子の頃から喧嘩しています。
生まれた直後から小競り合いを繰り広げているような魚です。
だからこそ、1匹1匹のテリトリーをしっかりと確保できる水面積を確保することが大切になってきます。
メダカを早く成長させるための方程式は
広い水面積と高水温、またそれに伴う水質面も考慮した水量の確保です。
水面積の広い容器はその分、水量も多くなります。
ここで問題になるのが水温です。
大きな容器で広い水面積を確保できたとしても、春や秋に水量が多い容器の水温を上げるのは難しいです。
ところが、夏場は違います。真夏であればこうした大きな容器でも30℃以上の水温にすることが出来ます。
あまりいうと勘違いや誤解を与えてしまいそうですが誤解を恐れず言うのであれば
ただ、高水温は水が傷むから小まめな水換えも含め、良好な水質が保てればの話だよ。