藻にも沢山の種類があります。
硬い藻もあれば軟らかい藻もあります。
メダカの屋外飼育において言えば、硬い藻よりも柔らかい藻の方が問題になることが多いです。
一度発生するとあっという間に水中を覆いつくすほど殖えていきます。
メダカたちは泳ぐスペースを奪われ、時には絡みついて動けなくなることもあります。
富栄養化な環境、養分が過剰な環境にて発生しやすいため水質面でもあまり良い状態とは言えません。
また人によっては藻が緑色で水中を覆いつくしていても青水だから問題がないと思っている方もいます。
これらは良い青水、良いグリーンウォーターとはいえません。
少しでも残っているとすぐにまたあっという間に増殖していきます。
予防・対策としては日ごろからの小まめな水換えが大切です。
ただ、一度発生してしまった場合はリセットした方が手っ取り早いです。
基本的には容器ごと丸洗いし、全換水することで撲滅することができます。
ソイルなどの底床材を使用している場合は交換、砂利の場合であれば塩素などを使い完全に殺菌することで再発生を防げます。
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その場合、メダカたちがいる場合は別の場所に一度移しておくと安心です。
他にも薬品のような臭いがする場合、藍藻と呼ばれるシアノバクテリアが発生しているケースもあります。
こういった藍藻はアオミドロ同様に一度発生してしまうとやっかいです。
しっかりと除去したつもりでも少しでも残っているといつの間にかまた増殖していきます。
魚・メダカを別の場所に移せる場合は、次亜塩素酸ナトリウム(塩素)の使用が手っ取り早くておすすめです。
魚や水草がある場合は細菌性の魚病薬エルバージュやグリーンエフゴールド顆粒がおすすめです。
藍藻(らんそう)は実際には藻ではなく、シアノバクテリアと呼ばれる細菌です。
細菌性の魚病薬を使うことで撲滅することが出来ます。
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よくキッチンハイターなどを使われる方もいますが通常のハイターには界面活性剤が入っています。
また衣料用ハイターにも水酸化ナトリウムなど余計なものが入っています。
シュリンプ系、エビなど水質に敏感な生体が入っている場所だとそれらの毒性が残り落ちてしまうことがあります。
一方で次亜塩素酸ナトリウムのみであれば、しっかりと洗浄することで水中に残りづらいです。
身近な商品でいえば、例えば赤ちゃんの哺乳瓶の殺菌などで使われる商品もそれにあたります。
※魚病薬よりも強力なため、次亜塩素酸ナトリウムを使えば薬品臭のする藍藻・シアノバクテリアも簡単に撲滅することができます。この場合はもちろん、メダカやメダカなど生体がいない状態で使用する必要があります。
他にも天気の良い日であれば太陽光などで天日干しするといった方法もあります。
ただ、乾燥させるまでに時間がかかるうえ、真夏ぐらい強い太陽光でないと効果がないことも多いです。
また藍藻にいたってはちょっとくらい天日干しした程度ではまたすぐに増殖し始めます。
他にも木酢液などを使う方法もあります。
主に水草水槽などでレイアウトを崩したくないときに使う方法です。
ビオトープやメダカ飼育においてはじれったいので、先に示したやり方の方がずっと手っ取り早いです。
魚病薬を使う場合も次亜塩素酸ナトリウムを使う場合も適量を入れてしばらく付けておきます。
魚病薬の場合は24時間程度、次亜塩素酸ナトリウムの場合は濃度にもよりますが、数十分から数時間で十分効果を発揮します。
それぞれ、必要に応じて生体は除けておきます。
具体的なやり方については文章や画像では説明しずらいため、動画にてご確認ください。
Youtubeにて【アオミドロや藍藻などの藻を取る方法 媛めだか】←こちらのタイトルで検索いただけるとご覧いただけます。