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秋は春と同じような気温でありながら、違うところがあります。
春は夏に向けて気温も上がっていき、日差しも徐々に強くなり、日照時間も増えていく季節です。
水温の上昇とともに食欲や活性、代謝も上がっていきます。
対して、秋は冬に向けて気温が下がり日差しも徐々に弱くなり、日照時間が減っていく季節です。
水温の低下とともに食欲や活性も落ち、代謝も落ちていきます。
遺伝子の発現量も減り冬に向け体力を使わないような体へと変化していきます。
春と秋、今は同じような外気温だとしても季節が変わっていく方向が真逆です。
ここに決定的な違いがあります。
春は夏に向けて暑さを抑えるため、遮光対策をしていきますが
メダカは太陽の子
急に寒くなってきた上に
いつまでも夏場と同じ感覚で遮光している
とメダカ達もお日様が恋しくなってくると思います。
秋はずいぶんお日様の光が優しくなってきています。
天気が良くても水温が過剰に上がり過ぎることも少なくなってきています。
そろそろ、スダレなどを除けていく時期が近づいています。
一つ注意しておきたいのが大きな容器と小さな容器では日差しによる水温の上がるスピードが全然違います。
小さな容器だったり容器の色が黒だったりすると水温が上がりやすいです。
そういった場合はまだ暫くは遮光対策が必要な場合もあります。
逆に大きな容器であればもう遮光対策は必要ない季節になってきています。
この辺りは地域差や飼育容器の大きさや色によっても変わってくるので
ご自身で判断しながら、よきタイミングを見つけてください。
毎年ある程度の目安として、時期も覚えておくと良いかもです。
植物や生き物を目安とするのもよいでしょう。
例えば、秋の紅葉を目安にしたり、トンボなどの昆虫も夏場は高原など涼しい場所に移動しているそうです。
涼しくなりアキアカネのような赤とんぼが戻ってくるような時など
そういった自然の動植物の様子を見て季節の移り変わりを判断されても良いと思います。
他にもコオロギ、スズムシなど虫の音など良きタイミングでメダカ達の飼育環境も秋の装いに衣替えしてみてください。