メダカの屋外飼育の肝とも言える飼育用品の一つ
それがメダカたちにとっても家ともいえる容器です
メダカたちにとっての大切な住まいの違いを見ていきましょう。
メダカ容器の水深が深いか浅いかでも水温などが変わってきます。
その理由の一つが太陽光によるものです。
浅い容器であれば、主に上面からの影響のみとなります。
一方で深い容器の場合であれば横からの太陽光の影響も受けやすくなります。
深さだけでなく容器の色でも水温が変わってきます。
簡単に言えば、真夏に白いTシャツを着た状態と、黒いTシャツを着た状態では全く変わってきます。
メダカの飼育容器においても同じことが言えます。
太陽光は、物体の色によって反射される割合が異なり、白色の物体は、ほとんどの光を反射するため、熱を持ちにくい色です。
一方で黒色の物体は、多くの光を吸収するため、熱を持ちやすくなります。
※ただし、容器の素材や形状によっても熱の伝わり方は異なるため、色だけでなく、素材や形状でもまた変わってきます。
容器で変わるのは水温だけという単純なものではありません
水温が変わるというだけで水中の微生物の増減量が変わってきます。
またそれだけでなく、それらに伴う水の痛み方も変わってきます
一つの事柄だけでなく、その多くがリンクしていることが多いのもメダカの屋外飼育の特徴です
浅い容器であれば、水量が少ないわりに水温が上がりづらい一面もある点や、深い容器であれば水量が多い分、水温変化は緩やかではあるものの置き場所によっては横からの太陽光による水温の上昇なども意識する必要があります。
水温が上がるというのはただ単にメダカたちの活性や代謝が上がるだけではありません。
水の出来が非常に早くなり、あっという間に針子なども自然と育つ水ができやすくなります。
一方で過度な富栄養化になりやすい一面もあります。
魚たち、メダカたちにとって最適な水になることを「水ができる」といった言い方をすることがあります。
水ができる、良い水を作るには良い飼育環境が必要となってきます。
メダカの屋外飼育においてはその一つは容器の「色や形」、それらの特徴を利用した「太陽光の当て方」にあります。
またそれだけでなく、媛めだかが注目する一つとして容器の劣化にあります。
これらは容器の素材によっても変わってきます。
古く使いならしていくことで水の出来がよくなるような容器もあれば、屋外での永続的な飼育を意識して作られていないジャンボタライのような安価な価格帯の容器では劣化によって水の出来方が大きく変わってきます。
どちらかといえば、後者であれば水の出来が非常に悪くなっていきます。中途半端に青水になりづらくなったり、時にはプラスチック部分の劣化によって粉を吹いたようになり水の濁りが早くなったり、水づくりのコントロールが難しくなり、不安定になりやすくなってきます。
こうした容器の劣化で水の出来方が変わってくることもしっかりと抑えたうえで、水づくりをしていくことも大切になってきます。
いつものように水づくりが上手くいかなくなった・・・。そんな時には容器の劣化なども考慮した飼育用品の買い替えの検討が必要な時期化もしれません。
単純に容器の色や形・容量だけでなく、容器の劣化でも変わる「水の出来方」
このあたりを意識した水づくりをしていくのもメダカの屋外飼育の醍醐味ともいえます。
この部分がしっかりと理解できていればどんな容器でも、その容器の特徴に合わせた飼い方を実践でき上手くメダカを飼育できるようになります。
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