夏場は日本の四季において特別な季節です。
春はまだ、気温が安定しておらず三寒四温、寒暖差なども多い季節です。
秋は冬に向けて気温が下がっていく季節。メダカたちの活性や代謝も下がっていく季節です。
冬は活性や代謝も止まり、メダカたちも冬ごもり状態です。
夏はとにかく、暑く、メダカたちの活性や代謝も最大限にまで上がっています。
一方で水の痛みの早さも四季の中で一番早くなってきます。
夏になると青水になりやすく、また青水のように富栄養化な状態の水は水温が非常に上がりやすくこの状態で猛暑日を迎えてしまうと簡単に35℃付近にまで水温が上昇し、アンモニア濃度なども上がって来てメダカ達の動きが鈍くなってきます。
春や秋とは違い、夏場は全換水などしても水温がすぐに上がってくれます。全換水による病気の心配も少なくなります。
むしろ、水温が上がり過ぎて、水が悪くなるのを押させるためにも積極的に定期的な全換水なども取り入れていきたいところです。
夏場に中途半端な水換えしていても追いつきません。
うなだれる様な暑さの日には積極的に水換えしていってください。
極端な話、冬は水を冷蔵庫に入れているようなものであり
夏は常にぬるま湯状態。熱帯夜、水温が25℃以下になることがない状態がやってきます。
昼間は外気温が30℃を超えてきます。当然水温も30℃を超えてきます。
四季において最も水の痛みが早い季節です。
真夏は簾などで遮光をしても外気温が高いので水温は必ず上がっていきます。
冬場は良い意味で外気温よりも水温を温かく保ってくれる微生物たちですが、夏場は水温が下がらず、水温が外気温よりも高い状態に保たれてしまいます。水が古いと良いことがない。それが真夏のメダカ飼育です。
逆に言えば、
水が良い状態であれば、メダカ達の動きも活発です。
遮光だけでは、どうすることもできない真夏の高水温とそれに伴う水質の悪化。
出来る対策はただ一つ。換水です。