春から秋にかけてトンボが沢山卵を産んでいます。
仮に網などを張って対策していたとしても、トンボは打空産卵するような種類もいるため少しの隙間でも産み落とします。
ヤゴたちも冬場は水底で暮らしているため、冬越し中のメダカたちは格好の餌となってしまいます。
それらのヤゴを一網打尽に駆除できるのも秋の容器の丸洗い(リセット)になります。
リセット(丸洗い)などせず飼育していると春から秋にかけての汚れが容器の底に蓄積されています。
完全な冬を迎える前に冬前にリセットなどしつつ水を作っていく必要があります。
もう一つが季節による微生物の耐性です。
例えば、夏場に湧く微生物たちは高水温に強い耐性を持っています。
こうした微生物たちは季節の変わり目の朝晩の冷え込みに弱く水温が下がったところで死んでしまうことも多いです。
夏場の微生物は低水温に弱い傾向にあります。
冬に向けて秋の間に冬の低水温にも強い、冬を越せる水づくりをしていくことが大切になってきます。
他にも、水というのはそれぞれ、特徴があります。
必ずしも青水でないといけない、クリアじゃないといけないということはありません。
青水ならこうしていく、クリアならこうする、濾過を付けるなら、ソイルいれるなら。
青水で越冬させようとしているのにソイルを入れる、これだとあべこべ過ぎて何がやりたいの変わらない状態になります。
ソイルを入れると青水になりづらくなるので、ソイルのを入れるのであれば青水とは違う微生物を意識して飼育していく必要があります。クリアウォーターで主体となる微生物と、青水で主体となる微生物は違います。
また容器の素材や色でも水の出来は変わってきます。
先日の動画で新しい容器と使い古して古くなってきた容器で水の出来方が変わってくるという話をしましたが、卵焼きを焼く時のフライパンのようなものです。
容器も同じです。
素材や色、経年劣化でそれぞれ、水の出来方が変わってきます。
その容器に合わせた作りやすい水というのがあります。
クリアウォーターに拘り過ぎず
また青水にも拘り過ぎず
今その場所
その容器で作りやすい
メダカ達にとっての最適な越冬に向けての飼育水作りしていってください。