真夏の高水温によってメダカたちの繁殖行動、産卵が止まってしまう原因と対策および無精卵対策について。
雨にも色々と種類があります。
メダカの容器に入っても問題ない雨もあれば、問題がある雨もあります。
雨は天然の蒸留水。
水温を極端に低下させなければ問題のない雨の方が多いとも言えます。
では問題のある雨とはどういったものでしょうか?
極端な例ではあるものの、悪い雨の代表例とも言えるものに酸性雨があります。
例えば極端な例で言えば
2000年7月8日に三宅島の大規模噴火が発生しました。
その後、断続的な噴火が起こり、大量の二酸化硫黄が放出され関東付近で8~9月にかけて異臭騒ぎがあったそうです。
この時、約1,200㎞離れた札幌市内で臭いの影響はなかったものの同年9月の調査では、一時的にpH4.0程度の雨が観測されたそうです。
この酸性雨は三宅島の噴火の影響であると考えらえています。
火山の噴火、直接的なその地域の被害ばかりが注目されがちですが、このように遠く離れた地域においても噴火の規模によっては一時的に酸性雨の原因になることもあります。
また噴火直後ではなく、しばらく時間が経過したのちの話でもあることから、酸性雨はいつ降り注ぐか分からないものとも言えます。
pH4の雨はさすがに飼育下のようなすぐに水が入れ替わってしまうメダカの容器においては、かなり危険な雨と言えます。
こういった場合はもちろん、蓋などして対策する必要があります。
身近で火山の噴火や工業地帯において常に大気中に汚染物質がある可能性の地域においては雨に注意が必要です。