メダカには好きな色、好む色というのがあります
メダカがもっとも好む色としては500ナノメーターnm付近の波長をもつ色と言われています。
黄緑色や紫色に緑色といったこの辺りの色を好むと言われています。
卵が付いているのが分かりやすいといった理由から緑色の素材が使われることが多いタマゴトリーナですが実はメダカが好む色でもあります。
またウォーターヒヤシンス、ホテイアオイなどの自然素材の産卵床にもメダカ達は沢山卵を産んでくれます。
ホテイソウの根は卵付も良く、また根の色も紫がかっています。
この辺りもずっと昔からメダカ愛好家の方たちに産卵床として利用されている理由の一つなのかなと思います。
好む色があるということは逆に好まない色もあるということです。
好まない色には赤色、橙色、藍色(だいだい、あいいろ)などがあります。
たまにカラフルな色合いの産卵床を作られる方がいますが、見栄えは良いんですか、卵付が悪くなる可能性もあるかと思います。
知っておけば産卵床を作るときに役立つかもしれません。
続いて産卵床を作るうえで注意したいのが紫外線を意識した産卵床作りです。
産卵床に付けたままの状態で孵化させるといった方も多いかと思います。
その理由としては卵の通水性だったり、あとは先日ご紹介した紫外線です。
卵を孵化させるためにはある程度の水温が必要です。
また微生物を沸かせるといった意味でも太陽光を当てることは屋外飼育においては非常に大切になってきます。
太陽光も当てたい、でも紫外線も気になる。
そういった場合に浮き輪が付いて程よい日陰になるような産卵床だったり
通水性もよい黒のチュールキジが適度に紫外線から守ってくれたり産卵床にも良い面沢山あるかと思います。
ただ、こういった場合、より紫外線の影響を受けやすいので屋外管理においては僕はこのやり方はやっていません。
紫外線を意識し過ぎて、太陽光を当てたらダメなんだ!と極端に卵を日陰で管理していると春先であれば水温が足りず孵化に至らなかったり、孵化後の成長にも影響してきます。
光、太陽光が与えるメダカの成長についてご紹介した動画もあります。
赤い波長を含む方が成長速度が早いといった側面もあります。
太陽光のお陰でビタミンなど必要な栄養も生成されていきます。
太陽光、紫外線による卵への弊害を意識し過ぎて、日が当たらないようにし過ぎると別の問題が生じてきます。
適度に太陽光にも当てながら水温をコントロールしつつ適度に微生物を沸かせてあげるという具合に季節によって太陽光を上手く利用してください。