メダカの寒波対策|水温変化や水質悪化を抑えるためのスダレの活用法

メダカの寒波対策|水温変化や水質悪化を抑えるためのスダレの活用法

メダカの屋外飼育における冬場のスダレの友好的な使い方と寒波後の太陽光の使い方について。

現代の気候変動を意識したメダカの屋外飼育

10年に一度の〇〇
観測史上最も〇〇な異常気象
昨今、毎年のように聞く言葉となってきたように感じます。
この10年に一度の寒波や10年に一度の猛暑はもはや普通になりつつあります。
メダカの屋外飼育においても今後はこういった異常気象や気候・天候が不安定なことを考慮した飼育方法も大切になってくるでしょう。

三寒四温に伴う水温差

季節の代わり目の気温は常に不安定

 

とある日の気温を見ていきます。

日付 最高気温 最低気温
12月15日 23℃ 12℃
12月16日 12.4℃ 7.7℃
12月17日 7.8℃ 1.3℃
12月18日 8.3℃ 1.9℃

12月15日 最高気温23℃ 最低気温12℃
だったものが僅か2日後には1.3℃にまで下がっています。
メダカの屋外飼育において気温=水温ではありません。

水温は太陽光や風などにも左右され、外気温に遅れて反映されていきます。
また直射日光下においてはあっという間に外気温以上に水温が上昇することも少なくありません。

 

例えば12月15日
日中の最高気温が23℃
直射日光が当たる場所で比較的小さな容器で飼育していた場合、水温は簡単に30℃近くまで上昇します。

 

30℃近い水温の元、夏気分だったメダカたちに、わずか2日後に1℃という気温にまで下がってしまった場合
水は3.98℃が一番重いという点を考慮したとしてもメダカたちが棲む容器の水温は4℃以下に迫りメダカたちの負担は計り知れないでしょう。
振り幅でいえば25℃近い水温の急変。これで調子を崩すなという方がおかしな話です。

 

 

冬の簾等による遮光の意味

冬場でもスダレなどで遮光するメリットの一つとして三寒四温や急な気温の急変を緩やかにするという点があります
冬場の日照時間はとても短く、仮に最高気温が20℃を超えるような日でも遮光さえすれば水温の上昇を簡単に抑えることができます。

例えば、ずっと温かい日が続いた状態で、来週以降寒くなるのがわかっているのであれば、数日前からスダレをして意図的に過度に水温が上がらないようにしておくことで、寒さが近づいてきていることをメダカたちに知らせることができます。

 

よくある勘違い

冬場でもスダレをして水温を上げない方が良い!?

これは間違いです。
水温が上がらない方が良いわけではなく、過剰に水温が上がることを抑えるというのが正しい考え方です。
もともとスダレなどによって遮光をしなくても水温が10℃以下になるような場所にスダレをする必要はありません。

 

冬場はいくら天気がよくとも朝・晩になれば気温が下がり、当然水温も下がります。
仮に毎朝水温が5℃以下にあるような飼育環境にもかかわらず、日中に水温が20℃以上に上がってしまう場合にスダレなどで遮光を取り入れ、過剰な水温の乱高下を抑えようというのが本来の意図であることを忘れずに!

 

太陽光の大切さ

誤解してはいけないのは太陽光を遮った方がよいというわけではなく、過度な水温さを抑えようという点です。

仮に水面が凍るような厳しい環境になった状態、寒波明けであれば、しっかりと太陽光をあてて氷を溶かしてあげることも大切です。

 

水温をコントロールする

過度な水温上昇は遮光することで抑え、過度に低水温になりすぎているようであれば上手く太陽光も利用していく。

メダカの屋外飼育においては
これらを飼育者側がこれらを上手く利用することで水温をコントロールすることができます。

 

水質面でもスダレ(遮光)は有効的

遮光対策はなにも水温を抑えるという点だけではありません。

 

遮光をする主なメリット
微生物の過剰な増殖を抑えることにもつながります。
水温のコントロール

などがあります。

 

微生物が増えることは悪いこととは限りませんが、過剰に増えすぎてしまうと水の富栄養化につながります。
また冬場や季節の変わり目など気温が乱高下しやすい季節においては日中に増殖した微生物が寒波の到来とともに夜間・朝方になると死に沈殿してしまうことがあります。

 

負のスパイラル

日中に増えすぎた微生物が翌朝死に、また日中に増えた微生物が翌朝死ぬ。
沈殿した微生物の死骸が日中の水温上昇と共に腐敗し、水質の悪化。

まさに負のスパイラルです。

 

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