メダカの背地反応・拡散凝集反応・保護色機能について
本当に同じ品種なの?容器で変わるメダカの体色!容器でメダカの体色が変わる理由メダカは飼育環境によって色素の出方が変わってきます。黒い色の容器だと体色も濃くなっていきます。一般的には保護色機能と呼ばれるものです。メダカ達は黒い容器では体色が濃くなり青や白などの薄い容器においては体色が薄くなっていきます。これは色素の拡散凝集反応によって起こる色素の拡散凝集反応によっておこる体色の変化を背地反応と言います。例えば池や田んぼなどに棲むメダカ達は周りの土の色などに合わせて体色が濃くなっています。連れて帰って来て薄い色の容器で飼育していると反対に体色が薄くなってきます。これが保護色機能、拡散凝集反応というものになります。体色変化には薄い色の容器から濃い色の容器へと移してすぐに反応がでる生理学的な体色変化と長期間にわたる拡散凝集反応によって起こる形態学的な体色変化があります生理学的体色変化色素胞の変化は早く、わずか数分で変化するものもあります。例えば、薄い容器などで色が抜けた状態のメダカたちを黒などの濃い容器に入れると僅か数分で色素が拡散を始めます。拡散凝集反応による色素顆粒の拡散です。※メダカの体色が濃くなる逆に黒などの濃い容器で飼育していた個体を薄い容器に移すと色が抜けて来ることがあるかと思います。これが拡散凝集反応による色素顆粒の凝集です。※メダカの体色が薄くなるこういった拡散凝集反応による色素の拡散凝集による体色変化を背地反応といいます。一般的には保護色機能といった言われ方をしたりします。形態学的体色変化僕がこの動画を出すまで多くの方は体色変化は1種類だと思っていた方も多かったため非常に反響を呼んだ動画の一つでもあります。その後も墨・ブチの出し方や体色変化を意識した選別への考え方など色々な動画があります。ぜひyoutube動画の方もご覧ください。当サイトの記事はyoutubeの媛めだかチャンネルより一部抜粋した簡易的なものとなっております。この記事のフルバージョンは【保護色 媛めだか】上記にてYOUTUBEにて検索いただければご覧いただけます。宣伝はこのくらいにして本題に入ります。体色変化には大きく分けて2種類があります。一つが先ほどご紹介した生理学的体色変化。もう一つが形態学的な体色変化と呼ばれるものです。形態学的な体色変化は数週間から数か月かけて変化していきます。下記の画像をご覧ください。これは生理学的な体色変化のようにすぐには表れてこない体色変化になります。これを知らないがために、ハネ個体扱いされた個体は数知れないことでしょう。またこういった容器による体色変化をご存じないが上に騙されたと勘違いしてしまう方も中にはいらっしゃいます。僕のところには色々なご相談が日々届きます。その中には通販で購入した個体が画像と違っていたため確認して欲しいといったものもあります。その内容はというと三色メダカが画像と違う騙されているのではないかというご相談でした。そういった時にまずお伺いするのが容器の色です。そちらの方は白い容器に入れているとのことでした。そこで、黒い容器に入れてみてくださいとお伝えしたところ、メダカの体色変化に非常に驚かれていました。こういった体色変化があることを知っていないと騙されたと感じてしまうことがあります。もちろん、実際にこういった体色変化を利用した詐欺に近い行為も多いため注意も必要です。ただ、こういった体色変化はすべてのメダカに言えることです。こうした体色変化を知らない方の中にはまるで一方が極上個体で、一方が漏れ、ハネ個体だと勘違いしている方、SNS上などでよく見受けられます。育て方で全然変わってくるそれがメダカです。形態学的な体色変化を理解していれば三色メダカのブチなどは飼い方次第で簡単に出すことができます。三色系などは黒で育てないといけないという誤解誤解してはいけないのが、容器の色で色素が増減しているのではなく拡散凝集しているという点ですもともとその個体が持っている色素の顆粒が拡散したり凝集したりすることによって我々からの見え方が変わっています。そのため青い容器で育てても何ら問題はありません。黒い墨を出したいと思ったときに容器の種類を変えて形態学的な体色変化を出してみてください。そういった動画も配信しています。メダカの拡散凝集反応、メダカの体色変化、この辺りの動画しっかりとチェックされてみてください。体色変化だけでもお伝えしたいことまだまだ沢山あります。これらの話は非常に簡易的なものです。他の飼育方法同様に少しずつジャンル分けしながらまた動画にしていきたいと思っております。
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