真夏の高水温によってメダカたちの繁殖行動、産卵が止まってしまう原因と対策および無精卵対策について。
梅雨や雨の日にメダカが死んでしまう原因と、その予防方法を分かりやすく解説。
水質管理や水換えのポイントを押さえて、健康なメダカ飼育を目指しましょう。

毎年、梅雨の季節になると、「雨でメダカは死ぬのか?」という話題がよく上がります。
「雨くらいで死ぬわけがない」と思われがちですが、実は雨がきっかけでメダカが死んでしまうケースは少なくありません。
雨そのものは天然の蒸留水であり、通常であれば直接メダカを死なせることはほとんどありません。
しかし、雨による急激な水質・水温の変化が、メダカに大きなストレスを与えます。
特に「青水」や汚泥がたまった容器では、雨が降ることで植物プランクトンが死滅し沈殿、これが腐敗してアンモニア濃度が上昇します。
その結果、水質が悪化し、病気が発症しやすくなります。
雨が降った直後にメダカが死ぬわけではありません。
水質悪化やストレスがきっかけとなり、数日~数週間かけて徐々に体調を崩し、最終的に死んでしまうことが多いです。
メダカはもともと強い魚なので、初期症状に気付かず、気付いた時には手遅れというケースもあります。
「うちのメダカは雨ざらしでも元気」という方もいますが、実際には病気の初期症状を見逃している場合が多いです。
飼育者の多くが経験不足・知識不足で、病気の兆候に気付いていないことも少なくありません。

普段からこまめな水換えと汚泥の除去が重要です。

雨が直接メダカを死なせることは少ないですが、雨による水質・水温の変化が病気や体調不良のきっかけとなり、数週間後に死んでしまうことが多いです。
しっかりとした日常管理と、雨天時の対応がメダカを守るポイントです。
大切なメダカを守るため、日頃の飼育管理を見直してみてください。