青水(グリーンウォーター)が雨や急激な気温変化で沈殿した際、沈殿した植物プランクトンは本当に死んでいるのか?

植物プランクトンが死ぬと、主な色素であるクロロフィル(葉緑素)が分解され、緑色が徐々に消えていきます。
しかし、死んだ直後はまだクロロフィルが残っているため、見た目は緑色のままです。
完全に分解されて色がなくなるまでには数日かかるとされています。
植物の葉も同様で、ちぎってもすぐに緑色が消えるわけではなく、徐々に枯れて茶色くなります。
青水の沈殿もこれと同じ現象です。
※余談ですが、ボルビディス(水草)の葉をそのままにしておいた場合、1ヶ月近くたっても緑色が残っていたこともあります。そのくらい分解速度は環境によって左右されます。

沈殿=必ずしも全て死滅ではありません。沈殿したプランクトンの中には、まだ生きているものや、弱っているだけのものも含まれます。
ただし、一度沈殿したプランクトンは、水に動きがなければ再浮遊・再分散が難しく、そのまま死滅・分解に向かうことが多いです。
実際の環境では、死後も色素分解には時間がかかるため、「緑色=生存」とは限りません。
青水が沈殿する主な原因は、急激な水質変化や水温変化(雨、寒波など)です。
沈殿後、植物プランクトンの死骸が分解される過程でpHが下がりやすくなり、水質が急激に悪化します。
青水が沈殿した後、晴れて水温が急上昇すると、さらにアンモニアの濃度の上昇など水質悪化が進みやすくなります。
夏場など高水温期は、青水が沈殿したら全換水を推奨します。
冬場は底床クリーナーなどで沈殿物を吸い取るのが無難です。
青水はメダカ飼育にとって有用な環境ですが、一度沈殿し始めたら水質悪化のサインと捉え、早めの対応が重要です。
死滅した植物プランクトンのクロロフィル分解速度は、温度や光、分解者(バクテリアなど)の存在によって変動します。
暗所や低温では分解が遅く、死滅しても色が残りやすいという実験結果もあります。
沈殿した状態で長期間放置すると、藍藻(シアノバクテリア)など有害な微生物が増殖しやすくなるため、早めの除去が推奨されます。

青水の沈殿は、飼育環境の大きな転換点。緑色のままでも油断せず、適切な水換え・掃除を徹底しましょう。