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メダカの飼育において、体色変化は最も注目される特徴の一つです。実はメダカの体色は、遺伝だけでなく飼育環境や餌の成分によって大きく変わります。この記事では、メダカの色素胞の仕組みや背地反応、さらに色揚げの方法について詳しく解説します。
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メダカの体色は一見すると遺伝による決定要素が大きいように思われますが、実は飼育環境によって大きく変化します。この変化の仕組みを理解すると、理想の発色や柄を引き出すための飼育が可能になってきます。
メダカの体色は、鱗の表皮の下に存在する色素胞(しきそほう)によって作られています。色素胞の内部にある色素顆粒が「拡散」したり「凝集」したりすることで、体色が濃くなったり薄くなったりします。
メダカが持つ主な色素胞は以下の4種類です。
メラニンを含み、黒や茶色を発色する。クロメダカや墨の表現に関与。
黄色や橙色を作り出す。カロテノイド(餌や植物性プランクトン由来)の蓄積によって、楊貴妃のような赤色系の発色が生まれる。
色素そのものはなく、光を散乱させることで白く見える。パールや白めだかの表現に関与。ハクドラゴンフィン、スワロー.jpeg)
グアニンの結晶によって光を反射・干渉させ、青や銀、玉虫色などに輝いて見える。.jpeg)
と呼ばれるタイプも存在する。
これらの色素胞は重なり合って層を成し、複雑な発色を作ります。例えば虹色素胞の上に黄色素胞、さらにその下に黒色素胞…といった構造になっている場合なども、見る角度や光の干渉・屈折・環境で印象が大きく変わります。
メダカは周囲の環境に合わせて体色を変える「保護色機能」を持っています。
この反応は「背地反応」と呼ばれます。
体色の変化には大きく分けて2種類があります。
数分〜数時間で起こる短期的変化。容器を変えたり暗所に移すとすぐに黒色素胞が拡散・凝集します。
数週間〜数か月かけて進む長期的変化。容器や環境に慣れることで色素胞そのものの数や分布が変化し、体色のパターンが大きく変わることもあります。
この違いを知らないと、購入したメダカが「画像と違う」「偽物だ」と勘違いしてしまうケースも少なくありません。
※この違いを動画で実際に見ていただけるようYoutubeにアップしています。とても見ごたえのある動画になっています。是非ご覧ください。
色揚げ用のフードにはカロテノイド(アスタキサンチンなど)が含まれており、与え続けることで黄色素胞や赤系発色を強める効果があります。自然界では植物性プランクトンに多く含まれ、甲殻類や魚の鮮やかな発色にも関与しています。
「どんな容器で」「どんな餌で」「どんな光環境で」育てるのかで、メダカの魅力は大きく変わります。
体色変化の仕組みを理解し、理想の発色を楽しんでみてください。