メダカの健康管理は、病気の早期発見がカギです。しかし、明らかな症状が出る前に気づくのは意外と難しいもの。この記事では、胸鰭(むなびれ)に注目した初期症状の見分け方や、専門的な観点からの「においによる判別」など、飼育者が実践できる具体的なポイントを分かりやすくまとめます。
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胸鰭が「細くなっている」「丸まっている」など、本来の形から変化していないかを観察しましょう。
普段から健康なメダカの胸鰭の形をよく見ておくことが大切です。ハクドラゴンフィン、スワロー.jpeg)
ロングフィン(ひれ長)やスワロー系など品種によってヒレの形質が異なるため、各形質ごとの元気な状態を知っておくと比較しやすいです。
| ヒレ閉じの理由 | 主な特徴・見分け方 |
|---|---|
| 怯えている場合 | 近くに強い魚がいる、人慣れしていない、水温低下時など一時的 |
| 環境変化による場合 | 水換え直後や雨上がりなど、水質・水温の急変で一時的 |
| 病気による場合 | ヒレが長時間閉じたまま、胸鰭が細くなっている |
病気やストレスを抱えたメダカは、魚臭さ・生臭さが強くなることがあります。
これは、体内外でタンパク質や脂質の分解・酸化が進み、トリメチルアミン(TMA)やアルデヒド類などの悪臭成分が増加するためだと言われています。健康なメダカも多少の魚臭さはありますが、明らかに強い臭いがする場合は要注意です。
魚の体内に存在するトリメチルアミンオキシド(TMAO)は、死後や腐敗時に細菌や酵素の働きで分解され、TMAとなります。TMAは魚の生臭さや腐敗臭の主な原因物質だと言われています。
TMAの顕著な発生は、基本的には主に死後や腐敗の進行に伴うものですが、病気になった魚が死後のような臭いを放つことがあります。
魚の腐敗時、TMAOの分解過程でジメチルアミン(DMA)とともにホルムアルデヒド(FA)が発生することが報告されています。ただし、その量はTMAほど多くなく、魚の病気そのものが大量発生の直接原因とはされていません。

※ただし、「臭いがしない=健康」というわけではありません。臭いで分かるのは一部のケースです。
これらを守ることで、メダカは病気になりにくくなります。
メダカの健康を守るために、日々の観察と環境管理を心がけましょう。
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