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本題に入る前に水質の指標の一つであるpH(ペーハー、ピーエイチ)を知っていただく必要があります。
簡単に言えば水素イオン濃度(pH)です。

基準となるpH7を中性とし14に近づくほどアルカリ性が強くなり。1に近づくほど酸性が強くなります。

ではメダカの屋外飼育で自然と出来る水、青水のpHはいくつでしょうか?
実は青水のpHは非常に高い値を示すことで知られています。
日中の青水は光合成なども伴いpHの値が10近い数値を示すことも珍しくありません。
pHの値としてはかなり強いアルカリ性になります。

ここで問題です。
このpH、ピーエイチが高い数値を示す植物プランクトンが豊富な水である青水。
富栄養化な状態の青水をコーヒーのフィルターを使い植物プランクトンを濾し取るとどうなると思いますか?
詳しい実験の様子を知りたい方は「青水のpHを測定しコーヒーフィルターで濾してみた結果」といった動画あります。
そちらをご覧ください。
こちらでは結論だけお伝えするとpHが大きく下がります。
時には酸性を示す値に変化することもあります。

このことから分かることが有ります。
それが植物プランクトン、青水の沈殿です。
メダカの屋外飼育において、植物プランクトンである青水が沈殿する原因は急激な水質変化や水温変化によるものです。
この時にもコーヒーフィルターで濾し取った時と同様のpHの急変が起こっています。
では何故、沈殿するとpHが下がることがあるのか?
本来、水というのはアンモニアから亜硝酸、亜硝酸から硝酸塩といった流れで酸化していきます。
硝化バクテリアなどがいる環境下では通常pHは古水になるほど酸性に徐々に傾いていきます。
一方で青水の場合は光合成によって植物プランクトンが大量に発生した水です。
窒素成分などを養分として吸収しています。
加えて光合成によって二酸化炭素、CO2を消費し酸素を放出することによって水素イオン濃度pHは高くなります。
こういった理由もあり青水が沈殿するとpHが高くなりやすい要素が減ります。
植物プランクトンの死骸も後押ししpHが下がります。
元々の植物プランクトンが居ない状態の古水・酸性寄りの水になることがあります。
濾過なしの観賞魚の屋外飼育において青水ほど魚が飼いやすい水はないと思います。
一方で青水ほど水が一瞬でダメになる水もないと思います。
青水が沈殿する時にはからなずと言っていいほど水質の急変が起きています。
青水が沈殿は悪天候や急激な気温の低下などで起こります。
天気が良い日に沈殿することは少ないです。
青水が沈殿し、翌日晴れ間が射し水温が急上昇した時には注意が必要です。
沈殿後の追い打ちをかけるような水温の上昇と共に沈殿した青水が更に水質、飼育環境を悪化させていきます。
その前に水換えする必要があります。
もっと言えば沈殿させないで済むのなら沈殿させない工夫も必要です。
雨であれば、波板などで蓋をするだけで予防できます。
こう見ると青水は面倒なダメな水だと感じてしまいそうですが、屋外飼育においては青水ほど魚が飼いやすい水はありません。
だからこそダメになってしまった時の反動が大きくなります。
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