
白点病やコショウ病のような原生生物(寄生虫)による病気もあります。
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・コショウ病の原因・対策・治療方法について
メダカの病気で見られるもので言えば下記のようなものがあります。
・運動性エロモナス症=立鱗病(りつりんびょう、松かさ病)、赤斑病、鰭赤病
・カラムナリス症=尾ぐされ病、口ぐされ病(マウスファンガス)、鰓ぐされ病
※特にメダカでは松かさ病や鰭や体表が赤くなる赤斑病・鰭赤病、尾ぐされ病の発症が見られる
※魚病薬としてはグリーンFゴールドのような抗菌剤の薬(黄色く色づくタイプ)が多いです。観パラDのような無色のものもあります。
・水カビ病
※多くは他の病気の二次感染として併発するもののため飼育初心者に多い病気といえる
※魚病薬としては色素剤の薬。メチレンブルーなどの青く色づくタイプが多いです。
・白点病
・ギロダクチルス症、ダクチロギルス症
・ウーディニウム症(コショウ病)
※寄生虫由来の病気は決して多くはないものの一度感染すると集団感染するため、そういった意味で言えば非常に多い病気ともいえる。
※魚病薬としては駆虫剤もしくは、こちらもメチレンブルーのような色素剤が有効です。

例えば、人が風邪を引くときと同じです。
睡眠不足で疲れていたり、季節の変わり目で寒かったり、ストレスを感じていたり。
こうした時に人は風邪を引きます。
メダカも同様です。
季節の変わり目の水温や水質変化、免疫力の低下、過密飼育によるストレスなど複数の原因が重なった時にメダカは病気にかかりやすくなります。
・水質悪化
餌の与えすぎ(残餌)、過密飼育、換水不足。
雨、寒暖差、急な寒波などによる微生物の沈殿etc
・ストレス
気候、天候による水質の急変(悪化)、水温の急変
・免疫の低下
水質悪化や水温の急変によるストレス
こういったものは間接的にどれも繋がっています。
容器の中の水質環境が悪くなるとメダカ達はストレスを感じ免疫力が落ちます。
その時の容器(水槽)内の病原体の有無、量が沢山いると簡単に病気になります。
こうした菌の量を減らすことも大切だと言われています。
水中に含まれる菌、病気の菌は常在菌ではあるものの、水道水から出た直後の塩素が含まれている水道水に菌も寄生虫も存在しません。魚を飼っていくことで、量が増え、水質も悪化していきます。
水が汚れるとメダカ達も調子を崩し、ストレスなども重なり病気にかかりやすくなります。
病気になるときには一つの原因ではなく、こうした一連の流れがあります。
例えば、特定の個体が虐め等のストレスで病気が発症したり、小競り合い(縄張り争い)に負け体表や鰭が傷つき細菌感染による病気が発症するなど、特定の個体だけが病気になるケースも多くあります。
メダカたちが水質悪化や過密飼育などによってストレスを感じず元気に過ごせる環境であり、また病原体が少ない状態といえます。

病気にかかりづらい環境を作っていくには出来る限り、水質や水温を安定させる必要があります。
メダカの屋外飼育においては水温を安定させるというのは気候・天候の観点からいえば至難の業です。
ただ、水質面は普段の水換えによって安定させることができます。
各種病気の治療方法としては魚病薬(観賞魚用治療薬)を使う方法があります。

メチレンブルーやマラカイトなどの薬がこれにあたります。
真菌性の病気、いわゆる水カビ病の治療薬となります。

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観パラDやグリーンFゴールドのようなタイプの薬がこれにあたります。
エロモナスやカラムナリスなど細菌感染の病気の治療に使用されます。

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寄生虫においてもメチレンブルーやグリーンFリキッドのような色素剤が使用されることも多いです。
またプラジクアンテルのような駆虫剤もあります。
白点病やギロダクチルスやダクチロギルスのような吸虫の脱落に使用されます。
他の病気に関しては各種関連記事をご覧ください。
メダカの病気の治療方法・対策方法など一覧