寒い日のメダカたちはどうしているのか?
そのためメダカ達は容器の底の方で暖をとって、寒さを耐え忍ぶように過ごしています。
越冬容器は水深があった方が有利だという理由の一つでもあります。
雪や冷たい雨が降ってくる際の対策方法は水面の凍結具合で変わってきます。
実は水面が凍っていない水温が高い時に降る雪のほうが注意が必要です
容器に蓋など何もしていないと雪が水面落ち、溶けていきながらシャーベット状になりながら、水中に落ちていきます。
冷たい冷たいシャーベット状の雪がメダカ達に降り注いでいきます。
こういった状況になることはメダカの屋外飼育愛好家の人口が多い関西・関東から西日本にかけての温暖な地域に多いです。
寒い地域の場合は雪が降る前に水面が既に凍結し凍った水面が蓋代わりになっています。
水面も凍っておらず、蓋もしていない場所に雪が降り注いでしまう。
これが一番メダカ達にダメージがあります
当店ではyoutube動画配信当初より基本的には越冬中フタをした状態での越冬を推奨してきましたがフタをしないで、越冬させれている方も多いかと思います。
ただ、そういった方の場合でも雪が降ると分かっている時。
寒波が来ると分かっている時には、その時だけでもフタなどしておくと、メダカ達へのダメージが変わってきます。
蓋はあってもなくても越冬することができます。その上で大切なのは臨機応変な対応です。
特にまだ小さな子がいる場合、2㎝くらいの子だとまだまだ寒さに弱いのでお気を付けください。
水面が凍っている方が不安に思いがちだが、むしろ雪や冷たい雨が降ってくる時には水面が凍っていた方がよい場合も!
また雪や雨対策だけでなく水面の凍結対策にも役立ちます。
水面は風が強い日に氷やすく、寒波がやってくると水面付近に冷めたい風があたり、水面が凍りやすくなります。
仮に気温が2℃以上あったとしても水面は風が当たることで凍結します。
水面にフタをすることで昼間温まった水温が逃げていくのを抑え外部からの冷気を抑え、水面が凍りづらくなります。
地域によってはフタが雪の重みで耐えられなくなることもあるため蓋をする際には注意が必要です。
雪や雨が当たらない軒下飼育であっても蓋をすることで水温面は変わってきます。
また、波板などの蓋がない場合は夏場使われていた簾などがあれば、寒波の日だけでも被せておくことで水温が冷えづらくなります。
もちろん、常時すだれを被せていては日も当たらなくなるため臨機応変な対応が大切です。