メダカの体型が崩れてくる原因~老化と高水温編~

メダカの体型が崩れてくる原因~老化と高水温編~

メダカの体型難には色々な種類があります。先天性のもの後天性のものとありますが、ここでは後天性の老化と高水温に絞ってお伝えしていきます。

高水温や老化で崩れるメダカたちの体形(体型)について

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色々な体型難


体型の崩れには先天性のものと後天性のものがあります。
Da遺伝子を元にしたヒカリ体型のような先天的にも後天的にも体型が崩れやすい奇形体形の魚もいれば、卵の発生の水温によって発現する6種のfu遺伝子を元にしたダルマメダカのような体形のメダカもいます。ダルマメダカの遺伝・産卵・繁殖・殖やし方について
その中でも今回の記事では後天性の外的要因によって起こる体形崩れについてご紹介します。

高水温で崩れる体型

画像は先天性の骨格異常、一般的に背曲がりと呼ばれているものですが、遺伝的にも骨格に問題のない成魚の体型が突然曲がってくることがあります。

 

メダカは高水温によって、また高水温を伴う過度な水質悪化によって体形が崩れることがあります。
これは遺伝的な要素、背曲がりなどの骨格異常とはまた別のものになります。

 

これらの体形崩れに関しては遺伝ではないので早い段階であれば、直すことが可能です。

過度な高水温になってくると餌食いが悪くなり若干痩せてきたり、栄養面の不足なども伴い個体によっては背曲がりのような形で体形が崩れてくることがあります。

老魚の体型が崩れてくる場合も、やはり栄養面や魚自体の吸収率の低下など様々な老化によるものです。
これは遺伝的なものとは異なります。

 

高水温における体形の崩れは夏場の連日の猛暑によって起こりやすいです。

こうした時期に個体の体形を戻したい場合は比較的涼しい場所、日陰などの場所で飼育し、水質面にも気を付けながら、しっかりとした給餌を行うことで改善してくれます。
仕上がってきた親個体の体形が崩れてきた場合、高水温による魚たちの夏バテ、それに伴う餌食いの低下、栄養面の不足、水質面の悪化など複数の要因の重なりによって引き起こされているケースが多いです。

 

こうした体形崩れの場合、比較的早い段階で涼しい場所に移動して様子を見てみると戻ってきてくれることも多いです。
良かったら試してみてください。

 

先天性と後天性の見分け方

ただ遺伝的なものによる骨格異常、背曲がりなどの場合は直りません。

見分け方については全く背曲がりなどもなかったマックスサイズの成魚が何かしらの水質・水温面での変化によって曲がってくるなどした場合は概ね高水温などを伴った体形の崩れであることが多いです。

ただ、若魚やまだ小さいサイズの成魚の場合は成長過程のため遺伝的な要素が含まれた骨格異常の可能性が高いです。
稚魚や若魚の頃は肉眼では目立ちにくかった体型の崩れが成魚になるにつれ顕著に表れてくることもあります。

 

高水温による体形の崩れの場合は背曲がりなどのようなゴボっとした曲がり方ではなく
緩やかな曲線を描くような曲がり方になります。

 

比較できる画像に関しては容易出来次第こちらに追記しておきたいと思います。

ビタミン・ミネラルが不足しがちな場合!

通常飼育においては不足することのないミネラルやビタミン類も水質の悪化や夏バテによって餌食いが落ちてくると栄養面が不足しがちになることがあります。
そういった時には水質調整剤の利用も効果的です。

・ヨウ素が産卵繁殖に適した水に調整
・水道水に不足するビタミンB群や各種ミネラルを補給
・8種のビタミン・ミネラル含有(ビタミンB2,B3,B5,B6,B7,B12,マグネシウム、ヨウ素)

※各記事は動画でより分かりやすく、より詳しくご覧いただけます。