メダカの屋外飼育において寒波の前後で変わる水温|水面と水底どちらが温かい?

メダカの屋外飼育において寒波の前後で変わる水温|水面と水底どちらが温かい?

容器の中の水温が底が温かくなる場合もあれば水面付近が温かくなる場合もあります。

寒波の前後で変わる水温!必ずしも水底が温かいとは限らない水面の方が温かいケース

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メダカと寒波!寒波前後の水温を知ることの大切さ

寒波前後で変わる水温の変化を知ることで寒波前後でやるべきことが見えてきます。

その前にまずは水の重さを知る必要があります。

水の比重

水の比重(密度)は、水温によって変わる性質を持っています。
純水の比重は約4℃が一番重くなります。

そのため寒波に伴う水温変化において容器の底に一番溜まりやすい温度が約4℃(3.98度)と言えます。

 

寒波前の容器の中の水温


寒波が来る前の段階では概ね夜間・朝方の冷え込みも穏やかなため容器の中の水温も外気温に近い数値を示していることが多いです。

 

寒波到来の日の容器の中の水温

寒波がやってくると夜間・朝方に一気に気温が冷え込みます。
寒波前の前日には10℃近くあった容器の中の水温も徐々に下がっていきます。
この時に下がった水温が底の方に溜まってきます。これは水温は約4℃が一番重いためです。

容器の中の水すべてが一度に下がるわけではないため、上下で水温が分かれます。
寒波の初期の段階での水温変化では水は水面付近が温かく、水底付近に冷たい水が集まります。

 

寒波の本格化=容器の中の水温

寒波が本格的に到来し、容器の中の水すべてが冷やされ水面が凍るほどになってくると、先程とは逆に水面付近の水が冷たくなり、水底部分の水温が温かくなります。

これが寒い日でも水面付近を泳ぐこともあれば、水底付近に集まることもある理由です。

メダカたちは常に自分たちが過ごしやすい場所を求め過ごしています。
真冬になり、寒さが本格化してくる頃(1月中旬~2月上旬)にはこういった環境になることが増えてきます。

 

寒波が連日続いた場合
 

仮に継続的な寒波が続いたとしても水深がしっかりと確保できた容器であれば、水底は意外と温かく保ってくれます。

もしこれが水深の浅い容器であった場合、氷の真下でメダカたちは過ごすこととなるため1℃前後の水温にまで下がってきます。

 

こちらのような水深や水量が確保できる容器であれば、水底は意外と温かいものです。

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