通常、水質の良い悪いは見た目の問題ではありません。
見た目が汚い=水が汚いとは限らず、見た目がキレイ=水もキレイとは限りません。
見た目で分かる水の良し悪しと沈殿物の違いがもたらす水への影響について見ていきます。
富栄養化な状態。濃い目の青水です。
水温が比較的低い季節であれば急を要するような状態ではありませんが、水温がグッと上がってくる前には水換えしておきたいところです。
夏場であれば、全換水など取り入れたいところです。
雨や季節の変わり目の寒暖差・寒波や雪などによって植物性プランクトンがダメージを受け死に水底に沈殿した状態です。(画像:右)
画像の左側のように今まで植物性プランクトンたちが良い状態に保ってくれていた水質が植物プランクトンの死(沈殿)によって急変してしまった状態です。
環境が急変し容器内バランスが壊れた時、水質は悪化していきます。
ただ、その後の悪化のスピードは冷蔵庫から出したお茶と同じです。
水温が低いというのは冷蔵庫に入れたお茶のようなものです。
植物プランクトンが死に沈殿する日は雨や寒波など水温が低い日に起こりやすいため沈殿直後は水の痛みは抑えられています。
「冷蔵庫のお茶を出したばかりの状態」といえます
冷蔵庫から出したお茶を常温で置いたままにしていると徐々に傷んでいくのと同様に、この状態から日が射し、一気に水温が上がってくると水の痛みも激しくなります。
一度、腐ったお茶(水質悪化した飼育水)は簡単には元に戻りません。
出来るだけ早く交換したいところです。
今度はクリアウォーターです。
水というは酸性に傾いた方が見た目上コケなども生えづらく綺麗に見えやすい一面もあります。
硝化バクテリアなどが作用しているとpHは徐々に酸性に傾いていきます。
こちらはバクテリアマット、バイオフィルムによって容器全体をバクテリア達が包み込んでいるような状態です。
こういった容器は微生物たちの働きもあり汚泥が溜まりづらいです。
他にも色々なパターンがありますが、文章と画像でお伝えするのには限界があるため、続きは是非youtube動画をご覧ください。
「メダカ飼育で一番大切な水の見極め方~実際の沈殿物(汚泥)を見ながら良い水と悪い水や水換えのタイミングを分かりやすく解説~」をご覧ください。