秋になるとメダカが繁殖、産卵しても卵が孵化しなくなることがあります。その理由とは。
寒波到来でメダカが全滅してしまう。
そういった時に考えられる一番の理由は餓死でも水質悪化でもありません。
そういった場合に考えられる一番の理由は過剰な水温変化や極度の低水温です。
水温の変化は体温の変化。水温が急激に10℃下がると僕たちの体温も10℃下がるんだ。これがどれだけ僕たちにとって辛いことかは言うまでもないよね!水温1~2℃が長期間続くなんてとてもじゃないけど耐えらんないよ!
ここでいう微生物とは青水(植物プランクトン)だけではありません。
グリーンウォーター、クリアウォーターに限らず微生物というのは魚を飼っていると自然と飼育水(古水)に含まれています。
これらの微生物がいるだけで、飼育水は温かく保たれます。水道水から出したばかりの微生物や細菌類などがいない新水と比べると仮に外気温が同じでも飼育水(古水)の方がずっと水温が温かくなります。
微生物が水温を上昇させる理由は主にその代謝活動によるものです。
微生物たちが有機物を分解する際にエネルギーを放出することで、結果的に熱が発生します。
いわゆる「代謝熱」と呼ばれるものです。
おそらく汚水処理施設などの微生物の活動が活発な場所の水も温かいことでしょう。
冬に微生物が大切な理由を単に僕たちの備蓄食料としての餌だと思っていないかい?
僕たちが冬越しするのに微生物を重要視しているのは微生物たちのこの代謝熱によって水温を温かく保ってくれるというのも理由の一つなんだ!もちろん、水質面の安定とかもあるけどね★