屋外飼育の場合、太陽光によって置き場所や並べ方で水温が大きく変わってきます。
仮に同じ場所に隣り合わせで容器を並べていても、太陽光の当たり方が異なります。
例えば、下の画像の場所であれば、右側の容器にだけ朝日が天面だけでなく側面にも当たります。
左側の容器と中央の容器に比べると太陽光が側面にも当たる分、右側の容器だけ午前中は水温が上がりやすくなります。
逆に夕方になると西日が差し込むため、今度は左側の容器だけが側面からも太陽光が当たるため中央と右側の容器に比べ水温が上がりやすくなります。
このようにメダカの屋外飼育においては太陽光の当たり方ひとつで水温が大きく変わってきます。
またそれらは必ずしも容器の天面だけではありません。
太陽の位置は常に変わっています。
詳しくは
例えば、午前中に日陰で午後から日が当たる場所と午前中は日が当たるけれど、午後から日陰になる場所では水温変化が全く変わってきます。
通常、夜間・朝方に容器の中の水温は下がっていきます。
午前中に日が当たる場所であれば、容器の中の水温は日中に向けて上がっていきます。
午後から日陰のため、午前中に温められた水温が午後からは過度に上がることなく、夕方に向け外気温と共に緩やかに下がっていきます。
夜間・朝方に下がった状態の水温は午前中が日陰の場合、外気温と共に緩やかに上昇し、午後から日が当たり始めると一気に水温が上昇する。
夕方にかけても西日が当たることで水温は3時以降に最高水温になることも。
最高水温が夕方付近のため、日が暮れてから夜間にかけて一気に水温が下がりやすく水温が乱高下しやすい。
一日中ずっと日が当たる場所だと過昇温によってメダカが傷みやすい。
過度な微生物の増加(富栄養化)や水質悪化による病気の発生など。