【夏のメダカ飼育】容器に落ちてくる色々な生き物に要注意!
昆虫に鳥類、爬虫類など、メダカの飼育容器の中に落ちてくる様々な生き物たち。
容器の中で溺れ、腐敗していく彼らを放置してしまうと、メダカたちに致命的なダメージを与えてしまいます。今回は、夏のメダカ飼育において絶対に注意しておきたい「予期せぬ落下物」とその対策についてお話しします。
※当サイトの記事は全てYouTubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。動画もあわせてチェックしてみてくださいね!

メダカの屋外飼育をしていると、日々の観察の中で色々なものが容器の中に落ちていることに気が付きます。
春先であれば、飛散した花粉の粒、植物の種子、さらには黄砂など、風に乗ってやってくるものが中心です。これらも水質に影響は与えますが、本当の「大惨事」が起きやすいのは夏場です。
夏になるとメダカたちの動きが活発になるだけでなく、周囲の様々な自然の生き物たちの活動も一気にピークを迎えます。それに伴い、水中に落ちてくるもののバリエーションも増え、時には水槽の中のメダカ達を全滅させかねない事態を引き起こします。

夏場、容器を覗き込むと何かしらの生き物が水面に浮いていることがあります。
もちろん、飛んできた蚊などの小さな虫であれば、メダカ達にとっての「良い餌」になるので問題ありません。しかし、中にはギョッとするような驚くべき生き物が落ちていることがあります。
以下は、僕が過去に容器の中に落ちて溺れ死んでいるのを発見したことのある生き物たちです。
ここに挙げた生き物たちは、基本的にはメダカを捕食するわけではありません。たまたま水辺に寄ってきたり、飛んでいたりした際に誤って落ちてしまっただけです。(※例外として、一部のクモにおいて小魚を食べる種類もいます。)
メダカの飼育容器(トロ舟やプラスチックケースなど)は壁面がツルツルしており、掴まってよじ登る場所がありません。そのため、一度落ちてしまうと自力で這い上がるのは非常に困難です。
もがいている時に気付いて救い出すこともありますが、多くは日中に水面に容赦なく照りつける太陽の暑さも重なり、力尽きてしまいます。そして、死んだ後はしばらくすると底へと沈んでいきます。

ここからが一番怖いところです。
夏場は日差しが強く、容器の中が「青水(グリーンウォーター)」になっていることも多いですよね。青水はメダカにとって良い環境でもありますが、同時に「底の方が見えなくなる」というデメリットもあります。

底に沈んだ生き物の死骸に気づかないまま放置してしまうと、夏の高い水温も相まってあっという間に腐敗が進みます。結果として一気に水質悪化(アンモニアなどの有害物質の発生)を引き起こし、気付くのが遅れると、大切に育てていたメダカ達まで深刻なダメージを受けてバタバタと死んでしまいます。
このような最悪の事態を防ぐための対策としては、やはり「生き物が物理的に落ちてこないように容器に網を張る」という方法が一番確実です。

園芸用の防鳥ネットや、100円ショップで売られているワイヤーネット、網などを容器のサイズに合わせて被せておくだけでも、鳥やネズミ、大きめの昆虫の落下を防ぐことができます。
また、網を張ることは単なる「落下防止」だけでなく、明確な害虫・害獣対策にも直結します。
例えば、メダカを直接食べてしまう外敵による被害も夏場は増えます。アライグマやタヌキ、ハクビシンなどの獣系をはじめ、カワセミやセキレイなどの鳥類、昆虫でいえばゲンゴロウやタガメ、マツモムシ、そしてトンボの幼虫であるヤゴなど、メダカを狙う天敵は数多く存在します。網さえしっかり張っておけば、トンボが飛来して水中に卵を産み付けるのも防げます(ヤゴ予防)。ただ、獣系は力も強く賢いため、網などを簡単に取り除いてしまうため油断は禁物です。
外敵からメダカを守る方法については、別の記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
詳細はこちらの記事にて↓
[メダカが食べられる?害獣にヤゴや鳥などの対策について]
夏の屋外飼育は水質変化との戦いでもあります。ネットをうまく活用して、メダカも飼育者も安心できる環境を整えていきましょう!