通常、餌を食べると体力が付き、病気になりづらくなると思われる方が多いと思います。
これは間違いではありません。ただ、与えるタイミングには注意が必要です。

熱帯魚などを発送・出荷する時には通常、餌切りを行います。
これは餌を切ることによって胃の中を空にすることが目的です。
そのため、発送前には餌を切ることが一般的です。
今度は受け取り時、入荷直後も同様に餌は与えません。
受け取り直後は少なからず飼育環境が変化しており、また郵送中のストレスで病気にもかかりやすい状態です。
この時に餌を与えることで代謝が上がり、下がっていた代謝が急激に上がることで病気になりやすくなります。
熱帯魚や海水魚の場合、入荷後に薬浴などでトリートメントしながら餌を与えずに様子を見ることもあります。
発送前や入荷直後に餌を切る理由としては、水質悪化を抑えるためという点もありますが、他にも環境に慣れるまでは過度に代謝が向上しないようにするという点もあります。
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冬場は低水温になっているため変温動物のメダカたちの体温の低下しています。
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体温が下がり免疫力も低下しているため一見病気になりやすそうにも思えますが、実際には代謝や活性も落ち、冬場は水も傷みづらいため一定の低水温が維持出来ていれば病気になりづらいという一面もあります。
メダカでいえば、冬越し直後の越冬個体を起こし終わった直後に餌を与えないようにすることで代謝の過度な向上を抑えることが出来ます。
翌日以降、数日様子を見てから、徐々に少しずつ餌を与えて少しずつ代謝を上げながら免疫力を高めていってください。
餌を与えることで代謝が上がり、それによって病気になりやすくなるタイミングがあることも覚えておいてね★
誤解しないで欲しいのは代謝機能の向上は健康状態や成長に欠かせない大切なものです。
ただ、タイミングによっては良くない方向に働くことが有る。という点です。
餌は水質悪化も含め、与え方次第で魚達を病気にしたり、病気のメダカを救う栄養源になることもあります。
