【PR】※こちらの記事はアフィリエイトリンクを使用しています
.jpg)
メダカに寄生する寄生虫の一つにエラ虫やハダ虫とも呼ばれているギロダクチルスやダクチロギルスがいます。
ダクチロギルスは主に鰓に寄生し、ギロダクチルスは主に鰓や体表、ヒレなどに寄生すると言われています。
またダクチロギルスは卵産み増えていきますが、ギロダクチルスは胎生で体内に仔虫(しちゅう)と呼ばれる子がおり、更に仔虫の体内にまた仔虫がいるという1匹の体内に孫までの代までいるため、三代虫とも呼ばれています。
1匹いれば、容器の中で蔓延するであろうことが想像できます。
今回はヒレなどにも寄生する三代虫のギロダクチルスの方をメインにご紹介します。
ギロダクチルス非常に小さな吸虫で、全長0.2㎜~大きくても1㎜程度と言われています。
よく見れば寄生していることが分かるサイズではあるものの、よほど沢山寄生した状態の個体でないと分かりづらいでしょう。
.jpg)
症状として一番分かりやすいのがヒレといえます。
ギロダクチルスがヒレに寄生してくると、寄生されたメダカ達は鰭を閉じてきます。
寄生虫なので栄養を吸い取られていきます。
次第に痩せてきたり、フラフラと上の方を泳いだりするような症状が出てきます。
一般的に痩せ細り病と呼ばれているものの症状に近い状態になることがあります。
「痩せているし、ヒレを閉じているから寄生虫だ」と安易な判断は禁物です。
尾ぐされ病の原因となるカラムナリスや他の病気においても基本的には魚は病気になれば食欲も落ち痩せてきたり、ヒレもたたみます。いずれも初期症状などが異なるため、よく見て判断していく必要があります。
関連記事・・・メダカの病気の種類・原因・薬について
寄生虫の駆虫薬プラジクアンテル
|
|
ダクチロギルスやギロダクチルスやトリコジナ、キロドネラなど寄生虫を駆除する薬になります。
プラジクアンテルを投薬することで一晩で寄生虫を駆除、落とすことが出来ます。
非常に即効性が高い薬になっています。
寄生虫対策として餌なども最近は流行っていますが、餌の場合は寄生虫がとれるまで1ヶ月とかかかってしまうこともあります。
メダカたちの状態によっては治療に時間を掛け過ぎていては魚たちが完治するまで持たない可能性があります。
プラジクアンテルは通常24時間以内で薬浴します。
前日に薬を入れ一晩経過後(翌日)には必ず新しい水に換える必要があります。
一晩ほど薬浴することで約99.9%の寄生虫が落ちると言われています。
ちなみにプラジクアンテルの薬に含まれている賦形剤によってバクテリアが粗食して増えやすくなるそうです。
そのため、あまり長く入れすぎるとバクテリアに反応して過剰にバクテリアが増え菌の過剰増殖によって別の問題が生じるため、ご注意ください。
水1Lあたりに約0.03gのプラジクアンテルを使用します。
ここでは、約10倍濃度のプラジクアンテル液を作っていきます。
.jpg)
約0.3gのプラジクアンテルを用意する。
0.1g単位で測定可能なデジタル式のスケールを使用します。
.jpg)
プラジクアンテルは通常の水ではなかなか溶けづらいためエタノールを約1ml入れ溶かしていきます。
溶けづらいため根気強くしっかり溶かします。
.jpg)
エタノールに溶かしたプラジクアンテルを1リットルの水が入ったペットボトルに入れます。
これで、約10倍濃度のプラジクアンテル液の出来上がりです。
使用前にはよく混ぜて(振って)ご使用ください。
上記で作ったプラジクアンテルの10倍濃度の希釈液を使い駆虫していきます。
10倍の濃度のため、使用する量は10分の1の量を入れていきます。
水1リットルあたりに10倍濃度のプラジクアンテル液を100ml入れればOKです。
前日に投薬後、一晩もすれば99.9%の寄生虫が落ちていきます。
長くても24時間以内には水換え(薬抜き)してください。
病気の魚を掬った網で、元気なメダカを掬っていませんか?
寄生虫のように病気の種類によっては簡単に病気がうつります。
詳しくは過去記事も併せてご覧ください。
関連記事・・・メダカの網を洗う意味!タモや網から病気がうつる?