初心者の方ほどメダカ飼育において水を換えない方がよいと思っている方が多いです。水替えによってメダカが死ぬというのは言い換えれば正しい換水の仕方を知らないといえます。
メダカのヒレ表現の一つにRLF(リアルロングフィン)という形質があります。
名前が長いためReal Long Fins(リアルロングフィン)=RLFと表記されることも多いです。
RLFは特定のヒレではなく、各種全てのヒレが通常の1.5倍以上、2倍近くにまで伸長するのが特徴的な形質の一つです。
2020年にS幹之リアルロングフィンとしてリリースされ、以後様々な系統へ形質遺伝され昨今では沢山の〇〇RLF(リアルロングフィン)のメダカが存在しています。
各種鰭(ヒレ)の形状は従来のままに鰭が伸長し大きくなることでグッピーのような優雅な姿に愛好家は皆魅了されてきました。
またリリース後、あっという間に広まった理由の一つに、品種改良への挑戦のしやすさがあります。
RLF(リアルロングフィン)顕性遺伝(旧:優性遺伝子)するため普通ヒレの個体とかけ合わせることで次世代=F1(子の世代)からRLF(リアルロングフィン)の特徴を持った子供が一定数産まれてきます。
また後述のロングフィンではオスのみのヒレ変化ですが、RLF(リアルロングフィン)はメス個体も鰭(ひれ)が伸長します。
リアルロングフィンとは違い、ロングフィンの場合はオスの背ビレ、尻ビレが伸長します。
鰭長の遺伝子というよりはグアニンの遺伝子といった方が正しいかもしれません。
関連記事・・・メダカとグアニン~虹色素胞・グアニンの増やし方~
またリアルロングフィンとは違い個体差が大きく、伸びる個体もいれば、あまり伸びない個体もいます。
この辺りは鰭先に集まるグアニンが関係しています。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
ロングフィンの伸ばし方!加温しないと鰭(ヒレ)が伸びない?