真夏の高水温によってメダカたちの繁殖行動、産卵が止まってしまう原因と対策および無精卵対策について。
同じ時期に生まれた金魚やメダカでも、育て方によって成長に大きな差が生まれます。今回は、実際のらんちゅう兄弟を例に、成長の違いが生じた理由と、魚を早く大きく育てるためのポイントを分かりやすくまとめます。

画像の2匹の同じ時期に生まれた兄弟らんちゅうの飼育方法の比較
小学生が飼育した個体。30cmキューブ水槽、濾過槽付き、月1回程度の部分換水。餌は1日1~2回。水換え頻度が少ないため、青水状態が長く代謝が上がらず、成長が遅い。
ベテラン愛好家が飼育した個体。大型プールで飼育、基本的には毎日全換水。餌はミジンコや人工飼料などを1日複数回、科回数多く給餌。水換えと給餌が多く、活性や代謝が高まり、著しく成長。
| ポイント | 小学生の飼育方法 | ベテラン愛好家の飼育方法 |
|---|---|---|
| 水換え頻度 | 月1回程度 | ほぼ毎日か2~3日に1回 |
| 飼育容器の大きさ | 30cmキューブ | 大型プール |
| 給餌回数 | 1~2回/日 | 複数回/日 |
| 餌の種類 | 人工飼料 | ミジンコ・人工飼料 |
| 水温管理 | 特に無し | 高水温を維持 |
| 飼育密度 | 狭い | ゆったり |

金魚だけでなく、メダカも同様に「こまめな水換え」「こまめな給餌」「広い容器」「高水温」が成長のカギです。
過密飼育は成長を鈍化させるため、注意が必要です。
もっと言えば、これらは、ほとんどの観賞魚において共通しています。
魚の成長は育て方が9割。
早く大きく育てたい場合は「水換え・給餌・スペース・水温管理」が重要。
逆に小さくゆっくり育てたい場合は、給餌や水換えを控えめにする方法も選べます。
どちらの方法も目的やライフスタイルに合わせて選びましょう。