メダカの餌を切るタイミングと切る上で大切なこと冬になるとメダカたちは餌を食べなくなる?餌を切るタイミングで一番大切なことって何?メダカの屋外飼育において大切な餌を切るタイミング餌を切る時期の目安水温が10℃を下回る頃を目安に。温暖地は12月以降、寒冷地は少し早めに。数字だけでなく、メダカの様子を見て総合的に判断することが大切。冬に餌を切る理由消化器系などの働きの低下に伴う消化不良の問題不必要な水質悪化を抑えるためメダカの消化不良についてメダカは胃がない魚=無胃魚です。無胃魚は有胃魚に比べて、比較的小さな餌を主食としています。肉食魚のように消化に必要な器官なども少なく食道から直接腸につながっています。同じ無胃魚として有名なところでいうとサンマも無胃魚です。サンマは30分〜数時間もすれば消化や排せつが始まり、およそ半日もすれば1回分の食事の消化・排せつはほぼ完了すると考えられています。そのため調理の際にもサンマは内臓を取る必要もなく、内臓事まるごと焼いて食べられるという方も多いと思います。なぜ水温が下がると消化不良になるのか?鍵は「消化酵素の活性」にあります。メダカの体内で餌を分解する「消化酵素」は、タンパク質でできています。この酵素が最も活発に働く(=餌をしっかり消化する)ためには適切な温度が必要です。一般的に、魚類の消化酵素は水温が10℃を下回ると、その働き(活性)が極端に低下します。つまり、「お腹に入ったけれど、分解されずにただ入っているだけ」の状態になり、体温の低下とともに腸の蠕動(ぜんどう)運動も弱まるため、未消化の餌が体内で腐敗し、転覆病などの病気や様々な弊害をもたらします。メダカもサンマと同じ無胃魚日中の暖かい時間帯である程度水温もある時間帯に与える餌であれば、そうそう消化不良になるということはない。メダカたちが水面付近に上がってきて餌をねだる素振りをする場合、水温は低いといってもおおむね10℃前半から15℃近い水温であることが多い。このくらいの水温であれば、まだ緩やかながら代謝も止まることなく、そもそもメダカたちが餌をねだり食べるような環境下においては問題なく消化吸収されると思ってもよい。食べる間の餌やりポイント10〜20℃の時期(11月中)はまだ普通に食べる。高タンパク・高脂肪の餌は控える。消化負担の少ない低温期用フードに切り替えるのがおすすめ。遅すぎる餌切りによる水質の悪化餌を与えるということは、その餌をメダカたちが食べるにしろ食べないにしろ水質は徐々に悪化していきます。排泄物だけでなく、食べ残しが多くなってくると餌は次第に沈殿し容器の底の方で腐敗していきます。メダカたちが餌を食べてくれないのにも関わらず継続的に餌を与え続けるのはリスクでしかありません。見落としがちな「ろ過バクテリア」の休眠水質悪化のもう一つの大きな要因は、水をきれいにしてくれる微生物(硝化細菌)の活動低下です。メダカの活性が下がるのと同じように、アンモニアなどを無害化してくれるバクテリアたちも、水温低下とともに活動をほぼ停止します。冬場に「少しだけなら大丈夫だろう」と与えた餌の食べ残しや排泄物は、夏場のように分解されることなく、ダイレクトに水質を悪化させる毒素として蓄積されます。「メダカが食べない」リスクに加え、「水が浄化されない」リスクのダブルパンチになることを知っておく必要があります。餌を切るタイミング餌を切るタイミングが分からないという方へもっとも簡単なタイミングをご紹介します。メダカたちが動いている(活動)間はエネルギー消費しています。と同時にエネルギーを必要としています。・メダカたちが水面付近を泳いでいたり、餌を与えると水面付近に上がってきて食べている。この場合はまだ切らなくて問題ありません。逆に言えば・メダカ達が底の方で暖をとるように縮こまってくると餌を与えても、上がって来ず餌を食べなくなってきます。餌を食べないのに餌を与えると残り餌は腐敗し、水質が悪化しメダカ達にとって水質面が良くない環境になってしまいます。仮に餌が残ってしまった場合は残り餌は除去してあげてください。(餌切りのタイミングともいえます)冬と代謝・肝臓の関係水温が下がると代謝・消化能力も低下。短い日照によって脂質代謝が変化し、肝臓に脂肪が蓄積する。これは冬のエネルギーを蓄える自然な生理的反応。水温が高くても餌を食べなくなるのはなぜ?「今日は暖かいのに餌を食べない」という現象には、「光周性(こうしゅうせい)」が関係しています。メダカは変温動物なので水温の影響を強く受けますが、それと同時に「日照時間の長さ」で季節を感じ取っています。秋から冬にかけて日が短くなると、脳内のホルモンバランスが変化し、たとえ小春日和で一時的に水温が上がっても、体は「冬モード(代謝抑制モード)」へ移行し始めています。水温計の数字だけでなく、季節のリズム(日長)も判断材料にすることが大切です。したがって、寒波前までに餌を与えて脂肪を蓄積させておくことで、冬の生命維持力が高まります。関連記事・・・冬のメダカ飼育と脂肪代謝|肝臓脂肪が支える越冬戦略餌を食べなくなるタイミングは色々容器の置き場所、色、種類によって水温などの飼育環境が大きく変わってきます。それらも含め餌を食べなくなるタイミングは色々です。それ以外にも比較的小さな幼魚や成魚に近いサイズになってきた若魚と完全に成魚になった状態とでも全く変わってきます。若魚のように若いメダカたちは活動も活発でガツガツとしており餌をよく欲します。逆にXXLサイズの成魚になってくると非常にゆったりと泳ぎ、サイズとは裏腹に人間同様、老化と共に食も細くなっていきます。魚は水温や環境に応じて呼吸数、代謝、また魚の月齢などそれらに伴うエネルギー消費が冬に向けて最小限に抑えられていきます。若魚たちが餌を食べているからといって他の容器の成魚や老魚たちも同じように餌を食べてくれるとは限りません。一番大切なのは水質を悪化させないことです。越冬中、餌を食べていないと心配になると思います。餌を食べなくなり餌を切ったはずのメダカ達につい出来心的に餌を与えてしまい、水質が悪化する。仮に餌を食べたとしてもそれこそ消化不良の原因になります。これが一番ダメなパターンです。餌を切った後の注意点一度餌を止めたら春まで与えない。再開時は消化器官への負担が大きいため、段階的に調整。環境づくりが越冬成功の鍵十分な水量と少ない飼育密度を確保する。例:60ℓタライに成魚20匹以下が理想。自然発生する微生物で栄養は十分。人工的に足す必要なし。水量の豊かさ=水質安定=ストレス減=高い生存率。まとめ食べる間は与えてOK、食べなくなったら即餌止め。餌切りは水温10℃が目安(愛媛では12月ごろ)。餌切り後は春まで一切与えない。冬前に内臓に優しい餌で脂肪を蓄えさせる。1匹あたりの面積・水量を確保してストレスを減らす。地域によって、また季節、その年年の気候、天候によって変わってくるメダカの屋外飼育。これが何よりメダカ飼育の醍醐味で楽しい部分だと思います。気候で変わる飼育場所ということもあり飼育方法の具体例というよりは水に対する考え方や天気によって変わる考え方の部分。この部分を大切にして欲しいと思い日々動画配信しています。ものすごく寒い冬もあれば、とても暖かい暖冬の冬もあります。その年その年で切るタイミングというのは違います。これはメダカの屋外飼育全ての事柄においていえることです。言葉として覚えるのではなく、もっと根本的な部分=考え方の部分をしっかりと身に着けていけば、どんな飼育環境にも順応して臨機応変な対応が出来るようになります。【PR】※amazonアソシエイトリンクを使用しています消化不良等を意識した秋から冬にかけての低水温下にも最適なメンテナンスフードメダカの舞 メンテナンス




