メダカの飼い方と繁殖方法|メダカ屋が教える産卵から針子の育て方まで

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  • 冬でもメダカの水換えをした方がよい理由|冬場の換水(水替え)について
    冬に水換え(水替え)をした方がよいタイミングについて|三寒四温による水質の悪化「冬に水換えするなんて非常識だ!」「冬に水換えしたら死んでしまうよ!」これらは間違いです。冬と夏で違うこと夏夏場はメダカたちの活動も活発でまた水温も高いため水の痛みも早くなります。水温が高い状態で活動が活発になるのは何もメダカたちだけではありません。微生物の増殖も活発になり、良い意味でも悪い意味でも水の出来が早い季節です。冬一方で冬場は水温がずっと低い状態に保たれているため水の痛みは最小限に抑えられます。メダカたちの活動も止まり、水が汚れる要素がほとんどない状態です。ずっと寒い日が続いている間は水が劣化するということが少なくなりますこの場合は下手に水換えなどせず、春を待つと良いでしょう。【専門的な補足:10℃の壁】メダカは変温動物です。水温が下がると体温も下がり、食べた餌を消化吸収するための「消化酵素」の働きが極端に低下します。一般的に水温が10℃を下回ると、消化機能はほぼ停止状態になります。この状態で無理に餌を与えた続けると、彼らの寿命を縮めることになります。冬に水換えが必要となるケース逆に言えば、水温が上がってくるようなことがあれば、冬場でも水換えが必要になります。三寒四温と冷蔵庫のお茶水をお茶だと思ってください。沸かしたお茶を一度冷まして冷蔵庫にいれます。しばらくは飲めると思います。ただ、一度常温に戻して温めてしまうと、すえたような味、酸っぱいような臭いになってくると思います。じゃあ、それをまた冷蔵庫に戻したら元に戻るかというと戻りません。飼育水の場合、バクテリアなどもいるためその部分で、水を綺麗に戻してくれる場合もありますが冬はバクテリアの活動だって低下しています。バクテリアにとっても水温の乱高下は厳しい環境です。濾過あり、雨や雪などの天候による水質変化がない室内飼育の考え方とは少し違います。池くらいの大きさがあり、水温が安定していればいいですが、大きなタライだったとしても、実際屋外のような気温変化が激しい場所においては小さな容器です。冬場の普段の日が冷蔵庫で冷やされた状態の新鮮なお茶だとすれば、突如訪れる温かい日はそのお茶を冷蔵庫から常温に戻すようなイメージです。なぜ温まると急に水が悪くなるのか?水温が上がると、糞や残り餌等を分解して「アンモニア(毒)」を出す菌(有機栄養細菌)はすぐに活発化します。一方で、その毒を無害化してくれる「濾過バクテリア(硝化菌)」は、活動を再開するのに時間がかかります。つまり、「汚れを出すスピード」に「水を綺麗にするスピード」が追いつかず、一時的に水槽内が毒の海になってしまうのです。これが、冬の暖かい日に水換えが必要になる理由の一つです。一度冷蔵庫からだされ温められ劣化したお茶は冷蔵庫に戻したとしても新鮮になることはありません。お茶が腐る前に=飼育水が腐る前に、水換えしてあげる必要があります。全換水がダメな理由であれば、全部キレイな水にしてあげたらよいのでは?と思われると思います。ただ、ここで注意が必要なのが新水は飼育水と比べると微生物がいない分、水温が下がりやすいです。この時期のメダカ達にとっては水温が下がりやすい水というのはストレスになります。全換水すると微生物が過剰に減りすぎて、病気が出やすい、不安定な水になってしまいます。厳密にいえば少し違いますが沢山人がいて人の熱気で温まった部屋が飼育水だとすれば人が一人もいない冷え切った部屋が新水だと思ってください。ちなみにこれらは青水に限らず、クリアウォーターでも同様です。水がクリアだから微生物も何もいない訳ではありません。透明なクリアウォーターにも沢山の青水とは違う微生物が存在しています。【水質ショックのリスク】人間からすれば同じ透明な水に見えますが、メダカにとっては水質が劇的に変わる状態となります。特に冬場の体力が落ちている時期に、急に水質環境が激変すると、そのショックだけで致命傷になりかねません。「汚れているから全部変える」のではなく、「水質を急変させない」ことが冬越しの鉄則です。見た目だけで水質の良し悪しを一概に測れないのと同様です。冬場でも必要に応じた水換えが必要となるケースがあります。また冬に水換えしたらメダカが死んでしまったという方もいるかと思います。これに関しては下記の記事をご覧ください。メダカ飼育Q&A「水換えしたら死んでしまいました。水替えしない方がよかったのでしょうか?」
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  • メダカ飼育における冬場の足し水と水槽チェック
    冬の足し水の大切さと欠かせない水槽チェック水槽チェックとは熱帯魚屋さん、ペットショップなどで朝一番にする作業があります。それが、水槽チェックです。落ちている個体のチェック、死骸のチェックです。この作業とても大切な作業です。魚が死ぬことを落ちると言いますがもし、メダカが落ちていた場合は取り除いてあげてください。死んでいる個体をそのままにしておくと、当然、腐敗して、水が汚れていきます。この時、もし水面に氷などが張っているような状態であれば無理に割ったりはせず、雪解けしてからで大丈夫です。冬場は水温が低いため、夏場ほど腐敗するスピードが早くはないのでそこまで焦る必要はありません。足し水の必要性と目的冬場は気圧などの影響もあり風が強くなりやすいです。風が強いため、水面が氷やすくなったり、蓋などをしていないと水の蒸発も早くなります。そのままだと、どんどん水位も下がっていきます。水位が下がるということは、水の水量も減っていっている状態です。水の量は多ければ多いほど、水の汚れも軽減され、また水温も安定しやすいです。水位が減ってきた場合には水を足してあげ元の水位まで戻してあげることが大切です。足し水する上で注意したいことまず、水の足し方ですが、暖かい季節であれば一気にドバっといれても問題ありません。ただ、冬場は例外です。越冬態勢に入ったメダカ達のことを考え出来るだけゆっくりと足し水してあげてください。まず、足し水の水温について足す側の新しい水を、今現在メダカたちがいる飼育水の水温に合わせてあげる必要があります。飼育水が仮に10℃であれば足し水の水温も10℃にしてあげてください。とはいえ、まったく一緒にするというのは難しいこともあります。そこで、多少温かいくらいでも問題ありません。1~2,2~3℃くらいは高くても問題ありません。一番ダメなのは飼育水が10℃なのに足し水が5℃とかだと水温が下がってしまうのでもちろんよくありません。足し水側の水温が飼育水と同じ水温であれば時間帯は午前、午後いつでも足し水してあげて大丈夫です。他にももっと細かく言えば注意点がいくつもあります。詳しくはYoutubeにて。
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  • メダカの稚魚の冬越しは可能なのか?針子の越冬について
    どのくらいの大きさ・サイズがあればメダカの稚魚の冬越しは可能なの?1㎝でも越冬できる?条件が整えば、稚魚でも越冬は可能です。生存率を高めるためには、体長1.5cm以上に育ててから越冬させるのが理想です。状況に応じて室内でヒーター管理を行えば、成長を止めることなく安全に冬を乗り越えられます。当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。【PR】※記事内にアフィリエイト広告が含まれています稚魚の越冬は可能?結論から言えば、条件付きではあるものの皆さんが思っている以上に冬越しすることが出来ます。稚魚の越冬は十分可能だが注意が必要メダカの稚魚はサイズが小さく体力も弱いため、冬越しは難しいというイメージがありますが、実際には適切な環境管理と対策をすれば意外と越冬に成功します。当養魚場でも体長約1cmほどの稚魚が越冬できた事例はありますが、これはあくまで特定条件下での例であり、推奨できる方法ではありません。稚魚の冬越しを考える際、見た目の「全長」だけで判断するのではなく、「体長」や「体格のしっかり感」も重視してください。冬になると気温の低下に伴い、メダカの代謝活動は大きく低下します。体温を一定に保てない変温動物であるため、水温が下がると体の化学反応速度も遅くなり、行動量や摂餌量が極端に減少します。この時期、メダカは餌をほとんど食べず、体内に蓄えた脂肪や筋肉を少しずつ分解して生命活動のエネルギーを得ています。つまり、冬を無事に越すためには「体の長さ」よりも「体に十分な栄養と厚みがあること」が重要になります。健康な肉付きの個体ほど、代謝が落ちても必要なエネルギーを確保でき、安定して冬を乗り切ることができるのです。リアルロングフィンの場合例えば、同じ1.5cmでもヒレが大きく伸びるリアルロングフィンのような品種は、実際の体の部分が小さく見えます。逆にダルマメダカのように全長は短くても、体の厚みや密度がある個体は見た目の大きさ以上にしっかりと育っています。つまり、サイズの目安だけでなく「泳ぎの安定感」「体の厚み」「成長段階」などを総合的に見て判断することが大切です。西日本・東日本例えば、西日本のような温暖な地域であれば、こういったサイズ感の稚魚たちでも越冬することができます。当養魚場(愛媛県松山市)においては厚み5㎝程度の氷が水面に張るような寒さが厳しい冬においても、最小サイズでいえば、ハウスなどを使わない雨ざらしの飼育環境においても体長1㎝~の個体群の稚魚たちが冬越しに成功しております。温暖な地域では日中の気温が比較的安定しており、稚魚の体温ストレスも少なめ。雨ざらし環境でも体長約1㎝の稚魚群が環境によっては越冬が可能です。ただし1.5cm~超えるサイズと比べると越冬成功率が大幅に変わってきます。地域別の越冬の可能性と課題地域差によっても稚魚越冬の難易度は大きく変わります。西日本のように日中の寒暖差が穏やかな地域では、屋外飼育でも成功しやすいですが、寒波が頻発する地域では、同じサイズでも結果が異なる傾向があります。そのため、越冬可否を考える際には「地域ごとの気候特性」と「稚魚の体格」をセットで確認するようにしましょう。東北方面温暖な気候の地域であれば、稚魚たちの冬越しも問題ありませんが、東北方面の場合は難しい場合も多くあります。例えば北海道には野生のメダカが生息しておらず、いくら寒さに強いメダカとはいえ限界があります。北海道まではいかなくとも東北方面でも地域によっては北海道に近い寒さになることもあります。人為的な断熱などの保温対策を施さない限り、稚魚においては越冬が難しい地域と言えます。東北地方や北海道に近い地域では冬季の氷厚や氷点下の持続時間が増え、稚魚の耐寒限界を超えることが多いです。野生のメダカが生息しない北海道の例からも明らかなように、断熱対策や室内保温がない場合、越冬は非常に困難となります。保温対策やハウスの使用が推奨されます。最低限の対策の有無とはいえ、何も対策なしで稚魚たちが冬越し出来るかというと飼育環境によっては難しいこともあります。稚魚の越冬成功のポイントこれは成魚と同じで、水質が過度に悪化しないように注意することと、水温の変化を緩やかにすることです。急激な水質の悪化、急激な水温の変化などを少なくし、出来るだけ大きめの容器で越冬させるとより冬越ししやすくなります。他にも過密飼育にならないようにすることが大切です。いくら微生物などを添加しようとも、それらには限界があります。大切なのは1匹あたりの水量を多く確保することです。微生物は自然と湧いてくる量で十分に賄うことが出来ます。真冬になれば水が氷るほどの寒波が必ず訪れます。この時、水が凍らないような対策も大切ですが、急激な水温変化が起こらないようにすることも大切になってきます。それが出来れば、例え水面が凍ろうとも氷の下で稚魚たちは元気に雪解けを待ってくれます。※水面が凍るような状況が連日1週間以上にわたり続くような場合にはこの限りではありません。また、季節の移り変わりに合わせて少しずつ水温を下げていく“順応のプロセス”も非常に重要です。週間天気予報を確認しながら、寒波が訪れる前にスダレや遮光ネットなどで日中の水温上昇を抑え、自然に水温慣れさせていくと成功率が上がります。急激な寒波が来る前に準備しておくことが、稚魚の生命線になります。稚魚越冬成功のための具体的ポイント水質管理の重要性越冬期間中は寒暖差などによって水質悪化が起こりやすいです。アンモニアや亜硝酸が蓄積しないようにこまめにチェックし、安定した環境を維持することが大切です。飼育容器は断熱性が高く大きめ物がお勧めです。水温変化の緩和急激な温度変化は稚魚の体力を奪います。温度変化を緩やかにするため断熱対策を施したり、屋外水槽なら寒暖差を和らげる置き場所選びも不可欠です。水面凍結は極力防ぎ、凍結しても連続1週間以上続かない状況に保つことが望ましいです。密度管理過密飼育はストレスと排泄物の増加を招き、病気発生のリスクが高まります。1匹あたりの水量を十分確保し、微生物の自然繁殖に任せて環境を清潔に保つことが効果的です。過密状態では有害物質の蓄積が起こりやすくなります。越冬準備として、早めに個体数を調整し、環境の余裕を確保するのが理想的です。サイズだけで判断しないサイズのみで判断しないことも大切です。メダカは生まれてすぐの段階ではまだヒレさえもまともにありません。泳ぐことすらままならない状態です。産まれて1週間未満のまだつたない泳ぎの体長1㎝程度の稚魚もいれば見た目のサイズよりもしっかりとしている生後1か月程度の体長1㎝の稚魚もいます。成長の段階や体力、ヒレの発達状態を総合的に見極めて冬越し判断をしてください。産まれたばかりの稚魚は特に低温に弱いです。メダカの状態メダカたちが越冬態勢に入るタイミングのメダカたちの状態によっても冬越し出来る出来ないが変わってきます。そのあたりも考慮しつつ、屋外で越冬させるか、より安全な室内などで越冬させるかは飼育者自身の判断になります。越冬態勢に入るメダカの健康状態を確認する冬越しに入るタイミングでのメダカの健康状態も越冬成功率に大きな影響を与えます。体調不良や病気の個体は寒さに耐えられず死亡率が上がります。冬前の充分な餌やり、適切な環境管理で稚魚の体力を蓄えることが必須です。屋外越冬のリスクが高ければ、室内やハウスでの管理も検討しましょう。また、越冬直前にはメダカがしっかりと太っており、体力があるかどうかを見極めてください。寒さに入る前の栄養状態が悪いと、冬期の代謝停止状態で命を落とすリスクが高くなります。冬越しに必要な推奨サイズ越冬成功率という点で見ると、体長1.5cmを超えるサイズから明らかに差が出てきます。 可能な限り、冬を迎えるまでに1.5cm以上のサイズに育てておくことで、越冬の成功率は大きく高まります。1.5㎝未満の稚魚においても冬越しは可能ではありますが、極めて小さな稚魚がそのまま越冬するのはおすすめできません。本来、成長のピークを迎える大切な時期です。水温が低下し代謝がほとんど止まった「仮冬眠」のような状態になると、成長が止まってしまいます。そのため、冬を迎える前にできるだけしっかりと成長させておくことが理想です。もしすでに気温が下がり、成長が見込めない状況であれば、室内飼育に移行しヒーターを導入して水温を保つことを検討しましょう。室内ヒーター管理のすすめ稚魚は成魚に比べて体力が低く、寒さにとても弱い時期です。気温が下がる冬場は屋外飼育だと体調を崩しやすいため、室内でヒーターを使って水温を安定させてあげるとより安心です。ヒーター管理を行えば、水温低下による餌食い不良や体調不良を防ぐことができ、稚魚を元気なまま冬越しさせることができます。テトラ (Tetra) ミニヒーター 50W
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  • ビニールハウスでメダカを飼育するメリットとデメリットや放射冷却について
    メダカ飼育におけるビニールハウスのメリット・デメリットと冬に注意したい放射冷却当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。ビニールハウスのメリットビニールハウスは雨や風など天気に左右されにくく真冬でも20℃を超える位にまで温度を上昇させることができます。また、加温設備などの導入を行えば、通年を通して育成・繁殖させることが出来るため、年間通して常時生産することも可能になります。ビニールハウス内の温度が上昇する仕組み太陽光がビニールを透過しハウス内にある物質の温度を上昇させていきます。地面や容器、水、選別ケース、網、メダカボウル等、あらゆるものの温度が上昇します。これらの温度が上昇した物の熱の伝達。熱伝導によって空気も徐々に暖まっていきます。本来であれば空気は常に動いているため空気の熱は通常は拡散され一部の空間に留まるといったことはありません。ただ、ビニールハウスの場合は、この空気の動きがビニールによって外部に放出されることを抑制されているため、太陽光が当たれば当たるほど様々な物の温度が上昇することによって、熱伝導で温められた空気もビニールハウス内に留まってくれます。暖かくなったビニールハウス内の空気・熱は囲われたビニールによって拡散されるのが抑えられ、暖かさを保っています。簡単に言えば、これがビニールハウスが暖かくなる理由ですビニールハウスのデメリット夏場など台風が来た時などに倒壊の恐れがあります。また、ビニールハウスは私たちが住んでいるような断熱性や気密性に優れた断熱材入りの住宅ではありません。いわば薄っぺらなビニールが一つ張られているだけのものです。そのため、日中は暖かくても、夕方になり太陽光が沈んでくると外気温の低下と共にビニールハウス内の温度はあっという間に下がっていきます。特別な加温設備を導入しない限りは温度を保つことは難しいです。いわゆる温室をイメージしてしまうと少しがっかりしてしまうことがあります。ビニールハウス飼育の最大のデメリット放射冷却また、ビニールハウス飼育において注意しておきたいこととして放射冷却という現象があります。簡単に言うと温度が高くなっている物体が熱を外に放射して冷えるという現象です。お風呂のお湯が冷えていくようなイメージといえば分かりやすいと思います放射冷却の流れお風呂のお湯が冷えていくのと同様に、ビニールハウス内の空気は暖かいと上へ逃げていき、逆に冷たい空気は重いため下へ留まりやすくなります。部屋の暖房付けている時に上の方は暖かいけど足元が寒いのと同じです。冷たい空気は重いため地面近くに留まります。昼間は太陽光によって温まった物質の熱によってハウス内の温度が上昇太陽が沈むとハウス内の熱は逃げていき一気に冷たい空気に天気予報でも「良く晴れた日の夜は放射冷却で冷え込みが激しくなる」と言われることがありますが、あれも地面から放射される熱が空・宇宙空間へと放射されるため冷え込みが厳しくなります。逆に雲が多い夜はあまり冷え込まないと言います。地面から放射された熱が雲によって遮られるため宇宙へ戻りにくくなるためです。メダカ飼育における放射冷却のデメリットビニールハウスを使っていると天気の良い日には真冬でも日中になると20℃以上に暖められ、水温も10℃後半近くにまで上昇します。水温の上昇と共に植物プランクトンが沢山湧いて良い感じと思っていたら、放射冷却によって夜間・朝方には5℃以下に。冬場のビニールハウス飼育はこんな寒暖差が起きてしまうことも多いです。寒暖差による微生物の増減、それに伴う水質悪化、寒暖差によるストレス=病気の発症の悪循環をもたらしかねません。媛めだか流のビニールハウスの使い方当店ではビニールハウスを透明の屋根として雨や雪除け代わりに使っています。当養魚場がある愛媛松山では雪はパラパラ降る程度のため、雪でビニールハウスが倒壊することもありません。冬場も越冬態勢に入ってくれた方が個人的には楽なので冬場でもビニールで囲うことはしません。これが意外と使い勝手がよくて個人的には重宝しています。本来のビニールハウスの形にしてしまうとメダカの活動も活発になり、寒暖差による微生物の増減や水の劣化など、管理が面倒になることもあります。必ずしもビニールハウスの導入で冬が楽になるとも限らないので、これからビニールハウスの導入を検討されている方はその辺りも覚えておくと良いと思います。
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  • 冬場のメダカへの餌やりについて
    メダカの冬の餌やりについて|冬場のエサ12月~冬も意外と活発なメダカたち~季節が進み12月に入ってくると水温が10度を下回る日も増えてきます。ただ、そのような環境下におかれてもメダカたちは意外と活発に活動しています。メダカたちが完全な越冬態勢に入るのはまだ少し先といえます。水温が5度を下回るような日が増えてくるとメダカたちも完全な越冬態勢に入っていきます。絶食状態でもメダカたちは死なない?例えば私たち人の場合でいえば水分さえあれば絶食状態でも最大で1~2ヶ月持つと言われています。では魚はどうでしょうか。例えばアロワナやガーパイクなどの大型の古代魚であれば1か月程度、食事をとらなくても生きていけます。小型の熱帯魚においても1週間程度であれば全く問題ありません。旅行などで留守をする時の餌やりはどうする?冬場のメダカたちは小食では冬場のメダカはどうでしょうか?春から秋にかけての普段のメダカ達は毎日四六時中餌を食べています。メダカは無胃魚のため胃に食事を貯蔵することが出来ないタイプの魚です。胃がなく消化管のみで栄養を吸収するため吸収率が悪い魚とも言えます。そのため他の魚とは違い小まめに食事をするタイプの魚です。このことから冬場も餌を与えていないと不安に感じる愛好家の方が多くいます。ただ、冬になると事情が異なります。12月以降、本格的な冬に向けて水温が徐々に下がっていきます。最終的には水面が凍り付くほどの状態になっていきます。このような環境下においてメダカ達はどの程度の餌を必要としているのか?春から夏、秋にかけては成長期の稚魚・若魚も多く、また水温も高いため代謝や活性も高く、活発に活動しています。活動も活発かつ成長期のため多くのエネルギー・栄養を必要としています。その後、季節が冬になると冬至に向けて1日の日照時間もどんどん少なくなっています。天気が良くとも日中に水温が上がりきらず、日中の水温も10℃以下、朝方の水温は5度以下にまで落ち込んできます。冬になり日中の最高水温が10℃以下になってくる頃には代謝がほぼ止まり、活性も落ちてきます。このころにはメダカ達の活動もほぼ停止状態。代謝や活性も落ち、ほとんど動かなくなるためエネルギーを必要としなくなります。冬はエネルギーを殆ど必要としなくなるためメダカたちは水中に自然と湧く微生物で十分補えるようになってきます。仮に餌が足りなくなっても秋に蓄えた自身の脂肪や筋肉などをエネルギーに変換するため餌がなくとも越冬態勢に入ったメダカたちが必要とするエネルギーは補っていけます。メダカは変温動物であり水温=体温のため、その日の水温がメダカ達の活動に影響を及ぼします。メダカ達は冬場でも日中が少し暖かい日には水面付近に上がってきます。こういった時にメダカ達、微生物を捕食としていると考えられています。だからといって無理に増やした微生物を毎日与えたり過剰に水中に微生物を増やそうとしてしまうと夏場の富栄養化な状態同様に水が悪くなってしまいます。冬場に微生物を増やすことばかりを意識していると越冬は失敗します。水質面も非常に大切です。過剰な微生物の増減は水を汚してしまいます。微生物は自然と湧いてくるくらいがちょうど良いといえます。微生物が自然と湧いて来ないほどの低水温になってくると、そもそもメダカたちは活動せず、餌も食べなくなります同じ生き物メダカの活動と微生物の増殖はリンクしています。飼育容器に対して自然と沸く微生物、また過度な富栄養化にならない程度の数を目安に飼育すると水が悪くなることも少なく、越冬も上手くいきやすくなります。いくら微生物が沢山いてもこの部分を守っていないと水質悪化や病気などにより痩せ細る子が増えてきます。むしろ三寒四温における微生物の増殖と減少の繰り返しによる水質面の不安定さのほうが問題です。繰り返される植物プランクトンの増殖と死滅他にも単純に見た目で微生物の有無を判断しないことも大切です。水がクリアになっていると心配なることもがあるかと思いますが青水、植物プランクトンが湧いてくるとそれを食べる動物プランクトンも湧いてきます。この時、動物プランクトンの割合の方が増えてくると水がクリアになることもあります。例えば、ミジンコを殖やす時に青水をミジンコの餌として入れたりすることがありますが入れても入れてもミジンコたちが食べてくれるので水がクリアになってきます。冬は冬場に湧きやすい、低水温にも強い微生物が自然と湧いてきます。ある程度気温が下がり、水温が下がり、メダカ達が越冬態勢に入った頃には餌止め(えどめ)をし、あとは自然と湧いてくる微生物に任せてあげると良いでしょう。まとめ日中の水温が10℃以下になるとメダカ達の代謝がほぼ止まります。この辺りで餌を切って、春までは与えないようにします。その日が来るまでは適度にお世話してあげると良いでしょう。補足として、餌止め(えどめ)をした後でも三寒四温などによって水質面が悪くなりやすいため、状況に応じた足し水や水換えも導入していきましょう。冬でもメダカの水換えをした方がよい理由|冬場の換水(水替え)についてメダカ飼育における冬場の足し水と水槽チェック
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  • 冬場のメダカの餌にゾウリムシやPSBは必須?
    当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。冬にゾウリムシやPSBは必要?不要?結論から言えば必要ありません。メダカは冬になるとエネルギーを必要としなくなります。詳しくは冬場のメダカへの餌やりについて「必要ない」というよりは厳密にいえば、あえてゾウリムシを餌として与えたり、PSB・光合成細菌を添加する必要は必ずしもないという意味合いです。冬場も水温を温かく保ってくれる微生物たち自体はバクテリアなどの細菌も含め必要不可欠といえます。生態系の最下層に位置するともいえる彼らは水質面でも重要かつ必要な存在です。ただ、植物プランクトンなどの微生物は寒波が押し寄せてきて氷などが張る低水温になってくると死んでしまうことも多く沈殿していきます。仮にバクテリアなどは生きていたとしても冬場はバクテリアなどの細菌類も活動が低下していることも多いです。そういった中で人為的に培養した微生物や細菌を飼育水に添加したとしても死んでしまうこともあります。(冬)季節・自然に任せた発生微生物の中には低水温に強い微生物もいます。春、夏、秋、冬、春夏秋冬で水中に湧く微生物の種類も変わってくることがあります。暖かい季節と寒い季節では水中に湧く微生物の種類も少しずつ変わりまた、同種においても水温に対する耐性が変わってきます。夏は高水温に強い微生物・細菌が湧き、冬は低水温に強い微生物や細菌が湧いてきます。低水温とゾウリムシ例えば、ゾウリムシなどは低水温にも強い微生物です。ただ、低水温に強いとは言えど培養の実験において5℃以下になるとゾウリムシは確認できず、高水温でいえば、35℃以上でも確認できなかったという実験結果もあります。極端な高水温、極端な低い水温では生存が難しくなってきます。とはいえ、これは培養における話で、氷の下でもゾウリムシを確認することもできます。もともと増殖していた彼らがメダカ達同様に、自然に少しずつ水温が下がっていくことだったり、季節に合わせて発生したゾウリムシは水温に対する耐性も変わってきます。また氷の下の水温が意外と暖かいということもあり生存しています。注意すべきは人為的に培養したゾウリムシを氷が張るほどの冬場の飼育環境に添加することです。冬場は水温5℃以下になることも多いです。室内の温かい部屋や屋外でも小さなペットボトルなどで水温を上げた状態で培養したゾウリムシたちを低水温の越冬中の容器に入れることで簡単に死んでしまうことだってあります。極端な話、例えば塩分濃度と水温を高め孵化させたアルテミア(ブラインシュリンプ)を低水温の淡水の飼育水に入れるとすぐ弱り死ぬのと同様、人為的に培養されたゾウリムシが投入後その場所でずっと生きているとは限りません。微生物や細菌も死ぬことで水質悪化へとつながります。毎日沢山培養したゾウリムシなどを1月2月の真冬の氷が張るような低水温になっている越冬中のメダカ達の容器に入れる必要は感じません。むしろ微生物の投入が水質悪化に繋がることもあります。特に、過剰な量の微生物が投入されると、酸素の消費が増加し、水中の酸素濃度が低下することも水質悪化へつながり、また、微生物の死骸や代謝産物が水中に溶け出すと、有機物の増加により白濁、水質悪化へとつながります。冬場の餌の必要性野生の鯉やフナなどが冬になると比較的暖かい水が流れ込むような場所で暖を取り冬眠のような状態になっているのを見たことがあると思います。寒い日にいくら生餌を使って釣ろうとしてもなかなか食いついてくれません。逆に冬場でも天気が良く暖かい日中であれば食いついてくれることがあります。メダカの屋外での越冬に関して言えば、冬場でも天気が良くて暖かい日というのは自然と微生物が湧いてきます。冬場に天気が良くて、水温が上がってくるとメダカ達が水面付近を泳ぎ始め、その時に微生物たちも増殖を始めます。自然のサイクル本当に上手くできています。寒い日が続くとメダカ達も餌を食べず、底の方で暖をとり、暖かい日が続いてくると少し餌を探しはじめます。その時に微生物が自然と湧いてきます。大切なのは容器に対するメダカの数が重要です。これさえ守っていれば、自然と水中に湧いてくる微生物だけで十分春を迎えることができます。真冬に餌を与える必要があるケースというのは本来は自然と湧く微生物だけで事足りるはずなのに、真冬にエサを与えないとメダカ達が越冬できないほど水量に対してたくさんの数を入れてしまっている(過密飼育)と言えます。容器に対して沢山の数を過密飼育してしまうと、いくら餌を与えていても水質面も含めあまり良い結果にはつながりづらいです。釣りの世界でいえばリアクションバイトという言葉がありますが魚は反射的に動くものに反応して食べるつもりがなくても食べてしまうことがあります。本来は微生物が湧きづらい水温下でゾウリムシなどの生餌を人為的に毎日のように与えることで水質の悪化や消化不良にも繋がる可能性もあります。自然とメダカ達が食べたい時だけ食べられるような自然に微生物が湧いてくる環境作りのほうが大切だと思います。屋外の飼育環境においても水温の上昇によるメダカ達の活動と微生物の増殖が自然と上手くリンクするような環境づくりが大切です。微生物や細菌を冬に添加する意味を考えるゾウリムシなどにおいては多くの方が餌としての投入を考えていますが、メダカたちは冬場は活動が停止しておりエネルギーもほとんど必要としていないため餌としてではなく、水質面の向上目的として使うほうが良いといえます。そういった意味で言えば、光合成細菌などの添加も悪くはないでしょう。ゾウリムシはどこにでも湧いてくるゾウリムシ等の微生物はいったいどこから来るのでしょうか?不思議に思う方も多いと思います。ゾウリムシなどの微生物は外からやってくるため空気に触れることが出来る場所であれば、どこにでも湧くことができます。大切なのは水温と水質冬にPSBを与えてもゾウリムシを与えても容器に対するメダカの数が多すぎると水も汚れ餌食いも落ち、悪い菌が湧き病気になり結局太らず痩せてきます。大切なのはメダカも微生物や細菌も適正数であることが大切です。多すぎる微生物による水の富栄養化(水質悪化)多すぎる細菌による水質の悪化(悪玉菌、病気の発症)これらを防ぐために1匹当たりの水量をしっかりと確保する。成魚1匹当たり5リットル以上を確保できれば理想的です。濾過なしのメダカの屋外飼育における有毒なアンモニアにダイレクトに働きかける濾過細菌【PR】※amazonアソシエイトリンクを使用しています水質改善「ニチドウたね水」
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  • 冬場に雪や冷たい雨がメダカ容器に入る前に注意しておきたいこと(氷の蓋と波板のフタ)
    当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。寒い日の氷の下のメダカたち寒い日のメダカたちはどうしているのか?水温が下がってくると水は3.98℃が一番重い為、温かい水が底の方へ下がっていき容器の底の方が温かくなります。そのためメダカ達は容器の底の方で暖をとって、寒さを耐え忍ぶように過ごしています。越冬容器は水深があった方が有利だという理由の一つでもあります。水面が凍っている場合と凍っていない場合で変わる雪と雨対策雪や冷たい雨が降ってくる際の対策方法は水面の凍結具合で変わってきます。実は水面が凍っていない水温が高い時に降る雪のほうが注意が必要です水面が凍っていない場合容器に蓋など何もしていないと雪が水面に落ち、シャーベット状に溶けていきなりながら、水中に落ちていきます。冷たい冷たいシャーベット状の雪がメダカ達に降り注いでいきます。こういった状況になることはメダカの屋外飼育愛好家の人口が多い関西・関東から西日本にかけての温暖な地域に多いです。寒い地域の場合は雪が降る前に水面が既に凍結し凍った水面が蓋代わりになっています。水面も凍っておらず、蓋もしていない場所に雪が降り注いでしまう。これが一番メダカ達にダメージがあります当店ではyoutube動画配信当初より基本的には越冬中フタをした状態での越冬を推奨してきましたがフタをしないで、越冬させれている方も多いかと思います。ただ、そういった方の場合でも雪が降ると分かっている時。寒波が来ると分かっている時には、その時だけでもフタなどしておくと、メダカ達へのダメージが変わってきます。蓋はあってもなくても越冬することができます。その上で大切なのは臨機応変な対応です。特にまだ小さな子がいる場合、2㎝くらいの子だとまだまだ寒さに弱いのでお気を付けください。水面が凍っている場合水面が凍結することで雪がシャーベット状になりながらメダカたちが過ごす水底に落ちていくのを防ぎます。水面が凍っている方が不安に思いがちだが、むしろ雪が降ってくる時には水面が凍っていた方がよい場合も!雨の場合冷たい雨による水温の急低下は病気の発症や突然死を招く。容器に波板などで蓋をしたほうが良い?蓋をすることで突然の雪や凍えるような冷たい雨による水中の過度な水温の低下を防ぐことができます。また雪や雨対策だけでなく水面の凍結対策にも役立ちます。水面は風が強い日に氷やすく、寒波がやってくると水面付近に冷めたい風があたり、水面が凍りやすくなります。仮に気温が2℃以上あったとしても水面は風が当たることで凍結します。水面にフタをすることで昼間温まった水温が逃げていくのを抑え外部からの冷気を抑え、水面が凍りづらくなります。地域によってはフタが雪の重みで耐えられなくなることもあるため蓋をする際には注意が必要です。軒下など雨も雪も入らない場所でも蓋は有効?雪や雨が当たらない軒下飼育であっても蓋をすることで水温面は変わってきます。また、波板などの蓋がない場合は夏場使われていた簾などがあれば、寒波の日だけでも被せておくことで水温が冷えづらくなります。もちろん、常時すだれを被せていては日も当たらなくなるため臨機応変な対応が大切です。関連記事・・・【メダカの越冬】寒さより「風」が危険?死なせないため足し水方法
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