メダカの飼い方と繁殖方法|メダカ屋が教える産卵から針子の育て方まで

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  • メダカの室内加温飼育における発泡スチロールの作り方
    発泡スチロールカッターを使った室内加温飼育用の発泡スチロール容器の作り方当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。【PR】※当サイトはamazonアソシエイトリンクを使用しています室内での発泡スチロール飼育の注意点発泡スチロールを使ったメダカ飼育において最も注意すべきが水漏れです。観賞魚専用に開発された発泡スチロール容器と通常の市販の発泡スチロールでは発泡の密度が異なります。市販の発泡スチロールの場合、水を常に入れた状態での使用を想定し作られていないため特殊なコーティングなどもされていません。こうした通常の発泡スチロールにおいては目で見てたり、触ったりしても分からないくらいの量が常に薄っすらと染み出ています。水分量が少なく、蒸発の方が早いため分からないだけで必ずと言っていいほど発泡スチロールの内部に水が染み込んでいき、そこから水漏れ、水がしみ出してきています。そのため、室内で使用する場合は防水用のマットの上などで使用する必要があります。間違ってもフローリングや畳の上などにおいてしまうとカビなどの原因になるためご注意ください。当店では耐水コンパネと呼ばれる、コンクリートの型枠用としても使われるような塗装されたコンパネを台の上にのせ使用しています。その他の発泡スチロールのメリット・デメリット使用する上での注意点に関しては以前、メダカ飼育の為の発泡スチロールの選び方といった動画にて10分間に渡り発泡スチロールについて説明した動画があるよ。youtube動画タイトル「メダカ飼育のための発泡スチロールの選び方のポイントと使用上の注意点」で検索してみてね★加温飼育向けの発泡スチロール容器の作り方今回は水を張った時により使いやすくまた保温効果が高くなる容器の作り方をご紹介します。発泡スチロールの蓋を閉めた状態で内側をくり抜くことで強度が増し、また保温効果も高くなります。カットする際には専用の発泡スチロールカッターの使用がおすすめです。色々なタイプがありますが、安価なものだと下記のようなものがあります。発泡スチロールカッター ホットナイフ※ご使用の際には換気にご注意ください。※ガラスフタなどを当てながら切るとまっすぐ切りやすいです。こうして天板くり抜きで使用することで強度およ保温性が高くなります。加温飼育する時の電気代の節約にもなります。フタなどをすることでより保温効果が高まります。フタの素材こうした観賞魚飼育で使用する蓋の素材は塩ビ板やガラスフタまたはポリカなど光を通すものであれば何でも良いのですが、ただ、アクリル素材だけはおすすめしません。アクリル素材の場合は水分を含むと板がそってきます。素材にはご注意ください。余談ですが発砲スチロールは光を通すため発砲スチロールでそのまま蓋をしていても中は意外にも非常に明るいです。この記事の元動画、実際に室内加温飼育用の発砲スチロールをセッティングしていく様子は動画でも公開しています。詳しくは、youtube動画「メダカの室内加温飼育場(立ち上げ篇」)をご覧ください。
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  • メダカの産卵寿命が短く早くなっている?加温飼育の弊害?それとも行き過ぎた品種改良が原因?
    メダカの産卵寿命!近年の改良メダカは産卵寿命が早く短くなっている?当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。近年の改良メダカでは、横見での優れた美しさやヒレ長系統の人気が続く一方で、一部の最新品種において産卵寿命が短縮傾向にあります。 加温飼育環境における早期成長によって、若魚期での産卵効率が非常に高まる一方、産卵可能期間が相対的に短くなっているとも言えます。 過去に主流だった基礎品種である幹之や楊貴妃などでは、比較的長期間にわたって安定的に有精卵を産卵し続けることが可能でしたが、対して最新改良品種は、生後約2か月~半年程度の若魚期に成熟し高頻度な産卵を開始しますが、飼育環境によっては産卵力が急速に低下する特徴があります。 卵母細胞の有限性と加温飼育の影響メダカは他の卵生魚類と同様に、メスの体内の卵母細胞の数(oogoniaおよび一次卵母細胞)は生涯を通じてほぼ一定であり、新たに無制限に増殖されるわけではありません。 そのため、産卵に伴う卵母細胞の成熟と消耗は不可逆的であり、特に加温飼育などによる成長促進が早期成熟を加速すると、下記のような流れが発生します。 加温飼育(例:水温25〜32℃)により成長速度が高まり、生後約2か月で繁殖可能サイズに達する。卵母細胞の成熟が促進され、通常より早く産卵を始める。2〜3か月間は高頻度で産卵を維持するが、その分、卵母細胞の枯渇が早く進む。産卵効率のピークは明確に若年期に現れるが、以降急激に産卵可能期間が短縮される。表面的には「高い繁殖効率を実現している」ように見える一方で、全体の産卵寿命を短縮させているとも言えます。栄養や体の使い方のバランスと早く成熟する傾向魚は体の成長や健康の維持、そして卵や精子を作る繁殖活動に、限られたエネルギーや栄養を配分しています。過度な加温飼育における育成において、以下のような特徴が見られます。 生殖器官が早い段階で成熟し、卵や精子を作り始めるスピードが速くなっている。短期間に集中的に多くの卵を産むなど、繁殖活動が活発で、一度に体力を多く使う。そのため、産卵を続けられる期間全体が短くなる傾向がある。つまり、加温飼育によって「早く大人になり繁殖を一気に行う」ことによって、その分、「長くじっくり産卵できる力」は弱くなってきているとも言えます。 この傾向は、メダカの遺伝的な特徴や飼育環境などの影響においても現れています。 実際の繁殖現場での問題点市場に流通する親魚の多くは、「生後〇〇か月」とだけ表示されることがありますが、これらの表記は飼育条件や採卵の有無を必ずしも反映していません。 特に加温下で数ヶ月間採卵を続けた個体は、若く見えても産卵能力が大幅に低下していることが少なくありません。 そのため、繁殖用としてこれらの個体を購入した場合、期待していた採卵効率を得られず、繁殖計画に支障をきたすケースが多発しています当養魚場では、産卵寿命を考慮し、採卵済みの個体は繁殖用ではなく観賞用として別途区分し販売するなどの対応を行っています。無加温飼育個体の例外的優位性一方で、自然に近い温度環境で成長した無加温個体は、成長速度が緩やかで卵母細胞の成熟・消耗速度も低く保たれます。 これにより1歳前後まで安定した産卵能力を維持できるケースが多く、加温個体と比較して産卵寿命が長いことが知られています。 このことは品種改良に伴う生理的制約が絶対的ではなく、飼育環境管理や個体選別により長期繁殖が可能な余地があることを示す重要な知見といえます。 繁殖目的の購入判断の重要性改良メダカの産卵寿命短縮は、加温飼育環境の普及と選抜圧の関係により示される傾向であり、一般的に「若魚期に高産卵効率→その後急降下」というパターンが多く認められます。 しかし品種や飼育条件によって個体差が大きい点に留意し、単純に「年齢(生後月数)」だけで判断するのは危険です。 繁殖成功には飼育環境や採卵状況の把握、信頼できる販売ルートの確保が非常に重要です。 また、加温しない自然環境に近い飼育を行うことでも、産卵寿命の延長および長期繁殖への可能性が期待できます。 メダカの「産卵寿命」と販売の考え方産卵寿命とは何かメダカは一生のうちに産める卵の数が限られており、その総数を産み終えると産卵の頻度や卵の質が落ちていきます。外見は健康で美しく見えても、生殖能力としてのピークを過ぎている個体はすでに「産卵寿命」を迎えているといえます。 これは人間の年齢とは違い、飼育環境や採卵の有無によっても大きく変動する点に注意が必要です。 繁殖用と観賞用の違い秋になると、「親として使っていた個体」が安価で販売され始めます。見た目は立派ですが、この時点で繁殖用としての価値はほとんどなく、「観賞用」として楽しむ対象になります。 繁殖用としての価値健康なペアからは数百匹以上に殖やせる可能性があり、その潜在的価値は非常に高い。繁殖効率を考えれば、ペア1万円以上でも納得できるケースはあります。 観賞用としての価値 卵をすでに産み終えている個体は、外見はきれいでも卵はほとんど期待できません。そのため、繁殖目的に価格を乗せることはできず、寿命なども考慮すれば安価での販売が妥当となります。 このように、同じ個体でも「繁殖可能かどうか」の違いで価値が大きく変わります。 買うときに気をつけること繁殖を目的にメダカを購入する場合は、単に“生後〇〇か月”という情報だけでは判断できません。加温で育ち、すでに数か月採卵に使われたペアは、若く見えても産卵寿命が尽きかけている場合があるからです。 安心して繁殖用に使うなら、次の点を意識するとよいでしょう。 若魚サイズ(これから繁殖に入る直前の個体)を選ぶ販売者が「採卵歴」を正直に伝えてくれるかどうかを確認する信頼できる店舗・養魚場から購入する観賞用ならむしろおすすめ一方、繁殖目的ではなく観賞用として楽しむだけなら、産卵寿命を終えた個体ほどコストパフォーマンスが高いといえます。 大型に育ち、色柄も安定している個体を格安で購入できるため、「殖やすつもりはないが、美しいメダカを飼って眺めたい」という愛好家には最適です。 販売とモラル大切なのは、販売者が「繁殖用」と「観賞用」を明確に区別して案内することです。買う側に誤解を与える販売は信頼を損なう大きな原因となります。そして、買う側も「自分が欲しいのは繁殖用なのか、観賞用なのか」を意識して選ぶことが大切です。 販売者・飼育者・購入者、それぞれの立場で共通して求められるのは、“自分が買う立場ならどう思うか”という視点です。この姿勢があることで、正しい情報が伝わり、安心できる取引と繁殖計画につながっていきます。 当店「媛めだか」では企業理念でもある「三方良しの考え」に基づき販売を行っております。安心してお買い求めください。
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  • 【メダカの増やし方】産卵数が増える「餌」のやり方|繁殖のコツは肝臓と卵母細胞
    卵の質(油滴)は親の肝臓で決まる:孵化率・生存率への影響この記事では、動画では伝えきれない「なぜ脂肪肝が繁殖に悪影響なのか」「冬越しの脂肪と繁殖の脂肪の違い」、また春先から秋にかけての繁殖・産卵数が劇的に上がる飽和給餌について深く掘り下げています。当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。【PR】※記事内にアフィリエイト広告が含まれていますメダカ飼育の最大の楽しみといえば、やはり「繁殖」ですよね。毎日たくさんの卵を採り、稚魚がわらわらと泳ぐ姿を見るのは何物にも代えがたい喜びです。しかし、ブリーダーや愛好家の皆さんは、こんな経験をしたことはないでしょうか?「もっと産ませたい」と餌を大量にあげたら、逆に産卵が止まった親魚は丸々と太って健康そうなのに、なぜか卵を産まない卵は産むけれど、孵化した稚魚が弱く、すぐに死んでしまう実はこれ、餌の与え方に問題があるかもしれません。今回は、巷でよく言われる「肝臓を太らせると卵が増える」という説の真偽と、「魚類生理学」の視点から見た正しい繁殖期の給餌戦略について解説します。まず、「肝臓を大きくすれば卵が増える」という説について。これは生理学的に見ると「半分正解」です。肝臓は「卵の材料」を作る工場メダカが卵を作る際、肝臓は極めて重要な役割を果たします。日照時間と水温の条件が整うと、メダカの体内では女性ホルモン(エストロゲン)が分泌されます。この指令を受けて、肝臓では「ビテロジェニン」というタンパク質(卵黄の前駆物質)が合成されます。このビテロジェニンが血液に乗って卵巣へ運ばれ、卵に取り込まれることで卵が成熟します。つまり、産卵期のメダカの肝臓はフル稼働状態にあり、代謝が活性化して生理的に肥大(hypertrophy)します。これは「機能的な肥大(良い巨大化)」であり、これがないと卵は作られません。繁殖期の罠:「脂肪肝」と「脂肪毒性」しかし、多くの失敗例は「機能的な肥大」と「病的な脂肪蓄積(脂肪肝)」を混同してしまうことにあります。特に、早く大きくしたい、沢山産ませたいという思いから「高脂質の餌」で「飽和給餌」を続けると、肝臓に過剰な中性脂肪(トリグリセリド)が蓄積し、脂肪肝(Steatosis)の状態になります。なぜ脂肪肝で産卵が止まるのか?魚類の肥満に関する研究では、過度な脂肪蓄積が繁殖能力を低下させるメカニズムとして、以下の「脂肪毒性(Lipotoxicity)」が指摘されています。卵胞閉鎖(Follicular Atresia)の誘発肝臓や内臓脂肪が過剰になると、酸化ストレスや炎症性サイトカインが増加します。これが卵巣に悪影響を与え、せっかく育ちかけた卵母細胞が死滅・吸収されてしまう「卵胞閉鎖」を引き起こすことが報告されています。ホルモンバランスの撹乱脂肪組織はホルモン代謝に関与していますが、過剰な蓄積はホルモンバランスを崩し、正常な排卵サイクルを乱す原因となります。つまり、「太らせすぎたメダカ」は、見た目は立派な体型をしていても、体内では卵を作る機能がシャットダウンされている可能性があります。「成長のための脂肪」と「繁殖のための脂肪」の違いここで重要なのが、「体を大きくする時期(若魚)」と「卵を産ませる時期(成魚)」では、体作りの目的が違うという理解です。成長期の戦略(Growth Mode)目的: 骨格や筋肉を作り、体を大きくすること。給餌:多くのエネルギーが必要です。この時期は脂質・タンパク質ともに高い餌を飽和給餌させ、エネルギーを体に蓄積させることが正解です。繁殖期の戦略(Production Mode)目的: 卵という高エネルギー物質の連続生産。給餌: 必要なのは「貯蔵」ではなく「利用」です。摂取した栄養(特にタンパク質)を、速やかにビテロジェニンに変換し、卵へ送り込む代謝の回転が求められます。ここで肝臓が脂肪で詰まっていると、工場としての変換ラインが機能不全を起こします。結論:卵を採りたい成魚に対して、成長期と同じ感覚で「高カロリーな餌をガツガツ与える(脂肪蓄積)」よりも、目指すべきは「代謝の良い、アスリートのような肝臓」です。稚魚の生存率を決める「卵の油滴」「卵は産むし孵化もするが、稚魚が弱々しく数日で死んでしまう」この現象も、親の肝臓の状態と深くリンクしています。メダカの卵の中には「油滴(ゆてき)」と呼ばれる脂質の粒が入っています。これは孵化直後の稚魚が、自分で餌を食べられるようになるまでの唯一のエネルギー源(お弁当)です。親魚が脂肪肝で肝機能が低下していると、以下の弊害が起こりやすくなります。脂質輸送の不全:自分の体には脂肪があるのに、卵へ良質な脂質を転送できない。質の悪い脂質: 酸化した脂質や、稚魚の成長に不向きな脂肪酸が卵に取り込まれる。結果、「お弁当を持たずに生まれてきた稚魚」となり、餓死(生存率の低下)に繋がります。親の健康管理は、次世代の命に直結していきます。爆産を目指す「飽和給餌」では、具体的にどうすれば良いのか。ポイントは「高タンパク・中脂質・腹八分目」です。「飽和給餌」は成長段階で見極める若魚を早くサイズアップさせたい時は「飽和給餌」が有効ですが、完全にサイズが仕上がった親魚(繁殖個体)に対しては、「食べ残しゼロ」はもちろん、「お腹がパンパンになる手前」で止めるのが、長く産卵を続けさせるコツです。1回の量を減らし、回数を増やすことで、消化吸収率を高め、肝臓への負担を減らすことができます。餌の選び方と使い分け繁殖期におすすめなのは、消化吸収が良く、タンパク質主体で脂質がほどほどの餌です。餌(エサ)を選ぶ楽しみ方人工飼料については非常に多くの種類がありますが、市販のメーカー製の餌はどれも基本的に品質が高く、悪いものはほとんどありません。ここでは、飼料メーカーの先駆けであるキョーリンの中から2種類の餌を、筆者(媛めだか)の観点で分かりやすく比較・分析してまとめます。これにより、飼育に適した特徴や用途の違いが理解しやすくなります。※筆者独自の視点から分析を行っているため、飼料メーカーの意図と異なる場合がございます。内容は参考情報としてご理解ください。製品の安全性や効果については、メーカーの正式な情報を優先してご確認いただくことをおすすめします。「守りのブリード」と「攻めの金パケ」:成分から読み解く使い分け産卵用として人気の高い2つの餌、「メダカの舞 ブリード」と「メダカのエサ 産卵・繁殖用(通称:金パケ)」。実はこの2つ、パッケージ裏の成分を見ると「卵を産ませるためのアプローチ」が正反対であることが分かります。繁殖に関する「肝臓ケア」の視点から、その違いを分析します。メダカの舞 ブリード徹底解析メーカーの宣伝文句を一歩超え、成分表から読み取れる「科学的な設計意図」を独自の観点からマニアックに深掘り分析します。キョーリン メダカの舞 ブリード 90g メダカの餌 嗜好性 高カロリー 産卵数 孵化率向上 エサ えさ お一人様30点限り価格:765円~(税込、送料別) (2025/12/2時点)結論から言うと、この餌は単なる高栄養フードではありません。「親魚を潰さずに卵を絞り出す」ために計算し尽くされた、飼料であることが見えてきました。成分表が語る「肝臓ガード」システムパッケージ裏の原材料名を見てみましょう。ここには、メーカーが隠し持っている「意図」が並んでいます。① 「卵白粉末」の採用=「脂肪ゼロ」のタンパク源後ほどご紹介する金パケには「卵黄」が入っていますが、こちらのブリードには「卵白粉末」*使われています。ここが決定的な違いです。卵黄: 脂質とコレステロールの塊。卵白: 脂質ゼロ、純粋な良質タンパク質。あえて「卵白」を採用することで、「卵の材料(タンパク質)は大量に供給するが、余計な脂肪は入れない」という、引き算の設計がなされています。② 「イカミール」×「タウリン」×「乳化剤」=代謝ブースト原材料にあるこの3つは、いわば「脂肪肝対策の鉄壁セット」です。イカミール&タウリン: イカはタウリンの宝庫。さらに添加剤としてもタウリンを配合。これらは胆汁酸と結びつき、脂質の分解・排出を強力にサポートします。乳化剤: 食べた脂肪を消化酵素が働きやすいように細かくする「洗剤」のような役割。代謝が落ちがちな室内環境でも、食べたものをスムーズにエネルギーに変えるための「潤滑油」が大量に投入されているわけです。 ③ 「塩化コリン」=脂肪を運ぶトラックビタミン類の一番最初に「塩化コリン」と書かれている点も見逃せません。コリンは、肝臓から脂肪を運び出す「リポタンパク質」を作るために必須の成分。これが不足すると、どれだけ良い餌でも肝臓に脂肪が詰まります。「脂肪を肝臓に残さない」という、メーカーの強い意志を感じる配合です。特徴から読み解く「卵質向上」のロジック次に、パッケージに書かれている特徴(機能)についても、生理学的な視点でみてみましょう。 「リン脂質」と「高度不飽和脂肪酸」公式説明:産卵数と卵質にも考慮して…ふ化率を追求これは単なる栄養補給ではありません。肝臓で作られた脂肪は、「リン脂質」というトラックに乗らないと卵巣へ運ばれません。この餌は、「トラック(リン脂質)」と「最高級の積み荷(DHA/EPAなどの高度不飽和脂肪酸)」をセットで配合しています。だからこそ、高カロリーでありながら肝臓に脂肪が溜まりにくく、かつ「孵化率の高い(油滴の質が良い)卵」が産まれます。 「脂質11%」という絶妙な寸止め保証成分の「脂質11%以上」という数値。実はこれ、「毎日産卵させるエネルギーは確保しつつ、室内でも使いきれるギリギリのライン」を攻めた数値です。10%以下:ヘルシーだが、連続産卵にはスタミナ不足。15%以上:屋外なら良いが、室内だと脂肪肝リスク大。11%という数値は、前述したタウリンや乳化剤による「代謝サポート」があって初めて成立する、攻めと守りのバランス点と言えます。まとめ:ブリードは「繁殖の最適解」以上の分析から、「メダカの舞 ブリード」の正体は以下のように定義できます。「超高タンパク(卵白・オキアミ・イカ)で卵の材料を大量供給しつつ、タウリン・乳化剤・コリンの化学反応によって、摂取した脂質を強制的にエネルギー変換させるハイテク飼料」天然素材のパワーで押すのではなく、栄養学的な計算(化学制御)で産卵させる。だからこそ、冬の加温飼育や室内飼育において、親魚の健康を守りながら爆産させる際にもおすすめできます。メダカのエサ産卵・繁殖用(通称:金パケ)を徹底分析「メダカの舞 ブリード」の分析に続き、「金パケ」こと、キョーリンの「メダカのエサ 産卵・繁殖用」について、成分表からその設計思想を深掘り分析します。キョーリン メダカのエサ 産卵・繁殖用 130g メダカの餌 繁殖 お一人様50点限り価格:492円~(税込、送料別) (2025/12/2時点)「ブリード」が栄養学的な計算に基づいた「化学制御型」だとしたら、こちらは素材の力をダイレクトにぶつける「天然ドーピング型」と言えるかもしれません。成分表の細部に隠された、メーカーの「本気度」を解説します。【徹底分析】「メダカのエサ 産卵・繁殖用(金パケ)」の正体|卵黄とカイコの魔力「メダカの舞 ブリード」と並んで、産卵期に絶大な人気を誇るのが、金色のパッケージが目印の「メダカのエサ 産卵・繁殖用」です。パッケージには「高タンパク・高脂肪」と書かれていますが、実は保証成分の数値だけ見ると、意外な事実が浮かび上がってきます。今回は、原材料と成分データから、この餌が「なぜ卵を産ませる力が強いのか」、そして「ブリードとの決定的な違い」について分析します。原材料に見る「卵へのダイレクトアプローチ」この餌の最大の特徴は、原材料のラインナップにあります。「ブリード」には入っていない、2つの強力な「天然素材」が配合されている点が決定的な違いです。 ① 「卵黄粉末」=卵の材料そのもの原材料:…オキアミミール、卵黄粉末、卵白粉末「ブリード」は「卵白(タンパク質)」のみでしたが、こちらには「卵黄」が入っています。これは非常に分かりやすい戦略です。卵黄の役割: コレステロール、リン脂質、ビタミンの塊。狙い:肝臓で合成する手間を省き、卵の材料(ビテロジェニン)となる成分を直接口から摂取させること。言わば、「卵を作りたいなら、卵を食べさせればいい」という、非常に合理的かつパワフルな発想です。これにより、産卵スイッチを強力に刺激します。 ② 「シルクワームミール」=嗜好性と脂質の質原材料:シルクワームミールもう一つの主役が「カイコの幼虫(シルクワーム)」です。シルクワームの脂質は、魚にとって非常に嗜好性が高く、また独特の脂肪酸組成を持っています。錦鯉の餌では「体を太らせる(増体)」ためによく使われますが、メダカにおいては「親魚のスタミナ維持」と「食いつきのブースト」を担っています。「高脂肪」表記と「脂質10%」の矛盾?ここで鋭い方はお気づきかもしれません。メーカーの説明には「高タンパク、高脂肪のハイカロリーな配合」とあります。しかし、保証成分を見ると…メダカの舞 ブリード: 脂質 11% 以上産卵・繁殖用(金パケ): 脂質 10% 以上数値上は「ブリード」よりも脂質が低い(または同等)」です。では、なぜ「高脂肪・ハイカロリー」と謳っているのでしょうか?分析:脂質の「質」と「濃度」の違いこれは、単なる「油の量」ではなく、「エネルギー密度の高さ」を指していると考えられます。ブリードの脂質: イカや魚油メイン。サラサラとした代謝の良い油。金パケの脂質: 卵黄やシルクワーム由来。コレステロールや動物性脂肪を含み、少量でもエネルギー価が非常に高い濃厚な油。数値(%)は10%に抑えることで消化不良を防ぎつつ、中身は「濃厚なハイオクガソリン」のような脂質構成になっている。これが「金パケ」のカラクリです。「ブリード」と「金パケ」の決定的な違い両者の違いを、室内飼育・肝臓ケアの視点から比較します。項目メダカの舞ブリードメダカのエサ産卵・繁殖用(金パケ)設計思想化学制御型(代謝を回して作る)天然素材型(材料を直接投入する)特徴的な成分卵白、イカ、タウリン、乳化剤卵黄、シルクワーム、卵白脂質の質サラサラ(代謝重視)濃厚(スタミナ・材料重視)肝臓への影響ケア重視(脂肪肝になりにくい)負担やや高め(パワー重視)粒のサイズしっかり大粒しっかり大粒おすすめ環境室内~屋外まで守りの繁殖フード室内~屋外まで攻めの繁殖フード「メダカのエサ 産卵・繁殖用(金パケ)」は、「卵黄とシルクワームという『天然の爆弾』を、脂質10%という安全圏ギリギリのパッケージに詰め込んだ、パワー系飼料」であると分析できます。その爆発力は魅力的ですが、「エンジン(肝臓)」の状態を見ながら、アクセルを踏む(与える)量を調整する技術が求められる、餌とも言えます。まとめ「肝臓を太らせる」のではなく、「肝臓を鍛える」。繁殖シーズンにおいては、この意識改革が必要です。脂質は悪者ではありません。卵を作るためには必須の栄養素です。しかし、そこには明確な「適量」と「質」が求められます。「たくさん食べているのに産まないな?」と思ったら、一度給餌の量を見直し、親魚が肥満になりすぎていないか確認してみてください。「良質なタンパク質」と「適切な給餌コントロール」が、健康的な爆産への近道です。YouTubeでも詳しく解説していますぜひ映像と共にご覧ください。
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  • メダカの加温飼育でヒーターを使う時の注意点ほか
    発泡スチロールやプラ箱・トロ舟でヒーターの使い方と注意点ほか当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。【PR】※amazonアソシエイトリンクを使用していますメダカ飼育ならではの注意点通常の観賞魚飼育のようにガラス水槽などで観賞魚用ヒーターを使うのであれば通常使用で問題ありません。ただ、メダカの場合、室内でも発泡スチロール製の容器やプラ箱・トロ舟、タライやNV-BOXなどで飼育することも多いです。この場合、ヒーターを使う際には注意が必要です。ヒーターの種類ヒーターには大きく分けて3種類があります。オートヒーター(温度固定式タイプ)温度可変式ヒーター(サーモと一体型タイプ)サーモスタットとヒーターがそれぞれ分かれているタイプそれぞれにメリット・デメリットがあります。オートヒーター(温度固定式)オートヒータの場合、大体26℃±で固定されているタイプが多いです。そのため、少しずつ温度を上げたり下げたりすることができません。例えば、室内から屋外、または屋外から室内へ移動させる時に少しずつ温度を変化させ魚たちを慣れさせていくということができません。病気の時に少し温度を上げたい時などにも不向きです。その分、割安な商品も多いです。※壊れた場合は交換不可の消耗品となります。サーモ&ヒーター一体型(温度可変式)このタイプはセンサー部分も一体になっているため非常にコンパクトで使いやすいです。可変式のため15℃から35℃まで幅広い温度に設定できます。(温度幅はメーカーによって違いあり)オートヒーターと比べると少し割高ですが、初めての方にもおすすめです。ただ、オートヒーター同様に一体型のためサーモスタット部分は壊れていなくてもヒーターが壊れてしまうと使えなくなります。サーモスタット&ヒーター別売りタイプサーモスタットとヒーターが分かれている別売りタイプの場合、もしヒーターが壊れても、ヒーター部分だけ交換が可能です。初期費用は高額になりますが、壊れた時には消耗品のヒーター部分だけ交換できるため、継続使用によるコスパは安くなります。小型水槽に最適なテトラ (Tetra) ミニヒーター 小型水槽用ミニオートヒーターヒーターカバーの有無近年では各種メーカー共にヒーターカバーの装着がマストなっていますが、古いタイプの旧ヒーターだと付いていないものがあります。カバーなしのヒーターは現在販売されていませんが、メダカ飼育は容器の素材が熱に弱いものも多いため必ずヒーターカバー付きの物をご使用ください。使用上の注意点水の流れを作る使うときは必ず、ヒーター部分の近くでエアーレーションするなどして水の流れを作ってください。立ち上げ直後水道水の水が冷たい冬場に水槽を立ち上げた場合、ヒーターが設定温度に達するまで入れっぱなしになります。この状態で流れも何もないとメダカ容器で使用されているような熱に弱い発泡スチロールやプラスチックは溶けて変形してしまいます。立ち上げの時や水換え直後などは少し強めにエアーレーションして水がしっかりと循環されるようにしておいた方が安心です。センサーに注意ヒーターだけでなく、サーモのセンサー部分にも注意が必要です。センサー部分が水中から飛び出していたり、エアレーションやポンプ等による水流がないとヒーターが入りっぱなしになりやすくなります。また逆にセンサー部分がヒーターに接触していたりすると、容器の水全体が設定温度に達する前にヒーターが切れてしまいます。センサーとヒーターの距離は遠過ぎず近過ぎず、ある程度の距離の場所に設置し、水流もある程度必要です。ヒーターは使い方を間違えると危険です。説明書などしっかりと読み注意しながらご使用ください。
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