メダカの飼い方と繁殖方法|メダカ屋が教える産卵から針子の育て方まで

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  • メダカが産卵しない時に必要な3つの条件について
    卵を産んでくれないメダカに産卵してもらうには?「メダカがなかなか卵を産んでくれない…」 そんな悩みをお持ちではありませんか?実は、メダカの産卵は「光・水温・栄養」という3つの条件がカギを握っています。逆に言えば、この条件さえ整えば、メダカは自然と卵を産むようになります。今回は、メダカの生殖の仕組みやホルモンの働きといった少し専門的なお話も交えつつ、産卵のスイッチを入れる具体的な方法を、ご紹介していきます。【PR】※当記事にはamazonアソシエイトリンクが含まれています当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。産卵に必要な3つの条件メダカの産卵に必要なのは光・水温・栄養です。これらがメダカ達にどういった影響を与えているのか、ひとつずつ見ていきましょう。光(日照時間)メダカの産卵にとって大切なものの一つに光があります。特にメダカの産卵は光に支配されています。メダカたちの卵や精子は元になる細胞「生殖細胞」から卵が作られています。この時、光の周期によって卵が作られ、産卵時刻が決定すると言われています。屋外であれば、概ね朝方4時から遅くとも8時くらいまでに産卵する事が多いです。室内飼育であれば、タイマーを使いLEDライトなどで光の周期を設定することで産卵時刻をコントロールすることも可能です。産卵が始まるかどうかの境目の臨界時間が12時間から13時間程度と言われています。例えば、室内であれば産卵しているペアたちの照明時間を12時間以下にすると産卵が止まります。照明時間・日照時間の減少によってゴナドトロピン(脳下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンの一種)が不足し卵母細胞の成長・成熟が遅くなります。再び照明時間を13時間以上に設定するとゴナドトロピンが増加し10~17日以内に産卵が開始されます。一度産卵が止まると新たに卵母細胞・卵の核なるものが生成され再び産卵が始まるまでに約2~3週間以上かかる場合もあります。必要な光の強さ日照時間や照明時間としてメダカたちが認識するのに必要な光の強さは約150ルクス以上あれば十分だと言われています。150ルクスがどのくらいかといえば、屋外の太陽光直射であれば真夏の10万ルクス、真冬でも5万ルクスくらいあると言われています。では150ルクス以上がどのくらいかというと、例えば室内であれば、トイレや浴槽などの光がそれに当たります。屋外においては曇り空でも数千から数万ルクスのため日陰でも光の強さ自体は十分足りているといえます。産卵に大切なのは光の強さではなく、光の照射時間(日照時間)が大切になります。理想は13.5時間以上の時間が好ましいです。室内であれば、水槽に設置しているLEDライトを必ずしも13時間以上に設定する必要はなく、水槽の照明を付ける前後の室内灯など部屋やカーテンから差し込む光も日照時間・照明時間としてカウントしてもよいでしょう。屋外飼育であれば10月以降に産卵が止まりやすくなるのも、このあたりの日照時間が関係しています。屋外飼育の場合であれば春から夏にかけてであれば、日照時間は十分といえるでしょう。詳しくは、動く太陽光をご覧ください。常に変化する太陽の位置を意識したメダカの屋外飼育産卵に必要な水温続いてが水温です。光が十分でも水温が低いとメダカは産卵しません。最低でも20度以上の水温が必要だと言われていますが、実際には20℃以下、15℃以下でも産卵します。概ね13℃以上あれば生殖活動は可能です。10℃以下になってくると生殖活動が停止します。産卵に必要な臨界水温は10~13℃といわれています。ただ、現実問題として仮に水温10℃で産卵したとしても20℃以下では卵の孵化率が極端に落ちてきます。また通常、卵の発生(成長)には15℃以上が必要になってきます。そういった意味でも平均的に最低でも20℃以上の水温が必要といえるでしょう。理想を言えば20度後半が望ましいと言えます。屋外飼育において言えば、春から夏にかけて太陽光(日照時間)の増加と共に水温の上昇も重なり生殖腺刺激ホルモンであるゴナドトロピンの分泌がより多くなるとも言えるでしょう。栄養(飽和給餌)と健康面最後に栄養と健康面があります。日照時間や水温が適切でも栄養不足だと産卵できません。産卵には体力が必要です。やせ細っていたり、病気になっている状態では産卵・繁殖どころではありません。メダカの健康状態が良好でなおかつ、栄養をしっかりととる必要があります。産卵前の豊和給餌が大切です。餌を小まめに十分な量を与えていると3~4日もすれば肝臓が発達していきます。肥大した肝臓で合成された卵黄タンパク質(ビテロゲニン)が濾胞細胞を通して卵母細胞に取り込まれることによって卵母細胞が大きくなると言われています。結果として卵巣も大きくなります。小まめな食事で栄養たっぷりつけたから大きな元気いっぱいの卵が産めるねキョーリン メダカのエサ 産卵繁殖用産卵に最適な照明時間と水温13.5時間あたりから脳下垂体からのゴナドトロピン(生殖腺刺激ホルモン)の分泌が盛んになります。水温面では産卵後の卵の発生(成長)も考慮する必要性があります。また極端な高水温はメダカの成長が促進されたとしても水質の悪化や寿命を縮めます。このことから当店が考える産卵に最適な照明時間と水温はズバリ照明時間14時間、水温は26℃~28℃です。通常、非繁殖条件から繁殖条件を満たした環境下にメダカたちを移動させた場合には約2週間で産卵が開始されます。冬から春になり繁殖条件下になると卵母細胞が徐々に発達をはじめ、10日目を迎えるころには急増し、その後3~4日もすれば卵母細胞の成熟・排卵によって産卵が始まります。それでも産まない時の「産卵スイッチ」の入れ方例外として産卵条件が整っていいるのに産卵しないことがあります。そういった時におすすめなのが水換えです。卵や精子のもとになる細胞「生殖細胞」から卵を作り始める「スイッチ」となる遺伝子に「foxl3」というものがあります。(卵か精子かを決める性分化スイッチ)産卵のスイッチを入れる方法としては色々なやり方があります。水換えによる刺激スイッチの入れ方の一つに水換えがあります。水換えの際に投入する新水(さらみず)が刺激となり産卵を促進します。※過抱卵の治療としても水換えによる刺激は有効といわれています。特に越冬明けの春先の水換えは新水の刺激によって産卵を誘発します。水の変化、新水による刺激は産卵を誘発します。水換えによって産卵を誘発する場合は水温にも注意が必要です。基本的には新水の刺激は産卵を誘発しますが、この時に加える新水が飼育水よりも冷たい場合は活性や代謝が落ちたり病気になるきっかけとなり逆効果になることがあります。新水による刺激によって産卵を誘発させる場合は必ず飼育水と同程度に水温を合わせた水を使うようにしましょう。他にもテトラバイタルのような産卵を誘発させるものもあります。ヨウ素等が産卵を促進するとも言われています。※ヨウ素などを含む添加剤は、粘膜保護やコンディション維持を通して間接的に繁殖状態を安定させる“補助的なアイテム”として使われます。明確な『産卵誘発剤』というより、基本条件(光・水温・栄養)が整っている場面でのサポートとして使ってみてください。産卵のための健康な体作りに!テトラバイタルメダカのクーリング爬虫類の世界にはクーリングという繁殖テクニックがあります。クーリングとは繁殖を促すために擬似的に一時的な冬眠状態を作り出す方法です。通常は産卵のスイッチが入るとメダカたちは産卵を始めますが、極まれになかなか産卵しないことがあります。この場合、水温を10℃くらいにまで下げ1か月程度放置(クーリング)した後に繁殖条件の環境に移動させると産卵が開始されます。一度水温を10℃前後までゆっくり下げて数週間〜1ヶ月ほど冬モードで管理し、その後 25〜26℃程度の繁殖環境に戻すと、春を迎えたように産卵が一気に活発になることがあります。急激な水温変化は避け、魚体の状態を見ながら行うことが重要です。意外な落とし穴と注意点高水温による「スイッチOFF」夏場、水温が30℃を大きく超えてくると、メダカは命を守ることを優先し、産卵をストップさせることがあります。 屋外飼育で夏場に産卵が止まった場合は、すだれで日陰を作ったり、水量の多い容器に移して水温上昇を防ぎましょう。相性問題オスとメスがいれば必ず産むとは限りません。人間同様、メダカにも相性があります。 特定のペアで全く産まない場合、パートナーを入れ替えると翌日にあっさり産卵することも珍しくありません。(※相性については、また別の記事で詳しく解説します)産卵はメダカ飼育の醍醐味の一つです。 まずは「光・水温・栄養」の3つを見直し、それでもダメなら「水換え」で刺激を与えてみてください。きっと可愛い卵を見せてくれるはずですよ。
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  • メダカの産卵率や卵が増える飽和給餌の方法
    飽和給餌で栄養満点の卵に!産卵数や孵化率も向上?当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。【PR】※記事内にアフィリエイト広告が含まれています飽和給餌の目的メダカは繁殖シーズンになると毎日数か月に渡り産卵します。順調にいけば1匹のメスが毎日20個近い卵を約1~3ヶ月に渡り産み続けワンシーズンで約2000個の卵を産むとも言われています。繫殖シーズンのメダカたちはエネルギー消費が激しくタンパク質や脂質も消費します。このことからも産卵シーズンは高蛋白で高脂肪な餌を与え、しっかりと栄養を付ける必要があります。私たちが普段毎日のように食べている鶏の卵は非常に高蛋白です。卵はタンパク質で出来ています。高たんぱく高脂質な餌からとれる栄養素は、メスの場合であれば卵を作るときに必要となり、オスの場合も精子を作るときに必要になります。こうした栄養をしっかりと蓄えてもらうために行われるのが飽和給餌と呼ばれる給餌方法です。栄養を蓄えたメダカ達は毎日しっかりとした良質の卵を産んでくれるようになります。これが飽和給餌の役割になります。※逆に栄養が不足していると産卵数も減り少なくなります。飽和給餌の方法飽和給餌の飽和とは最大限まで満たすこと。飽和給餌とは最大限まで餌を与えることを言います。メダカ達が腹いっぱいになるよう餌を与えていくのが飽和給餌です。注意したい点としては、メダカは無胃魚=胃がありません。無胃魚の魚は一度にたくさんの量の食事を蓄えることは出来ないため小まめな給餌が求められます。メダカの飽和給餌で大切なのは1日に与える餌の量は1回の量は少なく、回数を多く与えることです。少量の餌を回数多く与えてください。水質面にも注意餌を沢山与えるということは、それだけメダカたちの排泄物や残餌も増え水質が悪化しやすいということです。水質悪化によってメダカが病気になったり、餌食いが落ちていては本末転倒です。闇雲に餌を沢山与えればよいということではありません。飽和給餌と合わせて小まめな水換えも一緒にやっていってください。おすすめの餌キョーリン メダカのエサ 産卵・繁殖用 130g メダカの餌 繁殖 お一人様50点限り 関東当日便価格:498円(税込、送料別) (2024/12/21時点) 楽天で購入
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  • メダカの卵が孵化するまでの日数・期間(積算温度の計算式)
    メダカの卵が孵化するまでの日数(積算温度の計算式)この記事ではメダカの卵が孵化するまでにかかる期間(日数)をご紹介しています。結論から言えば、孵化までの日数は水温によって大きく左右されます。水温が高いほど孵化までの日数が短くなり、低いほど長くなります。また積算温度(日度)という考え方による計算で孵化日をある程度は予測することができます。当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。【PR】※記事内にAmazonアソシエイトリンクが含まれていますメダカの卵が孵化するまでの日数孵化までの日数は水温に大きく左右されますが概ね1週間~2週間程度といえます。これらは積算温度によって孵化する日を予測することができます。積算温度メダカの卵の孵化に必要な積算温度が約250℃(日度)と言われています。メダカ飼育における積算温度とは・・・※一定の水温で卵が孵化するまでに必要な【温度×日数】の合計です。積算温度の計算式積算温度÷水温=孵化までの日数(例)・水温が25℃の場合であれば250÷25=10日となり約10日で卵が孵化します。・水温が20℃の場合であれば250÷20=12.5日となり約12~13日で孵化します。なお、積算温度の計算をする際にはその日の平均水温を使うことが一般的です。メダカの卵は瞬間的に発育しているわけではありません。一定期間の水温に依存するため、1日の平均水温を基準として考えることが大切です。平均水温の求め方例えば、朝・昼・晩で水温を測ります。その平均を取ります。(例)朝の水温22℃、昼の水温30℃、夜の水温23℃→(22+30+23)÷3=25℃となります。テトラ メダカの浮かべるデジタル水温計※最低水温と最高水温が記録させるので見ていない時の水温変化も分かります積算方法上記のような形で平均水温を取り、それを毎日足していき、それが250℃に達することを目安とします。(例)1日目:25℃→25日度2日目:23℃→48日度3日目:28℃→76日度と足していき、水温の積算温度が合計250度近づくにつれ徐々に孵化が始まります。水温による目安計算が面倒である場合、ざっくりとした孵化までの日数の目安を記載しておきます。水温30℃=約8日水温25℃=約10日水温20℃=約12日~13日実際に積算温度を測る上での注意点積算温度を測っていく上で、より正確に知りたいのであれば卵の場所にも注意が必要です。例えば、水面付近に浮かぶ産卵床に付いている卵と、水底に落ちている卵では水温が若干違うため孵化までの日数も変わってくる可能性があります。水温は高すぎても低すぎてもダメ水温が高すぎる場合30℃を大きく超えてくるようなっ高水温の状態が続くと孵化率の低下や奇形の発生、またメスからオスへ性転換するなども含めた異常が発生する場合もあります。関連記事・・・メダカの性転換~オスからメスへ雌から雄へ様々な性転換の事例~水温が低すぎる場合仮に平均水温が10℃だった場合に積算温度250÷10=25日で孵化するかと・・・。孵化することはありません卵の発育過程において最低でも水温が15℃以上必要です。ある程度の水温がなければ、メダカの卵は発生(発育)が進んでいきません。関連記事・・・メダカの卵の発育過程(現在執筆中)卵にも良好な水質と酸素が大切?よくプリンカップのような小さな入れ物に卵を入れ管理されている方がいますが、水温変化も大きく、また酸素の面でもあまりよくありません。卵の健全な発育には水中の溶存酸素量も関係しています。酸素不足の場合、卵の発育が遅くなったり、最悪の場合、死んでしまいます。また水質面にも注意が必要です。高濃度のアンモニアや亜硝酸塩などは卵に悪影響を与えます。仮に孵化出来たとしても孵化直後の針子(稚魚・仔魚)達にとって厳しい環境となるでしょう。積算温度は農業を営む方が農作物の収穫時期を予測するなど色々なところで使われているよ。メダカ飼育にも上手く活用していってね★関連記事・・・メダカの卵の発育過程を徹底解説|受精から孵化までの成長と観察ポイント
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  • メダカの卵の発育過程を徹底解説|受精から孵化までの成長と観察ポイント
    メダカの卵はどう育つ?受精・発生・孵化までの科学的プロセスと飼育のコツメダカの卵の発育過程を分かりやすい解説していきます。当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。産卵と受精メダカは水草などに卵を産みつけます。卵には「卵門」と呼ばれる小さな穴があり、ここから精子が入って受精が成立します。卵門が開いているのは産卵後およそ6分間のみで、1匹の精子だけが通過できます。受精が成立すると、卵の殻(卵膜)は約30分で硬くなり、外部からの衝撃にも耐えられるようになります。卵の発生と成長受精直後の卵は1つの細胞ですが、すぐに細胞分裂(卵割)が始まります。約1時間半で4細胞期、2時間半で8細胞期、3時間半ほどで32細胞期に進みます。8時間半ほどで桑実胚(モリュラ)、24時間ほどで胞胚(ブラストラ)、33時間ほどで原腸胚(ガストラ)という段階に進み、胚体(魚の体のもと)ができ始めます。器官の形成と成長2日目には胚体が細長くなり、頭や尾の区別がつきはじめます。3日目には目や心臓の原型ができ、心臓の拍動が始まります。4~5日目には目が黒くなり、水晶体(レンズ)が形成されます。卵黄の周囲に血管が発達し、血液の流れも確認できます。6~7日目には胸びれなどのヒレができ、胚は卵の中で活発に動くようになります。8日目以降、体の色素が増え、卵の中で稚魚が動き回る様子が見られます。卵黄は徐々に小さくなり、孵化の準備が整います。孵化水温26℃前後の場合、受精から約7~10日で孵化します。水温が低いと日数は長くなります。孵化直前には卵の殻が再び柔らかくなり、稚魚(針子)が自力で殻を破って外に出ます。孵化したばかりの稚魚は全長約5mmで、お腹に「卵黄嚢(ヨークサック)」という栄養袋を持ち、数日間は餌なしでも生きられます。関連記事・・・メダカの卵が孵化するまでの日数・期間(積算温度の計算式)発育に必要な環境卵の発育には水温(20~30℃が目安)・きれいな水質・十分な酸素が不可欠です。水温や水質が悪いと発育不良やカビの発生、孵化率の低下につながります。メダカの発生段階の科学的分類メダカの発生は、細胞分裂から器官形成、孵化まで0期から39期までの40段階に細かく分類されています。各段階で、目や心臓、中枢神経、ヒレなどが順番に発達していきます。ポイントまとめ受精後すぐに細胞分裂開始 → 1日以内に胚体形成 → 2~3日で器官原基出現 → 7~10日で孵化発生段階は39に細分化され、各器官が順を追って発達水温・水質・酸素管理が発育の成否を大きく左右するメダカの卵の発育過程は、観察や飼育の際にとても興味深いテーマです。自由研究や教育にも最適で、生命の神秘を身近に感じられます。
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  • メダカの卵が白い・孵化しない原因は?無精卵が増える理由と対策を徹底解説
    メダカの卵が白い理由と無精卵が多発する原因メダカの卵が白くなる理由や無精卵が多発する原因、そして対策について当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。メダカの卵が白い理由白く濁った卵は、ほとんどの場合「無精卵」か、もしくは発育途中で死んでしまった卵です無精卵は数日で白くなり、触ると柔らかく簡単に潰れます[1]。透明感のある白い卵は有精卵である可能性もありますが、濁っている場合は孵化しません無精卵が多くなる主な原因原因詳細・解説オスの精子の状態オスが高齢(1年半~2年以上)になると精子の質が低下し、受精率が下がります。また、若すぎるペアや未成熟な個体でも受精率が悪くなります。高水温水温が35℃近くまで上がると、卵の発育が止まり死んでしまったり、精子の活動が鈍って受精しにくくなります。特に夏場は注意が必要です。ヒレの伸びすぎヒレ長系やダルマ系など、体型やヒレが長い品種は、産卵時にオスがメスをうまく抱えられず受精率が下がり、無精卵が増える傾向があります水質の悪化・pHの低下pHが低い(酸性)環境や水質悪化は無精卵の発生率を高めます。オスがいない/繁殖行動不全オスがいない、またはペアの相性が悪い場合、受精がうまくいかず無精卵が増えます卵の管理環境水温・水質などが適切でないと、受精卵も途中で死んで白くなり、無精卵と見分けがつきにくくなります無精卵と受精卵の見分け方無精卵:白く濁る、柔らかい、すぐカビが生える[1]受精卵:硬くて弾力があり、日数が経つと目などの発生が見えてくる(発眼卵)産卵に最適な環境のチェックポイント水温管理:25℃前後が理想。夏場は直射日光を避け、日陰で管理水質管理:こまめな水換えによる水質の維持。無精卵の除去:カビ防止のため、無精卵は早めに取り除く親魚の健康管理:オス・メスともに若く健康な個体をペアにするヒレ長・ダルマ系対策:無精卵が多い場合は複数ペア、もしくはペアの見直しも検討日照・酸素管理:適度な日照と溶存酸素の確保も重要です注意点無精卵と思っていた卵が、実は受精卵だったが高水温や水質悪化で途中で死んでしまい、白くなっている場合もあります。産卵や孵化がうまくいかない場合は、「本当に無精卵なのか」「受精卵が途中で死んでいるのか」を見極めることが大切です。まとめ無精卵が多い場合は、親魚の年齢や健康状態、水温・水質・ペアの相性、品種特性など複数の要因が絡み合っています。まずは基本的な飼育環境を見直し、それでも改善しない場合は新しいペアの導入も検討しましょう。
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  • メダカの卵は水道水(塩素)で管理した方が孵化率が高まる?
    卵の水カビ対策として水道水(塩素)を使った管理方法で孵化率向上水道水の弊害本来、水道水の塩素というのは魚たちに取って有害です。水道水がもたらす弊害については、こちらの記事をご覧ください。水道水の塩素は危険?アンモニアと塩素の化合物であるクロラミンについて水道水(塩素)のメリット古水(飼育水)の場合主なメリット:孵化後の微生物が豊富主なデメリット:バクテリアだけでなく汚泥などに含まれる雑菌なども多く、水カビなどが発生しやすいため、孵化率が悪い新水(水道水)の場合主なメリット:塩素などを含んだ水道水によって雑菌などが死滅し、卵の孵化率が向上する主なデメリット:孵化直前の卵の場合などは気をつけておかないと針子が塩素にさらされる。また孵化後の微生物は少なめ。カビの抑制につながる塩素とメチレンブルー殺菌効果があるのは何も塩素(水道水)だけではありません。水道水の塩素は紫外線や温度や曝気の有無にもよりますが、通常24時間も経てば抜けていきます。そこで登場するのがメチレンブルーなどの色素材です。主に水カビ病の予防などにも使われる殺菌消毒効果のある魚病薬。これによって卵のカビを抑制し、孵化率を向上させることができます。【PR】ニチドウ メチレンブルー水溶液 200ml
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  • リアルロングフィンに無精卵が多いのは何故?殖やしづらい理由について
    メダカの産卵方法から知るリアルロングフィンに無精卵が多くなりやすい原因と対策当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。メダカの産卵方法求愛行動の後にオスに抱きかかえられたメスは産卵を始めます。この時にオスは臀鰭の筋、軟条にあるトゲでメスの産卵を促します。この刺激がないとメスは産卵できません。卵が産みださせると、オスはそれに合わせるように精子を振りかけます。オスが尻ビレのトゲでメスに産卵を促し、メスは尾を交差させ頭を下げ体をねじりながら背一杯の力をこめて卵を産みだします。互いにしっかりと卵の出口と精子の出口をぴったりと合わせた状態でオスは器用に背ビレと尻ビレを使いメスを包み込むように抱きかかえ精子を振りかけていきます。オスの尻ビレには泳ぐためだけでなくメスの産卵を促したり、精子が卵にしっかりと届けられるように抱きかかえるという役割があります。卵には卵門と呼ばれる精子の入り口があります。産卵後、約6分間ほど開いていると言われています。この6分前後の間に精子を送り届けないと、受精していなくても卵門は閉じてします。この精子の入り口卵門が開いている間にオスはしっかりと精子を送り届ける必要があります。リアルロングフィンに無精卵が多い理由リアルロングフィンのようなヒレの長い個体については受精率が悪く無精卵が多くなるのも、このヒレを使ったメスを抱くという行為が上手くできづらいためだと考えられます。こういった品種の場合、鰭が伸び切っていない若魚の方が繁殖させやすいです。他にもヒレを切るという方法もありはしますが、傷口からの細菌感染など病気の発症につながるリスクもあるため、これらは賢いやり方とは言えません。光体形も同様ヒカリ体形のようなDa遺伝子を持っているメダカは腹側の遺伝子が背中側にきているため背鰭が尻ビレと同じ形になっています。反転したような状態でそれによって尾びれもひし形になります。このタイプのメダカも無精卵が多い傾向にあります。これもヒレが通常と少し違うためメスを抱きづらい、精子がしっかりと卵に振りかけられづらいためだと考えられます。
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  • メダカ(目高)の卵の大きさはマグロと同じ?分類・生息域・学名までメダカの履歴書大公開!
    マグロの卵と同じ大きさの卵を産むメダカたち!大卵小産と小卵多産当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。目高(メダカ)の由来メダカを漢字で書くと目が高いと書いて目高と書きます。由来には諸説ありますが、名前の由来は目が上向きで頭の高い位置に目があるためとされています。メダカの生息域自然界では田んぼや用水路、川や池などに多く生息しています。メダカの分類メダカはダツ目、メダカ科、メダカ亜科、メダカ属に分類され、更にキタノメダカとミナミメダカとに分かれています。東北地方から北陸地方にかけての日本海側に生息しており体側後部(たいそくこうぶ)に黒い網目状の模様があるのがキタノメダカです。本州の太平洋側、中国地方、九州、四国、南西諸島に生息しているのがミナミメダカです。メダカの学名学名ではOryzias(オリジアス)と言われておりオリジアスには米や稲を意味する古代ギリシャ語のオリジアスに由来しています。Oryzias latipes(ミナミメダカ)Oryzias sakaizumii(キタノメダカ)稲の周りにいる魚といった意味合いの学名で呼ばれています。英語ではジャパニーズ・ライスフィッシュやジャパニーズ・キリフィッシュと呼ばれることもあります。メダカという呼び名が浸透する前までに各地方で様々な呼び名で親しまれていました。一説によると、およそ5000以上の地方名があるとも言われています。メダカの歴史改良メダカの歴史は浅く、2006年以降を皮切りに改良が盛んに進んできましたが、観賞魚としての歴史は古く、江戸自体に残された文献からもメダカを飼育して楽しむといった風潮が残されています。マグロと同じ大きさの卵彼らは日本で一番小さな淡水魚の一つとされていますが、その小さな体から生み出される卵は非常に大きくクロマグロの卵とほぼ同じサイズ(1.5㎜程度)です。マグロの中でも最も大きく成長すると言われているクロマグロは大きいものでは4mを超え、多くが全長が3メートル近くにまで成長します。海水魚の中でも比較的大型種に分類される彼らの卵と僅か4㎝程度のメダカの卵がほぼ同じサイズというのは非常に不思議なものです。より詳しくはこちらの記事にて卵と生物の繁殖戦略~小卵多産(しょうらんたさん)大卵小産(だいらんしょうさん)~
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  • 卵と生物の繁殖戦略~小卵多産(しょうらんたさん)大卵小産(だいらんしょうさん)~
    メダカたちの繁殖戦略当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。卵のサイズ別の繁殖戦略生態学では卵のサイズは生物の繁殖戦略によって決まると言われています。関連記事・・・メダカの卵の大きさはマグロと同じ?卵の数を増やすと卵のサイズが小さくなります。逆に生存率を高めるために卵のサイズを大きくすると卵の数が減ります。小卵多産と大卵小産このことをそれぞれ小卵多産(しょうらんたさん)大卵小産(だいらんしょうさん)と呼び、マグロの様に小卵多産の場合は多くの小さな卵を産むことによって種の分布を広げる代わりに卵が小さいため稚魚の生存率が低くなります。このような繁殖戦略を持つのは海の魚に多いタイプかと思います。逆に大卵小産の場合は少数の大きな卵を産むことで、卵は多くの栄養を含み稚魚のサイズも大きな分、生存率も高まります。r-k選択説それぞれ子孫をどう残していくかで生き物たちは、この2つの戦略の間で選択を迫られると言われており、このことをr-k選択説と言います。ブリーダー泣かせな小卵多産ブリーダー業として言えば、小卵多産(しょうらんたさん)の魚の養殖は非常に困難を極めます。沢山の小さな卵を大海原にばら撒くように産卵するタイプも多く、稚魚のサイズは極小サイズのため飼育下においては孵化しても餌を用意するのが非常に難しい物が多いです。例えば、小卵多産の魚の中でも比較的繁殖難易度が低いと言われているカクレクマノミの場合でも産まれたばかりの稚魚のサイズがメダカよりも小さいためワムシなどの稚魚の餌を用意するのが非常に大変です。メダカの驚きの繁殖戦略一方でメダカの稚魚は親のサイズに対して生まれた時から稚魚のサイズが大きく非常に育てやすい魚と言えます。メダカの繁殖が容易な理由の一つに、この大きな卵という部分があるでしょう。また、メダカの場合は、毎日のように卵を産むので大卵多産とも言えるかもしれません。それだけにメダカは多くのエネルギーを必要としている魚とも言えます。繁殖シーズンには飽和給餌を心がけてください。関連記事・・・メダカの産卵・繁殖に適した餌とは?卵の孵化率向上方法
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  • メダカの受精率低下は放精回数が原因?最新研究でわかった精子枯渇と飼育のコツ
    メダカのオスは1日に19回放精?「放精回数」と「受精率低下」が関係メダカ(Oryzias latipes)は、その繁殖行動や生態がよく研究されている観賞魚・実験魚です。近年の大阪公立大学大学院を中心とした研究により、オスの1日あたりの放精(産卵行動)回数と、それによる受精率の変化、さらには飼育管理への示唆が改めて明らかにされました。当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。本記事は大阪公立大学大学院の研究をもとに、メダカオスの1日平均19回の放精と受精率低下の関係を解説しています。研究データを引用しつつ、独自の飼育アドバイスを加えた内容となっております。オスの放精回数オスのメダカは平均して1日19回(最大27回、最少4回)もの産卵行動を示します。放精数と受精率の関係大阪公立大学大学院の研究によると、1日の総放精数のうち50%以上は、最初の3回の産卵行動で消費されたそうです。最初は平均46,000個以上の精子を放出しますが、回数を重ねるごとに急減し、最後は約2,800個にまで減少し、産卵開始から最初の数回の受精率はほぼ100%だったのに対し、10回目以降は急激に受精率が下がり、未受精となるケースも報告されたと言います。精子数の目安おおよそ精子が30,000個以下になると、受精率が大きく低下します。精子枯渇後の行動精子が枯渇してもオスは産卵行動を続けますが、その場合、受精率はほぼ0%になり得ます。メスとの違いオスが産卵行動をやめないのに対して、メスは1日1回の産卵で、その日に持つ卵をほぼすべて放出します。学術的背景・メダカ繁殖の専門知識外部受精魚種での「精子枯渇」現象メダカのような外部受精魚では、オスは交尾ごとに精子を大量消費します。特に最初の産卵で多量に放出し、連続交尾では精子が急速に枯渇するため、後半の産卵では受精率が極端に落ちます。これは他の魚種でも共通する現象で、受精の成立には精子の量が決定的です。雄間競争と精子配分メダカは、ライバル雄の行動を認識すると、精子の放出量を調節するなど、進化的な精子配分戦略を持っています。回復期間についてオスの精子は枯渇しても毎日産卵が可能な魚なので、精子数は数日で回復する可能性が高いと考えられます。連日の産卵環境でも、受精卵を継続的に得られる例は多いため、当日の枯渇が必ずしも翌日以降の枯渇に繋がるとは限りません。メダカ繁殖でのポイントオス1匹に対しメスを複数(例:1対3~1対5)入れる案メスの産卵タイミングがずれて重なりにくいため、一日に複数のメスを使うことで「効率アップ」が期待できます。しかし、オス1匹が連続的に多くの産卵行動を取ると、精子枯渇によって受精率が下がるリスクもあります。効率重視 or 受精率優先確実に高い受精率・採卵数を求める場合は、1対1または小規模な組み合わせで管理し、オスをローテーションさせることも有効です(例:オスを数日単独管理し精子を回復させてから再投入)。未受精卵が多くなる場合の対応策無精卵(未受精卵)が増えた場合、オスの精子枯渇が原因の可能性があります。対策としてはオスを数日間隔で休ませる、複数のオスを交代制で使用する、繁殖用オスを若々しく元気な個体から選ぶことが勧められます。まとめオス・メスの数、ペアリング方法によって採卵効率や受精率は大きく変動します。受精率低下の原因の一つは「オスの精子数不足」なので、繁殖グループの運用方法やオスの管理方法を工夫することが大切です。メダカの繁殖は奥が深く、学術研究からのフィードバックを飼育現場にも活かすことで、より良い累代繁殖や個体の維持・拡大が可能となります。本ページで取り上げているデータは大阪公立大学大学院の「Fishy business: Male medaka mating limits revealed」など公表論文に基づき、それを独自の観点によってメダカ飼育にて活用する方法をご紹介しております。
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