メダカの飼い方と繁殖方法|メダカ屋が教える産卵から針子の育て方まで

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  • メダカの水換えは何日おきにすればいいの?水温を目安にした水替え頻度と割り水量
    メダカの水替え頻度の目安が簡単に分かる方法当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。水温を目安にするメダカの屋外飼育において換水(水換え)のタイミングは飼育環境・気候・天候の違いによって各人各様に変わってきます。今回は適切な水換え頻度の目安を測る上で地域差=気候・天候が違っても応用が利く、水温を基準としたタイミングと割り水の量についてご紹介していきます。飼い方や飼育環境によってケースバイケースな所もあるため数字ばかりに捉われず参考にしてみてください。水温0℃~5℃真冬の寒波到来時期の水温です。基本的には触らない方が良い水温です。よほどの事情がない限りは、そっとしておきましょう。よほどの事情とは・・・例えば、水が蒸発し、そのままだとメダカがごと凍り付いてしまうような場合です。そうならないように普段から天気が良い日に足し水しておきたいところです。水温5℃~10℃温暖な地域における冬場の平均的な気温と言えます。これも基本的には水換えには不向きな水温です。足し水程度か水換えの必要がある場合は3分の1から5分の1程度の部分換水に留めておく方が無難です。水換えを1日で全て行う必要があると思っていませんか?例えば、1日で半分換える予定の所を5分の1の量の水換えを毎日3日間続ける。こんな風にすればするほど水質・水温変化が緩やかになりメダカ達への負担は少なくなります。特に水温が低い時期の水換えはシビアになります。水換えのし過ぎにはご注意ください。水温10℃~15℃このくらいの水温になってくるとメダカ達も活動しています。3分の1から4分の1程度までの部分換水であれば、問題ありません。ただし、しばらく水換えしていなかった場合は注意が必要です。数週間~数か月ぶりの水換えの場合は、5分の1程度の換水から始めて大丈夫そうであれば、次からは4分の1,3分の1といった風に徐々に普段の水換え量にしていくと良いと思います。久しぶりの最初の水換えは少なめの量で新水に対する刺激を緩やかにすることも大切です。水温15℃~20℃15℃以下の場合、メダカ達の活性や代謝も下がっていますが、15℃を超えてくるとメダカ達の活性や代謝も上がってきます。普段通りに餌もバクバク食べてくれる水温です。水温が低い時のようにシビアになる必要はなく普段通りの水換えでOKです。水温20℃~25℃水温20℃を超えてくるとメダカの活性や代謝は一気に上がって来て微生物たちの発生も活発になってきます。産卵や繁殖も盛んになりメダカたちがお腹に卵を抱え始める水温でもあります。一方で水が傷みやすくもなってきます。水温が高くなってきた分、水換え、割り水の量でメダカ達の調子が崩れることもなくなってきます。概ね普段通りの水換えで水温の上昇と共に少しずつ水換えの頻度も増やしていきましょう。水温25℃~30℃メダカ達の成長が一番加速する水温です。飼育目的に応じて積極的に水換えしていってください。このくらいになってくれば全換水なども取り入れたい水温です。水温30℃~35℃水温30℃以下までであれば水が汚れてきてからの水換えでも、まだ間に合います。ただ、水温が30℃を超えてくると状況が一変します。高水温になってくると水が汚れてからの水換えでは既にメダカ達がダメージを受けてしまっています。30℃を常に超えてくるような真夏の猛暑の時には汚れる前に全換水または部分換水など積極的に取り入れていってください。水温35℃~40℃これに関してはここまで水温が上がらないように遮光していく必要があります。スダレや遮光ネットなどを使って出来るだけ35℃を超えないような工夫が必要です。それでも猛暑日になってくると35℃超えてくることもあります。この場合も高水温に強いメダカ達は一時的な40℃近い水温であれば耐えてくれます。ただ、耐えられるのは水が汚れていなかった場合、水質が悪くない場合に限られます。30℃を超えてくる場合には日頃から積極的に水換えしておく必要があります。水温で考える水換え量上記からも分かるように真夏は全換水なども取り入れていかないと水質悪化でメダカたちが持たないことも多く、逆に冬に全換水するとメダカたち死んでしまいます。水温の違いでこれだけ、水換えの仕方が変わってきます。水換えのタイミング考え方においてもこの水温を意識していってください。魚、メダカは変温動物であり水温=体温です。たった1度の変化も体温が1℃変化すると考えると魚の飼育においていかに水温が大切かが分かります。水温で変わる割り水の量への考え方としてお役立てください。ちなみに今回ご紹介した水温は平均的な水温になります。季節によっては最低水温と最高水温の1日のふり幅が10℃を超えることも少なくありません。そのため1日通しての平均的な数値として捉えてください。水換え頻度「水替えはどのくらいの頻度ですればいいですか?」こういったご質問非常に多いです。ただ、メダカの屋外飼育においてこの質問に答えられる人はおそらくいないでしょう。熱帯魚のような室内飼育の観賞魚であれば、基本となる飼育方法があります。60㎝水槽にネオンテトラであれば20~30匹程度飼育し、週に1回水換えをする。こうした基本的な飼育設備を元にした目安があります。ただ、メダカの屋外飼育の場合、常に気候・天候に水質・水温が左右されています。飼育方法もベアタンクで飼育する人、エアレーションを導入する人、底床材を用いる人、濾過を導入する人と多種多様です。また屋外飼育の場合、青水のような天然の濾過フィルターともいえる太陽光・微生物の恩恵を少なからず受け飼育されています。60リットルのタライに100匹いれて飼育する人もいれば20匹程度で飼育する人もいます。もっと言えば、容器の置き場所が数十cmズレただけで水の出来方・水質が変わってきます。こういった環境下において、水換えの頻度は全ての容器で季節によって異なると言えます。だからこそ、水の見極めが大切になってきます。関連記事・・・良い青水と悪い青水の見分け方メダカの梅雨時期の対策と雨でメダカが死ぬ理由水換えしたらメダカが死ぬ理由|水替えしないほうがよいの?屋外メダカの真冬の水換え方法と注意点について
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  • メダカの受精率低下は放精回数が原因?最新研究でわかった精子枯渇と飼育のコツ
    メダカのオスは1日に19回放精?「放精回数」と「受精率低下」が関係メダカ(Oryzias latipes)は、その繁殖行動や生態がよく研究されている観賞魚・実験魚です。近年の大阪公立大学大学院を中心とした研究により、オスの1日あたりの放精(産卵行動)回数と、それによる受精率の変化、さらには飼育管理への示唆が改めて明らかにされました。当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。本記事は大阪公立大学大学院の研究をもとに、メダカオスの1日平均19回の放精と受精率低下の関係を解説しています。研究データを引用しつつ、独自の飼育アドバイスを加えた内容となっております。オスの放精回数オスのメダカは平均して1日19回(最大27回、最少4回)もの産卵行動を示します。放精数と受精率の関係大阪公立大学大学院の研究によると、1日の総放精数のうち50%以上は、最初の3回の産卵行動で消費されたそうです。最初は平均46,000個以上の精子を放出しますが、回数を重ねるごとに急減し、最後は約2,800個にまで減少し、産卵開始から最初の数回の受精率はほぼ100%だったのに対し、10回目以降は急激に受精率が下がり、未受精となるケースも報告されたと言います。精子数の目安おおよそ精子が30,000個以下になると、受精率が大きく低下します。精子枯渇後の行動精子が枯渇してもオスは産卵行動を続けますが、その場合、受精率はほぼ0%になり得ます。メスとの違いオスが産卵行動をやめないのに対して、メスは1日1回の産卵で、その日に持つ卵をほぼすべて放出します。学術的背景・メダカ繁殖の専門知識外部受精魚種での「精子枯渇」現象メダカのような外部受精魚では、オスは交尾ごとに精子を大量消費します。特に最初の産卵で多量に放出し、連続交尾では精子が急速に枯渇するため、後半の産卵では受精率が極端に落ちます。これは他の魚種でも共通する現象で、受精の成立には精子の量が決定的です。雄間競争と精子配分メダカは、ライバル雄の行動を認識すると、精子の放出量を調節するなど、進化的な精子配分戦略を持っています。回復期間についてオスの精子は枯渇しても毎日産卵が可能な魚なので、精子数は数日で回復する可能性が高いと考えられます。連日の産卵環境でも、受精卵を継続的に得られる例は多いため、当日の枯渇が必ずしも翌日以降の枯渇に繋がるとは限りません。メダカ繁殖でのポイントオス1匹に対しメスを複数(例:1対3~1対5)入れる案メスの産卵タイミングがずれて重なりにくいため、一日に複数のメスを使うことで「効率アップ」が期待できます。しかし、オス1匹が連続的に多くの産卵行動を取ると、精子枯渇によって受精率が下がるリスクもあります。効率重視 or 受精率優先確実に高い受精率・採卵数を求める場合は、1対1または小規模な組み合わせで管理し、オスをローテーションさせることも有効です(例:オスを数日単独管理し精子を回復させてから再投入)。未受精卵が多くなる場合の対応策無精卵(未受精卵)が増えた場合、オスの精子枯渇が原因の可能性があります。対策としてはオスを数日間隔で休ませる、複数のオスを交代制で使用する、繁殖用オスを若々しく元気な個体から選ぶことが勧められます。まとめオス・メスの数、ペアリング方法によって採卵効率や受精率は大きく変動します。受精率低下の原因の一つは「オスの精子数不足」なので、繁殖グループの運用方法やオスの管理方法を工夫することが大切です。メダカの繁殖は奥が深く、学術研究からのフィードバックを飼育現場にも活かすことで、より良い累代繁殖や個体の維持・拡大が可能となります。本ページで取り上げているデータは大阪公立大学大学院の「Fishy business: Male medaka mating limits revealed」など公表論文に基づき、それを独自の観点によってメダカ飼育にて活用する方法をご紹介しております。
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