メダカが卵を産む季節はいつ頃ですか?産卵のスイッチこの記事ではメダカが卵を産む季節と産卵しても卵が孵化しない季節をご紹介しております。結論から言えばメダカは屋外飼育であれば基本的には3月から10月にかけて卵を産みます。ただ、そこには水温という大きな落とし穴があります。当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。メダカの繁殖・産卵時期について暖かくなってくると「そろそろ卵を産むかな?」と期待してしまいますよね。結論から言うと、屋外飼育の場合、メダカは3月から10月にかけて卵を産みます。ただ、ここには「産卵はするけれど、孵化はしない」という、初心者の方が陥りやすい大きな落とし穴があります。まず基本のおさらいですが、メダカが産卵するために大切な条件が3つあります。光(日照時間)水温(適正水温)栄養(健康面)詳しくはこちらの記事で解説していますが、この3つが揃うことでメダカの産卵スイッチが入ります。メダカが産卵しない時に必要な3つの条件について日本の四季でいうと、これらの条件が自然に整うのが3月から10月。この期間、メダカたちは活発に卵を産んでくれます。★一般的に3月から10月にかけてメダカは卵を産みます★産卵のスイッチが入る条件メダカたちが繁殖行動を始める具体的な目安は以下の通りです。日照時間: 12~14時間以上水温: 概ね20℃前後(安定していること)栄養: 卵を作るための十分な飽和給餌東北などの寒冷地を除けば、屋外飼育において3月~10月の間であれば、特別な設備がなくても自然とこの条件が整います。そのため、春になると多くの飼育場でにぎやかな産卵風景が見られるようになります。産卵したのに孵化しない?3月・4月の「水温の落とし穴」卵が死んでしまう「魔の期間」繁殖において最も多い失敗例が、「卵を産んだから、もうすぐ赤ちゃんが生まれる!」と安心してしまうパターンです。実は、「産卵できる水温」と「卵が孵化できる水温」は少し事情が違います。メダカの卵には、産まれても孵化できずに死んでしまう季節や水温条件が存在します。通常、受精卵は水温と時間をかけながら細胞分裂を繰り返し、目玉ができ(発眼)、中でクルクルと動くようになり、やがて孵化します。この孵化までのスピードは「積算温度(水温×日数=約250℃)」で決まると言われています。関連記事:メダカの卵が孵化するまでの日数・期間(積算温度の計算式)しかし、この成長過程には「最低でも水温15℃以上」という条件があります。理想を言えば20℃以上をキープできないと、細胞分裂が正常に進みません。もし水温が15℃を下回る時間が続くと、卵の成長がピタリと止まり、最悪の場合そのまま発生が停止して死んでしまいます(死卵)。こうなると、いくらメチレンブルー等を使ってカビ予防をしても、卵自体の生命活動が止まってしまっているので意味がありません。細胞が死んで白濁し、そこに水カビが生えてしまいます。関連記事:メダカの卵は水道水(塩素)で管理した方が孵化率が高まる?特に注意が必要なのが、3月~4月と、10月下旬です。この時期は「日中はポカポカして20℃を超えるけれど、夜明け前は10℃近くにまで冷え込む」という日がよくあります。親メダカは日中の暖かさを感じて産卵しますが、産み落とされた卵は夜間の冷え込みに耐えられず、成長が止まってしまうことも多いです。地域差やその年の気候にもよりますが、この寒暖差が激しい時期は、僕の経験上も孵化率がガクンと落ちます。もし3月~4月中旬、あるいは10月下旬以降に採卵して孵化させたい場合は、観賞魚用ヒーターで加温するか、ビニールハウスや発泡スチロール箱などで保温し、「夜間も水温を下げない工夫」というサポートが必須になります。人の手を借りずに高確率で孵化するのは、5月~9月下旬までです。また、孵化させた後の「針子(稚魚)」の成長面において必要な水温を考えても、屋外であれば5月以降(GW明け頃から)に本格的な繁殖をスタートするのが、最も失敗が少なくおすすめです。水温が安定していないと、微生物(針子の餌)も十分に湧かないからです。関連記事:メダカの稚魚・針子の育て方飼育者が知っておくべき大切なポイントメダカの繁殖におけるボーダーラインは「水温20℃」です。メダカが低水温で産卵を渋るのは、「今産んでも、水が冷たくて子供が育たない」ことを本能的・遺伝子的に知っているからなのかもしれませんね。たとえ低い水温で運良く孵化したとしても、針子が餌を食べて消化吸収するためには、やはり20℃以上の水温が必要です。低水温だと内臓が働かず、餓死してしまうリスクが非常に高くなります。もし現在メダカを飼育していて、以下のような悩みがある場合は、一度「最低水温」をチェックしてみてください。「メダカがなかなか産卵してくれない」「卵は産むけど、いつまで経っても孵化しない」「孵化まではいくけど、稚魚がすぐに死んでしまう」特に、三寒四温で気温が乱高下する春先(3月~4月)や秋口(10月以降)のトラブルは、ほとんどの場合「水温不足」や「寒暖差」が原因です。


