楊貴妃の色はいつ変わるの?朱赤系メダカの色揚げ方法とおすすめの餌当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。【PR】※記事内にアフィリエイト広告が含まれていますメダカが赤く見える理由メダカたち実は赤色の色素は持っていません。基本的には黄色の色素が僕たちの目から見ると赤く見えているということになります。メダカの色は鱗・体表に含まれる色素の割合で変化しています。皆さんご存じの楊貴妃メダカの赤色も同様です。黄色の色素が私たちの目に赤く見えているといえます。ヒメダカと比べるとずっと朱赤が濃くなることで知られている楊貴妃メダカですが、両者はともに黄色素胞(おうしきそほう)が主体で黒色素胞(こくしきそほう)は殆ど存在していません。黄色素胞の見え方は蓄積される天然の色素=カロテノイドが関係色素胞の分布がよく似たヒメダカと楊貴妃メダカですが、色味が違います。ヒメダカの場合は黄色素胞内の色素顆粒が淡黄色(たんこうしょく)なのに対し、楊貴妃メダカの場合は黄色素胞内の色素顆粒が橙赤色(とうせきしょく)になっています。天然色素カロテノイドの1種であるアスタキサンチンやルテインの濃度がヒメダカと楊貴妃メダカでは異なります。中でもアスタキサンチンの濃度は楊貴妃メダカがヒメダカの10倍以上高い値を示すと言われています。関連記事・・・カロテノイドを意識した卵の孵化率向上方法上記の記事のサケの卵が赤い理由でもご紹介したように、カロテノイドの一種であるアスタキサンチンは天然の赤色色素です。※ヌマエビが死んだあと赤くなるのも普段はタンパク質と結合しているアスタキサンチンがエビが死んでしまうことによって分解され表に現れてくるためです。他にも野生のフラミンゴはピンク色をしています。フラミンゴが普段食べている食事(エビなどの甲殻類・珪藻類など)には、アスタキサンチンが含まれています。フラミンゴの美しいピンク色の理由の一つです。動物園で飼育されているフラミンゴは赤い色素を含む餌を与えていない場合、色がどんどん薄くなっていきます。このことから動物園では色が薄くならないように色素を含んだ餌が与えられていることも多いです。※朱赤系リアルロングフィンこれらは楊貴妃などの朱赤メダカにおいても同様です。メダカでいえば黄色素胞にアスタキサンチンなどのカロテノイドを蓄積させることで、より赤くなっていきます。1年、2年と時間を掛けて蓄積させていくことで赤に近い濃い朱赤のメダカにすることができます。残念な事実・・・メダカの様に寿命が短い魚においては時間を掛けて蓄積させていては完全に仕上がってきた頃に寿命が近くなってしまいます。楊貴妃や完全に仕上がった三色系統のメダカなど多くの品種において見た目上、一番の見頃を迎える頃にメダカたちの寿命は近いといえます。※本来、寿命の短い観賞魚においては若魚ほど価値があるのですが、何故かメダカ業界は寿命が間近な完全に仕上がった個体の価格が高騰しがちです。これは消費者(買い手)側に初心者層の方が多いのも理由の一つと言えるでしょう。もう卵も産まなくなったようなペアを高値で売り付けられないようご注意ください。おすすめの餌メダカの餌の中にはオキアミミールなどを主成分とした商品も多いです。オキアミにも天然色素であるアスタキサンチンが含まれています。では、あえて色揚げ専用の餌を使う必要はあるのでしょうか?メダカたちが一日に摂取できる食事の量は限られています。出来るだけ色揚げ要素の高い餌を与えることで色揚げ効果は十分期待できるといえます。キョーリン メダカの舞 スーパーオレンジ 40g メダカの餌 朱赤系メダカ 色揚げ お一人様50点限り 関東当日便価格:465円(税込、送料別) (2024/12/25時点) 楽天で購入 餌だけではない色揚げ要素全てのメダカが餌で色が揚がるとは限りません。例えば、ヒメダカなどは楊貴妃メダカと比べるとアスタキサンチンを蓄積できる量が限られているとも言われています。いくら工夫しても楊貴妃のように濃いオレンジになることはありません。※また餌で色揚げできる色素は限られています。この辺りはやはり生まれ持った遺伝子も大切になってきます。また餌だけではない、飼育環境によっても変わってきます。移動させると色落ちする理由現在、当養魚場での販売は一般のお客様に対しての小売りがメインとなっておりますが、以前はショップへ卸売りなどもしていました。当時の不思議な話を一つさせてください。当養魚場に訪れるお客様にある日こんなことを言われました。「どこどこのペットショップの紅帝は薄くて全然赤くない。ここの(当養魚場)はビックリするくらい赤くてきれいだね。」こんな風に言っていただけていました。ただ、どちらも当養魚場で育てた紅帝で元々は同じくらいの赤さの朱赤メダカでした。※補足:紅帝も楊貴妃もハウスネーム違いで形質(遺伝子)で見えれば同じ魚です。ようするに室内に移動させると動物園のフラミンゴ同様に工夫しないと色が薄くなっていきます。普段食べている餌が色揚げに大きく関連している理由の一つでもあります。屋外であれば自然と涌いてくる天然色素の豊富な植物プランクトンや藻類などによって自然と色が揚がっている状態です。植物プランクトンといっても多種多様です。ヘマトコッカス藻のような単細胞の植物プランクトンの場合、高濃度なアスタキサンチンを生合成して 体内に蓄積することの出来る植物プランクトンもいます。人によって言うことが違う理由楊貴妃などの朱赤のメダカの色揚げにおいて、人によって言うことが違います。何故、人によっていう事が違うことがあるのか?この部分をご説明していきたいと思います。よく言われるケースにおいて水質面でいえばpHだったり、あとは日当たりの有無、他にも水温などがあります。青水の方が色が揚がるという人クリアウォーターの方が色が揚がるという人pHが高い方が色が揚がるという人pHが低い方が色が揚がるという人水温が低い方が色が揚がるという人水温が高い方が色が揚がるという人これらはどれも両極端な意見です。一つの要素だけで見た時に一見すると全て真逆の意見ですが、それぞれ理由があります。例えば、青水だと水中に沢山のアスタキサンチンなどが含まれている為、当然、色揚げの要素があります。一方で、クリアウォーターの場合、青水のように過昇温を気にする必要がないため青水以上にしっかり日に当てることが出来るため、エビやサケの卵が紫外線から身を守るため赤い色素を蓄積するようにメダカも色が揚がりやす一面もあります。アジアアロワナなんかもコンテスト前には太陽光に当てるという方もいたりします。仮に太陽光だけに着目しても一体どれだけの飼育環境の変化が起きているでしょうか?太陽光があたることで水温が上昇します。またインフゾリアや植物プランクトンなども増殖します。もっと言えば、それらが光合成することでpHも上昇します。pHが高いから色が揚がっているのか、もしくは青水になることによるカロテノイドによって色が揚っているのか、青水になることによって保護色機能が働くことによる色素胞の変化で色が揚っているのか、水温の上昇に伴い活性が上がったことによる遺伝子発現量の変化による色素の増減によるものなのか。など太陽光の有無だけで、どれだけのことが変わっているか。今度は逆、冬になると色が揚がるという方もいます。こういった季節が変化するだけでも驚くほど環境が変化します。季節の変化とともに太陽光が弱くなることでもメダカたちの色は変化していきます。うろ覚えですが、朱赤の色素、黄色素胞は少し暗いくらいの方が朱赤が濃くになりやすい一面もあるといったような研究結果が確かあった気がします。冬場(冬越しなど含む)に色が揚りやすいため、水温が低い方が色が揚がると言われる方もいますが、こうして見たときに水温以外にも飼育環境が大きく変化しています。冬になるにつれ太陽光は弱くなり日照時間は減り周りが暗くなることによって背地反応の出方も変わってきます。冬場はこなれた水で飼育することも多い為pHは夏場よりも下がってきます。低水温によって遺伝子発現量も劇的に変化し、それによった色素胞の変化もあるでしょう。日本の鯉は驚くほどキレイだ。海外の方が皆、口をそろえて言います。これは日本に四季があるから。一つ一つを見て判断できないのが屋外飼育です。一つ変わるだけで、ぱっと思いつくだけでも3~4つ実際にはもっと沢山の環境変化があります。室内で飼う熱帯魚飼育、必ずおおそよの正解があります。私自身30年近く熱帯魚を飼育していますが、昔一緒に働かせもらっていた30年近く熱帯魚店で働いていた店長らと今でも交流がありますが、飼育に関することで話がかみ合わないといった、ほぼないです。「こうだよね。」といった形で意見がだいたい一致します。これは濾過槽が付いていて、水質は一定、ヒーターが付いていて、水温も一定、毎日決まった時間に点灯し消灯するライトも一定。ここには正解があります。ただ、メダカの屋外飼育においては全く同じ環境は一つもないと言えます。関連記事・・・容器の置き場所や並べ方で変わる水温~メダカの屋外飼育~さらに例えばpHが上がる環境と下がる環境ではpH以外に根本的に飼育方法自体が全く異なっています。青水とクリアウォーター飼育でも単純に同じ飼い方という事はあり得ません。冬に色が揚がると「水温が低い方が揚がるんだ。」という人が現れ、青水で色が揚がると「青水だと色が揚がる。」と言い、pHが高い時に上がると今度は「pHを高くすれば良い」と言いはじめ、逆に低い時に揚がったと感じたら「phは低いと良い」という人が表れます。屋外飼育でpHが揚がる環境といえば植物プランクトンの光合成が盛んな濃い青水であれば10近い数値になります。仮にクリアウォーターで牡蠣殻やサンゴ砂を使ってもあがるのはpHだけではありません。硬度も一緒にあがってきます。屋外でpHが下がる環境といえば流木を入れたり柿の葉を入れたりろ過も導入したとします。この時点で水中に湧く微生物の種類、備蓄食料ともいえる普段食べる餌が変わってきます。これ全部真逆の意見だったとしても、どれも間違いではありません。何故なら変わっているのが一つの要素ではないからです。さらに言えば、品種でも変わってきます。朱赤メダカと三色や紅白系の赤い部分だと全然違ってきます。下地の色、普通鱗か透明鱗かでも変わってきます。餌の面だけで見れば青水飼育、背地反応でみれば黒などの濃い容器、でも黒容器では青水になりづらいから青水の方が赤くなりやすいと感じたりと、これら全てを一つずつ考え始めると全て複雑に絡み合っています。もっと盲点的な所でいえば青水飼育とクリアウォーターではアカムシなどのメダカにとっての備蓄食料の有無が変わってきます。さらに言えば、使っている容器が水色タライであれば赤玉を入れることによる底面からの背地反応でも朱赤の色は劇的に変化します。もっと細かく言えば、他にもいくらでも思い浮かぶでしょう。簡単な色揚げ方法ここまでご覧いただき、朱赤の色揚げに関して、この記事を見る前よりも余計に分からなくなった。全てを考慮して飼育しようとした時に不可能だと感じた。そんな方もいるのでは?一番簡単な色揚げ方法のご提案明確にはっきりしていることで言えば、保護色機能による背地反応は確実に影響しています。メダカの色が変わるのはいつ頃から?保護色機能・背地反応・色素胞についてあと、楊貴妃などの朱赤系のメダカにおいて言えば、食べる餌に含まれるカロテノイドの蓄積も確実に影響しています。黒容器で色揚げ用の餌を使用する理由は前述の通りです。黒容器で色揚げ用の餌を与えます。注意点としては水質悪化によって病気になるとメダカたちの体色は薄れていきます。水質面での安定も大切です。対策としてはスポンジフィルター等を導入したり底床材として大磯砂などを使用してもよいでしょう。関連記事・・・メダカとグアニン~虹色素胞・グアニンの増やし方~