なぜメダカは性転換するのか?オス化メス化の謎!性別はどのようにして決定されるのか当サイトの記事は全てyoutubeにて映像と共に動画でもご覧いただけます。様々な性転換パターン通常はメダカの性別は性染色体によって決定されます。性染色体がxyだとオス、xxだとメスになります。ただ、メダカの場合は性染色体による性別の決定が絶対ではなく、決まっていたはずの性別が生理状態や飼育環境によって性転換することがあります。性転換する様々な魚性転換する魚は意外と多く、例えば養殖魚でいえばヒラメやトラフグ、ウナギなどがあります。ヒラメは稚魚の頃に高水温で飼育しているとメスからオスへ性転換やすいトラフグは水温が低いと白子を持つオスに性転換しやすいウナギは過密飼育だとオスに偏りやすいと言われている他にもpHで性別が左右される魚やクマノミのような雌雄同体の魚もいます。ではメダカが性転換する条件はいったいどういったものがあるのか?飢餓状態における性転換メダカは稚魚の頃に飢餓状態におかれるとメスからオスに性転換すると言われています。孵化後、メスのメダカは餌が不足すると体内の脂質が減少し、オスになる遺伝子の働きが活発になります。孵化直後から飢餓状態続き、餌が不足した状態(5日程度)を経験したメスのメダカは性を決める遺伝子が働いた後、一定期間を経てメスからオスへと性転換することがあります。飢餓状態を体験したメスの約2割が脂肪量が減り精巣を持つオスになると言われています。出来るだけ雌雄の偏りを避けるためには孵化直後から飢餓状態にならないような給餌が大切になってきます。過密飼育も飢餓につながるため、過密飼育にも注意が必要です。緑色の光で性転換続いてが光の色=波長で性転換するケースです。孵化直後のメダカに緑色の光を当てながら飼育することでメスの一部(約2割程度)がオスへと性転換すると言われています。特定の光波長照射が性分化に与えていると考えれています。メダカの屋外飼育置いていえば、緑色の光というものに例えば青水が該当するのか。この辺りは分かりませんが、もしメダカがグリーンウォーターを緑の色の光として認識していれば、メスからオスへと性転換するきっかけになるのかもしれませんね。高水温による性転換高水温でもメダカは性転換することが知られています。32~34℃の高温化で卵から飼育することによってメスの個体がオスへと性転換することもあるそうです。ただ、ストレスも性転換に関わっていると言われているの高水温によるストレスが影響しているとも考えられます。活性酸素が過剰に発生することで細胞を傷つける「酸化ストレス」がオス化を引き起こしていることが近年の研究では分かってきています。今後、酸化ストレスを防ぐ餌を使うことでオス化を食い止められることが期待されています。なお、いずれもメダカの性転換を引き起こす条件が整ったとしても性転換する割合は概ね2割~3割程度が多いようです。hotei(布袋)他にもhoteiと言われる突然変異体においては精巣と卵巣とが混じり合った中間的な生殖腺を形成し、ヒレの形などの第二次性徴が雌型となるものもいます。メスからオスに性転換したオスの子は皆メスになる?通常、性別が決まる際にはY染色体上にオスを決める遺伝子が存在しています。この遺伝子が働くことで体がオスになり、働かなければメスになります。性転換したメダカを親として産卵させた場合で例えば、元々メスのメダカとメスからオスへと性転換したペアで産卵させた場合、通常であればxyのオスとxxのメスであるはずが、性転換したY染色体のないxxのオスと元々メスのxxのメスの子供のため、次世代の子供が全てメスになるといったことがおこります。★すべてがメスになるパターン★動画内でご紹介したような雌♀(XX)から雄♂へ性転換した場合、性転換した雄♂(XX)と普通の雌♀(XX)の場合、F1で全て雌♀(XX)になるといったケースもあります。魚の不思議魚は全世界で3万5千種を超え今もなお発見され続けいずれは4万種も超えてくるだろうと言われています。その中で海水、淡水問わず性転換する魚はおよそ400種類はいると言われています。この数も 今後もっと増えてくる可能性があります。メダカという身近な魚でさえ、まだまだ解明されていない不思議がいっぱいですね。



